イナズマイレブン 元帝国メンバーの記録日誌   作:帝国だと源田が好き

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第2話

 

「これでリオンさん含めて全員ですね」

 

サッカー面接を終え、笹波が決めた新しいサッカー部のメンバーはこうなった。

 

井馬里陽愛、濱南 暁海、妖士乃銀郎、星美哉、古手打七南の5人になった。

 

リオンは元帝国学園のメンバーでもある為、試合では基本ベンチスタートになる。

 

南雲原サッカー部はサッカー経験者が少なく、その中に帝国学園の三軍選手とは言えリオンが入ってしまうと、リオンのペースや動きに全員が合わせて動く事になってしまい、これでは南雲原サッカー部としての強みが生まれなくなってしまう。

 

今は南雲原サッカー部としての強みを作る期間として、リオンはキーパー以外なら何処でも動けるというメリットを生かし、サッカー未経験者のメンバーへのアドバイスを主にやる事にした。

 

リオンのお陰もあってか、メンバーそれぞれが必殺技を使える様になった。特に忍原と桜咲の連携シュート、春雷は強力な必殺技となるだろう。

 

「…というか、本当に色々やれるんだな…キーパー以外は」

 

メンバーそれぞれの放つシュートを足で蹴り返す謎トレーニングをしているリオンを、木曽路はスポドリを飲んで見守る。

 

「寧ろアレだけの逸材であっても、帝国学園では三軍…一番下の強さの選手だった…と言うことです。帝国学園と戦う時が来た時…何処まで喰らいつけるか…ですね」

 

「うへぇ〜…帝国パねぇ〜…」

 

そんな事を話す笹波と木曽路に桜坂、忍原、柳生の四人がボールを蹴るのに飽きたのか寄ってくる

 

「あーもう全然ダメ!どんなに回転かけてシュートしても平気な顔で蹴り返して来るし!」

 

「…俺の渾身のシュートを膝だけで真上に逸らしやがった…アレで本当に帝国の三軍なのか…?」

 

「つーか練習ばっかで飽きてきたな、ここらで終わりにしてパーッと遊びに行かねぇか?ゲーセン行こうぜ!」

 

「柳生先輩…今は遊んでいる場合じゃ…」

 

既に部活動の時間も過ぎている為、殆どの生徒達は皆下校し始めている。

 

サッカー未経験のスカウトメンバーも流石に疲労・飽きの表情が浮かんで来ていた。

 

「賛成!私カラオケ行きたい!」

 

忍原が元気良く手を上げる

 

「俺はファミレスだ、腹減ったしな」

 

桜咲はそう言って笹波をヒョイと持ち上げる。

 

「ちょっ…下ろしてください!必殺技が使えてもまだやるべき事が…!」

 

桜咲に持ち上げられジタバタと暴れるも、笹波が幾らもがいても降ろされる事はなかった。

 

「…僕も皆さんの意見に賛成しますよ、まだ中学生ですし、思い出作りとリフレッシュに交流も兼ねてやってはどうでしょうか?」

 

「元帝国サマもこう言ってんだ、今日はもう練習辞めにして、パーッと遊ぶぞー!」

 

「「「「おーーー!!!」」」」

 

柳生の一声に、練習中だったサッカー部のメンバーも練習を辞めた。

その後、柳生、忍原を筆頭とし、ゲーセンで遊び倒し、カラオケで熱唱し、ファミレスで練習お疲れ様会として晩御飯を食べ、皆帰路に着いて行く

 

そして、ファミレスで解散となった後、桜咲、木曽路、笹波は歩きながら今日の事を振り返っていた。

 

「にしても、意外だったなぁ…帝国の生徒だからってゲーセンとかカラオケ行った事ないって思ってた」

 

「ゲーセンじゃクレーンゲームで荒稼ぎ、カラオケじゃ渋い持ち歌があると来た…帝国ってのは意外と緩いかもしれないな」

 

「リオンさんのお陰で南雲原サッカー部は大幅に強化されました。まさかたった一日でここまで強くなれるとは想定してませんでしたが…」

 

「なら、暫くは体力作りとかの練習で良いよな!」

 

「いいえ、ここまで行けたのならもう少し上を目指します…それに、南雲原サッカー部が正式に認められる為には西宮中との試合に勝たないといけません」

 

「大丈夫だって!一日でここまで強くなれたなら、後は基礎的なトレーニングで地力を付けていけば西宮中と対等に戦えるだろ?」

 

「……だといいんですが」

 

笹波は、そう言って暗い空を見上げた。

 

(たったの一日でここまで強くなった。確かに木曽路の言う通り、練習試合をして地力を付けて行けば順当に西宮中と戦える程にはなれる…でも、胸騒ぎがする…ここまで成長したとしても、越えられない壁が現れるかも知れない…そんな胸騒ぎが)

 

 

 

 

 

 





オリ主の簡易説明(イナイレの選手説明文風)

元帝国の三軍選手、どんなポジションに居ても一定の活躍をし、試合中にコロコロと雰囲気の変わる様から『仮面道化』と呼ばれていた。
現在は大人しく礼儀正しい少年だが、それが素なのかは誰にも分からない
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