彼と彼を取り巻く物質群は疑似的な意識を形成し、そして並ぶものなき強大さと引き換えの孤独を理解した。
彼は次の宇宙に望みを託して静かに夢うつつを彷徨う。
もちろん現実の科学としてはとても成立しないのですが
その恒星は平凡な銀河の辺境でごく平凡な主系列星として成長し、至極平凡に赤色巨星へと脱皮して最後は平々凡々な
ところが彼の生涯はその青年期の終わりに、劇的な変動と共に宇宙の表舞台で上演されることになる。
カオス理論の
その結果生まれた原子番号286、原子量に至っては1000をも上回る超々重元素は、
そこまでが確率論=神の許す肥大化の極点だとしたら、
彼の挙動に応じて星系や銀河系をスイングバイして加速し続ける従順な星間物質たち。彼らはいかなる神秘が
彼…とある知的生命体の記述に敬意を表してアザトースと名乗ったかつての主系列星は宇宙を感じ始めた…
既知宇宙唯一最大の星間生命体アザトースにも克服できないものが有った。彼は惑星に張り付くしか能のないいくつかの弱小な生命体の記録から、自分の心を
それでも良い、この広大な
特権意識と諦念の入り混じった境地に差し掛かった彼は、それまで
互いに連絡しない文明間に共通する現象、逆に個々の種族特有の視点などを比較研究する中で興味深い
全く同じ経路で神経系が反応するのならば、それは自分の完全なコピーとみなしても構わないという、やや
宇宙は永遠の
彼は永久の無為なる
再びアザトースが…そして自分の存在情報を呼び水に成立した同じスケールの星間生命体が
定説となっている宇宙の熱的死という予測を覆す発見が近年なされたそうです
不勉強で詳細はまるで理解できていないのですが、均衡宇宙論には無常観を揺るがす力を感じました