誰にでもミスはありますし、大事なのはそこから糧にして進むこと。それが大人の特権だよ。でもガンダム世界の住人ミスというかやらかし多いし、反省するどころじゃないよな。糧にした結果隕石落とそうとするオールバックもいるし
前話にて、ガルムとコード・レジェンドのイメージ画像を貼り付けてます。
GB4で作りましたが、慣れるほどにアセンブルを凝り出して寝不足になりました。皆さんもガンダム二次作品を作ってオリジナル機体を作っちゃいましょう。
※ガルム被ったァ!!!!!!!! そういや前検索して見つけてたわ! 記憶力ポンコツすぎる作者をどうか許して
レクイエムへと向かうオーブの月艦隊を妨害するのはファウンデーションと並ぶ、ジャガンナートが率いるザフトのクーデター部隊。
プラント、アプリリウスの議会本部を抑え、議員の何人かを人質にしていたが肝心の現議長ラメントを確保できなかった。とはいえ計画に支障はないとすすめて来たのだが、思いがけない人員がラメントを救った。
「こちらはイザーク・ジュール中佐だ! ジャガンナート中佐! 本国でのクーデターも失敗した、今すぐ戦闘を中止しろ‼」
ヤキンから生き残った歴戦のパイロット、イザーク・ジュールとディアッカ・エルスマンである。
プラントでの怪しい動きを事前に察知した2人はラメントを連れてエターナルへと避難、部下であるシホや母親であるエザリアと合流した。
しばしファウンデーションの動きを静観していたが、コンパスのメンバーが動いていることを確認し、元クライン派で現コンパスのメンバーと共に行動を起こした。
核動力へと換装されていたデュエル、バスターでミーティアを背負い出撃、エターナルにいたレイと前線へと現れた。
「降伏しろジャガンナート中佐! 議会にいる仲間たちも抑えた! これ以上被害を増やすんじゃない‼」
オーブ艦隊への攻撃をミーティアが持つ大火力で妨害しながらも叫ぶイザーク。
事実、現在プラントの議会本部では戦車や工作員の鎮圧にバクゥやジンが駆り出されている。
「アンディ、人質となっていた議員の救出が完了したわ」
「よぉし! 隠れている奴がいないか探しだせ! ただし、深追いはするな。転んでケガでもされたら叶わん」
アイシャからの報告に、作戦の指揮を執っていたバルトフェルドが合図を送ると、待機していた部隊が突入していく。
次々と捕縛されていき、通信兵から連絡が途絶えた事を聞くジャガンナートの顔を汗が流れる。
にも関わらず、寧ろより正しい事だと言わんばかりに声を張り上げた。
「ぐぬっ、だがこのままでいいわけがない! 生まれながらに優秀であるコーディネイターの同胞が、嫉妬や恨みのままにナチュラルに平和を脅かされるなど! 許されるわけがない!」
「時代錯誤の馬鹿者共が!」
凝り固まった思念を元に動き出す歯車を止める術をイザークは持ち合わせていない。
「大丈夫かミレニアム!」
「アスラン!」
ミレニアムの周囲で迎撃を担っていたアッガイに乗るニコル、流石に多勢に無勢なためうち漏らした攻撃が出始めたタイミングで現れたのはラクスたちを乗せた赤いズゴック。
「マリューさん、放送の準備を」
「ラクス様! よくぞご無事で…………」
収容されたキャバリアーから同じく監禁されていた付き添いのリン・ヤオと共に現れたラクス。無事であったことに安堵と感動の声を漏らすヒルダは、さらに洗練された動きでファウンデーション軍の機体を蹴散らしていく。
「よし、俺たちもすぐに出るぞ」
「了解です」
キャバリアーにいたメンバーが下りていくのを確認しているアスランにメイリンが返事を返す。戦闘はできないが、キャバリアーの担当として戦場に出る準備をしていると、
「メイリン」
「? 忘れ物ですかユウキさん」
格納庫へ向かっていたと思っていた相手が顔を出した。
「サポートありがとうな」
「もう、これくらい任せてくださいよ」
ラクスの元へ向かう際、居場所こそ分かるが使用可能な道のりを調べるのにはメイリンがいなければ、さらに時間がかかっていただろう。
何てことないと笑顔で返すが心は弾んでいた。
「お礼したいから、また今度遊ぼう」
「え、はい。楽しみにしてますね~」
姿が見えなくなるまで手を振り返す。気合を入れようと背伸びをして、コンソールに手を置くが笑みを抑えきることはできなかった。
「えへっ」
思わず聞こえてしまったやりとりにアスランは顔を顰める。
長い付き合いになってきたが、バカが1番バカだと思う点にはいまだに苦言を入れたい。だが勝手に動けば流れ弾が来ることは確実であり、下手をすれば自身の恋人からも文句を言われかねない。
『? どうかしましたか?』
隣で出撃準備をしている友人も、オーブを出てからどこか浮ついている。どうせ漸く2人きりで出かける予定などを約束したのだろう。
救出してきたラクスに、外から眺めるのを楽しみと言い訳していたメイリンと、節操がない。
キラによってここ最近より顔はマシになったが、この分野でも早く成長してほしいものだと願うばかりである。
「メイリン、行くぞ」
「はい、大丈夫です」
浮ついた、とは言ったが気合が入っているともいえる。ならばこれもいい事なのだろう、と自分に言い聞かせて気持ちを切り替える。
『発進どうぞ!』
「キャバリアー、テイクオフ」
「アスラン・ザラ、ズゴック出る!」
「ニコル・アマルフィ、アッガイ行きます」
一見機動力のなさそうな機体がミレニアムから飛び立ち、襲い掛かってきたジン-Rを蹴散らして目的へと向かう。
「ユウキ!」
「? ラクス? どうかしたか?」
モビルスーツ格納庫で出撃の用意をしていたユウキの元へ、束ねられた桃色の髪を靡かせたラクスが近寄っていく。手を取ると両手で優しく、それでいてしっかりと握りしめた。
「助けてくれてありがとうございます」
「別に、ただの我儘な理由だし」
「それでもですよ。来てくれるだけ私はとてもうれしかったのです」
何でもないとそっぽを向くユウキに満面の笑みを浮かべているラクス。自分を迎えに来た理由を語ったとき、かばうように後ろへ回されていた手が震えた理由を彼女は知っている。
アコードとしての能力を使わなくても、ずっと見てきたのだ。
「私が断ったらどうしよう、と思ってたのですね?」
「……………………」
雄弁すぎる沈黙、最後に出会ってから少し大人びた気もするが拗ねた横顔は変わらない。
ユウキの誘いを断ることなどないのだが、それでも来てくれた。ただそれだけで心が弾むのが今のラクスである。
「……無事でよかった」
「!」
やはり何かあったのだろう、隠し事をする癖があったというのにここまで本音で話してくれるようになった。
ならばこちらも本音で話すのが礼儀だろう。
「ふふ、好きだからって理由でもよかったのですよ?」
「? そりゃラクスは好きだけど」
握っていた両手に力が籠る。
心臓の奥がギュッと握られて、激しくなる鼓動が熱い何かを全身に巡らせる。
だというのに目の前にいる相手は何もわかっていない。成長したと思えばやはり子供のままである。
それが嬉しくも悔しくもあり、
「私は愛しています」
熱に浮かされるままに顔を近づけて唇を結んだ。
ミレニアムを揺らす振動が戦闘中であることを告げるというのに、口笛を吹いたり悔しがったりやっちまったという顔で2人を見守る整備員たち。
離れたとき、何が起きたのか分かっていないと呆けた顔を見るのは自分が初めてだろう。そう思えば胸がさらに高鳴る。
「お腹は空かれてますよね? 何か食べたいものはありますか?」
「あ…………え、から…………あげ?」
「ではたくさん作っておきますので、帰ってきたらみんなで食べましょう。そして今度、2人きりで遊びに行きましょう。約束ですよ」
「あ、うん?」
少しズルい気もするが、躊躇うことなく約束を取り付ける。こんな時でなくともきっと受け入れてくれるだろうが、それでも自分から行動したことに意味はある。
「では、おかえりと言いますので…………いってらっしゃい」
最後に啄むように口を合わせて離れていく。キッチンへと向かおうとして、仕事があるのだと思い出し放送室へ向かう。
争いの絶えない世界で生まれた小さな恋の種が、定められた運命を乗り越えた戦争の中で花開く。
イメージBGM「小さな恋のうた」from:Mongol800
自覚あるラクスの行動力はすごい、原作でもかなりすごい。
今回の話は結構前から構想していました。ラクスさんヒロイン力低くない? とか言われましたが、この展開に持っていきたいがためのフラグを重ねるのに時間がかかる! でも恋心に自信がないのに理由が分かって自覚できたタイミングで怖いと思いながらも助けに来られてブーストにブーストが重なってます。
他メンバーは? と気になっていられるでしょうがちゃんと考えています。
いつも感想や誤字報告、ここすき等ありがとうございます。最後までお付き合いください。
ひと口メモ
・道中で見つかったフレイに涙交じりにまず診察受けなさい! と叱られました。その後おめでとうと言われます。さすフレ