ゲヘナ。そこは争いの絶えぬ学園。そこの治安維持組織である風紀委員会は、まさに、ゲヘナの番人であった。
不良「ヒ、ヒナだぁー!」
不良「勝てるわけねぇ!逃げろ〜!」
ヒナ「…はぁ、最近妙に多いわね。」
風紀委員会生徒「委員長!」
ヒナ「何?」
風紀委員会生徒「それが、キッドの奴が見つかったらしいんです!」
ヒナ「キッドが?」
風紀委員会生徒「何でも風紀委員会を無断で抜けた後、ブラックマーケットでコズモレンジャーj9とかいうチームに入ってるとか。まったく、何やってるんだか、、」
ヒナ「コズモレンジャーj9、ねぇ、、。」
ポンチョ「アイザックさん!草むしりを手伝ってって依頼が、」
アイザック「却下だ。」
ポンチョ「アイザックさん!猫探しの依頼が」
アイザック「却下だ。私たちは便利屋ではないからな。」
アル「へっくち!……風邪かしら?」
ポンチョ「みなさ~ん依頼でゲスよ!」
アイザック「却下だ。どうせくだらん依頼だろ?」
キッド「そうだな。どうせ草むしりとかだろ?」
ポンチョ「いえいえ。それが、ゲヘナの風紀委員会からの依頼でゲス。」
ボウイ「風紀委員会?それってキッドさんが昔いたところでしょ?」
キッド「あぁ。化け物レベルで強い委員長がいるところだ。」
ヒナ「あら。化け物とは心外ね。」
ドアの影からヒナが現れる。
ヒナ「久し振りねキッド。無断で辞めて元気にしてた?」
キッド「…キッド?ダレノコトカナ?」
ヒナ「安心しなさい。今回は連れ戻すために来たんじゃないのよ。依頼に来たの。」
アイザック「では、お話を聞きましょう。」
ヒナ「温泉開発部を止めてほしいの。」
お町「温泉開発部?」
シン「確かゲヘナで温泉開発を無理やりする荒くれ者の集まりって聞いたけど、」
メイ「でも、それなら風紀委員会で何とかなるんじゃない?」
ヒナ「今回現れた場所が、何故か数箇所なのよ。」
ボウイ「数カ所?」
アイザック「恐らく撹乱だろうな。わかりました、お引き受けしましょう。」
ヒナ「助かるわ。依頼金は万魔殿に請求しておいて。」
アイザック「よし、では行くぞ!」
キッド・ボウイ・お町「イェーイ!」
不良「なんだか知らねぇが、装備品をくれるなんて気前のいい奴らだな!温泉開発部ってやつは!」
不良「おまけにアジトに丁度いい場所も教えてくれるなんて!これからのゲヘナは私たちのものだ!はっはっはっ!」
??「それは素敵だな!私たちも混ぜて貰おうか!」
不良「誰だ!」
イオリ「風紀委員会だ!全員手を挙げろ!」
アイザック「あちらも始まったようだ。皆行くぞ!」
不良「何者だ!」
キッド「コズモレンジャーj9。このキヴォトスの始末屋さ。」
不良「やっちまえ!」
ボウイ「行きますよキッドさん!」
キッド「OK!ブライショット!」
アイザック「こちらj9。制圧を完了した。どうやらただの不良らしい。」
イオリ「こちらもだ。ヒナ委員長は?」
ヒナ「こっちも本物じゃないわ。本物は一体?」
アコ「委員長!無事ですか!?」
ヒナ「アコ!?どうしたの?」
アコ「風紀委員会本部が温泉開発部に襲撃を受けています!制圧に向かわせた隙を突かれました!」
アイザック「くっ、罠だったか!ここからなら私たちが一番近い。先に行くぞ!」
ヒナ「任せたわ。私たちも急ぐ!」
カスミ「ハーハッハァー!囮大作戦成功だな!」
メグ「さぁ皆!風紀委員会本部の地下を早く掘ろう!」
カスミ「奴らもまさか本部を責められるとは思っていまい。この勝負、私たちの勝ちだ!」
キッド「そうはさせない!」
本部にブライサンダーが突撃する。温泉開発のための資材は吹き飛んだ!
カスミ「うわぁ!何をする!」
キッド「あんたらこそ、他人の場所で温泉作るなんて駄目だろ!」
カスミ「ええい!やってしまえ!」
メグ「OK、皆行くよ!」
アイザック「私たちも行くぞ!」
温泉開発部メンバー「はぁ!」
お町「あら危ない。ハンマーで殴るなんて!」
メグ「隙あり!」
避けたお町にメグの火炎放射器が迫る!
アイザック「危ない!」
アイザックの鞭でお町は引き寄せられる。
お町「ありがとうアイザック。」
ボウイ「でもどうするよ。この数とこの練度、俺たち4人じゃきついぜ?」
アイザック「もう少し耐えてくれ。もう少しで、、」
カスミ「ハーハッハァー!たとえ一人一人が強くても、この数には勝てないだろ!」
キッド「……そうだな。だがアンタは忘れている。」
カスミ「?」
キッド「ここは、風紀委員会の拠点だってことを!」
ヒナ「そうね。ここは私たちの拠点。なら、私たちが守るのが筋でしょう?」
カスミの前にいた温泉開発部メンバーは爆風で吹き飛ぶ!
カスミ「……ま、まさか、、!」
ヒナ「ええ。私たちよ。」
風紀委員会本部の入り口前には、風紀委員会が集合していた!
イオリ「皆行くぞ!」
風紀委員会生徒「うぉ〜!」
メグ「部長逃げて!ここは私たちが!」
アイザック「ならば貴方たち温泉開発部メンバーの相手は、風紀委員会生徒とコズモレンジャーj9がお相手しよう。ヒナ委員長は部長を追ってくれ!」
カスミ「ひぇ〜!」
ヒナ「わかったわ。」
イオリ「お前とまた戦えるとはなキッド。腕は落ちて居ないようだ。」
キッド「イオリさんも、腕上げたんじゃない?」
温泉開発部メンバー「あの2人を集中して狙え!」
ボウイ「おっとそうはさせないぜ!」
ボウイのブライサンダーが間に割って入る!
アイザック「ブライショット!」
温泉開発部「うわぁ!」
メグ「皆!」
イオリ「これで、お前一人だな!」
メグ「せめて、部長さえ逃げ延びてくれれば、、」
路地裏。
カスミ「ここまでくれば、、!」
ヒナ「ここまでくれば、どうなのかしら?」
カスミ「うわぁ!ヒナ!?」
ヒナ「よくも風紀委員会本部を破壊してくれたわね。この始末、つけてもらうわよ。」
カスミ「ひいいい!」
お町「ふぅ〜いいお湯ね、。」
ボウイ「しっかし不思議なもんだな。あんなに暴れ回っていた温泉開発部も、こんな温泉を作れるんだぜ?」
アイザック「奴らの行いも、全てがデメリットではないのだろう。だとしても、他人の場所を破壊するのはいかんがな。」
ボウイ「そうだねぇ。……そういやキッドは?」
アイザック「ああ。キッドなら、、」
ヒナ「そう。風紀委員会に戻るつもりはないのね。」
キッド「ああ。俺の生き方には合わない。」
ヒナ「イオリには挨拶しなくていいの?」
キッド「ああ。後で伝えといてくれ。」
ヒナ「いいけど、何を?」
キッド「俺は俺の道を征くってな。」
風紀委員の、依頼をこなしたj9
キッドは過去を振り返り、やはり選んだこの道に
後悔しない、キッドの生き方。
コズモレンジャーj9、お呼びとあれば即参上!