まっさかーどこかピリピリしていた一触即発の空気を壊して学生たちと仲良くなるきっかけになって無鉄砲に飛び出した自分と仲間たちをその身をかけて止めて戦争とは自分の在り方とは考えるきっかけになった程度でうわありえそう。ででで、でもここから無人島ロマンスで逆転…………できるかなぁ…………ズラだもんなぁ…………。
TSヤンデレキラは誰か書いて役目でしょ。作者がかけって? 分身の術使えないんで()
「へーここが砂漠の町か、暑い以外はいいとこじゃん」
ユウキたちが降り立ったのは砂漠の町、砂漠とはいえ電気も通り車も走る都会だ。タッシルのような、砂やレンガを積み上げた家を想像していたキラたちは物珍しく眺めている。
「これで終わりだな、医療器具や薬ってアイツは看護師なのか?」
パンパンに膨らんだカバンを下ろして椅子に座るカガリ、その前にはキラも座る。
今日の目的は消耗品などの補充、弾薬や食料などはサイーブたちが、日用品などはユウキ、キラ、カガリが町で購入した。うっかり階級を言いそうになったナタルが少年と取り繕い、恥ずかしさで赤面したが笑顔で「姉さんも気を付けて」と返されさらに赤くなった。
恥ずかしさをごまかすように「お前は暴れたりするなよ」と釘を刺されるが「抜けてる姉貴と一緒にすんなよ」と笑われる。別の理由で赤くなる顔を見送って町へ繰り出した。
笑顔で走り回る子ども、焼け落ちた家の残骸、矛盾した光景もあるが比較的のんびりとして活気のあるいい町だった。買い物をしながらも、その土地特有の名産物などを眺めたりと楽しむ二人の少年、それと対照的に少女の顔は暗かった。
「これは?」
「ケバブ、この辺の名物だ。このチリソースをかけて食ってみろ、美味いぞ」
「お、マジでうめぇ。おかわりしてこよ」
はじめての料理を興味深く眺めるキラに、すでに食べ終わって追加購入しようとするユウキ。ひとりだけ速すぎるが、食べようとしたキラにカガリがチリソースを渡す。
「あいや待った!」
受け取ろうとしたキラの前に差し込まれる手、その手には白いソースが握られている。二人が振り向くと、サングラスをかけた色黒の男。服装からして観光客なのか、それともこの町の金持ちなのか分からない。なんとなく知り合いに雰囲気が似ているとキラは思った。
「ケバブと言えばヨーグルトソース! 初めて食べるんだろ? ならばこのソース以外はありえないね‼」
「はぁ? 人が何を食べようが勝手だろ! こう、チリソースをかけてだな。うん美味い‼」
「オーノー⁉」
美味しそうに食べるカガリを見て大げさに悲鳴をあげる男、わなわなと震えると真っすぐとキラを見てヨーグルトソースを突き出した。
「キミはあんな邪道な食べ方をしないよね⁉ さぁ、ヨーグルトソースをかけるんだ!」
「そんなやつの言うことなんて聞かなくていいぞ、ほらチリソースだ!」
「え、え?」
「「さぁ!」」
突き出される紅白二色のソース、何故ここまで拘りがあるのか押しの強さにたじろぐキラ。ここにはもう一人いるのだと助けを求めようと辺りを見渡せば、
「オーロラソースもあったぞ」
増えた。
「デスソースにソイソースに、サルサソースと」
「そんなにあるの⁉」
どこからもらってきたのかいろいろなソースを机に並べるユウキ。目を離したのが悪かったかと反省するキラをよそにドカッとおかれたケバブの山。声をかけてきた男とカガリもあっけにとられる中、椅子に座り満面の笑みで口を開く。
「とりあえず全種類食ってみようぜ」
チリソースとヨーグルトソースどちらがいいのか、という論争は全て試してからという結論で落ち着いた。
「いたか」
「あぁ、のんきに飯なんて食ってやがる」
「周りにいる奴は?」
「構うもんか、虎としゃべるような奴だぞ」
「すべては、青き清浄なる世界のために」
突如開催されたケバブにあうソース調査大会、それぞれが手に持った調味料をかけて味わって意見をぶつけ合う最中、不穏な音がした。
「汚れた魂よ! 宇宙に返れ‼」
謎の言葉と共に銃声が鳴る。
男が咄嗟に蹴飛ばした机の陰に走りこむ。ユウキやキラも同じように隠れる中、唯一反応できなかったカガリも、ぶちまけられたソースをかぶりながらキラに引っ張られた。
周りの机に座っていた客たちが、どこに持っていたのか銃を取り出して反撃している。
どうしたらいいのかと慌てるカガリだが、冷静に周りの様子を観察するキラと口に含んでいたケバブを食べ続けるユウキ。サングラスの男に周りにいた客たちは取り出した銃で反撃している。銃弾が飛び交うなかでもいつもと変わらないやつ。
何をのんきな、とカガリが叫ぼうとする前に、
「キラ」
「!」
最後のひと口を飲み込んだユウキが走り出した。それに合わせてキラも机の陰から飛び出し、道に落ちていた拳銃を拾うと即座に投げる。
受けとったユウキはスライドを引いて構えると引き金を引く。
食事をしていた場所の隣にあった細道、そこから銃を構えてサングラスの男を狙っていた拳銃が弾き飛ばされる。
しびれる手を抑えながら膝をつくと、人影に覆われた。
「アンタらなに?」
見上げれば銃口を向ける子ども。こんな子どもに! と思うが相手は化け物、こんなこともできるのかと憎しみを込めて睨みつける。
「我らが神聖なる使命のために、お前たちのような化け物を宇宙へ返そうというのだ!」
「…………ブルーコスモスか、俺らはナチュラルなんだけど?」
「知ったことか! 虎と親し気にしているだけで貴様らも化け物と同じがっ」
最後まで言い切ることもできず、顎を蹴り飛ばされるブルーコスモス。離れた場所に倒れるが、呻いたところをどこからか飛んできた銃弾が直撃して静かになった。目を見開くカガリに顔をしかめるキラ、対照的にユウキは興味を持たず拳銃から弾倉を抜いてばらしていく。
「ふむ、助かったよ少年たち」
煙が残っていた拳銃をしまい、パタパタと埃を払いお礼を言うサングラスの男。ブルーコスモスに命を狙われ虎と呼ばれていた、ここまで情報が揃えば誰もが気が付く。
「砂漠の虎、アンドリュー・バルトフェルド…………!」
「ん? そういえば自己紹介をしていなかったね、ストライクとホワイトのパイロット君」
全身から敵意を表に出すカガリだが、キラは表情こそ真剣だが自然体のままカガリの前に立って手を広げる。しかしあくまで形だけであって、敵の前に立つには警戒が足りない。
「あーあ、もったいね」
ユウキに至っては目もむけず落ちていたケバブを拾っていた。さすがに食べることはなかったが、心の底から惜しむように持っていたビニール袋に入れている。倒れた椅子やテーブルも直し、ごく普通に後片付けを始めていた。
敵意がむき出しの少女、かばってはいるがさほど警戒はしていない少年。最後の一人に至っては興味がないのか好きにしている。そんなちぐはぐな三人を眺めるとバルトフェルドが口を開いた。
「ふっ…………せっかくの食事を邪魔してしまったお詫びだ、よければウチに招待しよう。彼女だってそのままでは帰れないだろう?」
「…………二人ともどうする」
さまざまなソースを被ったカガリは断ろうとするが、周りにはバルトフェルドの部下たち。構えてこそいないが武器を持っており、仮に戦うことになっても勝ち目は薄い。何より自分のひと言でこの二人を巻き込みたくない。そのために食いしばっていた口を開いた。
「…………ユウキ」
「歓迎するってんなら考えるけど?」
美味いもんとかな、そう言ったユウキを面白そうに眺めたバルトフェルドは自信たっぷりに言う。
「もちろん、僕が自ら歓迎しようじゃないか」
「おっちゃんケバブ持ち帰り、支払いはあのグラサンで」
「うーん、思っていたよりも自由だね」
さてケバブに合わせるならどの組み合わせにしたものか、頭の中でコーヒーのレシピを組み立てながら部下に車を用意させる。
四人分とは思えない土産を車に満杯に乗せた客人を招待した。
財布は軽くなった。
みんな大好きだよね、の回。作者もケバブ食べたことありますが美味しい、好き。ヨーグルトソース見たことないのでチリソースだけですけど。あとチョコ食えないのでき〇こたけ〇こ参加できません。しいて言えばムーンライトが好きです。
おまけ ~実食中~
虎「ふむ、このソイソースと緑のすりつぶしたものもなかなか」
篝「タルタルソースも美味いな」
業「なに、これなんかこう美味しいのに混雑して」
主「それ俺のオリジナル、適当に混ぜた」
青花「ウラァー!」
主「レモンソーススプラッシュ‼」
青花「目がぁー!」
虎「それやられるなら僕の方じゃない?」
感想誤字報告いつもありがとうございます。
※活動報告にておまけネタ募集してます。
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