【バンドリたえレイ】「レイヤさんとおたえちゃんのショッピングモールデート」 作:hisui0513
原作:BangDream!
タグ:ガールズラブ バンドリ BangDream! 百合 GL 花園たえ 花園たえ生誕祭2025 花園たえ誕生祭2025
昨年6月に一度pixivに投稿したものですが、おたえちゃんのバースデイにせめて何かアウトプットがしたくてハーメルンさんに載せることにしました。
おたえちゃんとレイヤさんがまったりショッピングモールでデートらしきことをする小説です、5分もあれば読める文量ですのでぜひご精読頂ければ!!!!!
… … …
ライブハウス RiNG。
その歌声は、彼女の口から一つ目のフレーズが放たれた刹那、一瞬でライブ会場を沸騰させた。
ボーカルは、星。
バンド活動をしていた経験から見出した、自分…花園たえの信条。
MyGo!!!!!のボーカル、高松燈は、たえが分析するに「憑依型」だった。
実際、歌う前は後生大事にしているものなのか、小中学生が使うような緑色のノートを握りしめていて、はじめの挨拶も、とてもおどおどした様子だった。
それが、彼女の後ろでドラムを担当する椎名立希が演奏開始の合図にスティックをリズミカルに叩いて演奏が始まった瞬間、何か絶対神的なものが燈ちゃんの身体に何の前触れもなく降臨したかのように、彼女は爆発的なボーカルサウンドを炸裂させ、会場を一気に熱狂の渦へと変えたのだ。
隣で見ているレイ…和奏レイ…RAISE A SUILENのレイヤ…も、心地良さそうな表情でMyGo!!!!!のサウンドに浸っている。
すごいね、ポピパやRAS以外にも、こんなガールズバンドが出てくるなんて。
そう、心の中でたえは言い残し、それを後でレイにも伝えようかな、と思っていた矢先、「壱雫空」の演奏を完了し、MyGo!!!!!のパートは終わっていた。
「MyGo!!!!!やっぱりすごかったね」
「だね、これはチュチュも黙っていないだろうなあ」
RiNGを出て、そんな雑談をしながら並んで歩く。
「そいえばお腹空いたね、どこかでご飯食べようか」
レイが聞く。
「じゃあラーメン銀河はどうかな?マッスーと巴にも会いたいし」
「んー、ちょっとこの時期にラーメンは流石に熱いかな、それと、今日は2人ともシフト入れてないみたいだし」
「そうなんだ」
たえは返す。
「じゃあさ花ちゃん、たまにはショッピングモール行かない?フードコートがあって、色々選んで食べられるし」
「いいね、賛成っ」
ショッピングモールは3階建で、1階ごとのフロアがとても広い。
東側からの入り口に入ると、まず見えたのは映画館。
「新しいゾンビ映画やるんだね、これ、りみに教えとこっと」
たえは快活な表情でスマホを取り出して、映画のポスターを撮影して、それを牛込りみのスマホに送信した。
「りみちゃん、ホラー映画が好きだったね」
「そうそう!本当にめちゃめちゃ怖いのでも、りみはぜんぜん平気なんだよ。
私だったらつい怖くなっちゃって、途中で抜け出したくなっちゃうようなのも平気で見てるんだ」
「…私もちょっと、付いていけそうにないかなぁ」
以前、プールのウォータースライダーに乗った時、心臓が飛び出るほどの恐怖を味わった絶叫系ダメダメ女子のレイは、トラウマを思い出しつつそう返した。
フードコートは3階にあるので、エスカレーターに乗る。
2階に到達する。
と、
「ペットショップ見てっていいかな?」
「うさぎはいないけど、いいの?」
「うん、たまには猫や犬も見てみたくって」
店に入る。
犬は体格のいい子が目立つが、猫はまだ幼い子が揃っているようで、かわいらしい子猫が多くいた。
「わぁ、やっぱ猫もかわいいね!」
「そうだね」
猫好きで密かに知られるRoseliaの湊友希那が見たら蕩けて壊れてしまいそうなほど、愛らしい子猫たちが揃っている。
「知ってる?猫って、5ヶ月以上一緒に暮らしている相手だと、愛情が芽生えて仲良くなるんだよ。たとえば、うさぎやひよこは野生の猫にとっては食べる対象だけど、同じ家でどっちも大事にして飼ってれば、仲良しになるんだって」
「そうなんだ」
興味深いね、と一言足してレイ。
「でも私はやっぱりうさぎ派だから、猫はたまに見るくらいでいいな」
「うんうん、うさぎは花ちゃんのトレードマークだもんね」
にっこり微笑んで、レイは返した。
「さ、お腹がほんとにぐーぐーだから、フードコート行こ?」
「いいよ」
フードコートは300席もキャパがあるらしいが、まだ夕飯の時刻ではないので席にいる人はまばらだった。
ハンバーガーのファーストフード、うどん、中華料理、ラーメン、インドカレー、ハンバーグ、アイスクリーム、クレープ、たこ焼きなど、20店舗を超える様々な店が立ち並ぶ。
「迷うねー」
「私はもう決めてあるんだ、インドカレーにするね」
と、レイ。
「おぉ、それも美味しそうっ」
インドカレー屋の前にあるメニュー表には、1000円のセットでナン一回おかわり無料、と書かれている。
「すみません、このナンカレーセットで。ナンはプレーン、カレーはサグカレーをおねがします」
「うん?サグカレーってなに?」
と、カウンターの横からひょっこり顔を出してたえ。
「ほうれん草のカレーだよ、色が真緑で珍しいけど、ヘルシーで栄養満点なんだ」
「すごいね!あ、私はあっちのお店にする!チーズと目玉焼きのハンバーグプレートがいいな!」
「ふふっ、やっぱり花ちゃんだね」
お肉、特にハンバーグの好きな。
そう心の中で独り言ちて。
それぞれ食券代わりの出来上がるとブザーの鳴る端末を持ち、2つの店から等間隔くらいの席に陣取った。
「にしても、最近また新しいバンドが出てきて活発化してるよね、さっきのMyGo!!!!!にAve Mujicaに、夢限大みゅーたいぷに…」
「だね、花ちゃんのポピパはもちろんのこと、RASもすっかりガールズバンド界の老舗的な存在になってきたなぁ」
はい。
給水機で組んできた水をたえに渡して、レイは答えた。
「ありがと」
そう言って、ぐい、と一呼吸もつかないうちにたえはコップを空にした。
2人のブザーは、レイの方が先に鳴り、その30秒ほどのちにたえのが鳴り、ほぼ同時に席を立って料理を取りに行った。
とん。
レイのカレーとナン、そしてたえのハンバーグプレート。
「わぁ、ほんとに緑だ!これ、カレーの味するのかな?」
「気になる?一口食べてみてもいいよ」
そう言って、レイはスプーンでサグカレーのルーをすくい、たえの口許に向けた。
「あーん」
ぱくっ。
「んーっ、あ、ほんとにカレーの味だ!これは驚きの新発見!」
なんだか、自分が花ちゃんを餌付けしているようで、彼女のことが妙にかわいく感じられた。
「よし、お返しにこっちもハンバーグあげるね」
そう言って、ハンバーグを箸で一口大にカットし、レイの口へ。
「んむっ…もぐ…美味しい。絶妙な焼き加減だね」
楽しい、幼馴染同士でのご飯タイム。
花ちゃんがRAISE A SUILENを結果的に抜けたのは残念だったけど、幼い時の音楽教室での日々を共有した友人と、またこうやって仲良くできて嬉しい。
まだ熱々のナンを千切り、口に運んで、サグカレーも味わう。
ハンバーグにチーズをたっぷり付けて、目玉焼きの切れ端を乗っけて食べる。
15分ほど経つ頃には、2人の食事は終了していた。
「ふぅ、美味しかったー」
「だね、満足」
と、
「でももうちょっと食べたいな。レイ、たこ焼き買って2人でシェアしよっか」
「うん、いいよ」
とん、と席を立ち、軽い足取りでたこ焼き屋にたえは向かっていった。
数分と経たないうちに、8個入りのスタンダードなソースとマヨネーズのたこ焼きを持ってきた。
「そうだそうだ、レイ」
「うん?」
きょとん、とした表情を浮かべるレイ。
たえはたこ焼きの一つを箸で取って…。
「たこ焼きさんだぎゃあ」
くすくす、笑いながらたえ。
「ちょ、ちょっと花ちゃん、なんでそれ知って…」
「ロックから聞いたんだよ、マッスー曰く、あいつ疲れてたんだな、て」
唐突に思いついたネタだが、突然それをぶり返されて、レイは思わず頬を赤らめた。
「レイ、たまーに天然なとこあるよね、でもそういうとこも含めて、ずっと大好きだよ」
「あ、ありがとう…」
うつむきながら、レイは何とか声を振り絞って返した。
その後、たこ焼きをシェアして頂きながら、1時間ほどガールズトークを、たえとレイは楽しんだ。
【完】
あとがき:
ご精読ありがとマッスー!!!!!というわけで、なんだかのらりくらりな、ちと熟年夫婦感もある?笑笑たえレイでした(*´∀`)
バンドリーマーになってたしか先月で4年、リアルライブも2回参加して、お友達もできて良いバンドリライフを過ごせていると思います。
執筆、創作などの活動はしばらくしてなかったのですが、そよりんのえっちなのと魔法少女モノのえっちなのが1発ずつあるのでw冬コミのあたりに投下しようと思います(∩´∀`∩)
あと、来年2月のRoseliaのツアー東京最終公演、日にちが近づいてもチケに余裕があれば参加検討しています!RAS、モニカと見てきて、ロゼは私の中で原点なので、ぜひ一度生で見て聞きたいのです(∩´∀`∩)
あと、ムジカの祥子ちゃんのぬいが欲しいですw羽丘Ver.か未発売の月ノ森Ver.で悩んでるんですよねー、それともライブ衣装のいっちゃおうかしら?X見てるとみんなぬい活してて、あー楽しそうってなります笑笑
そゆわけで、これからも氷川丸ヒスイをよろしくです!