甲子園のトラウマを打ち明けた惇。
そんな彼を放っとけず、優しく抱き締め慰めた三玖。
そんな2人を、陰から見ていた者がいた。
一花「・・・!」
その正体は、一花だった。
実を言うと、三玖が惇を連れて部屋を出て暫くして一花は目を覚ました。
その時惇と三玖の布団が空で誰もいないのに気付き、皆を起こさないよう静かに起き2人を探したのだ。
そして、漸く見つけたと思うと、三玖が惇の頭を優しく抱き締めている様子だったのだ。
一花「っ!」
驚きつつも一花はすぐさまその場を立ち去り、部屋に戻った。
そして、自身の布団の中に入ると
一花(あ、アレって・・・三玖がジュン君を・・・まさか・・・え・・・?)
三玖は、惇とそんな関係になったのかと思い、混乱していた。
すると
ガラッ
惇「悪かったな・・・少し気ぃ楽になった・・・」
三玖「ううん・・・ジュンが辛いの見ると・・・私も見てられないから・・・」
2人がちょうど部屋に戻ってきて、少しの会話内容を聞いていると
一花(え・・・あれ・・・?)
一花が想像したのと少し違っていたのに気付き
一花(あれ・・・私の早とちり・・・?)
一花「~っ!」
恥ずかしそうに尚且つ2人に気付かれないレベルで悶絶していたのだった。
・・・その翌朝
一花「んー・・・」
布団の上で寝返りを打った一花。ふと目を覚ますと
一花「ハッ!」
すぐ隣に惇の寝顔があった。
気が付いたらいつの間に眠っていたのだ。
と同時に
一花「ジュン君?な・・・何で?」
何故彼が自身のすぐ隣で寝ているのか不思議に思って身体を起こすと
一花「って、アハハ・・・皆メチャクチャ。」
周りを見て納得した。
そして、改めて惇の寝顔を見て
一花「寝顔・・・可愛いな・・・けど、まさか三玖と何の話してたのかと思ったけど、別に付き合ってたワケじゃなかったんだね・・・」
一花「いや、何安心してんだろう・・・平常心・・・平常心・・・」
一花「これくらい平常心でいられなきゃ友達・・・パートナーじゃないよね・・・」
自ら落ち着くように言い聞かせながら彼の寝顔に近付いた。
その時
五月「もう朝ですよ。朝食は食堂で・・・」
既に皆の誰より早く起きていた五月が、朝だから起きるよう声をかけて扉を開けると
五月「あっ・・・」
惇の傍に五つ子の誰かがおり、顔を近づけているのに気付いた。
その瞬間を見て
バタンッ
すぐに扉を閉めたのだった。
この時
一花「あっ・・・」
一花は誰かが見ていた事に気付いたのだった。
五月(嘘・・・あれって・・・)
この時五月は、つい先程自分が見たものを思い出していた。
その時
「中野・・・?」
五月「えっ?」
偶然にも旭高校の先生らと再会したのだった。
そして、皆も起きて無事に合流し、林間学校に向かったのだった。
風太郎「まさか、コイツらも同じ旅館で泊まっていたとはな。良く会わなかったもんだ。」
風太郎は、何故同じ旅館で泊まっていたにも関わらず会わなかったのか不思議に思っていた。
しかし
五月「・・・」
五月の反応が無かったため
風太郎「どうした?」
不審に思った風太郎が声をかけると
五月「い・・・いえっ!」
風太郎「?」
五月は少し強めの口調で返されたのだった。
五月(よく見てないから判断つかないけれど・・・あれは・・・私達の誰かが足立君を・・・)
一方の一花は
『一花ちゃん。女優業に専念するには・・・休学も選択肢に入れた方が良いかもしれないね。』
自身の事務所の社長、織田から届いたメールを見て、先日彼と話した事を思いだし考え込んでいた。
二乃の方は
「二乃。キャンプファイヤーの相手、決まった?」
二乃「こ・・・これからよ。」
「二乃は理想高いから。」
二乃「まあね。」
二乃(・・・足立君みたいにクール且つ高身長で格好いい男の子に出会えればなぁ・・・)
友達と一緒にキャンプファイヤーで踊るパートナーについて話していた。
「ねえ、キャンプファイヤーの伝説聞いた?」
「聞いた!結びの伝説でしょ?」
「生涯を添い遂げるんだって。」
惇「至る所そんな話ばっかだな。なあ、三玖。」
惇と三玖だが、周りは噂のキャンプファイヤーの話題でもちきりだったので少し苦笑いを浮かべながら話を聞いていた惇は、三玖に声をかけるが
三玖「・・・」
三玖はどこか上の空だったので
惇「三玖?」
惇は心配になって再度声をかけた。
三玖「っ!な、何?」
惇「どっかボーッとしてたけど、大丈夫か?」
三玖「う、ううん!何でも無い!」
三玖は、大丈夫だと答えつつ
三玖「ジュンこそ・・・大丈夫?」
惇に大丈夫かと返し尋ねた。
惇「まぁ・・・大丈夫だ。」
すると、三玖は彼の顔の耳元に近付き
三玖「もしまた辛くなったったら言って・・・私が一緒にいるから・・・」
また昨晩みたいになったら声をかけて欲しいと囁いた。
そんな2人の様子を見ていた
「足立君と三玖ちゃんって、何かお似合いじゃない?」
「そうかも。案外キャンプファイヤーで一緒に踊るかも!」
「でも、三玖ちゃんのお姉さんの一花さんともお似合いかも!」
「それを言うなら二乃さんともだよー!」
「美男美女カップルだよー!」
「でも、武田君も足立君と良い勝負するよねー!」
「確かにー!」
一部の女子達は、盛り上がっていた。
四葉(上杉さん、私がこの林間学校を・・・上杉さんの思い出の1ページにしてみせます!)
四葉は、風太郎に林間学校を楽しんで貰おうと決意を固めていた。
そんな中
五月「あの・・・上杉君。」
風太郎「ん?」
五月「足立君は・・・」
風太郎「ん?惇がどうかしたのか?」
五月「い、いえ・・・何でもありません!」
風太郎「何だよ・・・」
五月(やっぱり言えない・・・!足立君が・・・あんな事起きたなんて・・・!)
五月は、風太郎に今朝の事を言おうと思ったが、言えなかった。
そして、旭高校の一行は、林間学校に到着したのであった。
お待たせしました!!
中々文章に出来ず、時間が掛かり申し訳ございません!!
今後も時間が掛かりますが、宜しくお付き合い下さい!!
それでは、また!!