イナズマイレブン 元帝国メンバーの記録日誌   作:帝国だと源田が好き

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第1話

 

「とりあえず、一人に関しては僕の持つ情報の中に当てあります」

 

「つっても、ソイツがサッカーをやりたいとは限らないだろ?」

 

「いえ、サッカーはやりたいと思いますよ。何せその人はここ南雲原に転校して来た元帝国学園の生徒ですから」

 

「「はぁっ!?」」

 

そう言い残して、笹波は暫定から確定に昇格したサッカー部の部室を立ち去った。

 

「帝国学園ってあの帝国学園だよな…?」

 

「学力は全国で一位、サッカーでは『戦術の帝国』って有名だよな…そんな帝国学園からわざわざサッカーがない南雲原に転校して来るって一体どんなヤツなんだ…?」

 

「まあ、仮に笹波くんが失敗していても既に入部希望の方から十数名連絡を頂いているので、問題はありませんが」

 

「そんなに来てるの!?」

 

その後は、あの帝国学園から来ているのなら噂になっているはずとサッカー部のメンバー内で情報を探り始めた。

 

「あ、あったよ。名前はノア・リオン。帝国学園に在籍していた頃のポジションはMFみたい」

 

忍原がスマホの画面を皆に見せる

 

画面には一人でボールを運んだと思えばいきなりその場でロングシュートを放ち、相手キーパーにキャッチされるが疲労を蓄積させ、相手選手が奇策を狙ってのロングシュートを逆に打ち返してカウンターシュートを決め、怒り心頭な司令塔であろう味方選手の指示もどこ吹く風と、自由気ままにフィールドをめちゃくちゃにしている映像だった。

 

それ故に他のメンバー達の向ける表情は、苛立ち、怒りが濃く、試合に勝っているものの、メンバー間の空気はギスギスしているのが誰の目から見ても明らかだ

 

そんなことをしているうちに、部室の扉が開き、笹波が戻ってくる。その顔はどこか不機嫌そうで、まさか失敗したのか、流石に今回ばかりは仕方ないだろう、と皆は考える

 

「あー、雲明。まぁ元とは言え帝国学園の生徒な訳だし、そんな人を勧誘ってのも難しいことだし、今回ばっかりはしゃーないってことで……」

 

「何言ってるんだ、木曽路。勧誘は成功したぞ」

 

「え、マジ!?」

 

それを証明する様に、笹波の後ろに一人の生徒が立っていた。

その生徒の見た目は銀髪を腰近くまで伸ばし、眉は細く目は黒目だが少しだけ細目だ。

着ているのは南雲原の制服で、何か改造を施したり着崩す事もなくキッチリと着こなしている。

もし、制服を着ていないのならぱっと見は女子と思われるかもしれないほどに身体の線が細かった。

 

「…どうも、ノア・リオンと言います…見ての通り外国人とのハーフです。基本的にキーパー以外でしたら、どのポジションでも問題ありませんし、皆さんの中にはサッカー経験のない方も居ると思います…何か困った事があれば、お気軽にお声掛けください」

 

そう言って、ペコリと頭を下げる。

 

サッカー部員達は、頭を下げるノア・リオンと映像に映るノア・リオンを見比べる。

 

映像に映るのは、相手選手を嘲笑う様にボールを掠め取り、シュートを決め、相手チームを煽り散らかす性格の悪いガキンチョと呼ぶに相応しい人物。

 

対して、目の前にいるのは、丁寧に自己紹介をした上で綺麗に90°に腰を曲げて頭を下げる真面目な生徒

 

「髪色は一緒…髪型も一緒…自己紹介もしっかり本人…うーん…」

 

忍原はそう言って腕を組み、間が空く

 

「「「「幾ら何でも映像と違い過ぎない?!」」」」

 

「それはそうですね」

 

笹波も同意見だった。

 

「…人は一年で変わるものですよ」

 

そう言って、リオンは力無く笑った。

 

「…もっと勧誘が難しいと思っていたんですけどね、二つ返事で了承されると思ってませんでしたよ」

 

恐らく勧誘する為に色々と調べたであろう笹波はそう言って溜息を吐いた。

 

 





オリ主の使う技です(必殺技)
皇帝ペンギン7(ロングシュート)
マボロシショット
デーモンカット(ブロック技)
デススピアー(ロングシュート)
イリュージョンボール
ダークトルネード(カウンターシュート)
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