ただ、貴方にただいまを言って欲しくて 作:お寿司のネタのサーモン
何時からだろうオペレーターに尽くすのが苦痛に感じ始めたのは
本社に行った時か、それとも様々な長さのビルが乱立する国に行った時か。
詳しいことは覚えていない、だがそのころだったはずだ。
仲間が強くなる。
自分が死ぬ
敵が強くなる。
仲間が死ぬ
何時しか僕は置き去りにされていく・・・はずだった。
「今回もNOOBを連れていく。」
世界を救う戦いに誇りを持てない僕をオペレーターは連れまわした。
他にもずっと連れまわされる仲間もいるが、それでも僕でなくても良いだろう。
自分よりも多くの支援を仲間に付与する仲間が加わる。
自分より多くの攻撃を防ぐ仲間がいる。
中には僕より幼くても僕より強い仲間がいる。
僕の様な臆病者のロブロクシアンは放っておいて勇敢で強い仲間を連れて行った方がいいのに。
そう何度も思う。
だが今日も呼ばれてしまった。
僕の名前はNOOB、今日も味方の足を引っ張る役立たず、それでもなお頑張ってオペレーターを支えようとする初心者だ。
NOOB「よろしくお願いします、皆さん。」
恐怖に負けそうになるが頑張って笑顔を貼り付ける。
それは戦闘中の今もだ。
「ハァー・・・ハァー・・・ハァー・・・」
視界がぼやける、意識が遠のく、心臓の音がうるさい。
まるでチェーンソーで胴体を切り裂かれたかのような痛みが身体を襲う。
初めから奥の手を使ってなおこの痛み、それは相手にとってあいさつ代わりのジャブでしかない。
恐怖で逃げ出したくなる、だがそれは許されない、この場に立っている以上死ぬか相手を倒すかしなければいけない。
僕は攻撃を耐えてしまった、いや耐える。
体に痛くない所は無いだが相手の攻撃が止んだ。
僕は攻撃を耐えきったのだ。
僕は相手を見据える、今までの仕返しをしなければならない。
「NOOB!」
首に下げていたタリスマンが赤く光る。
今はもういない【親友】の形見、仕返しをするだけの気力を与えてくれた。
「うウウゥゥ・・・」
確実に一歩ずつ相手に近づいていくが・・・
相手はそれを察して水色の光で全身を包む。
あれはシェドレツキーのBANハンマーやチャンスのスナイパーも無効化したバリア、僕程度では破ることはできないだろう。
「デューセッカー!」
「『プラズマビーム』!」
目の前で水色の光が消え去る。
「・・・・!?」
「ハアアアアアアアアアア!!!」
極限までため込んだ足の力を使い首元にかぶりつき引きちぎる。
その攻撃で相手はたたらを踏んでやがて・・・・
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気が付いたとき戦いは終わっていて僕は何時もの医務室で目を覚ました。
NOOB「戦いはどうなりましたか?」
ベットの横にいた管理人が言うにはもう戦いは終わっていて相手がどうして今回のような出来事を起こしたのか、追い詰めた先で現れた増援が居たことも、後から聞いた。
取り敢えず世界は救われたというわけだ。
当然、世界が救われてはいおしまいとは行かない、戦闘で傷付いた町や人を治してようやくハッピーエンドになる。
勿論世界を救った一員として誇りに思うが黒幕っぽいやつが言うにはまだおしまいというわけではないだからまだ連れまわされるだろう。
今更ながらに僕が属している財団は『ロブセイ』という、何でこんな名前なのかは知らない。