なんだろうな、地に足がついてない感じがする
暴露した後は細かいことは任せて、少し休むようにとお館様に言い渡されてた。次の日、ふらふら歩いていると蝶屋敷へと辿り着いていた
「かいと」
「禰豆子ちゃん、元気だね」
「うん、げんきだよ」
庭でお散歩していた禰豆子ちゃんに話しかけられた。今日は、小さい形態なのか
「かいと、げんきない?」
「うーん」
元気だけど不安の方が勝ってるのかな
「こっちきて」
「いいけど」
手を握られてパタパタと縁側に連れてかれ、禰豆子ちゃんが縁側に寝っ転がった
「ここね、ぽかぽかして、あったかいよ」
来てと言わんばかりに自分の横をポンポンと叩いた。隣に寝っ転がっり、空を見上げると雲一つない青空が広がり、寒いはずなのに太陽の温かさが身に染みた
久しぶりにまじまじと空見たかも…綺麗だなぁ
ぼーっとしていると、カナエが声をかけてきた
「あっ、こら。こんな所で寝ていると風邪引くわよ」
「かなえ!」
禰豆子ちゃんが嬉しそうに駆け寄って行った。カナエがしゃがみこんで頬に手を当てる
「禰豆子ちゃんもすっかり冷えてるわね。中に入って温かい飲み物でも飲みましょ」
「うん」
カナエについて行き、温かい部屋でお茶を貰った。禰豆子ちゃんは、三人娘に連れてかれた
「海斗くん、大丈夫?」
「…えっ、うん。大丈夫だよ」
「これは、重症ね」
「ん?誰か怪我したの?」
「はぁ、ちょっとこっち来なさい」
「…はい」
何故、ベットに寝かせられてるんですか。そして何故ベットにはいってきたの!?慌てて、カナエに背を向けた
「カ、カ、カナエさん!?こんな所、しのぶに目撃されたら殺される」
「黙って、目閉じて」
圧が怖いよ…。仕方ないので言う通りに目を瞑るとカナエは後ろから寄り添って来た、隣に人がいるおかげか身体が温まってポカポカする…なんか眠くなってきた
「ごめん…カナエだって不安なのに。気を遣わせて」
「いいのよ。私は一緒には戦えないから…」
「ありがとう」
「ねぇ、お願いがあるの」
「…なに?」
「必ず生きて帰ってきて」
「…大丈夫だよ。しのぶもカナヲも必ず生きて戻るから」
…………………………………
蝶屋敷の縁側で禰豆子ちゃんと海斗くんが寝っ転がっていて、こんな寒いのに何やってるのかしら
近くに寄ると海斗くんの顔色が悪いし、目の下に隈もできてる。慌てて部屋の中に入れ、こっそり睡眠薬を入れたお茶を出して飲ませた
会話をするけど、だいぶ上の空ね…。強制的にベットに入れて、逃げないように自分もベットの中に入る、さすがの海斗くんもたじたじね
近くにいるはずなのに、海人くんが何処か遠い場所に行ってしまうような気がして。思いがけず、生きて帰って来てと約束を押し付けてしまった
でも、帰ってきた答えは、しのぶやカナヲのことで海斗くん自身のことは約束してくれないのね…
しばらくすると寝息が聞こえてきた。これで少しは、すっきりしてるといいのだけど
…………………………………
目を覚ますと隣には、カナエの姿がなかったどのくらい寝てたんだろうか
廊下に出ると、炭治郎と禰豆子ちゃんが歩いていた
「カナエ、どこにいるか知らない?」
「カナエさんでしたら、さっき台所にいましたよ。…ちょっと、しゃがんで貰えます?」
「うん?いいけど」
しゃがむと炭治郎が髪の毛を整えてくれた
「はい、もう大丈夫です」
「ありがとう。さっきまで寝てたから」
「いえいえ、つい弟を思い出しました」
「一応、年上なんだけどなぁ」
くすくすと笑う炭治郎に癒されるなぁ
「そういえば、炭治郎に頼みたいことがあってね」
「なんですか?」
首を傾げる炭治郎に釣られて、禰豆子ちゃんも真似するように首を傾げていた。くっ、なんだこの可愛い生物…
「猗窩座と戦うことがあったら、僕から伝言を。‘’狛治、大切な人をこれ以上悲しませるのはやめて欲しい‘’と」
「分かりました!伝えておきます」
「よろしくね」
炭治郎と別れて、台所を覗くとカナエがいた
「カナエ」
「あら、海斗くん。よく寝れたみたいね」
「うん、お陰様で。すっきりしたかも」
「ちゃんと寝ないとダメよ」
「はーい」
その後、蝶屋敷でご飯を食べて水柱邸へと戻った。義勇は庭で日輪刀を振っていた、風切り音が聞こえる
「ただいま」
「おかえり」
玄関の扉を開けて、中に入ろうとして足を止める
「義勇」
「なんだ?」
「鬼舞辻無惨を倒すまで死なないでよ」
「…海斗もな」
ずっと近くで、戦ってきたんだ。あとは信じるだけだよね
やばいよやばいよ…