元自衛隊員、学園都市で教師になる 〜暁に咲く約束のエレジー編〜   作:風間しんや

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今回の話はプロローグで出たシーンもあるため読みづらいでしょうがご了承ください


第一話

第一話

海翔学園――

キヴォトスの主な海上輸送関係を担っている流通専門学園。

タンカー船、自動車運搬船など様々な商船を実際に運用し、キヴォトス外の国と貿易を行っている、ハイランダー同様キヴォトス内に自治区を保たないが年中キヴォトスと他国を行き来しているため、まず、キヴォトスにいること自体が少ない

 陸地にいることが少ないからかキヴォトスや各国家の情勢を知らない時もある

 そんな学園に通う生徒のほんの一部が乗るコンテナ専用船は今、ある国の交易港へ入港しようとしていた

「係留よーい」

 海翔学園の生徒の一人が舵を握りながら告げる

「係留よーい!」

 とその隣にいる生徒も復唱する、彼女達のいる船橋の下ではそれ以外の生徒と船員たちが慌ただしく動いていた特に言葉は発しないが各々がやるべきことを理解し動くすると船体から何やら音が響く、船体のちょうど海水に浸かっているところにあるバウスラスターが起動したのだ、主に大型の船体が岸壁へ船体をつけるために使われる

 向きを整え岸壁へ接近するコンテナ船、すると細いロープを持って構えていた船員たちが一斉に岸壁へそのロープを投げる、そのロープの先にはおもりが付いておりそれは勢いよく飛んで岸壁の奥へと落ちる、それを陸で待機していた作業員が掴みそのロープの先にある太いロープを手繰り寄せる船首と船尾で合計4本の太いロープで固定されたコンテナ船にコンテナを降ろしたり積んだりする機械が近づき荷降ろしを始める

「……ふぅ~やっぱいつも緊張するな〜」

 舵を握っていた生徒はホッと息を漏らしつついう

「だよね~」

 と彼女の隣にいた生徒も言う

「疲れたでしょうし、船室に戻って休んでください、3時間後に無線当直があるから遅れないように」

 と帽子をかぶったオートマトンが二人へそういう

「分かりました、では失礼します」

 と彼女達はそう言い残し船橋を退出する

 

 数時間後

 海翔学園コンテナ船船内

「今回の荷詰め計画書が届いた」

 と船員の一人が集まった生徒たちの前に紙を置く

「うわ〜また随分積むなぁ……」

 と計画書を見るなり生徒の一人が愚痴をこぼす

「……あれ?次の入港国ってどこでしたっけ?」

 と生徒の一人が尋ねると

「ヴァルグラント連邦国だった気がする」

「え?あのヴァルグラント?」

「そうだけど、なんか良くない感じ?」

「だってあそこ軍事国家じゃん、降りたくないな〜」

 と彼女達の話を聞いて周りも少し嫌そうな顔をするが

「(……君たちも十分軍事国家じゃない?)」

 と船員は心のなかで思うのだった

 

 

 1週間後

 ヴァルグラント連邦国貿易港

「…………なんか、貿易船少なくない?」

 入港して船橋から外を見ていた生徒がもう一人に尋ねる

「確かに……なんならうちの学園の船もいなくない?」

 違和感に気づいた彼女達だったが、その時はもう遅かった

 

 その日の夜、コンテナ船に近づく黒い複数の影、先頭の人物がハンドサインを出すとそれぞれ何かを投擲すると、それから垂れ下がったロープをつたって登っていく

「…………」

 船橋で当直をしていた生徒は暗いせいか、その侵入に気付いていなかった

 

 

 コンテナ船 船内

「もうそろ交代じゃん……」

「そうだね、行こっか」

 と話している彼女たちに銃口が向けられる

「手を挙げろ!」

 それは他のところでも起こっており

 船橋

扉の開く音が聞こえ、双眼鏡を下ろす生徒、振り向きながら言う

「も〜遅いよ、寝坊してたのか知らないけど15分前……行動……」

 彼女が振り向いた先には銃口を向ける黒い複数の人物が立っていた

 その人物はハンズフリーでどこかへ連絡を入れる

「船橋、制圧した」

 それを聞き今回、この作戦を立案した人物――フランシスは言う

「そうか、ご苦労だった」

 彼はそう答え通信を切った

 

 

翌朝

 連邦捜査部シャーレ 執務室

 いつものように起床したシャーレの先生――信也は朝のトレーニングを終え朝食を作ろうとしていた時つけていたテレビからあるニュースが聞こえてくる

「昨晩から海上輸送を行っている学園海翔学園所属のコンテナ船一隻からの応答がなくなり、現在海翔学園と連邦生徒会が総力を挙げて捜索中です」

「…………」

 先生はそのニュースを見ていると執務室に誰かが入ってくる

「おはようございます、先生」

 その声の主はユウカだった

「おはよう、ユウカ」

 と先生は料理をしながら答える

ユウカは料理をする先生を待つためにテレビの前にあるソファーへ座る

「海翔学園では今陸に残っている生徒たちで各国に尋ねているようです」

 とユウカは言う

「そうなんだ、」

 とできた卵焼きをちょうど焼き上がった食パンに乗せていた

 そのまま食べながらユウカのそばに行く

 すると先生の携帯に着信がかかってくる

「はい、……あ、リンちゃん、…………見てるよちょうど…………分かった」

 先生は電話を切るとパンを一気に食べる

「リン行政官からってことは」

 とユウカが尋ねると

「…………そう、早速海翔学園との会議」

 と先生が言うと

「…………クックック、先生、私もお供します」

 と黒服が現れる

「……分かった、……ユウカ」

 と先生はユウカに後を頼もうとすると

「分かってます、仕事は私に任せてください」

 とユウカは答える

 そうして先生と黒服はシャーレを後にする




読者の皆様こんにちは、作者です
ついにこの話が表に出て内心嬉しいのですが、まさかプロローグの段階で評価を頂けるとは思いませんでした。
しかし、思い上がってはいません、今後話が進むにつれ指摘コメント等も来るかもしれないですし、何より書いてからしばらくして、「このシーンもう少しいい感じにできそうだな」と思うような所があるため日々、試行錯誤しながら執筆してます
と、少し世間話になってしまいました、次回投稿は17日の予定です。
では、また次回

追記 作品を評価してくださった方ありがとうございます!評価されているのを見てモチベが上がりました!
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