いろいろあった中でちゃっかりしていた主人公、実は酒飲んでないしナタルとファミレス行っただけで一番健全なんですね。ほかはまぁ不健全だったのであれでした。あとカズイの相手はあれです、ヒキガエルです。
変なコンボ組むより素直に殴った方が強いと分かったんですが、ただつよつよカード使うのもあれだなぁと思いカツカツを入れるか悩んでます。雑に強いと使う気が失せるの自分だけですかね?
では原作でも思った以上にあっさりだったオーブ出航後です。どうぞ
「今日こそ堕ちろ足つきぃ‼」
デュエル・アサルトシュラウドの武装が展開され発射されたすべてがアークエンジェルへと向かう。その大半は撃ち落とされるが、それでもくぐり抜けたいくつかは船体を揺らした。
「バカスカ撃ってんじゃねぇよ!」
ザフトのモノとは形状が違うグゥルに乗ったホワイトがビームサーベルを振りかぶりデュエルのビームライフルを切り落とした。
「イザーク下がって!」
下がるデュエルをかばうように出てきたブリッツ、シールドでビームサーベルを受け止めると左手のグレイプニールを撃ち出す。
しかし腕を向けた瞬間にはホワイトの姿は傾いており、いつの間にかグゥルから足を外したホワイトは海へと落下していた。
それでも油断することなくホワイトへ射撃するブリッツ、落下しながらも身体を翻し割り込んできたグゥルに足をはめると水しぶきをあげて海上を滑り出す。
「このぉ!」
「やらせるもんか!」
連結したランチャーを構え狙うバスター、しかしアークエンジェルのハッチからアグニを撃ち出すストライクによって攻撃を中断。
「援護に向かいたいが……!」
「そう簡単に行かせるかってんだよ!」
アスランもまたムウによって援護の手を阻まれていた。
戦況はアークエンジェルが有利、誰が見てもそれは確かだった。
「アラスカからの連絡は⁉」
「依然として変わりません!」
「続けて!」
しかしアークエンジェルのクルーたちは油断しない。何せオーブを出港して二回目の襲撃。戦況こそ有利なものの被弾は免れず、火器のいくつかは使用不可になっている。
間違いなく近づいているはずのアラスカ本部だが、未だに増援が来ることはない。モビルスーツ戦では有利を取れているが、肝心の船がダメージを負い沈んでしまっては元も子もない。
それが分かっているからこそ、誰もが歯を食いしばっている。現状はともかく、その先はまだ分からない。前回ではハッチからストライクとは別の狙撃武器によって攻撃をしてきたホワイトを前に、碌な戦闘もできず終わってしまった。今回はその反省を活かしたが、今度は自分たちとは違うグゥルに乗って自分以上の空中戦をこなしてくる。
次に戦えばまた新しい手が、そこまでくるとアラスカにも近い。今回こそが最大のチャンス! そのためにももう一手、何かが欲しいと願っていたニコルの視界に小さな島々が映った。
「…………っ!」
意を決してブリッツを操縦し、ホワイトへ向かうニコル。自分へと向かってくるビームを肩などに掠らせながらもなんとか近づくと、グゥルから飛び降りた。
ランサーダートを打ち込み爆発するグゥル、その爆炎の中から無傷のホワイトと火の手があがるホワイトのグゥルが現れた。
機動力を奪ったことに笑みを浮かべながら島へと着陸するニコル。対照的にユウキの顔は渋い。海へと落ちるグゥル・カスタムを横目に島へとホワイトを下ろしすぐさま武器を構えると、影に隠れていたはずのブリッツの真横へとビームを走らせた。
その様子に意識を取られたイージスもまた、ムウによってグゥルを破壊され島へと降りる。島で二対一、流石にマズいと判断したマリューが援護を指示する前に上がる声。
「マードックさん、島へおります! エールの準備を!」
キラの要望に合わせて動き出すマードックやトールなどの整備員、島へ降りていく二機を見て焦ったデュエルが飛びかかってくるのを冷静にアグニで撃ち落とす。バランスを崩しながらも海中へ落ちていくのを見届けると、新たにエールストライカーを背負いなおし島へと飛び降りた。
「アスラン!」
「ニコル!」
機体性能やパイロットの腕が上でも数の力は強い。岩を蹴り飛ばしたり八艘飛びなど奇怪な動きで惑わすも、初見ではない二人には有利な状態を作り出すのが精一杯でしかない。
徐々に不利になっていくが、それでも耐えていたのは、
「大丈夫ユウキ⁉」
「遅ぇよ、危うく寝るところだった」
汗をぬぐいながら笑うユウキ、その隣にストライクが立ち並ぶ。
「このぉ! 戦闘機ごときで‼」
空中戦ではモビルスーツ以上の性能を持ち、またパイロットもトップエース。いいように躱され続けてきたディアッカは、その若さゆえか。安全よりも当てることを優先し、ムウのスカイグラスパーへ連結した砲口を向けた。
「なにっ!」
やぶれかぶれ、とも言えるその攻撃は見事スカイグラスパーへ着弾し火の手があがる。しかしその一方で代償もあり、ほかの機体と同様にグゥルを失い島へと落ちた。
「ちくしょう!」
彼らしくない落下中の気合の入った攻撃、その一撃は神が味方したのか運よくアークエンジェルの機関部へと当たった。推力が低下していくアークエンジェルもかろうじて島へと着陸した。船体が揺れ、乗組員はそばにあったものに手を掴み、衝撃を耐える。
戦闘は終わっていない、しかし空だけは静かになった。
「もう終わりだアスラン! キミ達の負けだ!」
アークエンジェルが不時着する少し前、その島には右腕を失ったブリッツ、ビームライフルを失ったイージス。それに対して五体満足なホワイトにエネルギーの余裕もあるエールストライクの四機が向かい合う。誰が見てもこの場の決着はついたかに見えたが、
「そう思うなら撃てばいいだろう! これは戦争だ‼ どちらかが死ぬまで終わらない!」
「‼ この、アスランの分からず屋!」
叫びあう二人、その関係を知っているからこそニコルとユウキは口を挟まずお互いを見ていた。しかしその膠着も不意に終わりを迎える。
「ムウさん⁉」
「足付きがっ…………!」
バスターの一撃によって落ちていくアークエンジェルとムウ、その光景はユウキの意識をブリッツから逸らした。
「今だ!」
聞こえた声によって振り返れば姿は見えない。どのモニターにも映らず、センサーも反応していない。しかし声は聞こえる。
モニターは当てにならないと、目をつぶり自分の中の意識に集中する。ハッと見上げたホワイトの上から、ミラージュコロイドを解除したブリッツが、ランサーダートを左手に握りしめながら崖の上から飛び降りた。
「これで!」
片腕だけでなく、グレイプニールも使って自分の機体とホワイトを絡ませる。動きを封じられるも、顔だけを動かし、足や手を狙って頭部バルカンが撃ち込まれる。PS装甲の前に実弾は効かないが、電力は使われる。最後のあがきが功を奏したのか、黒かったはずのブリッツから色が抜け落ちた。
「っ!」
バッテリーが、耐えられる、いや逃げ出される、アスランは、ストライクは、これでも勝ちだ、これで勝てるのか、一度立て直して、いやこれ以上は、こわい、もう、どうすれば、
様々な考えが一瞬のうちに頭を駆け巡る。
くすんだ色になったブリッツで限界まで思考が凝縮された時間の中、ニコルはこちらを見るアスランの顔がなんとなく分かった。
ひどく顔色の悪い友人に安心させるように笑顔を向ける。もちろんモニターに映っておらず、見ることはできない。それでもニコルは笑った。
優しくも生真面目でピアノを聞くとすぐに寝る癖に寝ていないと言い張るおもしろい友人。もしラクス様がいなければ自分が婚約者となっていた可能性もあるだろう。他にも癖はあるが頼もしい友人たち、彼らだけでは不安だが彼がいるならきっと、きっと大丈夫だ。
最後に、勝ちたいと思っていたホワイトに勝てて、良かった。足付きやストライクはみんながきっと倒してくれるだろう。だから大丈夫、死ぬのなんて────────
そう自分に言い聞かせた少女の滲んだ視界に、両親、そして自分の趣味であった大事なものがクッキリとと浮かび上がる。無意識に伸ばした手が、空中を叩いた。
少年たちが声にならない叫び声をあげる中、ピアノの旋律が鳴り響く。
起爆したランサーダートの爆風は動かなくなったブリッツ、そして直前で抜け出し、何故か灰色の機体をかばったホワイトを巻き込んだ。
これ一回目にしようと思ったけど、展開的に二回目の襲撃です。作中でも書きましたが初回はホワイトの新装備、スナイパーライフルによってグゥル撃って終了。そんでシレっとトール生きてます。だって出撃してないので。あっさりし過ぎないよう、濃すぎないよう調節するの難しいぜ。
ネタにされてますけど僕のピアノ、から雰囲気というかいろいろ変わってきましたよね。さぁ原作確認のためにも見てこないと、ってもうすぐ舞い降りる剣じゃんヒャッホォウ‼ 舞い降りる剣なんて何回見てもいいですからね。
あ、次回ちょっと曇らせ入ります。へへ、原作もそうだったし仕方ないね、へへ。
おまけ ~何かに気が付いた人たち~
宇宙にいる歌姫「………ユウキ?」
帰ってくるバカたちのために診察の準備をしている赤髪「……………………? なんであのバカの事が」
いつも感想や誤字報告ありがとうございます。