水柱の継子(自称)   作:ポケットピスケット

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戦闘回はありません
つまり気が楽!


出会い

 

目覚めてから次の日、耳はまだ聞こえないけど怪我が治ったので看護師さんに許可をもらって屋敷の中をお散歩することにした

 

はぁー、ぽかぽかでいい天気だな

そこの縁側でお昼寝とか良さそう

 

そんな呑気なことを考えながら外に面した廊下を歩いてせいだろうか耳も聞こえないのも相まってバタバタと廊下を走っている音に気が付かず、曲がり角で誰かとぶつかってしまった

 

「わぁ!すみません!」

 

「こちらこそ、すみません。急いでるので!」

 

相手は何か言った後、早足で立ち去ってしまった

あれ、普通の着物?珍しいな非番の人だったのかも、そう思いながら前を見ると廊下には落し物がこの蝶々の頭飾りはまさか!

慌てて、ぶつかった人の後を追いかけた、あの方向はおそらく入口に向かったはず

 

…………………………………

 

「姉さん、待たせちゃってごめんなさい」

 

「しのぶったらそんなに急がなくても大丈夫なのに」

 

鬼に両親を殺され、悲鳴嶼さんに助けられしばらく蝶屋敷に保護にされることになったのだけれど

蝶屋敷の主である楓さんから屋敷にずっといても気が滅入るだろうから気分転換に町に行ってきなさいと強引に背中を押され姉であるカナエ姉さんと入口で待ち合わせていた

 

以前姉さんと出かけた時にお揃いで買った蝶の髪飾りが見つからなくて少し遅れてしまった

 

「せっかくだから楓さんにおすすめしてもらった甘味処にいきましょ」

 

「うん!」

 

屋敷の門を潜ろうとした時、後ろから声がした

 

「そこの2人、待って!」

 

あの人はさっきぶつかった人?

まさか文句言いに来たんじゃ、ちゃんと謝ってきたのに

せっかくのカナエ姉さんとのお出掛けを邪魔されムッときた

 

「なんですかあなた、さっきぶつかったのは申し訳なかったですが、私ちゃんと謝りましたよ」

 

「良かった。まだ追いつけるところにいて」

 

「…人の話聞いてます???」

 

「これ、落し物」

 

あっ!髪飾り、急いで着けたから固定が甘かったらしい

ぶつかった衝撃で落ちてしまったのね

相手をよく見ると薄緑色の入院着を着ていてた怪我をした隊士でしょうか、歳も近そう

 

「あ、ありがとうございます」

 

「あー、えっと、どういたしまして?」

 

お礼を言うと彼は少し困ったように笑った

なんで疑問形で返されたの?

 

「いま、耳が聞こえなくて…とりあえず渡したから!ほんとさっきはごめんね!お出掛け楽しんで!」

 

そういうと彼はそそくさと屋敷の中へと戻って行ってしまった

 

「あっ…早すぎでしょ…」

 

「あらあら、また今度あった時にお話すればいいじゃない」

 

姉さんとの散策を楽しんだ帰りに約束をした

 

自分たちが救われたように、まだ破壊されていない誰かの幸福を、強くなって守ろう

鬼を倒そう、一体でも多く、二人で。私たちと同じ思いを他の人たちにさせないように

 

 




蝶姉妹のお2人の登場でした

実は漫画は買ってあったのですかアニメを楽しみたいが為に読んでなかったのですが、無限城編でしのぶさんが憎き童磨に殺されてしまい
現実が受け止められず(殺されたの認めたくなかった)
仮に殺されてしまっててもあのしのぶさんはタダでは死なないと思い、我慢できなくなったので無限城編から最終回まで漫画を読んでボロ泣きしてました

胡蝶姉妹には幸せになってもらいたいものです
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