見直してもシンてたぶん間違ってるの分かっててアスランに挑んでますよね。たぶんメンタル的にはキラとどっこいどっこいくらい
回復したらまぁ自由くらいやりますよね。かっこいいデスティニー見れてうれしかったです
時は少し遡る。
シンは救護室にて治療を受け続けているステラの元に通い続けていた。
でたらめ過ぎる身体の数値、時折自分の事を忘れ拘束具を引きはがす勢いで暴れだす少女のことをシンは常に考え続けていた。
ユウキの誘いも断り続け足繫く通う姿を何とも言えない眼で見送るクルーたち。
そんな時に聞こえたのは軍医とタリアの会話。
下手に治療するよりも本国に送って検体として解剖する方が良い、なんて軍としては間違いのない選択だとしてもシンとしては行動を起こす理由としかならない。
「お願いが…………あります」
散らばった部屋の主は横目で一瞬だけ視線をやると、すぐに目の前のモニターに戻して指を動かし続ける。作業も止めず見向きもしない失礼すぎる態度にも拘らず、軍人としてはギリギリ及第点である直立不動の姿勢で声を張り上げるシン。
「ブルーピリオドは…………昔、ステラのような事をしていたと聞きました」
頼りになる友人からの情報だ。間違っていたら、なんてことは考えない。その時はまた頭を下げるだけだ。
いい意味でも悪い意味でも軍人らしくないからこそできる行動だった。
「ユウキさんなら……………………その、ザフトに出向が許可されるくらいすご、じゃなくて、立場があるなら治療の方法とか、知ってたりしないでしょうか。良ければ教えていただきたいです」
だからといって敬語を使えないなんてことはない。自分ができる不格好な精一杯の懇願。敬礼ではなく、頭を下げると返事が返ってくるまでその態勢を維持し続ける。
「……………………別陣営の人間への懇願なら30点くらいだな、考えたのはレイあたりか?」
「っ!」
とはいえ未熟には変わらない。
元々一般家庭の出身で特別な遺伝子調整も施されていないシンは、ザフトの中でスペックは低い。それをエースである赤服にまでたどり着けたのはひとえに本人の素質、そしてがむしゃらに磨き続けた結果だ。モビルスーツパイロットとしての実力はザフトでも上位に入り、経験を積めばC.E.においてトップに入り込める。
逆に言えば、それ以外の分野においては不得意なことが多い。
「まぁ言いたいことは分かるけどな。にしても敬語とかもう少しがんばれよ下手糞すぎるぞ」
「うっ」
では何が得意なのかというとモビルスーツの操縦、
「回りくどい事せずに直球で言え。お前のやり方はそうじゃないだろ」
下げ続けた頭の上から降りかかってくる言葉。厳しくも優しい頼りにし続けている相手の言葉に顔をあげると、視線がぶつかる。
自分を見抜く真っすぐに向けられた視線、普段のおふざけが欠片もない真剣な瞳。どうすればいいのか言われるまでもなく、軍人としてではなくシン・アスカとしての言葉を待ち望んでいる。
「ステラを…………助けたいです! 手伝ってください! お願いします‼」
硬さもなく、ただ自分の思いを吐き出しただけの言葉。頭の下げ方も横に当てられた手も教官に見つかればなっていないと叱られるだろう。しかしそれでいいのだ。いま必要なのは規律正しい礼儀ではなく、心の底から出てくる本音。
それは誰かの為にと動く原動力は普通の優しさ。純粋な思いのこもった行動は、いつだって人の心を動かすことができる。
「…………準備するから手伝え、あとレイも呼んで来い」
「! はいっ!」
日が暮れて寝静まった者も多い深夜のミネルバ。
警備も雑談に興じるくらいにのどかだったが、人手の少ないブリッジに急遽サイレンが鳴り響いた。
「何事っ⁉」
「モビルスーツ格納庫にて反応、コンコルディアが動いてます!」
「⁉ すぐに止めさせて、近くにいる警備は止めなさい!」
タリアの指示もむなしく、カタパルトの操作はロックされており近寄っていた警備は殴り倒されていく。
突発的すぎる事件にミネルバは対応を迫られたが不思議なことに処罰は少なく、独房に入れられていた赤服の2人もすぐに出された。
別陣営からの出向であるモビルスーツパイロットが用意されたモビルスーツを奪って脱走。しかも貴重な捕虜を連れて等、発見次第撃墜されてもおかしくない。その脱走の補助をしたというのだ、最新艦であるパイロットであっても厳罰はあってしかるべきだというのにすぐに解かれた理由は誰しもが分かっている。
『死の商人、ロゴスという存在が戦争の火種となっていたのです』
偶然なのか、それとも、
ザフト内でも知られているムルタ・アズラエル元から来た凄腕のパイロット。時折シミュレーションでシンやアスランが腕を競っていた光景は、整備たちの娯楽のひとつであった。
同時に何かしらのイタズラをしてはトイレ掃除をするという、何ともよく分からないが共に笑い戦場を共にした戦友だと、クルーたちは思っていた。
脱走したと聞いた時にはまさか、とも思ったが独房に連行されていく2人と消えた捕虜を合わせると仕方ないと思われた。若すぎるがゆえに口を滑らせてしまうヨウランなども、ブレイク・ザ・ワールドの時に戦場での立ち回りを見て、どのような人間なのかを把握している。
もちろん裏切りという声も上がったがすぐに小さくなっていった。
少なからずミネルバは平和になったが、同時に寂しさも感じるようにもなった。
兄にお願いされて女の子を助けようとしたと理解しているマユや、自分宛ての隠しメッセージがあったメイリンも同じように寂しさとまた会えるという期待を胸にしていた。
意外だったのはアスラン、落ち込むことも怒ることもなく、ルナマリアが聞きに行けばそういう奴だからなとあっさりと返された。ハイネもまた同じ言葉を返して笑っていた。
そんなタイミングでのデュランダルの放送。
ミネルバ内が疑心暗鬼になるのも仕方ないといえば仕方ない。だが、どうしても考えてしまう。もし戦場で再び出会った時、彼と戦って──────
「というわけで来た」
「何がというわけなのか何も分からないんだけど」
アークエンジェルにて、ブルーピリオドとの連絡をとり物資の受け取りに来れば見知った顔がいる。しかも見覚えのある機体と一緒に。
「あのミネルバ? ってザフトの船にいたよね」
「おう、脱走してきた」
「タイミング悪すぎない?」
デュランダルの配信を見たキラも補給作業の手伝いに来たのだが、まさか悪友がいるとは思わず作業の手を中断せずに話をする。エースパイロットであろうと働いてない者に食事は出ない。
「んーエクステンデッドってまぁクロトたちみたいなの拾ってな、社長に預けて帰ろうとしたらあの放送だろ? 帰れないからこっちに合流ってな」
「それで帰ってたら面の皮が厚すぎると思う」
因みに、ラクスをアスランに渡した時と同じようなことであるとはお互いに気が付いていない。あの時も普通なら銃殺刑に処されても仕方ないのだ。もっとも今回に限っては返れない可能性も考えて置き土産はしてある。なお理由はピキーン! とした勘である。
そこまでは分かっていても現状ミネルバの空気は最悪であることには気が付いていない。
「というわけでな、つーか前のやつなに? ユウナと連絡とってたのか」
「いや特には、なんとなくこうかなって動いたら上手いことハマったって感じだね」
「じゃあまた同じようなことあったらもっかい、あ、ムウさんおつかれです、やるか。いや流石に手を変えた方がいいか?」
「どうだろ。やっぱり最初は強くぶつかって後は流れ、なほうが」
なおのんきに会話をしているが報告を受けていないし、本人も説明していないのでムウに連れられて行かれた先でマリューに怒られた。
ちゃんと言わなかったとキラも一緒にトイレ掃除である。見慣れた光景を通り超えて、していない方が違和感を覚えるアークエンジェルのクルーたち。いつものメンバーといえる顔ぶれに笑顔と仕返しを誓う殺意が湧くが、それもまたアークエンジェルの光景だった。
ストーリーがばを確認! 順番待ちがえたぜ…………いやタケミカヅチ轟沈てステラ受け渡しの前だった…………いやここからでもオリチャーで巻き返せるはず。デュランダルもそう言ってる。いやデュランダルよりはガバじゃないはず
あと忙しさからの解放で雑になった気がする。すいません、
いつも感想や誤字報告、ここすき等ありがとうございます。励みになっています。
お、久しぶりだな。ラクス様か? 今は宇宙に上がってるぞ…………後じゃなくできる時に連絡しておけよ。ナタルさんにもな
────昔ソナーのコツを聞いたクルーA