僕のヒーローアカデミア 空拳ヒーロー エアーマン 作:ダレ狐
アニメオリジナル要素もあり良かった。
「発目選手 場外により、勝者 飯田選手 2回戦進出」
会場のスピーカーで俺の前の試合が終わった様だ。
俺は控え室から出てそのまま試合会場に出た。 緑谷以降はそれぞれの見所ある試合をしていた。 爆豪VS麗日は、かなり見応えあった。
麗日も負けたのは惜しかったが、ナイスファイトだ。
そして、フィールドにはA組 芦戸三奈が居た。
「さぁ〜第7試合 入学前に怪我により、遅れたが、予選での活躍は破竹の勢いはスゲェーぜ! 普通科C組 砕条 拳士」
「その触覚は何か出るのか? ヒーロー科 A組 芦戸三奈だ〜」
「行くよ〜」
「来いよ」
「試合開始!」
芦戸は靴から少量の酸を出して、インラインスケートの様に滑走しながら俺に近づいた。
「俺に近接で挑むとはな!」
「それはどうかな!」
間合いを詰めようとしたが、フィギュアスケートの様にスピンしながら酸を撒いていた。 咄嗟に迂回をして距離を取る。
「フィギュアスケートの経験者か?」
「まさか〜テレビで真似ただけだよ〜何とかアクセルみたいな技でも無いからね〜」
とにかく、酸の攻撃に対して対応しないと、酸を何処かに飛ばせたら…
「…飛ばす」
芦戸の後方の観客席には1-Aの席があり、緑谷と目が合い…俺は騎馬戦での行動を思い出していた。
「実戦で試した事は無いが…やるか」
「ニシシ、この勢いで私が勝つよ!」
芦戸は、先と同じように滑りながら俺の元に来た。
「衝突·壱式 」
「喰らえ!」
同じように酸を回転しながら撒く動作をしたが、今度は俺が技を繰り出した。 拳にで溜めた右手はまっすぐではなく、芦戸を横払いをして、個性の酸とバランスを崩した。
「うわぁ!」
芦戸はそのままコートの白線を超えた。
「芦戸選手、場外! 勝者、砕条選手 2回戦進出!」
「悔しい!」
「まぁ〜ぶっつけ本番にした技だった。 ギリギリだったぜ」
俺はそのまま試合会場を離れた。
A組 観客席 緑谷視点
僕は第7試合の芦戸さんVS砕条君の試合を見て、何時ものヒーロー分析ノートを書いていた。
「芦戸さんの個性の酸と砕条君の空気圧…どちらも近接と遠距離攻撃、移動手段としてバランスの良い組み合わせだ。 芦戸さんは運動能力が高く…」
「デク君、分析凄いね…」
「そんなこと無いよ! 皆の個性の使い方は為になるし、皆尊敬出来るヒーローだよ」
「おっ、次は常闇君と八百万さんだ!」
麗日さんと会話をしながら次の常闇君と八百万さんの試合が始まる。
「緑谷はこの試合はどうなると思う?」
「尾白君、 多分時間が勝負になると思うよ」
「時間?」
「うん、個性を使う時間が…」
開始直後、常闇君のダークシャドウが八百万さんを攻撃を仕掛けるが、すぐに個性で盾を作るけど、防ぐのに精一杯で押されてしまい、八百万さんは場外になり、失格になり、常闇君が2回戦進出になった。
「ケロ、百ちゃんが一方的に負けるなんて…」
「それだけ、常闇が余裕があるんだろうな 先の砕条みたいに」
「砕条君は体育祭始まるまで数日間練習見てたけど、個性を攻撃、牽制、防御、移動を上手く型として作ってたのが凄かった」
「それだけじゃないわ〜私や緑谷ちゃん達の騎馬戦の時も、相手の個性に上手く合わせてたのも凄かった」
「梅雨ちゃんの言う通りやわ」
砕条君の戦いは個性の使い方を理解してるかを見ている見たいで勉強になる。
「Hey、エブリバディ! 1回戦試合は終了だ! ここからは2回戦の発表だ」
2回戦
緑谷VS轟
爆豪VS切島
飯田VS塩崎
砕条VS常闇
「轟君…」
僕は君の生い立ちやこの試合に掛ける思いを聞いてる…それでも勝つよ、僕は!
数分後 緑谷VS轟 開始前 砕条 視点
「隣良いか?」
「2回戦おめでとう」
俺は心操の隣に座り、2回戦1試合目の緑谷VS轟の試合を見ようとしていた。
「そう言えば、砕条は騎馬戦で緑谷のチームだったよな…仲良かったのか?」
「ん? まぁ〜知り合いではあるが仲良いかは会って数日だからな…でも、不思議と応援したくなる奴だよ」
「確かにな」
「対する轟は…何て言うか、よくわからねぇーよ」
「何だよ、それは」
「接点が少ないのもあるが、少なくとも、ヒーロー目指してます…そう言う分かりやすい目標持ってる奴には見えなかった」
「…そう言う意味では砕条と同じかもな」
「あぁ…かもな」
心操に言われて理解した。 確かに俺も純粋にヒーロー目指してるとは言えない…だから、轟に何か気になるのも似た所があるのか?
そして、試合開始、轟の氷結攻撃で緑谷を凍らせようとするが…
「スマッシュ!」
緑谷の指を犠牲に轟の攻撃を防いでいた。 だが氷結の猛攻が止まらず、開始から数分後…緑谷は両方の指がボロボロ…
傍目から見たら、緑谷が敗北が濃厚になる。
「緑谷…あいつの個性相手では」
「目を見なよ、1ミリも諦めて無いぜ」
「全力で掛かって来い!!!」
轟と緑谷が何か言い合っていたが、緑谷の最後だけが聞こえるほど大声で叫んでいた。 そこからは緑谷の反撃だった。
轟の動きが鈍くなり、緑谷の攻撃が入るようになった。
そこから轟の氷結をするが、最初と比べて全体的な動きが遅くなっていた。
「緑谷、あんな怪我でよく轟の動きを捌いてるな」
「多分、轟は氷結の個性使い過ぎで動きが鈍ってる…身体に霜が付いてから」
「よく解るな」
「俺の個性も似た特性だ。 ゲームのスタミナゲージと似て、使用続けると使える量が限られるだろ?」
俺の空気圧の個性の特性としてはゲームのスタミナゲージと一緒で
肺に取り込んだ酸素の量で使える空気圧の量が決まる。
更に使用した技に応じて、俺の場合はインターバルが必要
衝突·壱式なら溜めるのに10秒いる。 弐式·参式と数が増える事にインターバルが10秒追加される。
インターバル気にせず使うと肺に取り込んだ酸素量が極端に減り、酸欠になる…
個性も身体機能の1つである以上は何かしらのデメリットがある。
「それじゃ、このまま行けば緑谷が勝つのか?」
だが、会場全体の予想を裏切った。 轟が騎馬戦まで使用しなかった。もう1つの炎の力を使い始めた。
「あれが轟の炎…」
「ショート!!!!!」
轟が炎を使い始めた瞬間にNo2ヒーロー エンデヴァーが叫んでいた。
「エンデヴァーさん急に息子さんを激励? 親バカなのね」
そんな、1悶着はあったが、緑谷と轟はこの一撃に全てを掛けた。
ドドドドドーーーン!!!!!!
2人の攻撃で試合会場には強烈な爆風で観客席の人間は唖然としていた。
煙が晴れてフィールド見ると場外で倒れた緑谷と、自分の氷で支えた轟が立っていた。
「緑谷選手、場外! 轟選手 3回戦進出!!」
会場が熱狂し、喝采していた。
俺は緑谷の様子が気になり、医務室行くと、A組の蛙吹·峰田·飯田·麗日と鉢合わせた。
「あっ、砕条ちゃん」
「よっ、緑谷の様子を見に来たのか?」
「あぁ、あんなボロボロの状態を見たんだ、友人として当然!」
「友人…俺は」
「お前も今は、グダグダ言う前に緑谷の所に行こうぜ!」
「おっ…おぉ」
峰田に引っ張られる形で医務室に行くと、緑谷とリカバリーガールと…見た事ない金髪の初老の人? 誰だろ?
「なぁ? 俺の見た事ないけど、ヒーロー科の先生か?」
「ケロ、私達も見た事ないわ、 学校の関係者だと思うけど」
「やぁ〜私は用務員だ」
「皆、来てくれたんだ…飯田君と砕条君…試合が近いのに」
「試合はフィールド整備でしばらく中止だ。それに僕の前には爆豪君と切島君の試合が先だからね 」
「緑谷、お前怖かったぞ…あんな試合見せられたら、プロもビビるぜ(ケロ)ぎゃああああ!」
「塩を塗るやり方はダメよ」
峰田のツッコミに容赦なく蛙吹の舌の攻撃を受けた。このタイミングの発言としてはアレだが…確かにヒーローとして安心する試合とは言えなかった。
「あんたら、ここでは静かにしな、今からこの子は手術をするんだから」
『手術!?』
「ほら、出ていき!」
俺達はリカバリーガールに追い出された。とりあえず、俺も飯田も試合が近いからそのまま選手控え室に向かった。
俺の控え室に入ると先の激戦を終えた、轟がベンチで呆然と座っていた。
「!? 轟、何でここに居るんだよ?」
「…わりぃ、試合終わってからここに居てな…そうか試合が進んでるなら次の選手の控え室だよな」
どう見ても試合が勝った奴の態度には見えないな、燃え尽きた様な…そんな感じに見えた。
「…何だよ、緑谷の事気にしてたのか? 少なくとも、コレから手術するって言ってたけど、本人もちゃんと喋れてたからすぐに終わると思うぞ」
「そうか、それなら良かった…」
騎馬戦の時は、あんなに緑谷に対して闘争心むき出ししてたのに…あの試合で何があったんだ?
「…はぁ〜緑谷の事、気になる事あるなら、とりあえず言ってみろよ」
「?」
「試合前でそんなやる気ない奴の顔見ると、コッチに影響出るわ! とにかく、話せることや気になった事を言ってみろ言葉に出すことで変わるものも有るから」
「言葉に出すこと…確かにな」
何か、ほんの僅かな時間で人間の表情は変わるんだな…
「言ってみろよ」
「そうだな…実は」
そこから聞いたのは、轟の父親こと、No.2ヒーローエンデヴァーはNo.1ヒーロー オールマイトに勝てない為に、第2第3世代に多かった話、個性婚で、炎で自身に熱の負荷を下げるために氷結の個性を持つ、轟のお母さんと結婚した。 そして、エンデヴァーが望む
【半冷半熱】の個性に生まれた。
轟に幼少期からスパルタ教育をしていた。 それを注意した母親にも手を挙げていた。 その劣悪な環境で精神的に追い込まれた母親はある時に轟に沸騰したお湯を顔にかけたそうだ。
大好きなお母さんを追い込んだエンデヴァーを憎んでいた。 だから、その父親の個性の炎を使う事は極端に嫌だった。
「でも、緑谷に」
【君の力じゃないか!!】
「それを言われて、昔、オールマイトのインタビューやお母さんに…血に囚われるな…その事を思い出したんだ」
「そっか」
「だからこそ、俺はどうしたいのか…わからなくなってきた」
「…まぁ、衝動的な行動した俺には対して言えないが…緑谷に言われてお前はどう感じたんだよ? 具体的に言えなくても…大事な思い出を思い出す程、嬉しかったんだろ? エンデヴァーではなく、
轟 焦凍として個性として見ろよ…俺には緑谷の言葉にはそう聞こえたぜ」
「あの、クソオヤジの個性ではなく…俺として」
話が気になるが控え室のモニターに 飯田VS塩崎 試合が飯田の勝利に終わった。
俺が試合会場に行けと言うアナウンスが表示された。
「悪い、次は俺が試合に出るから、お前もいい加減自分の控え室に行けよ」
「なぁ…えっと」
「俺は砕条だ、前に1度しか名前言ってないからな」
「悪い、人の名前を覚えるのはあんま得意じゃなくて」
「仕方ねぇーよ、クラス違うからな」
「ありがとな 少しは楽になった」
「そうかい、なら次の試合の時はシャキとしろよ」
俺はそのまま試合会場に向かうと目の前には騎馬戦で同じチームだった 常闇が待ち受けていた。
「とんだ運命の巡り合わせだな、騎馬戦では共にチームを組んだ中なのに」
「そうだな、 まぁ〜だからっと言って勝ちは譲らないがな」
「無論、俺もだ」
「それでは2回戦、砕条VS 常闇 試合開始!」
「行け、ダークシャドウ!」
「あいよ!」
ダークシャドウが俺にもうスピードで接近したが、俺は跳び箱の要領でダークシャドウの頭上を超えて、その影を足場にした。
「早い!」
「飛脚·壱式」
俺は常闇の懐まで一気に間合いを詰めて突進をした。
「がっ!」
攻撃を受けた常闇はそのまま後方に飛ばされ膝を付いた。 ダークシャドウもすぐに常闇の所に駆けつけようとしていた。
「そうはさせるか!」
ダークシャドウが間合いを詰める前に俺は常闇の鳩尾に正拳突きをして、常闇は悶絶していた。 するとダークシャドウは常闇の中に引っ込んでしまった。
「くっ…」
「ダークシャドウはすげぇーが、やはり本体に何かしらのダメージあると、個性が使えなくてダークシャドウは引っ込むんだな」
「まさか、それを知っていたのか?」
「予想しただけだ」
「そうか…なら、降参する」
「常闇選手の敗北宣言により、砕条選手準決勝進出」
「さぁー次はいよいよ準決勝だ」
準決勝
轟VS爆豪
砕条VS飯田