ナチュラルは王冠やタウリンなどを使うと常に状態異常になったり個体値が下降します。ごくたまに種族値を超える個体が出てきます。
コーディネートは個体値最大のみ出現、野生エンカウントはナチュラルの1/100、タマゴは1/10000で見つかります
自然のままに生きるべきだと叫ぶネイチャー団と確立された社会を謳うアーティファル団。
というクソゲーを思いつきました。誰か書いていいですよ。
シンはね、追い込まれて実力を発揮するし、真っすぐに動けばいいところを優しさゆえに道を逸れて、心を押しつぶされながらも進んで行くのがかっこいいの。
でも1番強いのは自分のためじゃなくて誰かの為に頑張るとき。
シン・アスカはコーディネイターだが、身体能力はナチュラルとさほど変わらない。
ナチュラルによくある誤解だが、コーディネイターといえど遺伝子調整の内容は全てが同じではないのだ。
髪や瞳の色など外見から身体能力や芸術分野に計算処理能力その他と、何かひとつ変更するだけでも手間と金がかかる。そのためアスカ兄妹のように免疫力の向上のみ調整しているコーディネイターたちが全体の大半をしめているのだ。総人口ではナチュラルが圧倒的に多く、プラントよりも地球に住んでいるコーディネイターが多く、さらに幼いころからモビルスーツを乗りこなすコーディネイターなど全体の一握りしか存在しない。
それはつまり、どれだけ逆立ちしようとも全ての能力を調整されている
「うぉぉぉぉぉぉぉ!」
「くっ!」
大戦の覇者フリーダム、最新鋭の機体インパルス。
核動力による無限のエネルギーとミネルバからのデュートリオンビームによるエネルギー補給。圧倒的な機動力と火力に各シルエットによる装備変更の対応力。例えるのなら旧型のレーシングカーと最新の民間乗用車と言ったように、明確にどちらの機体が上だとは判断できない。
ならばパイロットだが、先ほど言った通り圧倒的なまでにキラの方が上である。
ここまでの条件を振り返ればキラが有利、となるのだが、
「逃がすかぁぁぁぁぁ!」
「うっ!」
落ちこぼれからレイの助力を得ながらも赤服になり、最新の機体を預けられたシンとスーパーコーディネイターであるキラとの勝負。
外部からはインパルスが優勢と見えていた。
フリーダムの攻撃をシンは頭部を傾け、シールドで覆い防ぐ。反射、ではなく予知に近い反応を繰り出すインパルスにキラは嫌な汗を流していた。
手練れなのは分かっている。しかし相手はインパルスだけでなく、飛び交う他のモビルスーツもいるのだ。アークエンジェルにはムウもいるがカバーできる範囲は限られている。護衛として飛び交う自分が抑えられるだけでアークエンジェルの防御は格段に下がってしまう。
かといってユウキに頼もうとしても、同じく手練れであろうオレンジのグフを相手しており手が空く様子はない。
つまり自分がインパルスを相手しなければいけないのだが、
「その程度でやれると思うなぁー‼」
鬼気迫る勢いを前に逃げ腰となってしまう自分がいる。
投げ出されたシールドから反射させられたビームはフリーダムの肩を掠めた。
「ぐっ」
これまでにも被弾がなかったわけではない。
だが今回の被弾は喰らってはいけないものであった。
「そんな、そんな強さで」
長期間の連戦、自分を相手取りながらもアークエンジェルを気にしつつ他のモビルスーツの迎撃をこなしている。だからフリーダムと言えども仕方がない、なんて言い訳をシンは許すことはなかった。
「あの人を助けられるわけないだろ‼」
ため込んだ感情が爆発し余分な情報を頭から追い出す。
「メイリン! チェストフライヤー! ブラストシルエットとフォースシルエット!」
胴体部分を分離させフリーダムへと突撃させる。
思いがけない特攻にとっさにシールドで受けとめるも、コアスプレンダーの攻撃によって目の前で爆発した。
NJCによる無限のエネルギーで展開されているPS装甲でも衝撃を受け止めきれず、機体の内部やキラ自身も揺さぶられてしまう。
その隙を逃さず新たにブラストインパルスとなったシンは砲撃型の実力をフルに使い、全火力をフリーダムへと向けた。
「くぅっ‼」
時間差で届くミサイルやレールガン、高出力ビームを躱し受けとめ迎撃すると、爆炎を貫く二本のビームジャベリンが飛んできた。
かろうじて躱すも頭部のアンテナと翼の一部を貫かれてしまう。
「フリーダムが怯んだぞ! 今の隙にアークエンジェルを攻撃しろ!」
見守っていたザフトの部隊も隙を見逃さず攻撃を重ねる。
「回避!」
「アークエンジェルはやらせん!」
「第四ブロックの消火急げ!」
「右のベッドに寝かせてください!」
マリューやムウも対応はしているが進行ルートも限られた雪山では思う様に動けず、被弾は増えていく。並の船であるならとっくに沈んでいるが、大戦を生き抜いた実力者たちしかいないアークエンジェルは伊達ではない。回避行動、迎撃を優先すべき攻撃、ダメージコントロールなどマリューの指示なしでも自ら動き出す。
だからといって仲間たちが乗る船を心配することを少年がやめるわけもなく、
「よそ見をするなんてまだ余裕なのかよ!」
振りかぶられたフォースインパルスのビームサーベルがフリーダムの左腕を切り落とした。
「おぉっ!」
「…………っ」
モニターで観戦していたミネルバのクルーたちが歓声を上げるが、アスランひとりだけは汗と共に拳を握りしめていた。
「…………なんで」
流石に動きが鈍くなってきたフリーダムを前に容赦することなく攻撃を続けるシン。
伝説の機体を追い詰めていくというのに、ヘルメットの中で表情はさらに沈んでいく。
「なんでだ! あの時の、デストロイを倒した時の強さはどこにいったんだ‼」
フリーダム‼
振りかぶられたビームサーベルを受け止めようと、柄を連結しハルバード形態で迎え撃つフリーダム。しかし、直前で軌道を変えると鋭いケリを腹部に入れられた。
「うぐっ…………!」
「メイリン! ソードシルエット! はぁぁぁぁ‼」
短く要求を伝えるとすぐにまた距離を潰すように接敵する。相変わらず頭や手足を狙われるが、既に慣れたかのようによけ進んで行く。
「あんな強さがあるなら、おれなんてすぐに勝てるだろ! ユウキさんより! アスランより弱いおれなんか‼」
迫りくるインパルスを見てキラは少しだけ笑った。
「おれなんか蹴散らして! ユウキさんが戦わなくていいくらい! 強いんだろ‼」
キラ・ヤマトはスーパーコーディネイターである。
この世界において最も才能を与えられ産まれてきた人類の夢。
その気になれば世界も取れるというのに、幸か不幸か彼にはそんな欲望はなかった。プログラムをいじるのは好きだが、できるのなら昼間で惰眠をむさぼり、夜更かししながらゲームをして、甘いおかしやジュースを飲んで暮らしたいと思ってる。
だというのに世界は争っており、自分や自分よりも大切な友達や仲間を守ろうと戦うしかなかった。
隣にいてくれる放っておけない友人や妹に、よく叱られてしまう恋人。
ある世界よりも心の傷は軽く、自ら訓練に参加しようと思うほどには心も身体も健康であった。
腕を伸ばし、経験を積み、油断こそしないが鬼気迫るシンを相手にも余裕はあった。あってしまったが故に、気が付いてしまった。
あぁ、ユウキと動きが似てるな、と。
アークエンジェルで話は聞いていた。ある年下のパイロットに懐かれたと。妹の面倒を見る責任感があるいい奴で、腕もあり、遊びにも訓練にも全力だったと。
自分みたいだと言えば似てねぇと言われケンカになった。
ともかく、きっとこのガンダムのパイロットがそうなのだろう。自分の動きを読み、ストライクのように装備を変えて自由自在に戦う姿は、どこか友人の姿と重なった。
海は近い、アークエンジェルはきっと大丈夫だろう。
だとしたら既に限界の近いこの機体ではふりきれず、追いつかれる。
突き出されたモビルスーツの身の丈もある対艦刀を見てキラは覚悟を決めて笑った。
彼になら、負けるのも仕方ないのかもしれない。
攻撃を防ぐ手段はなく、逃げる方向に思考を切り替えた時白い影が前に現れた。
「やるじゃねぇか…………やっぱ俺とズラが鍛えただけあるな」
シン。
「は…………あ……………………」
フォースの機動力を増分に発揮した刺突は、コンコルディアの剣を貫き胴体をも貫通した。
揺れる瞳に振るえる手、ぐらぐらと歪んで行く視界の中で見慣れた白い機体が、胴体からエクスカリバーを生やしたままゆっくりと海へと落ちていく。
強い人だった。
憧れて、いつか勝ちたくて、こっそりと練習して、戦うのが向いてない人だと気が付いて、フリーダムなら守ってくれるのだと思って、全力で挑んで、突き刺した。
「は…………ぁ……………………あ…………あ」
かすれた声と共に伸ばされた手も届かず、木の葉のように落ちていく。
割り込んできたフリーダムがコンコルディアの機体を抱えるも、オレンジ色のグフがその背中を撃ちぬいた。
大きな水柱がたったと思えば、目の前がまっしろになった。
泣き叫ぶ悲鳴は、爆音とともに光の中に消えていった。
原作よりも強くなったキラですが負けてしまいました。見直すとよく生きてたなどころかよく機体の原型保ってたな、と言えるくらいの爆発でした。何が爆発したんだろ。
シンは原作よりも幸福なのでどれだけいじめてもいいと感想で言われました(秘儀責任逃れ) 曇らせ最高! 曇らせ最高! 曇らせ最高! お前らも曇らせ最高と叫びなさい!
いつも感想や誤字報告、ここすき等ありがとうございます。励みになっています。
あの、バカ!
────オレンジがパーソナルカラーのパイロット