スーパーコーディネーターの悪友   作:アオノクロ

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 えー先日は予約投稿の日時を間違えてしまい、大変申し訳ありませんでした。お詫びにタリアが息子の前でラクスのパイスーを着ます。


 キラの精神汚染ですが、まず前提としてアコードの「闇に堕ちろ」がよくわかんないってのを前提に置いてください。

 精神汚染と言いましたが詳しく言うなら原作通りの記憶(フレイ&トール退場、コーディネイター云々やスパコとしての悩み)が産まれた、もしくは植え付けられたって感じです。(+バカが自分の手で自分を締めているイメージ付き)

 すっごい雑に言うとキラの脳内にあふれ出したそ(・)ん(・)ざ(・)い(・)し(・)な(・)い(・)記(・)憶(・)


 現状事前情報なしで確定で耐えられるのはクルーゼだけです。絶望に満ちた自分と希望に溢れた自分を両立したうえで自覚できるからです。なんやコイツ


ユーラシア軍事緩衝地帯戦レポート

「ちっ!」

 

 バアルが振りかざす剣を躱し、距離をとりながら攻撃する。いわゆる引き撃ちと呼ばれる戦法で、最新鋭の機体から逃げ続ける継ぎ接ぎのジン。

 

 逃げ続けるだけかと思えばバアルを取り囲んでいる他のジンが援護する。

 

 通常のジン相手であればとっくに終わっているというのに、外観からは想像できない機動力にこちらの行動からの反応がありえないほどに速い。動きを知っているか学んでいる、というわけではなさそうだが、まだそちらの方が理解できる。

 

 つまり、ユウキを取り囲むのは、機体の性能差がありながら世界でも上澄みのパイロットの動きに反応できるパイロットということになる。それも数人。

 

「お前等の相手をしてる暇はねぇんだよ!」

 

 キラの独走、通信の断絶、思考を捕えられない得体のしれない相手、そして日に日に大きくなっている自らの歪み。

 

 派手に見えて誠実さがウリであるパイロットの操縦は目に見えるほど精細さを欠いていた。

 

 

 

「隊長!」

「おいシン!?」

 

 不穏な気配を感じ取ったシンは前線から引き返し、キラの元へジャスティスを飛ばした。

 

「どけぇ‼」

 

 やはりというか、グリフィンの乗るグリーンカラーのルドラが間に割り込むも躊躇なくビームライフルを向ける。

 

「学習能力ねぇなぁ! お前は相手にならんと証明してやっただろうが‼」

 

 向かってくるビームは遮ら得ることなくルドラのボディで直撃するも、薄紫色の薄膜となって消えていく。

 

 接近してくるルドラにジャスティスはシールドを構えるが、フリだけで通り過ぎていく。グリフィンだけでなく、リデラートのオレンジ色のルドラもまた同じようにシンの意識だけを惹きつけ、背を向けた隙に無人モビルスーツのミサイルが直撃していく。

 

「シン! うっ‼」

 

 近くにいたヒルダも援護に向かおうとするが、同じようにディン-Rの攻撃を防ぐことで足止めされて攻撃を叩き込まれた。

 

「こいつらやっぱりか!」

「罠だわ! アークエンジェル前進! マーズ機、ヘルベルト機は味方の撤退の援護!」

 

 ムウとマリューもほぼ同時に確信し、味方の援護へ行動を移していく。

 

 

 

 同じころ、森の中に潜むユーラシア軍の戦術核ミサイル陣地内でモニターを操作する人影があった。

 

「ふっ」

 

 ブラックナイツのリューとダニエルが出てきた野外通信システム車両では、倒れているユーラシア軍の兵士と、規則正しく減っていく数字が映っているモニターが残されている。

 

 

 

「ブラックナイツ?」

「ユーラシアのだいぶ後方ですよ? なんであんなところに」

 

 その姿を確認できたのは偶然だった。

 

 オペレーターの報告で森の中から飛び出して来たブラックナイツの姿を確認したものの、コンパスのメンバーがいるわけでもなくユーラシアの重要な拠点があるわけでもない。そんな場所から現れたことにマリューや操舵手のノイマンの疑問に思った時、

 

「あー見られちゃった?」

「かまいませんよ、どちらにせよ処理するだけです」

 

 ダニエルの呑気な言葉にリューは嘲るように笑い返す。

 

 あの程度の船などいつでも落とせるという自信に、すぐに自分たちどころではなくなるという確信が彼らにはある。

 

「飛翔体を確認…………戦術核ミサイルです‼」

 

 報告を聞いたアークエンジェルのブリッジに息を飲む音が響いた。

 

 

 

「本国からだ………………ユーラシア領内から核ミサイルが発射された」

「! 目標は‼」

「ここだ………………」

 

 近況報告が飛び交う薄暗いファウンデーションの指令室で、ユーラシアの将官が重々しく口を開く。突如通信が途絶えたことに混乱していたが、それすらも消え去るほどの情報に指令室の空気はさらに重くなる。

 

 驚きで顔に当てられた手は、驚きを表すためなのか、それとも緩む口元を隠すためなのか、それは本人にしか分からない。

 

 

 

「ミレニアムへの通信を!」

「ダメです! 以前として通信繋がりません!」

「本艦ロックされています‼」

 

 戦術核ミサイルへの対応に気を取られたアークエンジェルの前にピンクとブルーのルドラが現れる。迎撃をする間もなく攻撃を受け、アークエンジェルの主砲であるゴットフリートを2つとも破壊された。

 

「ダメージコントロール! 対空戦闘開始!」

「悪いが沈んでもらいますよ」

「どーせ同じじゃん、めんどくさ」

 

 揺れる艦内でも即座に指示を飛ばすマリューだが、ミサイルや戦闘機を仮想敵とした対空装備ではルドラに傷をつけることはできず。ダメージの見込めるミサイルは引きつけてからの緊急回避で躱されてしまう。

 

 すれ違いざまにブリッジではなく対空装備を対モビルスーツ重斬刀と近づいていたジン-Rによって悉くを破壊されていった。

 

「ミサイル多数接近!」

「フレア弾散布! 面舵!」

 

 対空設備を失ったところへさらに追撃をくらい、辛うじて残った装備で回避しようとするもさらに爆炎に包まれていくアークエンジェル。

 

「このやろう!」

 

 上空からマーズとヘルベルトが乗る青色のゲルググが追い払う様に攻撃するも、ルドラへ直撃するが薄紫色の薄膜を浮き上がらせるだけで損傷はない。

 

「ビームが通じねぇ!?」

「これが噂のフェムテク装甲ってやつか!」

「そのとおり、見たら死ねっ‼」

 

 時間が経つほどに不利になっていく戦場で、コンパス側のとれる手段は──────────────────ない。

 

 

 

 

 

 

 

 これは話を聞いた限りの情報で、わたしが簡潔に纏めたものになります。

 

 どんな仕事に就くのかは不明ですが、書類仕事は誰もが通る道だと教わったのでルナマリアさんに教わりながら書いています。

 

 あの日、様々なことが同時に起きたそうですがやはり1番の問題は核ミサイルの発射だと言われています。

 

 特にルナマリアさんは自分の腕がもっと良かったら、と悩むこともあるそうです。

 

 ユーラシアから発射された核ミサイルはミレニアムでも司令部から報告を受けており、残っていたルナマリアさんが狙撃することになりました。

 

 狙撃が苦手だとよく言っていますが、それでも赤服に選ばれる程度の実力を持っています。ユウキさんからも教わったそうで(この点については後で詳しく聞きます)自分の感覚を信じるか、装備に全てを委ねるかの二択と言われたそうです。

 

 特訓のおかげもあり、1発目のミサイルは撃ち落とせましたが2発目は掠らせることしかできなかったそうです。ミレニアムと同じように水中へもぐることで衝撃は防げたそうですが、ギリギリまで粘ったこともあり危ない事をするなとコノエ艦長に叱られたそうです。

 

 ラクスさんはその前にリオさんと一緒にファウンデーションのロケットに乗って脱出していたそうです。改めて聞くとオルフェ・ラム・タオを殴りたくもなりますが、ユウキさんがしてくれたのでいいかと気持ちを収めています。

 

 同じころ、ブラックナイツの集中砲火を受けていたアークエンジェルの状態を見て、マリューさんは艦を放棄することに決めたそうです。長い間座っていた艦を捨てることに悲しくなかったのですか? と聞けば、艦長の仕事はクルーを守ることなのよ、と返されました。なんとなく、艦長という仕事について分かった気がします。

 

 ですが、ブリッジを狙う銃口を前にして緊急脱出機能をつけてなかったら危なかったわね、と笑うのはやめてください。普段陽気なムウさんがすごい顔をしています。ノイマンさんやチャンドラさんも顔を青くしています。避難指示を出していたマードックさんも苦笑いです。

 

 話が逸れました。

 

 マーズさんとヘルベルトさんは護衛対象であるアークエンジェルを落とされ、反撃しようとしたらしいですがルドラの持つ分身機能とフェムテク装甲が相手ではしんどかったらしく、お兄ちゃんも同じように負けたそうです。助けてくれたヒルダさんにはお礼をあげたのですが、膝に乗ってアーンはする必要はなかったと思います。ヒルダさんのギャンを狙う、後ろからの追撃を身をもって防いだハイネさんにもお礼をあげたら、倍になって返ってきました。あの人は何故恋人を作らないのかよく皆さんと話しています。

 

 ムウさんは流石と言うべきか、最後のあがきで自爆するように距離をとり致命傷を避けたそうです。頭に血がのぼってもう少しいい手段があったと言っていますが、状況を聞いたパイロットの方は口々にすごいと称賛していました。破損したムラサメ改でマリューさんと一緒に脱出できたのは、今聞いてもロマンチックだと女子の間で話題になります。

 

 そして、孤立させられていたキラさんとユウキさんは────────────




 改変どころ少ねぇな、と思い途中から形式を変えました。思い付きってこういう事です。ちゃんとルドラの実力やフェムテク装甲については描写したのでヨシ! なんかあったら遠慮なく言ってください。

 いつも感想や誤字報告、ここすき等ありがとうございます。最後までお付き合いください。


 ひと口メモ

・現在キラとユウキはメンタル補正がかかってるので、ワンチャン砂漠の虎編の己に負けます。経験測による反射で引き分けるくらいかな、ボロボロですね(わくわく)
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