スーパーコーディネーターの悪友   作:アオノクロ

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 バカの経歴が明かされるたびに上がるバカの親の株。ちゃんと下げる機会を作らないとか(ないです)

 いつかクルーゼみたいに悲観してない? って聞かれましたが本人が光堕ちの身なので逆ですね。ただどうしようもないこともある、とはいえ納得いかないのが子どもな点でありクルーゼとの違いです。一番は親と友人ですけど。

 因みにですが、キラも知らず親だけが知ってる秘密もあります。なのでキラちゃん相手だろうとラスボスは親です。ミサキはユウキの彼女も結婚も大歓迎ですが、離れるのは寂しいので遠慮なくマウントを取ってきます。それ相手に勝ちましょう。シキはおもしろければ基本誰でもいいので、むしろ修羅場で息子が困るとこが見たい派です。

 デッキ組むうえで一番困るのがストレージ産カード、依然売ったor見つけた記憶がある! となった時の絶望がすごい。ダーク・鎌・ルピアとハムカツマン剣8枚づつ欲しいんですが、誰かタスケテ。

 舞い降りるための準備回です。どうぞ


高く飛ぶために

「そう、そんな過去が………………」

 

 話を聞き終えたラクス、思ってもいない昔の話に心を痛める。

 

 出会った時にあった底抜けの明るさ、そんな印象がひっくり返るほどの鈍重すぎる過去。

 

 同時に納得もできた。二人だけで話した時の内容、なぜ自分を助けようとしたのか、そして、

 

「?」

 

 首をひねる目の前の友人との仲の良さ。

 

 お互いがお互いに助け合っているのだろう。そんな自覚もないほどに当然のこととして。

 

「少し、妬けますね」

「ラクス?」

「いえ、なんでも」

 

 聞き取れなかったのか名前を呼ぶが、なんでもないと笑うラクス。

 

 行動理由は分かった。

 

 ならそれを知ったうえで自分がすべきことは、

 

「お聞かせいただきありがとうございます。………………それでは、キラはどうなさるのですか?」

「どうって…………」

「ここでのんびりと暮らすのも大丈夫ですし、それとも地球軍へ戻ります?」

 

 言われて見れば確かに、どうするのかいいのだろう。

 

 ここに来た時の焦燥は薄れている。久しぶりにのんびりとしてユウキのことも、まだ辛いが、飲み込むことはできた。

 

 そうなると、自分はどうするべき、いや何をしたいのか、

 

「ボクのやりたい事………………」

 

 考えて、考えて、思い出した。

 

 それはいつだったか、紅髪の少女に晒した本音。以前のように、みんなと過ごしたい。しかし、それを叶えるためには、少年は戦争に足を踏み入れ過ぎていた。

 

 だからこそ、今の自分がやりたいことは、

 

「みんなを助けたい」

 

 ついてきてくれたみんなを、自分たちを助けてくれた友達を、きっと困ってるだろうから助けに行きたい。

 

「それだけですか?」

「………………あと、フレイにも、会いたい………………かな、あ」

 

 つい出てしまった本音、コロコロと笑うラクスを前に赤面するキラ。なんか、ついさっきまで真面目な話をしていた気がするのだが、どうしてこうなったのだろう。

 

 笑顔のラクスから逃げるようにキラは立ち上がった。

 

「じゃ、じゃあボクはみんなのところに戻るから!」

「………………どうやって戻るのです?」

「えっと、地球行きのシャトルに乗って、いやお金とかないしうまく忍び込まないとか」

 

 ブツブツと計画を練るキラ、最初に思いつく方法がそれとは誰から学んだのやら。

 

 呆れたラクスが口を開こうとした時に、連絡が入った。

 

『ラクス様、ザフトがアラスカへの侵攻を開始しました』

「!」

 

 聞いていた予定と違う情報、そして変更されたその行先は、

 

「ありがとうラクス。ボクは行かないとね」

 

 悩みなどひと欠けらもない、そんな表情をしたキラが立ち上がっていた。なんとなく、ラクスの眼に知り合いの姿と重なる。

 

「………………キラ、あなたに渡したいものがあります」

 

 

 

 

 

「これは………………ガンダム」

 

 連れてこられたのはザフトの新開発されたモビルスーツの前、デザインはこれまでにあったジンなどと違い地球軍のGやアストレイと似ている。

 

「正式名称はZGMF-X10Aフリーダム、ですがガンダムというのも強そうでいいですわね」

「ラクス、なんでこれを………………」

 

 モビルスーツの価値は嫌というほど分かっている。それが原因で自分たちのコロニーは崩壊したのだ、だというのに目の前の少女はこれを自分に渡すという。

 

 心の底から驚いている少年に、不思議なことを聞くのだと笑う少女。

 

「お友達を助けたい、そう思うのはそんなにおかしなことでしょうか」

 

 その姿がいつかの友人と重なった。騙されて誘われたサプライズパーティー、してやったぜという悪戯顔。

 

 こぼれそうになった涙をこらえ、微笑む。

 

「約束するよラクス、みんなを助けてきたら今度はラクスを助けに戻る」

 

 思いがけない言葉にキョトンとするラクス。

 

「………………フレイ様やユウキがいなかったら、キラに惹かれていたかもしれませんね」

「え、それってやっぱりユウキの事「ナニカ?」ありがと行ってくるね!」

 

 自信の肉体能力を余すことなく発揮して走り出すキラ、後ろからとんでもない圧が放たれている気がするが無視することにした。

 

 コクピットに乗り込み起動すると機体のスペックを確認するキラ。モニターには笑顔で手を振るラクス、その口が動いている。

 

 

 

 

 

 ユウキは、生きています。

 

 

 

 

 

 優しい嘘でも励ましでもなく、幻想にとらわれている風にも見えない。

 

 そうだと信じている。

 

「本当に好きなんだね」

 

 自分よりも短い付き合いだというのに、下手をすると自分以上に分かっているかもしれない少女。理由はまぁ、そうなんだろう。認めようとしていないのが信憑性をあげており、苦笑した。

 

 これまでにユウキに惹かれる異性はいたが、その誰もが着いていけない、思っていたのと違うと離れていった。

 

 なら知った後で惚れたのなら?

 

 あんなバカに惚れてるわけないと否定するのだろう。

 

 なにやらムッとしている少女が教えてくれた。

 

 これ以上いるとさらに怒られそうだと、機体を操る。

 

 軽くしゃがむと、ひと息で外へと飛び出した。

 

 途中警備のジンを頭部や腕を壊して無力化させると、飛んでくるシャトルとすれ違いながら仲間のもとへと翼を広げて飛翔する。

 

 

 

 

 

 

「………………よろしかったのですか、バルトフェルド隊長、アイシャさん」

「えぇ、あの様子だと自分が出会ってもためにはならなかったでしょう」

「次に会う時は友人も一緒の方がラクス様もよろしいでしょうしね」

「なぁアイシャ、一応僕の上司に当たるから迂闊な発言は控えてもらって」

「構いませんわよバルトフェルド隊長………………あとでお話が」

「あらあら、隊長ってのも大変ねアンディ」

「えぇ………………」

 

「準備を始めてください」

 

 

 

 

「ラクス・クラインは、勇気の光を灯します」

 

 

 

 

 

 

 

 

 フリーダムとすれ違った際、シャトルに乗っていたアスランの顔はうつむいていた。

 

 無我夢中で戦い、友人を殺されたために友人を手にかけた。

 

 次に起きた時、出会ったのは無人島にいた少女。奇妙な縁だと思ったが、オーブの人間だと分かるとそれも納得した。

 

 キラと顔見知りだったのは驚いたが、キラが豹変した理由も分かった。

 

 ホワイトには仲間が乗っているのだろうと思ってはいた。だが、ナチュラルで同い年の学生が乗っていたことは夢にも思わず。あぁそうだったのかと胸に落ちた。だがそれだけだ。理由は分かっても心のモヤは晴れない。

 

 ユニウスセブンが崩壊した時に心に誓ったはずなのだ。コーディネイターを、プラントを守るために戦っていたはずなのに。

 

 必死に訓練をして戦って、友人を、その友人を、戦友を、殺し合って得たものは何もなかった。これで平和に、明るい未来に進めたはずなのに。

 

 頭にも霧がかかり先が見えない。力の抜けた自分を掴み大声で怒鳴るカガリにも反応できない。

 

「あんなにいいやつを!」

 

 あぁ知っているさ、昔からの親友だ。

 

「バカなくせに誰よりもがんばっていたんだ!」

 

 そうか、キラの友人だ。いろいろとあったがきっといいやつなんだろう。

 

「アスラン、また今度、僕のピアノを聞きに来てくださいね」

 

 約束、果たせなかったな。ごめんな、ニコル。

 

 引き渡された時、出迎えたイザークの皮肉が心に染みた。ディアッカも捕虜となり、残った唯一の自分の部隊の隊員、いやもう解散しているから同僚か。それでも残ってて良かった。

 

 プラントに戻るために搭乗したシャトル内のモニターでは、見覚えのある議員が力強く演説をしている。

 

 プラントの思い、正義をナチュラルにぶつけるのだと言っている。

 

「プラントの正義か……………………俺の正義は……………………」

 

 お守りにと貰った翡翠の首飾り。モビルスーツが通り過ぎたらしいが、見る気も起きずその石を触り続けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヤァ、お目覚めですか? 白い悪魔クン」

「………………誰だアンタ」




 原作よりダメージ大きいアスラン、あと引き取った時のイザークが好き。言ったら怒るだろうけどたぶんめっちゃ機嫌よかったと思う。アスランはこの後、劇物投与の予定。さぁお前もギャグキャラに堕ちないか???

 原作と違い、ラクスもキラも平和への思い入れとかが薄いです。争いのない世界というより身内の無事が優先になっているので。なのでちょいちょい変わってます。その影響でひっじょうに申し訳ないですが、今作は舞い降りる剣は舞い降りる剣になりません(現在の予定では)

 その辺も含めて変化を楽しんでいただけたらなーと思います。

 あ、見直してきましたがちゃんと脳が焼けました。流石歴代ガンダム名シーンの殿堂入り、少し間を開けての「さっさと下がれよアークエンジェル!」も良かったですね。脳みそが焦げ付くぜ


 おまけ ~ユウキって結構かっこいいよね、と言われた時~

 キラ「………………大丈夫、まだ間に合うから引き返そう」
 カズイ「え、いやいやいやいやおかしいって、変なものでも食べた⁉」
 トール「悩みがあるなら聞くけど………」
 サイ「ちょ、ちょっと待ってね! ユウキ! お前何したんだ⁉」
 ミリアリア「やめときなさい、ほら別の人紹介するから」
 フレイ「それ誰???」


 本人「え、何言ってんの」 

 結構前に貰ったリクエスト(ちょっと変えてます)ですね、遅くなりました。

 いつも感想や誤字報告ありがとうございます。ここすきとかしてもらえると読み返した時に嬉しいのでしていただけたり? してください(土下座)
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