僕のヒーローアカデミア 空拳ヒーロー エアーマン 作:ダレ狐
事の始まりは中国、軽慶市。『発光する赤児が産まれた』というニュースだった。
以降、各地で「超常」は発見され、いつしか「超常」は「日常」に、「
世界総人口の約八割が何らかの「特異体質」である現在。
個性を悪用する**
そう、「ヒーロー」と呼ばれる職業である!
テレビで活躍するヒーローを見て憧れを持つ人は多い――この俺、
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「道場が燃えてる……皆!」
中学3年の修学旅行の帰り。
家に向かうと、個性と武術を合わせた武術道場として育った家が燃えていた。周囲には野次馬が集まり、家へ入れなかった。
「どけ! 俺の家だ!」
野次馬を押しのけて中に入ると、燃え盛る建物の中に、生存者はいなかった。
血塗れの門下生たちが倒れていた。
「うっ……皆……誰がこんな事を……」
道場は火に包まれながらも、刃で斬られた跡が生々しく残っていた。
そして倉庫へ行くと、孤児の俺を育ててくれた道場主で父である男が、壁にもたれるように倒れていた。
「!? 父さん!!」
「……拳志、お前は無事か?」
「何でこんな事に……誰が……」
「私だ」
「お前は誰だ!」
背後を見ると、片目が隠れるほどの長髪の男。年齢は30代後半。
幼い頃から道場にいたが、俺は見覚えがなかった。
「だろうな。俺は
「門下生……? どうしてこんな事を」
「証明するためさ。新しい時代を切り開くにあたり、俺を否定した“道場の在り方”が誤りであるとな」
「村正……お前は昔から力に固執していた。
力を振るうのに一般市民を巻き込む危険性があった。
だから私はお前を破門した……」
「弱肉強食。強者が正義なのは、何が間違いだ?」
村正……初対面なのに、底知れぬ恐怖が伝わる。
「何が強者だ……歯向かわない人間にしか強く当たれない奴に、強者とは言わない」
「ふっ。現に“俺に負けた”お前が言っても説得力が無いな」
「父さん……」
「なるほど、“負け犬”のクソ親父が預かってるガキか?」
「今、何て言った? 誰が負け犬だ!」
父を侮辱された怒りに任せて殴りかかる俺。
村正は右手を手刀の構えにした。
「子供は単純だ」
「その腕ごとへし折ってやる!」
「拳志! 下がれ!」
父の怒号に反射的に下がる。
その瞬間、村正の手刀は空を切った。
「おいおい、せっかく真っ二つにしようと思ったのに」
「そいつは残念だったな」
「苦しむ怪我をしてよ」
「え……?」
次の瞬間、制服が裂け、血が吹き出した。
「拳志!」
「くっ……なんで……俺、手刀喰らってないのに……」
「いや、触れたさ。ほんの爪先程度にな」
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個性:切断
触れたものを切断する。
“触れた位置から腕の長さ”に比例して傷が深くなる。
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「くそ……っ」
「……拳志!」
重傷を負いながらも、父はフラフラと俺に駆け寄った。
「父さん……?」
「この手負いじゃ、傷を“完全”には塞げない……が、それでも……」
「何言ってるんだよ父さん!」
「まさか個性を使う気か? かつてリカバリーガールの弟子と言われたディバインドさんよ〜」
「ふっ。
その名前はとっくに捨てた……今はただの**十文字 紋太(じゅうもんじ もんた)**だ。
この“砕条 拳志”の父親だ」
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ヒーロー名:ディバインド
個性:
触れた相手の負傷を自身が肩代わりする。
または自分の傷を相手に移すこともできる。
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父が俺の傷に触れると、痛みは消え、血も止まった。
代わりに、父の胸から血が噴き出した。
「父さん! 何してんだよ! なんで……!」
「血の繋がりがなくても……お前は俺の息子だ。
身体を張らなくてどうする……
……血を流しすぎた……もっと、お前の成長、見たかった……」
それが、父の最期の言葉だった。
「っ……父さぁぁぁぁん!!」
「ふん。俺が仕留めるはずが、自分から死ににいくとはな……火の手もやばい。ズラかるか」
「待てよ……こんな事しておいて逃げんのかよ!!」
追いかけようとした瞬間、倉庫の屋根が崩れ落ち、炎が道を塞いだ。
「お前程度のガキ、いつでも殺せる」
「待て、村正!!」
「ガキのくせに呼び捨てかよ。
……いや、俺の名前は今日から**切断者《スライサー》**だ。
ここから生き残って、もう一度俺に会いに来い。
その時は切り刻んでやるぜ。ハハハ!」
「スライサァァァァァ!!」
倒れた父を抱きながら脱出したが、煙と出血で力尽き、俺は意識を失った。
――後に学校の先生から聞いた話では、
葬式は地域の人が行ってくれたが、道場は跡形もなく焼け落ちたという。
俺は生まれて間もなく道場の前に捨てられ、本当の親も知らない。
家も家族もすべて失った。
残ったのはただ一つ。
スライサーへの復讐心だけだった。
故郷を捨て、奴の手がかりを追うため
俺は闇の世界へ足を踏み入れた――。
好きな物 カレーライス
出身地 兵庫県
身長 176cm
個性 次回に説明
見た目 イメージ スクライド カズマ(アルター使用時の髪が逆立ち状態)