「チキショーまだ死にたくねぇよ!」
俺の隣で、涼が喚く。
「うるせぇ!喚く暇があったら必死こいて走れ‼︎」
俺は、涼を静めなからも走る。
「そ、奏太っ・・・!」
気づいたら俺たち二人はよくわからない怪物に追い詰められていた。
「怪物なんて、テレビの中だけだと思ってたのに・・!」
どうすりゃいいんだ・・!小さい頃から持ってていつも持ち歩いてる仮面ライダークウガのベルトでも見せて脅すか?でも、グロンギじゃねーしな。でも・・・
「おい怪物ども!これが見えるか‼︎」
俺は一か八かでベルトを見せる。
「そ、奏太⁇」
涼が不思議そうに見てくる。
「静かにしててくれ。」
俺は涼にそう言うと、右手を左肩の上あたりに、左手をベルトのついた右腰へ、そして右手を右肩の上あたりへ左手を左腰へ持って行き左手でグーを握る
「変身‼︎」
俺はそう叫ぶと、左腰でグーを握っている左手に右手を覆い被せるように置く。
そして、両の手を両腰の横にバッとパーで広げる。
仮面ライダークウガの変身のポーズだ。
どうだ、びびったかな?
「奏太、どうしちゃったの?」
またこいつか、俺の策略がわかんねぇのか?
そんな事を考えといると、ベルトの中央のクリアパーツが赤く光り竜巻のような音が鳴る。
そして、足から順に謎の白いスーツが俺の体を覆い頭まで
包み込んだ。
「仮面ライダークウガ グローイングフォーム・・・
!」
涼がそう呟いた
「おい、うそ・・・、だろ⁈」
なぜかクウガになってしまった。正直・・怖ぇよなんだよこれ。でも・・
「これで、戦えんじゃん‼︎」
「なっ、ク、クウガ!なぜお前がここに⁉︎」
怪物が絶句する。こいつら日本語しゃべんのかよ⁉︎
まぁいぃ、んなことは気にしないぜ
「ハァ‼︎」
俺は、怪物に殴りかかる。
「グァ‼︎」
良しっ!俺の攻撃も通用した!
「グァーー、クウガこの時代でも我ら、ネオグロンギの邪魔をするか‼︎」
ネ、ネオグロンギ⁉︎な、なんじゃそりゃ⁉︎まぁいいさ、とどめを刺すとしますか。俺は怪物に向かって走り出し2メートル前ぐらいで
ジャンプする。そして
「ハァァァァァァ‼︎‼︎」
思いっきり飛び蹴りをぶちかます。ライダーキックだ。
「グァ、ク、クウガ!おのれぇぇぇ‼︎」
これを最後に怪物は爆発した。
「ハァハァ、た、倒したのか⁇」
たった一体のネオグロンギにここまでつかれるなんて
しっかしなぁ、俺、仮面ライダークウガになっちゃったよ。
やっぱ戦わなきゃになるのかなぁ。
「お、おい奏太⁇」
驚きを隠せていない涼に俺は
Vサインで返事をした。