ブラックマーケット。そこは暴れ者の巣窟。
しかしマーケットととつくからには、確かに商売が存在し、
表に出ない商品も多く存在する。ここにも、そんな人間が一人、
お町「あら。いい商品じゃない。これちょうだい!」
店主「へへへ。五十万でさ。」
お町「そんなぁ。あんまりぼったくると、客が離れるわよ?」
店主「…へへへ。アンタには敵わねえな。十万ならいいぜ。」
お町「五万。正当な値段でしょ?」
店主「へっ。まいどあり。」
お町「ありがと。」
お町「これだからブラックマーケットってやつは嫌ね。隙を見せたらすぐこれよ。」
??「あ、あの!」
お町「さぁ!早く帰りましょうか。」
??「あの、j9の方ですよね?」
お町「そうだけど、、!って、その声まさか、、!」
??「!もしかしてお町ちゃんですか?私です!阿慈谷ヒフミです!」
キッド「〜♪〜〜♪」
ボウイ「あらキッドさん。ずいぶんご機嫌みたいね。」
キッド「そりゃそうよ。五十万だぜ?この銃のカスタマイズに、好きなレコード。好きなもん大体買えるぜ?」
ボウイ「そりゃ良かったね。私は車だから、五十万じゃせいぜい車の整備用品買う程度だよ。」
キッド「はぁ〜あ。また新しい仕事入ってこないかねぇ。」
ボウイ「そんなすぐには、」
お町「ただいま!早速だけど仕事頼めるかしら?」
キッド・ボウイ「マジ!?」
ヒフミ「オークションの護衛をしてほしいんです!」
アイザック「護衛、ですか?」
ヒフミ「はい。どうしてもオークションで欲しい物があって。」
シン「でも、それじゃ自分で行けばいいんじゃない?」
お町「それが、オークション落札者狙いの盗賊が暴れているらしいの。ね、ヒフミ先輩。」
キッド・ボウイ「先輩?」
お町「そうよ。私、中等部3年だもの。」
キッド「中等部3年?うっそだぁ、俺たちと同い年に見えるぜ?」
お町「嘘じゃないわよ。ほら学生証。」
そこには確かに中等部3年と書いてある。
キッド・ボウイ「まじか……。」
アイザック「それで、依頼金は?」
ヒフミ「私がオークションで支払ったお金の半分を支払います。恐らく、五十万円ほどになりますが、、」
お町「ねぇいいでしょアイザック。先輩の頼みなんだし、私は断りたくないわ。」
アイザック「わかりました。引き受けましょう。」
ヒフミ「!よろしくお願いします!」
オークション会場
進行人「さぁこの商品、次の落札者がいなければ落札となります!いますか?いませんね!なら落札です!」
落札者「やった!」
アイザック「ヒフミさん。貴方が手に入れたい商品はこの次に出てくるのですね。」
ヒフミ「はい。恐らく、、。」
進行人「さて次の商品は、試作段階で十体のみ製作された超レア物!『カーメンペロロ』です!」
お町「もしかして、あのキモい人形?」
ヒフミ「キモい人形じゃなくて、ペロロ様です!」
アイザック「なかなか可愛いじゃないか。」
ボウイ「え?」
そうこうしている内に、オークションが始まった。
ヒフミ「十万!」
進行人「十万!他には?」
男「二十万。」
ヒフミ「!三十万!」
男「三十五万。」
アイザック「おかしいな。確かに可愛いとはいえ、ここまで白熱するものか?…シン。」
シン「なんだい?アイザックさん。」
アイザック「ちょっとこのオークション会場について調べてくれ。」
ヒフミ「五十万!」
男「七十万。」
ヒフミ「百万!」
進行人「百万が出ました!他には、、居ないようです!」
ヒフミ「やりました!何とか落札出来ました!」
お町「良かったわね先輩。……ん?アイツラは?」
ヒフミたちの元にバイクが迫る。
不良「アンタ落札者だな!落札した物置いてって貰おうか!」
その姿に、アイザックは疑問を覚えた。
アイザック(金銭ではなく落札した物を?…やはり、、。)
ヒフミ「で、できません!」
不良「なら痛い目見て貰うぜ!」
お町「下がっててね。ここからが仕事よ。」
不良「たった二人でこの数に勝てるかよ!やっちまえ!」
お町「はぁ!」
不良「ぐぁっ!」
お町「どうするのアイザック?このままじゃジリ貧よ!?」
アイザック「案ずるな。もうすぐだ、、来た!」
アイザックたちの下に1台の車が!上にはキッドが機銃を構えて立っている!
ボウイ「お初にお目にかかります。」
キッド「そして、お別れの時!」
ブライサンダーの機銃が連射される!
不良「うわぁ!逃げろ!」
不良たちは尻尾を巻いて逃げた。
ボウイ「バッハハ〜イ。」
アイザック「これでいいだろう。…さて、皆行くぞ!」
ヒフミ「えっと、行くってどこに行くんですか?」
アイザック「この不良達の元締めの所だよ。」
進行人「なにィ!?逃しただと?」
不良「す、すいません!」
進行人「役立たずどもが!まぁいい。それよりも、次の落札者を襲え。次の落札者は、、」
見張り「大変です!コズモレンジャーj9とか言う奴らが、うわぁっ!」
見張りは倒れ、その後に人影が。
進行人「!何者だ貴様ら!」
キッド「なるほど。進行人と不良はグルだったわけだ。」
アイザック「ああ。恐らく、仲間と共に値段を吊り上げ、買った人間の商品を奪うことで金だけを得る。そう言うやり方なのだろう。」
ボウイ「なるほど悪党ってわけ。」
進行人「クソッ!お前たち殺れ!生かして返すな!」
不良たちは銃を構えるが、その全てはキッドに撃ち落とされる。
不良「ぐわっ!」
キッド「このブラスターキッドに勝つなんて十年早いぜ。」
進行人「役立たずどもが!」
進行人は逃げ出した。
お町「逃げるわ!?」
アイザック「追うな!」
ボウイ「え?そりゃ何で?」
アイザック「あっちには、私たちの依頼人がいるからな。」
進行人「クソ!シノギがバレたか!しかし、このブラックマーケットに雲隠れすれば、、っつ!誰だ!?」
進行人の前に一人のヘルメット姿の生徒が。変装したヒフミである。
ヒフミ「逃がしません!」
進行人「や、やめろ!金ならいくらでも、、!」
ヒフミ「金じゃありません。」
進行人「?」
ヒフミ「貴方はペロロ様を犯罪に使いました。私はそれが許せません!」
ヒフミは銃を進行人に向ける。
進行人「や、やめろぉぉぉ!」
その銃弾は、放たれた。
ヒフミ「皆さんありがとうございました!」
ボウイ「じゃあ送り届けて来るよ。」
お町「道案内は任せてね。」
アイザック「ああ。二人とも頼むぞ。」
キッド「アイザック、良かったのかい?代金を貰わなくて。」
アイザック「いいんだ。奴を警察に突き出したことで報奨金も貰えたしな。それに、、」
シン「おかえり!なんだいその人形?」
アイザック「ああ。ペロロというらしい。可愛いだろう?」
シン「ええ?気持ち悪いよ、姉ちゃんもそう思うだろ?」
メイ「そうね。なんだか変よ。」
アイザック「そ、そうか。可愛いと思うのだが、、。」
オークション、中に潜んだ悪党を
倒したきっかけ、ペロロ様。
ただのマスコットと侮るなかれ
バックに潜むは後のファウスト。
コズモレンジャーj9、お呼びとあらば即参上!