ギフト『全知全能』 絆の系譜 ―神獣と精霊の祝福― 作:煌人
ヨシテルは、バルトロスの装備と昇格を完了させた後、間髪入れずに三人目の仲間を召喚する準備に取り掛かった。
ジェネシス級の三人とSSランクの精霊が、次の仲間の具現化を見守る。
(これで、攻撃と防御の核は揃った。次は、パーティの生命線であり、戦闘のレンジを広げる遠距離火力、回復役、そして支援を一手に担える存在だ)
ヨシテルがイメージするのは、魔法職の最高峰、賢者のジョブを持つ存在だ。
(最高の魔法使いといえば、やはり天狐族だろう。膨大な魔力量と、あらゆる属性を操る知恵。そして、回復・支援能力に特化させる)
ヨシテルは、自身が創造する究極の回復役のイメージを脳裏に鮮明に描き、魔力回路を全開にした。
「アルシェ、バルトロス、準備はいいか。三番目の仲間は、俺たちの生命線だ。最高の魔法使いを呼ぶ」
「ええ、いつでも大丈夫よ、ヨシテル。バルトロスもね」アルシェラが応じる。
「任せとけ、ヨシテル!どんな奴が来ても、俺がガッチリ守ってやるぜ!」バルトロスが胸を叩いた。
「アルティメットスキル:召喚魔術。我、盟約を結びし者、汝、我の知識より顕現し、永久の友となり、最高の治癒者となれ」
召喚陣は、今度は光属性と万能属性の魔力を主軸とし、金色と銀色の幻想的な輝きを放った。
『リフィ、魔力結界発動! 召喚魔力の放出を、外部に漏らさないように周囲を囲ってくれ!』
召喚陣の中心から、辺りの空気を震わせるほどの、膨大な魔力の波動が立ち昇った。
それは、ヨシテルのMP 72000を遥かに凌駕する、絶対的な魔力の奔流だった。
光が収束すると、そこに一人の女性が立っていた。
身長はアルシェラより少し小さく豊満な体だが引き締まっていて、絹のような白い着物のような装束を纏っている。
彼女の頭部には、ふっくらとした美しい狐耳が覗き、背後からは、神々しい金色の毛並みを持つ九本の尻尾が優雅に揺らめいていた。
顔立ちは艶やかで、瞳は深みのある紫色。その優雅な雰囲気は、ヨシテルやアルシェラとはまた違う、超越的な美しさを持っていた。
彼女は問いかけた。
「……ここ、どこね?アタシを呼んだんは、そちらの人ね?」
ヨシテルは、その艶やかな姿と、その口調に、内心(俺の趣味全開だが、これは大当たりだ……!)と歓喜した。
「ああ、俺が呼んだ。俺はヨシテルだ。君は俺の最高の仲間になる」
ヨシテルは、彼女に盟約の魔力を発動させ、「カグヤ」と名付けた。
SSランク召喚者 カグヤ(初期ステータス)
名称: カグヤ
種族: 天狐族
ランク: SS
職業: 賢者(上級職)
レベル: 310
体力 (HP): 35000
魔力 (MP): 90000
攻撃力 (STR): 20000
防御力 (VIT): 25000
魔力 (INT): 95000
俊敏性 (AGI): 30000
スキル: 回復魔法、支援魔法、体術、言語理解、高速、手加減
エクストラスキル: 身体強化、魔力操作、火属性、水属性、風属性、土属性、アイテムボックス、鑑定
ユニークスキル: 絶対手加減、魔力収束、九尾の智慧、光属性、闇属性、氷属性、雷属性、万能属性
アルティメットスキル: 超回復、全属性魔法
備考: 圧倒的な魔力(MP 90000, INT 95000)を持つ、純粋な回復・支援・魔法火力担当。
(MP 90000、INT 95000。俺のINTを遥かに超える、魔法の極致だ。これなら、全属性魔法を無限に連発できる)
「アタシを呼んだんは、旦那様ね。旦那様の魔力、そげん強かね。アタシ、カグヤって言うとよ。旦那様の言いつけ通り、どこへでも付いて行くけんね」
カグヤは、優雅に微笑んだ。その一挙手一投足に、蠱惑的な魅力が溢れている。
「旦那様、あなたの隣の綺麗な人は?」
アルシェラライトが、カグヤの口調に少し戸惑いながらも答えた。
「私はアルシェラよ。ヨシテルが最初に呼んだ仲間だわ。よろしくね、カグヤ」
「アルシェラとおっしゃるのね。お綺麗な方ね。よろしく、アルシェラ」
続いて、バルトロスが豪快に声を上げた。
「俺はバルトロスだ!盾役のお兄さんだ!よろしくな、カグヤ!」
「ふふ、バルトは、そげん頼もしかね。よろしく、バルト」
ヨシテルは、カグヤに盟約の魔力による『絶対手加減』を付与し、彼女の能力を日常でも完全に制御できるようにした。
「カグヤ。早速だが、君のジョブを最高峰へと引き上げる」
「アルティメットスキル:魔術(スキル創造)。賢者を賢帝(けんてい)に昇格させる」
ヨシテルは、カグヤのジョブを、魔力と知性に特化した究極の上級職へと書き換えた。
『昇格完了。職業:賢帝(上級職)へ。MP、INTの成長限界が開放されました』
SSランク召喚者 カグヤ(賢帝へ昇格後)
名称: カグヤ
種族: 天狐族
ランク: SS
職業: 賢帝(上級職)
レベル: 330
体力 (HP): 38000
魔力 (MP): 98000
攻撃力 (STR): 20000
防御力 (VIT): 30000
魔力 (INT): 99000
俊敏性 (AGI): 35000
スキル: 回復魔法、支援魔法、体術、言語理解、高速、手加減
エクストラスキル: 身体強化、魔力操作、火属性、水属性、風属性、土属性、アイテムボックス、鑑定
ユニークスキル: 絶対手加減、魔力収束、九尾の智慧、魔力伝導、光属性、闇属性、氷属性、雷属性、万能属性
アルティメットスキル: 超回復、全属性魔法、精霊魔法、属性複合魔法
備考: MPとINTがほぼ上限に達した、最強の魔法職。
(完璧だ。INT 99000、MP 98000。もはや、歩く魔力炉だ。全属性魔法に加えて、精霊魔法と属性複合魔法も使えるようになった)
ヨシテルは、カグヤの武具にも手を加えた。
彼女は戦闘を前提としないため、魔道具と装束の強化に集中する。
素材: 聖獣の剛皮(ジェネシス級)、魔晄の糸(ジェネシス級)、世界樹の繊維(ジェネシス級)、SSランク魔石。
制作: 「アルティメットスキル:武器防具作成、アイテム作成。ランク:ジェネシス」
ジェネシス級装束:生命の光の智慧衣(ルーメン ウィタエ・ローブ)
特性: MP/INTに完全同期。魔法詠唱を不要にし、魔力消費を極限まで抑える。常に身体を最適な状態に保ち、治療魔法の効果を無限に増幅。
ジェネシス級魔杖:永遠の杖(ウィルガ・アエテルナ)
特性: 全属性魔法の威力を増幅。魔力伝導を極限まで高め、カグヤの魔力をパーティ全員に供給可能にする。
カグヤは、新しい装束と魔杖を手にし、その圧倒的な魔力の流れに目を細めた。
「旦那様、こいはすごかよ!アタシの魔力が、体中に淀みなく巡っている。これなら、どんな怪我も一瞬で治せるけんね」
ヨシテルは、カグヤにも、アルシェとバルトロスとお揃いのジェネシス級フード付きマントを作成し、着せた。
(これで、瞬神(ヨシテル)、雷帝(アルシェ)、玄帝(バルトロス)、賢帝(カグヤ)の四人が揃った。あとは二人。遠距離物理攻撃特化とデバフ役と斥候(スカウト)だ)
ヨシテルは、並び立つ三人の仲間を満足げに見つめた。
「皆、改めてよろしく。俺たちのパーティは、もう最強だ」
「えぇ、旦那様!アタシ、旦那様とこの素晴らしい仲間たちと、旅に出るんが楽しみでならんよ」
カグヤが艶やかに笑う。
「ふふ、パーティーが華やかになったわね。さあ、次は誰を呼ぶの、ヨシテル?」アルシェラが問う。
「残りは二人だ。次は、遠距離物理攻撃特化とデバフ役だ。この森で全てを整えていく」
(よし。これで三分の二が揃った。残りは二人。遠距離火力、そして斥候だ。どんどん召喚しよう。)
ヨシテルは、召喚魔法陣を展開、ジェネシス級の三人とSSランク精霊と共に、召喚を行っていく。