時は遡り
西暦1944年 ヴィシーフランス ボルドー
神殺し達は計画する。世界の救済を、人の身でありながら神を殺したものとして、ありとあらゆる無法を天に届けさせるため。異界渡りの儀式を遂行する。
辿り着くのは人の世ではなくかといって神の世でもない何処か、その異境においてとあるものが朗々と語りあげる。これは過去であり未来の話。救世への布石のために世界を秩序から混沌へと突き落とした神殺したちが語りあげる。
カナダの神殺しアイリス・アークライトが悪態をつきながら自らに課せられた使命を果たす。
「なるほど。このルートね。見つけたぞ馬鹿、大人しく従え、未だ神殺しならぬ人の身で未来に喧嘩売るな!!この狂人!!」
オーストラリアに拠点を置く神殺しイーディス・ウィンチェスターは恍惚とした笑みを浮かべ救世の神刀に向けて宣誓する。
「ついに時は満ちた。過去の王そして未来の王が生誕した。喝采せよ我らの野望はついに果たされる。救世の神刀を持つ最後の王、この世の最後に現れる御子は役目を終え、世界を救う権利は人間の手へと舞い戻るのだ!!ああ……長かった。──この計画に携わったもの達へ祝福あれ!!」
かくしてこの世を救世する御子は異境へと封じられ、救世の神刀は神殺しの手に渡った。
だが、この程度で世界救済の運命を滅ぼすことなど出来はしない。たとえ御子が現れなかったとしても救世の神刀を振るうに相応しい神々は存在するのだから、盟約の大法を使いこなすものは現れるのだから、いずれ現れる新たな最後の王が降臨するまでの猶予期間でしかない。
それを知りながら神殺し達は笑う、ああ──望みを叶える第一歩を踏み出したと、我らが真に天上へと至り。神々すらも歯牙にも掛けない最強の戦士へと至るのだと。この世の理すらも踏み越えて行こうと。それがどれだけの難事であるかを知りながら、知ったことかと運命を踏み越える。我、神殺しの獣なり。そう叫ぶ。
結果として彼女達の悲願は未来で果たされる。
約束の時、世紀末に勇者が蘇りし時、魔王としての責務を果たすために世に混沌をもたらした結果として宿願が成就する。
だが、少女達が悲願を見届けることはない。なぜなら、この後の第一次魔王大戦で少女達は死亡するのだから。計画に噛んだ神殺しは四名、その中で生き残ったのはたった一人だけだったのだから。
これこそがかつて過去のフランスで起きたことの全容、すでにこの世に存在しない神殺し達の一幕
素朴な疑問なのですが、原作カンピオーネ!読んだことあるよという方は、どのくらいいらっしゃいますか ?
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読んだことない 。
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ちょっと読んだことある 。
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全巻読んだことある 。
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全巻と神域とレルムズ読んだことある 。