水柱の継子(自称)   作:ポケットピスケット

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みんなと一緒に

 

柱稽古が始まって最初に来たのは、やっぱり継子組だった

錆兎が呆れていて、粂野さんとカナヲに至ってはどう反応していいか困っていた

 

「お前…今度は何をしているんだ」

 

「見ればわかるでしょ?女装だよ」

 

今回はゲスメガネこと前田におど…お願いして、体格がわかないように上は羽織りを着て、スカート風のパンツを用意してもらった

髪型は、田無さんや隠の女性陣にお願いしてセットしてもらった、今日はハーフアップの気分だったようです

 

「いや、聞きたいのはそれじゃない。何故、女装をしているのかと」

 

「うーん、ほら、男が相手するより綺麗な人が相手した方がみんなやる気起きるかなーって」

 

錆兎がジト目で見てくる。こいつまた、適当なこと言ってるって目だ、信用されてない。鍛練の話題に切り替えて、話を逸らそう

 

「あんまり、見る必要性を感じないんだけどなぁ」

 

「そう言うこと言うなよ」

 

粂野さんの言葉にカナヲと錆兎が頷いている。型を見せてもらうけど、言うことがない

 

「型の動きは問題ないよ。あとは打ち込みしようか」

 

4人で交代しながらペアを組んでひたすら打ち込みをしつつ、透き通る世界を使いながら動きを見て、変に癖が付いているところを修正していく

 

「だいぶ良くなったんじゃないかな」

 

「話は聞いてたけど、透き通る世界は便利だな。いつも通りに動いてたはずなのに、指摘された動きを直したらいつも以上に疲れない」

 

粂野さんが嬉しそうに言って、カナヲも同意している

 

「人間、無意識に余計な筋力を使ってしまう場合があるからね。少し修正すればだいぶ変わると思うよ」

 

「習得できるように俺達も頑張ろうぜ」

 

「そうだな」

 

その後、ペアを交代しながら鍛練を続ける。粂野さんと組んで鍛練をして、少し休憩を取っている時だった

 

「海斗、ありがとう」

 

「なんですか?粂野さん」

 

「俺からも礼を言っておきたくてな。不死川兄弟のこと」

 

「いや、僕は話し合いの場を強制的に用意しただけで、あとは本人達に任せちゃいましたから」

 

「それでもだよ。俺も何とかしたいとは思っていたが、介入しずらくてな。あの日以来、実弥も少し柔らかくなった気がするよ」

 

「鬼がいなくなったらもっと柔らかくなってくれますよ」

 

「ぶふぉ、それは楽しみだなぁ」

 

「えぇ、ほんとに楽しみです」

 

それから何日か経過すると、他の隊士も来始めた

 

「そろそろ、俺たちは次の稽古に行く」

 

「次は合同稽古だね。実弥と杏寿郎によろしくって言っといて」

 

「あぁ、海斗も頑張れよ」

 

「あっ、錆兎。炭治郎が義勇のところに辿り着いたら、一緒に稽古に混ざってくれない?」

 

「構わないが…」

 

「いざって時に3人の連携が取れると勝率が上がるからね」

 

「わかった。炭治郎が来たら連絡するように義勇に言っておく」

 

3人を見送り、他の隊士を相手する為に準備をする。錆兎のやつ、僕の不思議発言にも突っ込まなくなってきたな…

 

継子は兎も角、一般隊士にはちゃんと予定を組んである。午前中は型の練習、午後はペアを組んで鍛練してもらって、都度動きの修正をする感じ。まぁ、あくまでも一連の流れなので個人によって多少ずれるけど、細かい管理については隠の人たちにも協力してもらうので何とかなるはず

 

…………………………………

 

柱稽古が始まって、もうすぐ3週間経とうとしていた頃、村田さんがやってきた

 

「おー、海斗。久しぶりだな」

 

「久しぶり、相変わらずサラサラな髪だね」

 

「第一声がそれかよ」

 

「あはは、どう?柱稽古は」

 

「控えめに言っても、どこも色んな意味で地獄だな…」

 

「あー、うん。頑張って」

 

大丈夫かな、むしろあと後ろ2つが難関だと思うけど…

 

「岬のところは型と動きの訓練だっけ?」

 

「そうだよ。まぁ、実際やればわかるから」

 

うーん、さすが村田さん一般隊士枠とは言え、五体満足で生き残ってるだけあって基礎はできるんだよね。水の呼吸の適性は、うっっっすいけど

 

「この時は、しっかり踏み込んだ方が力が乗りやすいよ」

 

「お、こうか?」

 

「そうそう、いいね」

 

「なんかすげぇ、動きやすい」

 

「そうなるように指摘してるからね」

 

「やっぱり、お前凄いわ」

 

「ふふん、もっと褒めてくれてもいいんだよ」

 

「その格好じゃなきゃ、もっと褒めても良かったんだが」

 

「…今日のおやつなしで」

 

「すいませんでしたぁぁぁぁ」

 

…………………………………

 

次にやっできたのは伊之助だった

 

「よう!…お前、女だったのか?」

 

「違うよ。れっきとした男です」

 

「まぁいい。俺様は何をすればいいんだ?」

 

型や一緒に鍛練して動きを見せてもらったけど、身体の柔軟性、関節外しといい、ほんと個性的だよね。正直、指摘して変になるよりは、伊之助の感覚にまかせた方がいいんじゃないかな

 

「うん、特に言うことなし。次行って、暴れてらっしゃい」

 

「やったぜ!またな、もさき!」

 

さきしかあってないよ。まぁ、伊之助だからいいけど

 

…………………………………

 

伊之助が行った後に獪岳と引きづられるように善逸も来た

 

「獪岳、善逸、いらっしゃい」

 

「お世話になります」

 

「岬さん、助けてぇ」

 

「しょうがないなぁ、獪岳離してあげて」

 

「はい」

 

「善逸、休憩所にカステラ用意してあるから食べてきていいよ」

 

「やった、ありがとうございます!」

 

バタバタと善逸が走っていった

 

「お疲れ様、宇髄さんのところ大変だったでしょ」

 

「はい。落ち着いてきたので、柱稽古行ってきていいと許可もらいました」

 

「そっか、獪岳と手合わせなんて久しぶりだね」

 

「ですね。楽しみです」

 

少し直した方がいい所を教えながらも3人で一緒に鍛錬して、また善逸を引きづりながらも次へと向かって行った

いつの間にか、面倒見よくなったよね獪岳…

 

…………………………………

 

翌日には炭治郎がやってきた

 

「岬さん、こんにちは。よろしくお願いします!」

 

「こちらこそ、よろしくね」

 

「はい!」

 

「さて、さっそく稽古について話そうか。炭治郎は2つ呼吸を扱ってるから、その分時間かかると思うけど丁寧にね」

 

「分かりました」

 

水の呼吸を3日間、日の呼吸を4日間かけて指導していく、最悪の状況に備えて舞型を1つずつ修正と実戦をひたすら繰り返させた

さすがの炭治郎もひっくり返っていた

 

「寝っ転がってる場合じゃないよ。鬼舞辻無惨は待ってくれないんだから」

 

「は、はい」

 

とは言ったものの、やっぱり縁壱さんの動作を見るまでは日の呼吸は完璧なものとは言えないんだろなぁ

僕が日の呼吸を使えればもっと炭治郎にアドバイスできるのに…

 

「…岬さん!」

 

気付くと炭治郎が目の前にいた

 

「大丈夫ですか?呆けてましたけど」

 

「あぁ、ごめんね。僕がもっとしっかりできれば炭治郎にこんな苦労をかけなくても済むのに」

 

「何言ってるんですか。岬さんが俺に色々教えてくれたからこそ、ここまで形になったんですよ」

 

「うーん、そうなのかな…」

 

「大丈夫です!みんなで力を合わせたら、無惨だって倒せますよ!」

 

決戦が近付いているせいか、ちょっと思考が後ろ向きになってたのかも。炭治郎の頭を撫でて癒されよう

 

「ふふっ、そうだね。もう一息頑張ろうか」

 

「はいっ!」

 




各キャラとお話させたかっただけなのです…
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