現代ダンジョン サモナーが行く   作:金林檎1

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これからよろしくお願いします。


第三十六話

『暴虐竜の指輪』ランクB+

 攻撃力55 防御力55 耐久度50

 スキル

 暴虐、頑強、物理耐性

 

 ティラノサウルスを倒すことで得られたレアドロップで見立て通り暴虐は一定時間、身体能力を向上させるもので効果時間を超えるとステータスが激減するデメリットがあるが有用なスキルには違いない。アインとレベルアップに勤しんでいるロイドを残してフラウ、フォボス、ブランを召喚する。久しぶりの面子であり新人ばかりを育成していたから古参のメンバーのレベルも上げなければならない。

 

「ここは恐竜の巣窟かよ」

 

 ティラノサウルスを打倒したことで少し視界が悪かった景色が晴れてプテラノドンやスピノサウルスなど、多くの恐竜の姿がありこの密林地帯は恐竜の住処の様だ。ティラノサウルスがそうであったように恐竜は下位であるが龍種でありその強さは他のモンスターとは格が違うと言ってもいいがそれだけの経験値はあり二段階目のクラスチェンジを終えた古参メンバーにも十分に経験値が行き渡るだろう。

 

 トリケラトプス

 スキル

 突進、土属性

 

 スピノサウルス

 スキル

 強襲、風属性

 

 狂暴そうな見た目のスピノサウルスと一見穏やかそうだが立派な角を持っているトリケラトプスの群れがこちらに向かってやってくる。トリケラトプスの突進はその巨体が物凄い速度でやってきておりアインが受け止めるが完全には威力を殺しきれない。トリケラトプスを押し留めるアインに向かってスピノサウルスが殺到しておりフォボス達が迎撃する。

 

「氷華」

 

 冷気が発生しそれに触れた瞬間、凍り付かされ氷の華が咲くことになる。ティラノサウルスをも拘束したスキルであアイン達は一斉に攻撃を仕掛ける。フォボスとロイドが連携してスピノサウルスの足を砕いており移動力を削いでおり倒す事よりも無力化することを選んでいる。

 

「テンペスト・ランス」

 

 凍り付いた恐竜達に嵐の槍をぶつけてその体を粉砕していく。しかし、中には氷から抜け出して命に向かってくるモンスターも居りアインの挑発のスキルでヘイトを集めてアインに向かうようにしており体に氷の残る恐竜達にアインは容赦なく雷撃をお見舞いしておりその範囲は凄まじいもので先頭に居たものは黒焦げになっている。

 

《召喚モンスターのレベルがアップしました》

 アイン

 デス・ナイト

 レベル19→20

 闇属性→暗黒属性New!

《クラスチェンジ条件が満たされました。クラスチェンジ先を選択してください》

 

 ブラン

 ハンターオウル

 レベル10→12

 

 フラウ

 ハイピクシー

 レベル13→14

 

 フォボス

 フロストウルフ

 レベル12→13

 

 ロイド

 キラーレーヴェ

 レベル12→15

 強襲→蹂躙New!

《クラスチェンジ条件が満たされました。クラスチェンジ先を選択してください》

 

「ロイドだけじゃなくてアインまでクラスチェンジできるのか」

 

 ロイドは予想していたがアインがクラスチェンジするとは思ってもおらずもっと先の事だと思っていた。一応、フラウに結界を貼ってもらいモンスターが近寄れないようにしてもらってからステータス画面を表示する。

 

 デス・ジェネラルNew!

 ステータス

 筋力A

 体力A

 敏捷C

 魔力B

 スキル

 統率New!、死霊魔法New!

 

 モーントレーヴェNew!

 ステータス

 筋力B

 体力B

 敏捷A

 魔力C

 スキル

 光属性New!、激昂New!

 

 アインは纏っていた鎧が豪勢なものに、マントも複雑な模様が刻まれて一目で位の高いものという印象を受けるほどで体から漆黒のオーラを発しており禍々しい。対するロイドは体毛が真っ白になっておりどこか神秘的な雰囲気を纏っている。毛もふさふさで触り心地がいい。

 

「さて、クラスチェンジした実力を見せてもらおうか」

 

 クラスチェンジしたアインは明らかに攻撃力が増しており剣閃の威力も格段に上がっており剣術も洗練され最も変わっているのが死体を支配下に置く死霊魔法で倒した相手をアンデットとして復活させて支配し戦わせると言う戦い方、統率のスキルで一糸乱れぬ動きをしている。

 

 ロイドはクラスチェンジしたことで強力な近接能力だけでなく魔法攻撃も使用するようになった。強力な攻撃力に魔法が加わり縦横無尽に戦っており攻撃性も増したが余裕を感じさせる戦い方をしている。

 

「予想以上だな……」

 

 アインもロイドの戦い振りも命の予想を遥かに超えるものだった。アインも厭らしく成長しており支配したモンスターは緊急時の盾役にも使える事だろう。ロイドも魔法を放つのではなく魔法を纏うことを多用しておりフォボスにはない成長ぶりで師匠のいいところを学びながらも自分の戦い方を確立している。

 

 クラスチェンジしたことだからとロイドを送還して古参メンバーを召喚しクラスチェンジに向けてレベル上げを行う。幸いなことに周りにいる恐竜は経験値を多く持っておりもっと早くこの場所を見つけていられたらクラスチェンジも速かった、夏季演習終了まで時間がないので早めに行動しなくてはならない。

 

「急ぐぞ」

 

《スキルレベルがアップしました。召喚モンスターのレベルがアップしました》

 

 柏崎命

 スキル

 召喚魔法33→34、水魔法8→10、鼓舞5→8

 

 ブラン

 ハンターオウル

 レベル10→13

 

 フラウ

 ハイピクシー

 レベル13→14

 

 アヴァリス

 レッドオーガ

 レベル14→15

 

 フォボス

 フロストウルフ

 レベル12→13

 

 結構な数の恐竜を殺してやっとレベルアップが出来た。やはり二段階目のクラスチェンジともなれば必要とする経験値の量も多く、思ったより経験値を集めることは出来ないが経験値効率は悪くない。

 

 アインの死霊魔法の難点として死体を動かすには死体の魔石の魔力を利用するのだ。長い時間、動かし続かるとそれだけ魔石の価値が下がる。あまり多用はできないが恐竜の死体を動かして味方とするのはかなり強力で数の利が得られるのは大きい。

 

「もう、日も沈むな……潮時か」

 

 結界を貼り拠点を作り上げる。熱帯雨林で暑苦しいのでフォボスに大きな氷を作ってもらい周囲の温度を下げる。いくらかマシになり簡単に食事を済ませて就寝する。

 

「おやすみ」

 

 寝ずの番を務めてくれている召喚モンスター達に一言言ってから眠りにつく。起きた頃にはフォボスの氷は溶けていて少し、暑苦しく感じながら目が覚める。夏季演習も六日目で残すとこ二日、大きな収穫が得られたと言っていい成果で多くのAランク魔石も手に入った。

 

「金倉が喜びそうだ」

 

 目を輝かせることだろう。そんな様子を想像しながら拠点を片付けて熱帯雨林を進んでいく。また、恐竜を狩るのを続けるかと進んでいくと地面が揺れる。

 

 ギガノトサウルス

 スキル

 暴虐、蹂躙

 

 ティラノサウルスよりも巨大な体で最大の肉食恐竜と呼ばれているだけはある。小さな命達を視認してこちらに襲い掛かって来る。その大きさに任せた突進でありティラノサウルスの突撃を防ぎ切れなかったアインであるがクラスチェンジしたことでステータスが上昇しており威力を殺しきる。

 

「キー!」

 

「ガルァ!」

 

 ギガノトサウルスに向かってブランとフォボスが突撃してブランはギガノトサウルスの片目を石化させて視界を奪い、嵐属性を身に纏ったフォボスはギガノトサウルスの肉を抉り傷口を凍らせて再生させないと言う徹底ぶり。

 

「テンペスト・ブラスト」

 

 嵐の砲弾が幾つも生成されてギガノトサウルスに発射される。着実にギガノトサウルスの体力を削っていくがギガノトサウルスの体が赤く染まりティラノサウルスも使っていた暴虐のスキルを使ったようでスキルで強化されたギガノトサウルスの攻撃は流石のアインも防ぎきることが出来ない。

 

「フリィー!」

 

「ガルァ!」

 

 フラウの雷の一撃とフォボスの嵐のブレスとが合わさり大ダメージは不可避であるがギガノトサウルスの強烈な咆哮がそれを掻き消す。フラウとフォボスの攻撃を搔き消すとは結構な威力で空気が振動している。

 

 それに加えて強化された身体能力で暴れまわっており木々を薙ぎ倒している。魔法攻撃を掻き消してしまうのだったら物理攻撃であり閃光で間合いを詰めたアヴァリスの攻撃がギガノトサウルスに叩きつけられる。

 

「マッド・フィールド」

 

 ギガノトサウルスの体勢を崩す。体勢が崩れたことでアヴァリスの攻撃がまともに直撃し大きなダメージを与える。ギガノトサウルスもかなりのダメージのようで激痛で悲鳴を上げている。

 

 効果的にダメージを与えられているようで激痛で動けずにいるギガノトサウルスにアインの刃が切り裂く。劇毒が巡り、ギガノトサウルスは黒い血を放つ。

 

「ギャ!」

 

 劇毒で大きく体力を削られたギガノトサウルスに向けてアヴァリスは雷撃を纏った攻撃を放ち、その顔面に強烈な一撃をお見舞いしギガノトサウルスは遂に倒れる。

 

《レベルアップ!スキルレベルがアップしました。召喚モンスターのレベルがアップしました》

 

 柏崎命

 レベル9→10

 スキル

 大地魔法17→18、鑑定12→13、人魔一体7→8、統率8→9、鼓舞8→9

 

 アイン

 デス・ジェネラル

 レベル1→2

 

 ブラン

 ハンターオウル

 レベル13→14

 

 フラウ

 ハイピクシー

 レベル14→15

 

 アヴァリス

 レッドオーガ

 レベル15→16

 

 フォボス

 フロストウルフ

 レベル13→14

 

「意外と強かったな」

 

 ティラノサウルスよりもタフな戦いであったが運悪くレアドロップは無かった。しかし、徒労だったという訳ではなくギガノトサウルスの魔石を手に入れる事も出来たし全員がレベルアップする位の経験値を手に入れることが出来た。

 

 順調にレベルも上がっていることだしレベル上げを続けるとしよう。出来れば二体くらいはクラスチェンジしたいところだがどうなるかは分からない。

 

「良い所にやってきたな」

 

 こちらに向かって恐竜達が襲い掛かって来る。トリケラトプスやスピノサウルス、空中からプテラノドンが群れを成して襲い掛かって来る。

 

《召喚モンスターのレベルがアップしました》

 

 ブラン

 ハンターオウル

 レベル14→15

 

 フラウ

 ハイピクシー

 レベル15→16

 

 アヴァリス

 レッドオーガ

 レベル16→17

 

 フォボス

 フロストウルフ

 レベル14→15

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