スーパーコーディネーターの悪友   作:アオノクロ

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 書いてみたいなーって思ってたseed二次です。ガンダム系は設定が多すぎて把握しきれないとあきらめてたんですけどノリと勢いで行けばええやろと開き直りました。


 細かいツッコミとか設定とか感想で突っ込んでくれたら助かるのでお願いします。







 フリーダム強奪事件の詳細まだですかぁー!?


SEED
偽りでも平和だったもの


 C.E.70年、プラントと「地球連合」において発生した戦争は、農業用プラント・ユニウスセブンに核ミサイルが撃ち込まれたことで激化。物量で勝る地球連合軍の勝利で終わると予想されていた戦争は、膠着状態に陥り11か月が経過していた。

 

 

 

 

 

 『現在、華南宇宙港から7キロの地点までザフトが迫り、守備隊と激しい戦闘を繰り広げています』

 

 誰がつけたのかテレビのニュースから戦争の悲惨な情報が部屋に流れる。

 少しでも画面に目を向ければ顔しかめてしまうだろうニュースだが、部屋にいる2人の学生は見向きもせずパソコンに向かって必死にキーボードを叩いている。

 

「おいキラ、そっちの進捗は?」

 

 重々しく口を開く黒髪の青年。その顔はひどい隈ができており、何日も寝ていないのが伺える。

 

「大丈夫もうすぐ終わるよ、ユウキこそ間に合うの?」

 

 かなりやつれている茶髪の青年がタイピングの指を止めずに返事をする。

 それどころか口と指以外は動かず、無駄なエネルギーを使わないようまるでロボットかのように微動だにしない。

 

「任せろ、こっちも終わる」

「なら良かった」

 

 その後もタイピングの音が止まることはなく、ニュースもいつの間にかどこかのアイドルが映し出されていた。

 

 

 

 

「これで!!」

「やっと!!」

 

「「終わったー!!」」

 

 同時に叫んでユウキは背伸びを、キラは机に倒れ込む。

 バキバキと固まった身体をほぐしながら立ち上がると部屋の中に置いてあったソファに倒れ込んだ。

 

 

 

 

「で、そのまま寝落ちしてたってわけ? 2人ともバカなの?」

 

 中立国オーブのコロニー・ヘリオポリス、教授へ会いに行こうとしている学生の1人、ミリアリアは大欠伸をしているユウキと項垂れているキラに遠慮のない言葉を投げた。

 

「しゃーねぇだろ、急に教授が反省文を書き終えないと家に帰さないとかいうんだから」

「今度は何をやらかしたんだ?」

 

 ブーブー文句を言うユウキにミリアリアのボーイフレンドであるトールが笑いながら聞いた。

 

「やらかした前提で言ったな? ちゃんとしたことだったらメシ奢らせるからな?」

「どーせユウキだしバカなことやったんだろ」

「で、何やらかしたの?」

 

 答えを聞く前に勝手にやらかした判定のカズイをヘッドロックで決めるユウキ、じゃれあう男子たちに見向きもせずミリアリアはキラに尋ねた。

 

「えっと、ユウキが作業用ポッドの出力を上げてレースしようとしたらそれが見つかって」

「やっぱバカじゃん」

 

 いつの間にか卍固めに移行し、カズイがギブギブとタップしながらもトールのカウントは4を超えた。

 

「キラもちゃんと嫌だったら嫌だって言うのよ? アイツ思いついたら何でもやろうとするんだし反省文だって何回書かされたのやら」

「いや課題を手伝って欲しいって言われたからつい、ってミリアリア? 大丈夫?」

「ごめん、ちょっと目にゴミが入っただけだから」

 

 照れくさそうに頭をかくキラを見て、バカなことに巻き込まれる学友の優しさに思わず泣きそうになるミリアリアだが、カズイにコブラツイストをかけていたユウキが口を挟む。

 

「でも誘ったらノリノリだったぞ」

「キラ!!」

「いやいや!! だってトールも一緒に声かけてきたし!!」

「トール!!」

「あ、おいバラすなって!!」

「やーい彼女いるからっていい気になるなよバーカ!!」

「元はといえば言い出しっぺはユウキでしょ!!」

 

 道端で暴れる学生を尻目に、迷惑そうな目で見ながら真面目な雰囲気の女性が通り過ぎていった。

 

 

 

「なんだサイの浮気相手じゃなかったのか」

「違うに決まってるだろ!!」

「頼むから、もう、黙っててくれ」

 

 呼び出されたカトウ教授の研究室ではちょっとした騒ぎになっていた。

 部屋の中で待っていたのはゼミ仲間であるサイ、それと客人だという1人の少女。

 サイが客人だと紹介する前にいらない口を開いたものがいた。

 

「お、フレイだけじゃ足りなくて2人目か。さすがアーガイルの坊ちゃん」

 

 浮気だ浮気ー!! と盛り上がる恋愛沙汰に興味津々な学生たち。

 慌てて説明しようとも勝手に想像を膨らませて盛り上がり、途中キラが「え、でも男の子じゃ」と言った発言でさらに悪化。「私は女だ!!」とキラに掴み掛かり、騒ぎを聞きつけたカトウ教授に止められるまで騒ぎは続いた。

 

「なんで、こう、疲れるんだ。ただ教授に会いに来ただけだってのに」

 

 暴れたせいで息が切れているゼミメンバー。騒ぎを外で眺めていたミリアリアと原因となったユウキだけは元気にくつろいでいた。

 

「そもそもお前誰だよ」

 

 今更過ぎる質問に怒る気力もなくなった少女が口を開きかけた時、

 

 

 

 建物が大きく揺れた。

 

 

 

「うわっ!」

「きゃっ⁉」

 

カズイやミリアリアがバランスを崩し近くのイスや壁に掴まっている中、キラは近くにいた少女をかばいながら伏せた。

 

「な、なんだ? 爆発でも起きたのか?」

 

 いち早く起き上がったトールが立ち上がると部屋に警報アラームが鳴り響く。その音に驚きながらも定期的に繰り返される振動に、学生たちに少しずつ恐怖がこみ上げてきた。

 

 震えながらも移動し避難階段への扉を開けると同じように登っていく人たち。先頭にいたサイが通り過ぎる人に聞けば、

 

「ザフトが攻めてきたんだ! モビルスーツがコロニーに入り込んでるんだよ!」

 

 その言葉に反応したのは二人。

 

「キラ⁉」

「すぐに戻る!」

 

 何故か別の方向に進んでいく少女をキラは追いかけだした。不安そうに背中を見送るも、トールたちは避難していく。慌てていたこともあり、その中に一人いなかった人物のことはすっかり頭から抜け落ちていた。

 

 

 

 

 

「まさか本当に使うことになるとは思わなかったな……………」

 

 

 

 

 

 

 少女を追いかけ、近くで見つけた一人分だけ空いていた避難シェルターに少女を押し込んだ後、キラは戦場に巻き込まれた。偶然見かけた女性が撃たれそうになり声をかけた、助けようとした時に出会った昔の親友。助けた女性、技術士官のマリュー・ラミアスに押し飛ばされた先はヘリオポリスで密かに建造されていたモビルスーツ、ストライクのコックピットだった。

 

「無茶苦茶だ!こんなOSでこれだけの機体を動かそうなんて!」

「なにをっ⁉」

「キャリブレーションを取りつつゼロ・モーメント・ポイント及びCPGを再設定……っ……!! なら擬似皮質の分子イオンポンプに制御モジュール直結…!! ニューラルリンゲージ・ネットワーク再構築。メタ運動野パラメータ更新。フィードフォワード制御再起動、伝達関数、コリオリ偏差修正。運動ルーチン接続、システムオンライン、ブートストラップ起動!!」

 

 辛うじて歩くのが限界といったモビルスーツの中で、キラはかつてないほどの集中を発揮してOSを書き換えた。まだ多少の動きの硬さはあるものの、さっきとは段違いに滑らかに動くモビルスーツに目前に迫っていたジンのパイロットであるミゲル・アイマンも驚く。

 

 手に装備していた76mm重突撃機銃を撃つも、全てではないものの軽やかに動きながら躱していく。そして近くにあったガレキを持つと、腕を振りかぶって投擲した!

 

「クソッ!」

「あなたなにものっ!?」

 

 すぐさま撃ち落とされ、破片が降りかかるがジンの装甲はその程度では傷がつかない。舌打ちをするキラに驚くマリューだが、ミゲルは驚きと同時に怒りが込み上げてきた。

 

「そんな攻撃で………生意気なんだよォ!ナチュラルがモビルスーツなど!」

 

 重斬刀を振りかぶって迫って来るジンに対し、キラはストライクの武装を探し出す。腰部サイドアーマー内に格納された折りたたみ式ナイフ、アーマーシュナイダーを両手に装備して構えて迎え撃とうとすると、

 

「はっ?」

 

 ジンがよろけた。

 

 その隙を逃さずアーマーシュナイダーをジンの首元へ突き刺し、蹴り飛ばす。

 

「クソッ! この俺がナチュラルなんかに!」

 

 そう言い残して起爆コードを起動させてコクピットから脱出したミゲル。知らないうちに息をしていなかったキラはその後ろ姿を見てようやく息を吐いた。つられて息を吐いたマリューだが、慌てて顔を起こす。ミゲルからは見えなかったジンが体勢を崩した理由、遠くから飛んできたガレキがジンに当たったのだ。キラも思い出してストライクの顔を向ける。

 

 その先では、崖の上に真っ白なモビルスーツが立っていた。

 

「………なんだあのカラフルなモビルスーツ? カッケェけどめっちゃ目立つな」

 

 そのコクピットに乗っていたユウキは、友人がそのモビルスーツに乗っていたことをまだ知らない。




 久しぶりに一話見返したらキラがめっちゃ学生で驚いた。ガンチャンで見れるのでどうぞ。

 自分はアマプラとかで見返しながら書いていきます。









 ヘリオポリスのとある学校の校則
「セグウェイを改造してレースをしてはいけません。改造してなくてもダメです」


 主催者「やっぱ賭けをしたのがダメだったか」

 巻き込まれてしぶしぶノリノリだった友人「たぶんソコじゃないと思う」
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