あと頭文字Sからはじまる名前良すぎる奴多くて作者の足が震えてます。いや一応考えはあったんですけどもね? 作者の英語力じゃ思いつかないいいやつが多すぎてですね、機体のアレコレはかんがえてるんですけど肝心の名前が読者にゆだねた方がいいか……………………まぁ出る時にでも、ってオーブ、アラスカだから割と近いな⁉ 舞い降りる剣見直してこないと。
では原作でもかなり大事な出会いです。どうぞ
「聞こえるかザフトのパイロット‼」
突如自分を呼ぶ声、撃ってきたことからザフトではない。地球軍、ならば先ほど自分たちが乗った輸送船を落した戦闘機のパイロットか? 柔軟に頭を回し相手が誰なのか、そしてどう動くのかを考える。
自分が明らかに油断していた時だが弾は当たらなかった。外れたのか、それとも外したのか。前者なら腕前はそこまでじゃない。後者なら意思疎通をとろうとしたのだろう。どちらにせよ答えて問題があるわけじゃない。
「なんだ‼」
銃のある位置、敵の位置、全てを確認しながらチラリと覗く。
「……お前は何故この島にいる!」
自分が不時着したこの島は、無人島だと思っていたが人が住んでいた? もしくは拠点などの一つにしているのか、探るためにも正直に答える方がいいと判断した。
「輸送途中に撃墜されたからだ‼」
アスランからは見えないが、銃を構えるカガリは顔をしかめた。おそらく自分のせいだろう、お互いさまとも言えるがこの状況を引き起こしたのは自分だ。
これがあっているのかは分からない。おそらく今までの自分なら大馬鹿だと言ってしまうだろう。それでも、
「…………」
歯を食いしばり、勇気を持って放り投げた。
軽い音をして砂に落ちたものを見て、アスランは目を見開いた。
「⁉ …………どういうつもりだ⁉」
「わ、わたしは地球軍じゃない! さっきは驚いて撃ったけど、その、戦うつもりはない!」
罠、にしてはそれらしいものは感じられない。どういうつもりだ、訳が分からないと混乱しだしたアスラン。二人の間ではナップザックとその隣に、銃が落ちている。
「漂流してるのはこちらも同じだ! あ、えと、味方との通信もできないし、その」
たどたどしく、何を言いたいのか、どう伝えればいいのかを必死に考える。感情のままにぶちまけてしまいたいが、それは違う。あのバカは感情的になりながらもちゃんと言葉を紡いでいた。
「助けが来るまで、協力、しないか? …………してほしいんだが」
とってつけたような頼み事。しばらくの間、無言の時間が過ぎるが砂を踏む足音、思わず肩をすくめるがそこには、
「…………いいだろう。しかし、怪しい動きをしたら容赦はしないぞ」
ナイフを見せびらかすアスラン、そして両手をあげていたカガリの目が合った。
「そっちもダメなのか」
「あぁ、救難信号は発信しているが応答はない」
イージスのコクピットに座るアスランが、外にいるカガリに答える。モビルスーツを見た時に苦い顔をしていたが、何も言わないのでアスランも何も聞かなかった。
「ニュートロン・ジャマーのせいか、まったく自分で自分の首を絞めるなんてな」
「……地球軍が核を使ったせいだろう」
「それは! …………いや、まぁそうなんだけど」
時折不穏な空気が流れるが、それでも険悪と言った空気になることはなかった。
「うわっ!」
「…………何をしているんだ」
「見て分からないのか! 足を滑らしたんだよ‼」
「そうだな、あ」
「ん? うわっ⁉」
浅い川に足を滑らせたカガリ、呆れたアスランが手を伸ばし掴むとその手を小さなカニが通り、落ちた。
ぽちゃんと音が響いた後、なにが面白かったのか二人は顔を見合わせて笑った。
天然の空き部屋となっていた場所で火をおこし、挟んで座る二人。アスランはパイロットスーツのまま、カガリは濡れた服を脱いで乾かしていた。
「…………なぜ声をかけたんだ」
「え?」
静かにはじける焚火のせいか、軽くなった口から言葉が漏れた。
「お前は地球軍じゃない、とはいえ敵には変わりない。…………こっちは銃もなかった。そっちの方が有利だというのに」
なぜ殺さなかった、とは言えなかった。もし本気で殺意を向けられていたら、殺されないためにも精一杯抵抗しただろう。身体能力の差からして負けることはなかったはず。いつも通りナチュラルを、
「お前はさ…………殺しあった相手を助ける、か?」
ハッと顔をあげた。視線の先では膝を抱え、燃えあがる火を静かに見つめる瞳。不躾に人の顔を見ているというのに、なぜか目を逸らすことができなかった。
「戦争だって相手を殺しあって、それが嫌で必死に戦おうとしてたのに、自分よりも必死に、いろいろと考えながら戦ってる奴がいたんだ」
パチパチと弾ける火の粉が風に乗って舞いあがり、空に溶ける。
「それだけ強いのにバカなことを言って、バカなことをして、本当に敵を助けたんだ」
バカなことをしたんだ、そう呟くカガリの顔を炎が照らす。
「…………戦場は一瞬の油断もできない。油断していけば………………死ぬだけだ。そんなことをしたら」
「助けようとして火傷を負ってた。死にはしなかったけど、痛そうだった」
消火したと言っても全てではない。まだ火の手が残っているモビルスーツに乗り込み、無理やり大人二人を引っ張り上げた代償は、落ちた時の打ち身だけではない。
軽度ではあるが身体のいくつかに火傷ができており、フレイによって無理やり医務室へと連行された。
「…………本当なら、あのモビルスーツも壊した方がいいんじゃないかと思ってる」
二人がいる洞窟から少し離れた場所に佇むイージス。ヘリオポリスで建造され、すべてのキッカケとなった一機。
「……俺はザフトのパイロットだ。するのならお前を殺すしかなくなる…………そんなことはしたくない」
偶然出会っただけの相手。それでも短い時間を共に過ごした相手、情も湧いている。
「わたしだって!」
思わず飛びあがって叫んだカガリ。似ていない、性別も違う、だというのに戦場で再開した友人と姿が重なった。
『ボクはいやだよ』
ずっと心に残っている言葉。こちらが必死に決意したというのにあっさりと返された。
あんな子どもじみた言葉がずっと楔となって刺さっている。そして今もまた、新しく差し込まれた。思わず目を逸らした。
ユニウスセブンが崩壊し、母が亡くなり無関係な人も巻き込まれそうならないようにこれまで頑張ってきたのだ。それが崩れたのはいつからか、いや分かり切っている。
「お前、大丈夫か?」
「っ!」
顔をあげれば近くで顔を覗き込むカガリ、訓練を受けた兵士だというのに気が付かず、腑抜けていた自分が嫌になる。伸ばされた手を見て咄嗟に後ろへ下がる。相手は薄着で武器は何もないというのに。
「お、おい!」
急に飛び上がるアスランに慌てたカガリの足に当たったのは、アスランが持っていた小型の拳銃。それが運悪く、落としてしまった。
思わず拾い上げると、向かい合うアスランもハッとして身体をこわばらせる。すぐ動ける態勢をとったのは軍人としての経験か、それとも本能か。
カガリに撃つ気はない。ないのだが、相手は撃ってくるかもしれないと警戒している。その警戒心がカガリの手から銃を離させない。
撃つ気はないが手離せない。
銃と手が一体化したかのように、溶け込み身体の一部となっていく。使い道は人を撃つしかない道具が自分の身体に────
『水鉄砲でも使えばいいんじゃね』
「────うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」
「⁉ バカ!」
大声を上げて投げた銃が空の向こうへ放物線を描いて消えていく。咄嗟に走り出したアスランがカガリを抱え、地面に伏せた。
「バカ野郎! ピストルを投げる奴があるか‼」
「…………そうか、そうだよな」
「? …………おい、大丈夫か?」
空を見上げてぼそぼそとつぶやくカガリを頭でも打ったのかと心配そうに見る。目から零れた涙が横へ流れる。
「……………………銃の代わりに水鉄砲を使えばいい」
「お、おいどうしたんだ。本当に大丈夫か?」
「知り合いのバカが言ってたんだ」
零れた涙を拭き身体を起こす。
どうすれば終わるのか? という問いに終わらないと答えたバカ、だからという代替案。あまりにもバカバカしい答え。
「なぁ、星がきれいだぞ」
「え?」
カガリの言葉につられて見上げれば満天の星。宇宙では見慣れた光景だというのに、地に足をつけて見上げたその光景は自分の存在の小ささを際立たせた。
「そういえばいつまでもお前っていうのもおかしな話だな。わたしはカガリだ」
「……………………アスラン」
「なぁアスラン、わたしの知り合いにいつもトイレ掃除をさせられている奴とそれに巻き込まれるやつがいてな」
夜が明けるまでの間、焚火を囲み満天の星の下でくだらないことを話し合った。次の朝にはお互いの仲間と連絡が取れ、それぞれの場所へ帰る。
聞かれることはなかったが、あの時何をしていたのかと聞かれればこう答えるだろう。
「「バカなことだよ」」
ちょっと端折りすぎた感はある。まぁいいか、ズラだし。これで少しは落ち着けズラ。
サブタイはマギです。たまたま聞き直したらSEEDぶっ刺さりでした。さーてそろそろオーブですね、はてさてどうなることやら。
おまけ ~この後~
副艦長「迷惑をかけた罰として甲板掃除だ」
バカ、獅子娘「はーい」
掃除中
獅子娘(…………こいつ関係ないのでは?)
スパコ(今回ユウキは関係ないのでは?)
不可男(ユウキの奴は関係なくない?)
大馬鹿「今回は関係なくない?」
艦長「ユウキ君は今回に限っては関係ない気がするんだけど」
副艦長「……………………」
感想誤字報告いつもありがとうございます。
※活動報告にておまけネタ募集してます。
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