スーパーコーディネーターの悪友   作:アオノクロ

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 はいどうも、前回めっちゃ突っ込まれた作者です。まぁそりゃそうだよなぁーと思いつつそもそも原作ヤベェじゃんと感想で言われてドン引きしました。作者もそう思う。

 初期戦闘のウイルスダメじゃね? と言われたんですが、うん普通にダメだと思う。まぁそういう作風だと受け入れてください。自白するならホワイト見たハルバートンとかなんのリアクションもないのおかしいですから(作者忘れてた)

 せめて言い訳するなら民間人いるから見逃せで躊躇なく撃ってきてコロニー壊れたし、クルーゼ特に反省せず評議会も作ってたお前が悪いで終わっちゃう世界なので、いやほんと酷い世界だなおい。

 そんな感じで言い訳終了! 良かったらツッコミながら見ていってください! ヤバすぎたら直します! どうぞ!


砂漠の虎

「ふーむ、アレが地球軍の新造艦アークエンジェルねぇ」

 

 昼間は灼熱の大地だが夜間は極寒の世界となる砂漠、そこで湯気が立ち上るコーヒーを飲みながらつぶやく一人の男。砂漠の虎と異名がつけられたアンドリュー・バルトフェルドは部下を引き連れてアフリカに不時着したアークエンジェルを眺めていた。

 

「ん⁉」

「どうかしましたか?」

 

 突然の声をあげる上司に、アークエンジェルを偵察していた副官のダコスタが視線をあげることなく聞く。

 

「今回はモカマタリを五パーセント減らしてみたんだが、こりゃ失敗だな!」

 

 現場にもかかわらずのんきにコーヒーを啜り、味の考察を始めた上司を無視して偵察を続ける。それなりに長い付き合いで信頼もあるが、趣味だけは未だに理解できない。何が悲しくてあんな泥水にわざわざお金をかけているのだろうか。

 

 なんとなくそんなことを考えているんだろうなと察した上司は、こんど甘さマックスのコーヒーをプレゼントしようと計画した。自分としてはあんなものはコーヒーではないが、子ども舌の部下たちにはちょうどいいだろう。なお後日受け取った副官はあまりのあまさに噴出した。

 

 改めて、双眼鏡越しに見た天使は沈黙している。Nジャマーの影響なのかそれとも、天から降りてきて重力に押しつぶされているのか、理由は分からないが仕掛けるのなら今だろうか。

 

 どうしたものかと振り返れば自信満々のパイロットたち、血の気が多いなぁと笑うも止めることなどしない。獲物を前にしてしり込みするものなど、自分の隊にはいないのだから。

 

「ではこれより、地球軍新造艦アークエンジェルに仕掛ける。目的は戦力評価、油断して傷をおったりするなよ?」

「倒してはいけないのですか?」

 

 笑いながら飛ばされる質問、なめているわけではなくどんな相手だろうと倒してみせる。そんな自信から出た言葉だった。それが分かっているからこそバルトフェルドも咎めないが、顔は引き締めた。

 

「その時はその時、だがあれはクルーゼ隊が仕留められず、ハルバートンの第八艦隊が総力を持って送り届けた船だ。それに…………聞いているだろう?」

 

 一斉に顔を引き締めるパイロットたち。白いモビルスーツがあの手この手でザフトをひっかきまわして多大なダメージを与えた。というのは既に知れ渡っている。もっともクルーゼ隊により一撃を喰らわせたとのことだが、どこまで信用していいのやら。

 

「では、諸君の無事と健闘を祈る」

 

 ソラで暴れまわったという二機のモビルスーツと天使、盛大に歓迎しようと地上の虎が牙をむく。

 

 

 

「ボウズ! 言われた通りやったぞ‼」

「ありがとうございます!」

 

 アークエンジェルのモビルスーツ格納庫では、大勢の整備員がホワイトの修復に取り掛かっていた。機体の全力を以て行われた鬼ごっこは、ホワイトの各部にダメージを与えている。作られたのがストライクと同じモルゲンレーテだったのが幸いか、破損した左足も含めてストライクのパーツを使い、無事修復はできた。

 

「確かに直せたがパーツは変わってる、あとは実際に試さねぇと分かんねぇな」

「ですね、後は自分が見ますんで」

「おう、俺たちはスカイグラスパーの方を見てるからまた何かあれば言えよ!」

 

 豪快に手を振って歩き出すマードック、頼りにしっぱなしだなと思いながらその背中に礼を言う。コクピットで簡単な確認をして出ると、その先では汚れたツナギを着て汗をぬぐうトールとカズイがいた。

 

「二人ともありがとう」

「まったく大変だったぜ」

「最速でホワイトを直せって、俺たちまだ新米なんだぞ?」

 

 疲れた顔をしているが笑う二人に釣られてキラも笑った。見上げた先では所々に傷がありつつもキレイに整備されて佇むホワイトの姿。

 

「……………機体は万全、あとはパイロット」

「だな」

 

 思い出すのは医務室で眠るバカな友人。サウナとなったコクピットで、熱中症となったユウキは医務室で寝かされている。幸い命に別状はないが、起きるには時間がかかるだろうと先に目覚めたキラはフレイと共に説明を聞いた。

 

 普段はやかましくうるさいほどの友人が、寝汗をかきながら苦しそうに寝ている。コーディネイターと呼ばれようがナチュラルの医者にかなうほど知識はなく、なにもできないと追い出されてたどり着いたのがモビルスーツの格納庫。

 

 傷ついたホワイトの整備をしているクルーや友人たちが忙しく動いていた。

 

「キラ起きたのか! 寝起きで悪いけど手伝ってくれ!」

「あのバカが起きて文句言う前に終わらせたいんだよ」

 

 答える前に引っ張られ手伝わされた。悩んで過ごすよりもありがたく、ずっと作業に専念しながら待っていたのだ。しかし未だ報告は来ない。嫌っているはずのフレイが付き添いで濡れタオルを変えたりと看病している。目覚めたらきっと教えてくれるだろう。

 

 いつの間にか俯いていた、そんな友人を両肩から腕がまわされた。

 

「なにしょげてんだよ、無事だって先生も言ってただろ」

「俺たちがするのは、あいつが起きてきたらどんな仕返しをするのか考えることだって。キラも手伝ってくれよ」

「…………………………そうだね」

 

 俯きながらも呟かれた言葉に二人は目を合わせる。ひとまず飯を食いに行こうと、気持ち普段よりも大きな声で友達を抱えていった。

 

 

 

「交代でーす」

「お疲れ様です」

 

 サイとミリアリアがクルーと交代しようとブリッジに訪れていた。その時にした雑談で分かったのは、ニュートロンジャマーの影響。電波やエネルギー被害は大きく、掘りおこすこともできない。しかし、そのおかげで核を打ち合うのは免れているというのだから何とも言えない。

 

「ご苦労、異常はないか」

 

 新たに入室してきたのはナタル、労わるためか腕に飲み物を抱えている。受け取ったノイマンが無重力と勘違いして落とす場面もあったが、続けられた会話では砂漠には天然の落とし穴があるということ。

 

 問題が山積みだと考えながらも、ノイマンがふと口にした。

 

「そういえばユウキの様子は? 誰か見にいったのか?」

 

 沈黙が下りる。

 

 気まずいものではなく、大事だからこそちゃんと言わないといけない。そんな緊張感からだった。

 

「ひと言でいえば熱中症のような状態だ」

 

 ブリッジに広がる声、その声を聴き洩らさないように全員が耳を傾ける。

 

「もう少しコクピット内の温度が高かったら危なかったそうだが、似たような状態だったキラ・ヤマトも復活した。コーディネイターの身体がナチュラルより頑丈とはいえ、そう遠くないうちに目を覚ますだろうというのが医師の見解だ。今はフレイ・アルスターがついている。見にいくのは構わんが大勢で押しかけるなよ」

 

 よどみなく告げられた情報に安堵の息が、もれることなく視線がひとりに集中していた。

 

「? どうした、何か報告があるのか」

 

 注目を浴びるナタルだが、理由は分からず首を傾げるしかない。自分を見ながらも口をもごもごさせたり、視線を逸らす。

 

「少尉、なにかあったのか?」

「いえ…………」

 

 近くにいたノイマンに声をかけるも首を落してうなだれている。心配していたが報告を聞いて気が抜けたのかと思い、休むよう声をかけようとしたところ、

 

「本艦、レーザー照射されています!」

 

 ミリアリアの声に全員が動き出す。

 

「第二戦闘配備! 繰り返す、総員第二戦闘配備!」

 

 艦内に鳴り響くサイレンとアナウンス、不安そうに医務室の外を眺めるフレイのそばで、病人の指がピクリと動いた。

 

 

 

 

「よーし、始めよう」

 

 宇宙から降りてきた四つ足のモビルスーツ、そして瞬く間に地上戦の覇者となったバクゥの攻撃。それに続いて航空戦力の追加、飛行しているのならともかく今は砂漠に鎮座している状態への集中砲火。一見すれば容赦のない連続攻撃で相手を沈める気しかない。実際に部下たちも威力偵察にこれほどする必要があるのか? 最初から沈める気だったのでは? と思うほどだ。

 

 しかし、その指示を出す虎だけがこの程度で終わるわけがないと睨んでいた。

 

 フレア弾など対空射撃も行われるが、このままでは時間の問題。誰もがそう思っていた時だった。

 

「…………………………出たな」

 

 自身の背丈よりも大きな緑色の獲物を背負ったモビルスーツがアークエンジェルから射出された。慣れない砂に足を取られながらも砲身を振り回し、その大火力を見せつける。戦闘ヘリが撃墜されるのを見てバルトフェルドの指示のもと、バクゥが襲いかかる。

 

 先ほどまでの遠距離攻撃ではなく、一番の特性である機動性を用いた連携攻撃。なすすべもなくダメージを負う姿を見て砂漠の虎は不敵に笑う。

 

 

 

 そして少し離れた場所で、金髪の少女が色黒のたくましい男たちと共に戦闘を見ていた。

 

「……………………ストライク」




 もう1人誰? って聞かれましたが普通にカガリです(ネタバレ)二次創作でオリ主とその家族とか以外で名前ありキャラ生やすと管理無理なんで基本出さないです、はい

 主人公出ないと原作と変わるとこ以外端折ることになるので早よ出したい。描写ってもっと濃く書いたほうがいいですかね? 原作知ってる人が大半なのでいらないかな? って思ってます。けど他の方の作品見ると描写濃い、すごい。羨ましい

 おまけ 〜ヤマト夫妻のバカへの評価〜

 スパコ父「元気あっていいね、たまに危ないこともするけど男の子ならそれくらい元気がいいよ」
 スパコ母「息子と遊んでくれてて嬉しい。イチノセさん達とも一緒にまた遊びにきてね」
 バカ「…………」
 スパコ「ユウキ? ………………もしかして照れてる? いたっ!」

 感想誤字報告いつもありがとうございます。
※活動報告にておまけネタ募集してます。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=335661&uid=235477
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