「悪いな時間取っち待って」
「いや、別にいいよ、話したいこともなんとなくわかるしね、だから聞かない、それと、黒裏からの伝言、「個性すら使えないやつが、拘れると思うな、決勝戦で待ってる」だって、」
「何で聞かない」
「必要ないでしょ、だって、家族の問題は家族でしか対処できないんだからね、それじゃぁ私は行くよ、」
轟に呼び出された白表は呼び出された訳も、内容も聞かず、黒裏の伝言を伝え、自分勝手に話をきり上げる。そして、互いに、相手を倒し続けて、迎えた決勝戦。
『一年生最後の戦い、決勝戦を飾るはこの二人!決勝だけは出てみるぜ!白黒表裏の裏の人格、黒裏!!VS炎と氷を操るが、氷だけで圧倒する!轟焦凍!!』
「二重奏・擬似
「炎……」
「氷しか使わないみたいだからな、こっちのほうが効率がいい、それに使い方間違った奴に負けるつもりはないよ」
「ふざけんなっ!!」
黒裏の挑発に氷を展開す轟、広い戦闘舞台では逃げる場所あるが、避けることはせずに黒裏は氷塊を一刀両断する。
「旗、出す必要なかったな」
『最後だけ出てきて!作った武器もすぐに捨てる!舐めプの権化だな!』
『舐めてはいるんだろうが、使い方を間違えているということも気になるな』
「轟、お前、エンデヴァーを否定してるけどさ、エンデヴァーの意味って知ってるか?」
「何の話だ!」
生成された氷塊をことごとく斬り伏せる黒裏は一つ轟に質問をする。
「知らないみたいだな、まぁ、すぐに出てくるやつはいないと思うが、エンデヴァー、endeavor意味は努力だ、オールマイトがトップヒーローとなり、日本は平和となった、その中で、唯一、天才に追いつこうと愚直な努力をし続けたヒーローの名前だ、やり方に関しては、家族間の問題だけどな。否定だけはするな、名に込められた思いはそれだけ重いもんだからよぉ、」
「それでも
「その時点で間違ってんだよ、これに関しての説明はちと難しいんだが……そうだな、個性をうん、金属に例えてみるか、使い方も戦闘スタイルも、一つの個性を叩き続けて鍛錬して己だけの武器作り上げる。それがヒーロー科だ。対してお前は、その金属が二種類ある合金だ。そもそもが別々に使う前提じゃないんだよ」
黒裏の自己判断によるエンデヴァーと個性の解釈、個性とは十人十色、千差万別、個人の特性を指し同じではないことを意味する。同じ金属でもそれを鍛える過程が変われば完成した武器も変わる。
「なら!お前は何でだ!光と闇同時に使っていることなんか見たことないぞ!」
「少し、語弊があるな、白黒表裏に宿る個性、表裏一体というのは表の白表の【光】がバグって生まれた俺の【闇】と混ざり合ったものだ。さっきの説明で言うのなら、合金の作り方が違う、合金は均一に混ぜてあるものだが、ただ形に流し込んだだけの二種類の金属を、叩き上げたにすきん、お前の個性と比べれば、二種類の金属の接合が甘いというわけだ。それを踏まえて、アドバイスだ、右と左、【半冷半燃】を同じ比率で体の中心点で発炉しろ、それが本来の形であり、【半冷半燃】を使うにあたっての入門、基礎になる」
「……ふざけるなぁ!!」
黒裏の説明を聞き、自分の両手を見つめる轟だったたが、やはりと言うべきか己に家族にしてきたことに対する遺恨が、左を使うことを拒否して、最大火力を黒裏にぶつける。
『アドバイスを聞かないとは……しかし、黒裏の奴、何をしたんだ……』
『さっきとは違って、空に昇る氷柱だ!』
闇を使い、展開される氷をそらし、登っていく氷柱の上に立つ黒裏は、したを見下ろしながらしゃべる。
「嫌でも使え、じゃなきゃ死ぬぞ?」
「?!」
「我ら南米の
多くの生命を絶滅させた大衝突の力を見せてくれる!
我が身を燃える石と成し、
彗星となって大地を殺す!
―――擬似ウルティモ・トペ・パターダ」
自由落下と共に火を纏い、蹴りを繰り出す黒裏を迎え撃つように轟は右手と左手にそれぞれ氷と炎を纏い、体の中心でそれぞれ最大出力で展開する。
氷と炎は混ざり合い、体の中心で蒼い炎へと形を変える。
「うぉぉぉぉおおおおお!!!」
「燃えろ闘魂
擬似
蒼い炎で、落下のエネルギーが相殺された黒裏だが、そこからさらに右足を上げてかかと落としをする。
「まだ!」
「やめとけ、慣れないことしてんだから、ぶっ倒れるぞ」
「くっ……」
「俺の勝ちだ」
「分かった、降参だ」
『ここに!一年雄英高校体育祭一位が決まった!!勝者!白黒表裏!!』
短い+いきなり決勝戦、案が出てこなかったためこうなりました、ネタバレになってしまいますが、神野でこの話は完結する予定です