確かに小説書いたりする人は大勢いますが、若いころ、個人的にはオリジナル小説でもないと大したことないとかおごってたんです。ガンダムの二次創作とはいえ百話超えて投稿してるのは普通にバカだよって自分を叱りました。運命終了でも7月超えそうだし、自由まで行くと200話超えそうですがお付き合いいただけるとうれしいです。
本音:5千人超の方がお気に入りしてくれて投稿したら千人超の方が読んでくれるとか作者すげぇよ!
いつも読んでくれてありがとう‼
最近暑いのでお気をつけください
「だぁーもー! なんでぼくがこんな事しないといけないのかなぁ⁉」
「今現在カガリ様の次に権力を持ち、なおかつ動けるのがユウナ様だけだからです。分かったらさっさと働けバカボンボン」
「そりゃ確かに身内の不始末だけども…………いまバカって言った? ボンボンでもアレなのにバカつけた?」
「気のせいですバカ」
「いま思いっきり言ったよねぇ⁉ ボンボンも取れてただのバカって言ったよねぇ‼」
未だ火の粉が舞うオーブで走り行く高級車、その中で騒ぐユウナと何事もなかったかのように車を走らせる運転手と警護のオーブ軍兵士たち。
目標はロード・ジブリールの確保であり、セイラン家に匿われているのなら家の人間がいた方がいいと連れてこられたユウナである。本人としては家の情報を教えるだけで引きこもる予定だったのだが、逃げ出そうとしたところを掴まり足を引っ張られると車に投げ込まれた。
文句を言おうとも誰もが窓の外を眺めて聞く耳をもたず、途中墜落してきたグフを躱す際にも泣きわめいていたが、何の問題もなくセイラン家の隠し通路へと辿りついた。
「こちらですか?」
「んーぼくが知ってる中で使えそうなのがここなんだけど、実際にいるのかは」
辺りを捜索しだす兵士たちを見守るが、何も見つからない。そう思った時、
「にゃあ」
「ん? 猫? ………………………………あ!」
いつの間に潜り込んだのか、ユウナの足元に上品な毛並みを持つ猫が座っていた。何故だろう、と思ったのもつかの間、掘り起こされた記憶がユウナの叫び声となって響く。
「こいつジブリールの猫だ!」
「なんですと⁉ 総員、くまなく探せ!」
近くにいるかもしれない、という情報が兵士たちの気を一層引き締めた。が、一足遅かった。
「ん、どこ見てるんだ?」
足元にいる猫がずっとある方向を向いている。ユウナも気になり同じ方向を向くと、煙を吹き出し飛び出していくシャトルの姿。セイラン家のものであるが、遠目からではよく分からない。だがユウナは不思議と確信していた。
「通信を! はやく!」
「オーブの北部にてシャトルが発射されたのを確認しました!」
「セイラン家の模様、ユウナ様からも間違いないとのことです!」
「近くにいるムラサメは⁉」
シャトルの機影は総司令部でも確認されており、ユウナからの報告も相まって囮ではないとされて動いている。
手の空いているムラサメを向かわせようとするが、間に合うかは怪しい。通話の向こうから「あれ間違いないからふぎゃ、ちょひっかくな!」と猫の鳴き声とユウナの声も聞こえているが、何を呑気なと言い返す余裕があるわけでもなく、
「猫…………」
「カガリ様?」
ふと思い立ったカガリは通信設備を操作し、声が聞こえるや否やマイクへ叫ぶように口を開いた。
「聞こえるかミネルバ!」
「通信…………オーブからです!」
「えぇ⁉」
アークエンジェルとの戦闘もひと息つき、痛み分け、いやこちらの負けだと思っていたところに新たなるオペレーター、アビーの通達がブリッジに響く。戦闘中であり、戦争をしている相手。いったい何が目的なのかと思うが、タリアの判断は一瞬で下された。
「…………繋いで」
思うことはあるが、この状況で下手なことは言わないだろう。そんな信頼と願いを込めてタリアは許可した。
『聞こえるかミネルバ!』
第一声は聞き覚えのある少女の叫び声、あいさつもへったくれもないがよほど焦っているのだろうというのは声から分かる。議長を相手にやりこまれ、不器用ながらもまっすぐという印象が強かった少女。あの時と変わらず、いや声の節々に上に立つものとしての責任を感じ取れたのはタリアの勘違いだろうか。
「こちらミネルバ艦長、タリア・グラディウスです」
『タリア艦長か⁉ 今オーブの北部から発射したシャトル! そこに恐らくだがジブリールが乗っている!』
「なんですって⁉」
思いがけない情報に探索担当の兵士もシャトルの影を確認できたと声をあげる。
『最悪撃墜しても構わん! そちらからも頼む!』
「ルナマリアを出撃させて!」
タリアの悲鳴にも近い指示に急遽発進していくルナマリア。フォースインパルスの機動力を全力で発揮しムラサメの背中を超えて追いかけていくが、片や地球の重力を突き破るシャトルに、片や地球の重力に抗うのが精一杯のモビルスーツ。その差は徐々に開いていく。
「くっ、このぉ!」
ビームライフルを構えて引き金を弾くが、高速で移動中でありまともな狙いを定めることもできず、ブレる銃口はシャトルを捉えることはできず宇宙へ上がっていくのを見送ることしかできなかった。
完全に宇宙へと旅経っていくシャトルを艦内のモニターで確認したタリアは、ため息をつきアーサーに指示を出す。
「……………………ふぅ、撤退信号を出しなさい」
「⁉ 艦長、ですが!」
「この戦いはジブリールを探し出すのが目的よ、それもいま逃げられたのなら戦う理由はないわ」
「は、はい!」
「信号弾撃ぇ! 全軍へ通達、総員撤退ワレニツヅケ!」
本来の指揮艦が沈んでしまったため、半ば強引に指揮権を引き継いだタリアは何か言いたげであったアーサーを威圧すると声を張り上げた。ミネルバからの信号を確認して下がっていくザフトのモビルスーツたち。
オーブに背を向けて下がっていくミネルバはのブリッジで、緊急事態、だったが故につなげたが流石に別れの挨拶はできないかと内心で敬礼をしてタリアは撤退の指揮をとる。
「終わりみたいね…………」
「はぁ、ようやくか」
下がっていくザフトの艦隊を見送るアークエンジェルのクルーたちとムラサメに乗るムウ。
「…………撤退か」
「キミはいったい…………」
必要以上の相手をする気はない、と言わんばかりに鮮やかに引いていくレジェンドと既視感のある機体に頭を悩ませるキラ。
「……………………くっ」
「はぁっ、はぁっ」
お互いにいま出せる全力を持って挑んでいたシンとアスラン。半ば意識がない状態で戦っていたが、欠片だけ残っていた理性が片腕をなくした機体を反転させる。記憶もあやふやな中、普段以上に汗をかいていることには気が付かないままミネルバに辿りついた。
「あーあ、ここまでかよ」
まだまだできるというのに残念だ、という態度をとるハイネだが損傷はシン以上にひどいデスティニーをバランスを崩すことなく去っていく。ボロボロだというのに、ヘルメットの下では口元が弧を描いていた。
「…………まぁそりゃそうだよな」
アラートが鳴る一歩手前のエネルギーを確認すると、明らかにふらついているジャスティスを抱えてアークエンジェルへと戻っていくユウキ。
意識が朦朧としているアスランを抱えて医務室へ投げ込むと、補給のおえたバエルを持ってモビルスーツ用の水泡銃を抱えてオーブへ飛び立っていった。少し休憩を挟んでキラやアサギ、ムウや他のムラサメパイロットたちもまたモビルスーツによる瓦礫の撤去活動にいそしむ。本当なら休めと怒鳴りつけるフレイも仕事の多さに何もできない始末。
カガリもモニターに映るあちこちで燃え盛るオーブを見て悔し気に拳を握りながらも、救助の指示を出し軍を動かし、ユウナもまた疲れた体にムチを打ちながら避難民の対応などを始めていた。
アズラエルやウズミもまた、独自の伝手を使い今後の動きのための準備を始め、トールやエリカなどの技術班もモビルスーツの修理などに走り回る。
お互いに得るものはなく、デュランダル議長によるジブリール拿捕を目的とした「オペレーション・フューリー」はこうして幕を閉じた。
「失敗したって?」
近くを通る大人たちが何かをしゃべっている。
「あぁ逃げられたらしい」
悪意、憎しみ? 少なくとも良いものではない。
「まったくオーブってのは」
だからゆったりと意識を溶かしていく。余計なものを閉ざして自分の世界を造っていく。
わたしの夢を叶えるために。
特殊なパイロットスーツを着て眼をつむる少女、繋がれたケーブルの先にはかつてのコンコルディアと似たモビルスーツが目覚めの時を待っている。
はい、戦闘シーンかなり省きましたがオーブ対ザフト終了です。というか戦闘シーン書いたら本当に終わらない。
MVPは猫、ねこはいます。よろしくお願いします。
最後? さぁ誰ですかねー?
いつも感想や誤字報告、ここすき等ありがとうございます。励みになっています。
議長が見つけてきたとは聞いたが、確かにこの子の才能はすごいな。これが議長の計画…………
────Hと書かれたモビルスーツと少女の情報を見比べる研究員