あと個人情報はガバなんで調べたら普通に出てきます。ブルーピリオドとしての活動記録はちゃんと守ってありますが、一般人なのでちょっと深入りしたら過去も出てきます。ザフト&地球軍には当然ないでけども。そのせいで機密レベル高いとこ調べてもないです。
ちょっと駆け足気味ですが書けたので投稿します。
2人が出会ったのは海だった。
と言ってもきれいな砂浜なんてロマンチックなものではなく、溺れていたステラをシンが助けたというもの。崖先で踊っていた際に足を滑らせ、慌てて引き上げたものの今度は錯乱し海に向かうのを無理やり抑えた。
隊長に叱られながらもプレゼントとまた会いにくる、という約束を交わした2人は無事に再会を果たすことができた。
戦場でお互いに銃口を突き付けあいながら。
この日、本来待機予定であったミネルバにとって予想外の1日となった。
夕方、シンとレイに下された偵察指令。
向かった先はすでに錆びれた工場らしき建物。薄暗い中を警戒しながら進むが、途中でレイが頭を押さえながら呻きだした。
慌てて外に向かい応援を要請すると、駆け付けたミネルバによって保護された。
のだが、
「変ですね。この建物内でウイルスや汚染物質などは確認できませんでした」
謎の病原体などが疑われたが、検査の結果は空振り。シンを調査しても健康であり、レイが倒れた理由は不明であった。
疑問に思いながらも調査を進めて行けば、見つかったのは筆舌にしがたい光景。
「連合のエクステンデッド……………」
生まれつきスペックに恵まれたコーディネイターへの対抗策として提案されたエクステンデッド。幼いころから薬物や訓練による人体改造を持って対抗しようという、人道から外れた研究施設跡。それがこの建物の正体であった。
息をのむアーサーだが、緊急の連絡によりその思い空気は切り裂かれた。
ガイア単独による襲撃。対応にセイバーとインパルスが選ばれ慌ただしくなる中で、普段の騒がしさが欠片もなく、静かに研究所を眺めるユウキの姿があった。
無事ガイアを撃破、したという報告と同時にシンがパイロットを医務室へと運び込んだという話は同時に艦内で広まった。
「貴方を呼んだのは他でもない、これのことよ」
艦長室でタリアが広げたのはエクステンデッドについての情報。全ては無理だったが、ある程度は生き残っていたコンピューターから拾い上げることができた。
渡された情報は研究素体の観察記録、目を覆いたくなるようなものばかりだが静かに目を通されていく。
「…………どこまで知ってるの?」
軍人として、ひとりの人間としての感情が込められた鋭い視線が突き刺されるも気が付いていないのか、変わらないペースのまま書類はめくられていく。
呼ばれた理由も聞かれた内容も知っている。なにせ自分の雇い主もしていた、それどころか出会った場所が同じ研究をしていたのだから。
「…………とっくに手を引いてますよ。っても信じられないですよね」
書類をめくる手を止めることなくユウキは答えた。
「理由、いや証拠は出せないですよ」
「かまわないわ」
軍人でなくとも背筋が伸びるほどの圧のある言葉、それでも変わらず静か視線を動かすことなく口は動く。
「簡単に言うとですね。無駄だって結論が出たんですよ」
「無駄?」
「えぇ」
能力で勝るコーディネイターに勝とうと、薬によるドーピングに至るのは至極当然と言えた。問題は2つ、思っていたよりも成果が出ない。下手に能力をあげようとすると、その前に廃人になってしまう。もしくは能力の伸びが悪い。どうにかしてコーディネイターにも勝る能力を持った、3人ほどのブーステッドマンが完成したのだが、
「
「?」
タリアの瞳が揺らいだ。
「ただ只管に特訓を重ねたヤツが不安定なドーピングに勝っちゃいましてね。しかも薬止めた方が伸びが良いわメンタルも安定するわで出資者が取りやめたんです」
見終わった書類が優しく投げ出される。
鼻で笑われたそれを見て艦長は考えた。
嘘なのか真実なのか、言っていることには理があるがもしそうなら
かのフリーダムもラクス・クラインの配下と聞く、ならばコーディネイターである可能性は高い。
ならば思い当たるのは、
「……………………」
さっきまでの射抜く視線ではなく、相手を見定めるような視線、それでも変わることなく静かに微笑む外部のパイロット。
実力があり、人望もあるが時折子供じみた悪戯をする不思議な少年。
「はぁ…………ありがとう。もういいわ」
「それじゃ、失礼します」
背を向けて歩いていくが、扉の前で足を止めた。
「…………あのパイロットはどうします?」
「どう、とは?」
「扱いに困ってるならウチで引き取りますよ」
思いがけない提案、というほどでもない。地球軍が一枚岩ではないのはタリアも把握している。しかしだからと言って、貴重な被検体を渡すわけにはザフトの軍人としてありえない。
「…………そうね、困ったらお願いするわ」
「りょうかいです。いつでもどうぞ」
手を振って消えていく背中を見送り、扉がしまると張りつめた気を吐き出すようにため息を吐いた。この船の艦長に任命されてから厄介ごとに巻き込まれることが多すぎる。扱いにくいパイロットたちに顔見知りの上司、悩みの種はいくらでもある。
その中のひとつがたったいま消えていった少年だ。
仮にも別陣営に所属する人間の言葉だ、簡単に信用するわけにもいかない。しかし、どうにも自分を見てくるあの視線に弱いとタリアは実感していた。
思い返すのはアスランを尾行していたルナマリアからの報告。
アスランとユウキはスパイであった、というのはまぁ納得できる。おそらく議長はそれも分かったうえで乗せているのだろう。ならば部下のひとりである自分が何かを言う事もない。
精々が艦内ではしゃぎすぎることがある程度、アーサーに任せておくだけで問題ない。
いざとなれば息子も、そんな考えが頭をよぎるが振りかぶって頭から追い出す。軍人とは言え帰らないのと帰ることができないでは天と地の差がある。
ただこの先に起きた出来事に対して、何となくそうなるだろうとタリアは予測していた。
「ふーむ、なかなかに厄介だな」
薄暗いモニターに囲まれた部屋で、デュランダルはチェスの盤面を眺めていた。
視界の隅に映るのは伝説と言われるアークエンジェルとフリーダムの戦闘映像。いつか介入してくるとは思っていたが、オーブとのみ戦闘しそのまま終わらせるとは思わなかった。
大西洋連邦と条約を結びミネルバの出港時には攻撃してきたという言い分はある。だが弱い。
現状では戦いこそしているが攻めに来たわけではない。最悪なのはキラ・ヤマトとラクス・クラインがオーブにいること、ではない。
盤上に並べられたクイーンとナイト、不自然に空いた謎の空間を見つめるデュランダル。
自分の知らない、鬼札が存在している。
姿の見えない悪魔とでも言うべきだろうか、見つからないが故に存在を確信せざるを得ないナニカ。それを持ち得るとするのは、
「……………………仕方あるまい、少し早めるか」
後日、デュランダルが全世界に向けてある宣言を放送した。それはデュランダルが持つ政治家としての力を奮い、争いが止まない世界の矛先を一点へと集中させる。
「なるほド、そう来ましたカ。……………彼女らと連絡を、すぐに動きまス」
察しの良いものはすぐさま行動を起こし、世界の変化へと備えた。
『いま世界の平和を脅かす存在、ロゴスという死の商人。そこにはかの、ブルーピリオド盟主ムルタ・アズラエルも在籍しているのです。かの者たちを打ち倒し、今ここに平和への第一歩と踏み出すことを、ここに宣言します!』
「ラミアス艦長アズラエル理事と連絡を!」
「えー…………これどうすんの? ねぇトダカ、これどうしたらいい? いやホントどうすんのさこれ」
「くく、これでお前の立場はなくなったな、アズラエル」
オーブ、大西洋連邦だけでなくザフトをも巻き込んだ放送、その衝撃はミネルバにも届くが、
「おい、これって…………」
「ブルーピリオドが敵だってこと?」
「それならいなくなったのって」
「バカっ勝手な憶測で言うなって!」
「クソッ! 俺のせいで……………………っ!」
「……………………」
様々な憶測が飛び交う中、独房で頭を抱える少年と隣室で付き添う友人、
「…………ユウキさん」
少女が名前を呼ぶ相手、船のムービーメーカーとなっていた存在はすでに消えていた。
前書きにも書きましたが、過去があれなだけの一般人経歴なのでデュランダルも分かってないです。なのでオリチャー発動! ロゴス悪い奴だからみんなで倒そうね! アズラエルも仲間だったよびっくり! けど倒すしかないよね作戦!
書いてて思う、DPとか何言ってんだレベルでガバガバ計画しか建ててねぇな。将来性の見通しが甘いすぎるとか、そんなんだから振られるんだぞ。
うーん時間あったら書き直す、書き足したいなぁと思いつつの回でした。自分の作風の売りがさっぱり読み味なのでどの程度濃くするか、塩ラーメンを濃厚とんこつにするとびっくりしますよね。自分は醤油が好きです。
いつも感想や誤字報告、ここすき等ありがとうございます。励みになっています。
おやちょうどいいタイミングで……………………また、キミはおかしなことヲ、彼らにつなげてくださイ。あぁ、構いませんヨ。働きに応じて報酬を用意するのは社長の仕事ですからネ。
────画面の後ろではドタバタしてる優雅な社長