チョコラテだった虎さん、原作同様二人への警戒はありました。原作キラが2なら二人合わせて3.5はあるので原作以上の警戒です。それを上回る何かが焦りに出てしまったようです。アイシャさんいい女すぎて、もう。
残った二人との戦闘です。どうぞ
未だに慣れたとは言えない地上での戦闘。相手はずっと戦ってきた因縁の相手。戦いたくなんてない。誰が敵であろうと、その気持ちは常に心のなかにある。
それでも、
「ユウキに任せたんだ」
初めて出会ったときは押しの強い、陽気な人だと思った。どこか友人に似ているとも。敵だと知っても嫌いには成れなかった。あの素敵な女性も楽しくしゃべっていた。恋人、とは違うけど大人なんだろうなと思った。
いい人たちだった。
銃を向けられても、物騒なことを言っても、確信はないけど優しい人たちだと思ったから。
戦いたくなかった。ユウキも同じだろう。だけど戦わないといけないのだとも分かっていた。戦いたくない、そんなわがままを聞き入れてくれた仲間がいる。
最近どうもコッソリと動いていた。バレないよう普段の悪戯もしながら。それが何なのかは分からないけど何故なのかは分かる。
だから、
「この先は行かせない」
二体を相手にキラの意思は強い。
「このぉ!」
「喰らえぇ‼」
バスターの砲撃、デュエルの射撃をキラは軽やかに躱す。砂漠での戦闘データを活かしどの態勢で飛ぶのか、どの姿勢で着地するのか、ストライクを動かしながら片手でキーボード叩き調整していく。
着地するだけでなく砂山を滑り、その勢いを使ってまた遠くへ移動する。
「クソっ! ちょこまかと逃げやがって!」
「けどあれだけ動いてたらすぐにバッテリーが切れるぜ、そうなったらチャンスだ!」
そのチャンスを狙おうと攻撃の手をとめない二人、飛び交うビームや銃弾の中をストライクも足を止めることなく進み続ける。
「強くなる方法?」
「練習以外で? 楽に強くとかあるわけねーだろ」
「あーそういうやつな」
「お前いっつもどうやって動いてる?」
「攻撃を見た後? いや遅いだろ。予測して先に動けよ、今だから言うけどお前動きに無駄が多すぎるぞ」
「あとごり押し過ぎ、手を抜くじゃなくて息を抜く方法を覚えろ」
「俺はそりゃあれだよ」
「勘、と言っても真似はできないよ」
いつだったかペンキボールを後ろから投げられた時、フイと躱していた。ペンキまみれになったカズイをほったらかしにして全員で犯人を追いかけてとっちめた。理由はなんだっけ、悪戯被害者のリベンジだったらしい。理由が理由だったのでサイとトールに抑えられたユウキに鼻洗濯ばさみをしていた。抑えていた二人はあとでやり返された。
「…………懐かしいな」
最近の事だった気がするのに遠い昔にも感じる。
「周囲の地形把握データの修正、マッピングシステム再起動、センサーの更新プログラムをバランサーにも接続、砂漠地帯観測用システムとして独立」
飛び上がるストライクがバスターとデュエルへ向けて射撃するが、狙いは逸れて周りに着弾する。チャンスとばかりに武器を構える二機だが、崩れていく砂山に足を取られてバランスを崩した。
そこへ飛び込んでくるエールストライカーパック、本体を残しエールだけが飛び込んできてバスターへと直撃した。
「ディアッカ! このぉ!」
駆けてくるストライク、その両手にはアーマーシュナイダーが握られている。近づいてくるストライクに一斉射撃をするも、回り込むようにコースを変えて躱しながらも止まらない。
「ひっ、ヒィ!」
攻撃をしているはずなのに止まらない。それどころか自分へと突っ込んでくる相手を見て、イザークから悲鳴が漏れた。
飛び上がるストライクの手から投げられたアーマーシュナイダーがデュエルの追加装甲へ突き刺さる。間髪入れず頭部バルカン、イーゲルシュテルンを発射するストライク。PS装甲を持つデュエルには効かないが、アーマーシュナイダーとその隙間へ当たり誘爆した。
「ぐわぁぁぁぁぁぁ‼」
コクピットの一部も破損し、飛び散った破片がイザークの顔を襲う。
「イザーク!」
態勢を立て直したバスターがデュエルを担いで引いていく。その姿を見ながらまだPSが解けることはないエネルギー残量を確認し、キラは大きく息を吐いた。
「砂漠の未来に」
「生き残ったことに」
「「かんぱーい‼」」
引き上げていったザフトを見送り、ささやかな打ち上げとしてお互いのリーダーは酒を酌み交わしていた。近くにいたムウも久しぶりの酒を味わい、ナタルはあまりの強さにむせていた。
「…………あんたらには本当に世話になった」
笑いあっていた明けの砂漠のリーダー、サイーブが目を細める。出会ったときは高圧的で、図体も声もデカい乱暴者かと思いきやなぜ戦うのか、その理由を忘れることなく冷静に考えることができる男だった。
「無謀に飛び出したバカどもを止めてかばい、負傷者の手当てもしてくれた」
「こちらこそ、物資の補給や協力など感謝します」
「それくらい大したことじゃない……………むしろ謝らねぇといけねぇ」
横へずれた視線の先では学生たちが用意された料理を楽しんでいる。その中で一番騒いでいる少年、どこにでもいる年相応の笑顔で囲まれていた。
「…………自分の息子でもおかしくない年齢の子どもにあそこまで言われ、大人の意地だと断った」
宴の裏では今日の戦闘で亡くなった家族がいる。出さなくてもいい被害だった、というのは結果論だろうか。子どもに任せる、意地を通す、どちらにせよ苦渋の決断には違いなかった。
「俺たちはこの先も戦い続ける…………新しい方法で」
ザフトがいなくなり支配者は消えた、というのは束の間だ。いずれまたザフトか地球軍、はてはほかの勢力がくるかもしれない。そんな時今までのような戦い方ではダメだと言われたのだ。憎らしいやつとも手をとるしかない。
『そのプライドで何人死なせたら満足するんだ。死んでもいいと戦う自己満足で、どれだけ周りに被害を与えているのか分かっているのか‼』
冷静な気に食わないガキ、そんなイメージなどもうない。言葉通りその身をかけて自分たちに教えてくれたのだ。息子にも伝えていかねばならない。自分たちを助けてくれたひとりの少年のことを。
視界の中には自分たちに協力してくれた少女もいる。感情が走りやすく同じ大地で生まれたと言える大事な仲間だ。そんな少女もズレてはいたのだろう、それでも助けてくれたことには変わりはない。
「…………頼むぞ」
「えぇ」
手を握り合うリーダー。別れの時は来た。
アークエンジェルはアラスカに向かうため海へと出る。新しい乗客を乗せて。
「おい」
「んあ?」
アークエンジェルの通路、その中でカガリがユウキに声をかけた。
「キサカに聞いた…………乗せてくれるように言ったのはお前だって」
「あー…………そうだっけ?」
「お前! …………はぁ」
明らかにわざと過ぎるとぼけた表情、怒ろうとしたが無駄だと思いため息をついてあきらめる。よく分からない相手だ。
ただなんとなく、悪いやつではないという答えに落ち着いた。
「その、なんだ………いろいろあってーあーまぁ」
力を渡すしかできなかった自分と違い生き方を伝えていた。自分の無謀な行動を止めてくれた。ゴネるつもりだったがあっさりと船に乗れた。
他にも沢山あるがとりあえず、
「あ、あありが」
感謝は言うべきだろう。
「え、アリがいた? そりゃよくねぇな、おーいキラー」
「ん? どうしたの」
「アリがいたらしい、何もないだろうけどなんか罠とか仕掛けとくぞ」
「どうしたの」
「アリがいたって」
「アリくらいどこにでも」
ガヤガヤと集まってくる学生達、言うタイミングを逃したとあきらめ、ようとして頭をふる。これはちゃんと言わないといけないのだ。
そう決めて、一歩踏み出し、
「そういやカガリの部屋は?」
「後で犬小屋作っとく」
「私を犬扱いするなぁ‼︎」
腰の入った拳を突き出した。
落ち込む少女を讃える学生たち、海を飛ぶ天使の船は騒がしくなった。
まさかのキラ強化イベント、あのね。イザークのキズないの。傷がつくのラクスイベント後だから戦ってないの。序盤でホワイトに撃たれたけどそこまでなの。なのでここで傷とキラの強化イベントを回収する必要があったんですね(RTA)
ガバガバでした。
おまけ〜もう一個見直して気がついたガバ〜
主「次は海か〜」
業「……言いづらいんだけどさ。アストレイ、水中戦できないっぽい」
主「え?」
作者「え?」
赤も青も追加装備で対応してた。今回のルートでは改造パーツを拾っていないので、ホワイト抜きで紅海を進む必要があります。もちろんコレはガバなので再走した方がいいです。()