スーパーコーディネーターの悪友   作:アオノクロ

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 投稿時間で悩んでます。仕事や学校終わりに合わせて18時に設定していたんですけど、昼間の方がいいのかな? それとも春休みだから? 悩みます。

 あとクルーゼ人気高すぎ、皆さん気が付いてます? 前回あの舞い降りる剣なんですよ? 絶望仮面とどっちが好きなんですか? クルーゼだよね。 あとニコルちゃん人気。

 Q.ユウキが気が付いたのは? A.キラです。なんか懐かしいやつがめっちゃ気合入れてたので気が付きました。

 デッキアドバイスはちゃんとガチ勢の人とカジュアル勢の人か見極めないと構築が崩れるよ! でも意表をついたカードで困惑するガチ勢は見てて面白いです()

 後日談、でもない当日談です。どうぞ


新たなる一歩

「うっ………」

「しっかりしてください! いま助けが来ますから!」

 

 アラスカ基地から離れた小島、キラは逃げ損ねていたジンから下ろしたパイロットに声をかけていた。

 

「お前が………………助けてくれたのか………」

「そうです! 仲間も無事ですから!」

「ふっ………殺す方が……楽だというのに………………」

「それでも! 貴方にだって家族や友達がいるでしょう⁉ だから‼」

「そうだな………………」

 

 ありが………と最後まで言い切ることはできず、笑顔でこと切れたパイロット。悔しさと悲しさで涙を流しながら、キラは名前も知らないパイロットを抱きしめた。

 

「キラくん………………」

「キラ……………」

 

 近くに来たのはマリューとムウ、パイロットを抱きしめて泣いていたキラを見てそっと肩に手を置いた。

 

 

 

 

 

「お久しぶりです………元気でした?」

 

 擦って赤くなった目であいさつをするキラ。驚きやなんやらと戸惑っていたが、照れくさそうに笑う少年が本物だと分かり全員が駆け出した。

 

「キラ! お前! お前さ‼」

「いてて、サイ大丈夫だって」

 

 真っ先に飛びだしたサイを始め大勢に揉みくちゃにされているキラ。抱きしめられたり頭をなでられたりとそれでも全員が笑っていた。

 

「キラ………お前は、どこにいたんだ? ザフトなのか?」

「それと、あのモビルスーツは」

 

 着ていた赤いザフト製のパイロットスーツを見て問いかけるムウとマリュー。誰も気にしていなかったが、そういえばと見比べるクルーたち。

 

「えっと、プラントでラクスに助けてもらいました」

「ラクスに?」

 

 反応したのはミリアリア、予想外といえばそうだが納得はできる。

 

 そのままここに来た経緯と理由を説明したキラ。頷きながらも生きてたことを喜ぶクルーたちだが、真剣な顔になったキラにつられて真剣な表情になった。

 

「あのモビルスーツには、ニュートロンジャマーキャンセラーが搭載されています」

「ニュートロンジャマー……キャンセラー、あれ核で動いているのか⁉」

 

 驚きの声をあげたのはカズイ。誰もが声に出さずとも同じことを思っていた。

 

「もし世界にバレたら大変なことになります………なので、データを取ろうとしたら、ボクはラクスのためにも船を離れないといけません」

 

 本気なのだろう、その真っすぐな瞳に映る覚悟は誰でも理解できた。その奥にある寂しさも。

 

「………んーと、じゃあ整備は基本キラ主体で、限られたメンバーだけにするか」

「整備のローテ組みなおさねぇとな」

 

 トールの言葉にマードックが続く。周りにいたクルーたちも、警備や情報漏洩を防ぐためにどうするかを話し合う。

 

「みんな聞いたわね。セキュリティは万全にして、何かあればキラ君がいつでも出られるようにしておいて」

 

 誰かが言いだし、そこからどうするかを話し合い、艦長はすでに始まった後から了承する。アークエンジェルでは見慣れた光景だった。

 

 そんな見慣れた光景に、

 

「そうだ言い忘れてた」

 

 立ち並ぶ仲間たちに、

 

「「「「「「おかえり、キラ」」」」」

 

 少年は恥ずかしいと思いながらも涙をこぼした。

 

「ただ………いま、みんな!」

 

 

 

 

「そうか………ユウキは一緒じゃなかったのか………………」

 

 キラが生きていたからこそ、という希望はあったが一緒ではないという言葉にやはり落胆はある。

 

「はい………………ただ、ラクスは生きているって言ってました」

「あのピンクのお嬢ちゃんか、でも会ったわけでも見たわけでもないんだろ?」

「ですね。ただなんというか確信を持っているみたいで………………」

 

 見てもいないし隠しているわけでもなく。それでも妄想などと言い切るには違う不思議な自信を持っていた。

 

「そちらも気になりますけど、今は我々の事を考えましょう」

 

 マリューの言葉で全員が意識を切り替える。

 

 現状アークエンジェルの立場は戦場から逃げ出した脱走兵だ。軍法に乗っ取れば銃殺、しかも原因は味方のだまし討ちのような捨て石だ。戻って処罰を受け入れる気なんてさらさらない。どころか、

 

「味方の艦、それとザフトの船も現状ケガ人の手当てで一杯いっぱいですしね」

 

 少し離れた場所では、ザフトや地球軍が関係なく簡易的な医療現場を形成していた。

 

「まず怪我の重症具合で分けろ! 軽いやつは後回しでいい‼」

「コーディネイターとナチュラルで薬は変わる! ちゃんとタグを見極めろよ!」

「チッ、なんでナチュラルのやつに治療なんか「お前は元気だな! よし、次!」おい! 包帯が巻かれてねぇよ⁉「自分でやれ!」なんだそりゃ⁉」

「お前本当にナチュラルか? コーディネイターでもこんな頑丈なやついねぇよ………………」

 

 アラスカ基地から離れたものは多いが、それでもサイクロプスの自爆によってできた爆風にあおられ怪我をしたものは少なくない。治療用の場所が必要だと近場の島に集まった。険悪な雰囲気は出ているが、それでも医者や看護師などの勢いの前に文句も言えず悪態をつく程度で終わっている。

 

 奇跡、とも言える光景が広がっていた。

 

 ブリッジから眺めていたキラはなんとなく、あの場所で忙しく動いている紅髪の少女の幻影を見た。

 

「………………ちょっと手伝ってきます」

 

 背中を押されたわけでも蹴り飛ばされたわけでもない、ただなんとなくそうしたいと思った。

 

 ブリッジを出ていくキラの背中を見て、嬉しそうに笑うクルーたち。手が空いてる者たちも出ていき、名前もない島で間違いなく世界の可能性が光っていた。

 

 

 

 

 

「あの作戦はそちらも知らなかったと………………」

「えぇ、彼が伝えてくれなければ巻き込まれていました」

 

 島に建てられたテント、そこではマリューとムウ、そして地球軍やザフトの上官が集まっていた。

 

「……言っては何だが、引き寄せての自爆は作戦としては理解できる。ただそれに足つきやエンデュミオンの鷹、白い悪魔をも巻き込むのは解せない」

 

 詳細を聞いたザフトの兵士も苦い顔になった。どれもザフトにとって因縁と言えるほどの強敵、それを囮にしての自爆などありえない。作戦を伝えているのならともかく、味方を騙しての罠など何を考えているのやら。

 

「………………我々は被害の状況を見つつ帰還するつもりだが、そちらはどうするのだ?」

 

 ザフトの立場は誘い込まれた被害者、というのも少し違うが、被害を受けた側だ。このまま帰還しても問題はない。ただマリューたちは違う。捨て石のつもりが生き残った、つまるところ軍の不利益な情報を持っている。戻っても処刑が適応されるだろう。

 

 仮にも命の恩人だ、そんなことを見逃しては目覚めも悪くなる。

 

 戦争が始まった時にはなかったであろうナチュラルの、敵軍への心配。

 

 それが伝わったのか、感謝の意味を込めて笑った。

 

「やはり、あそこに行くべきかと思っています」

 

 

 

 モビルスーツが荷物を運び、たまにケンカが起きようものなら誰かが仲裁に入る。食料や薬を分け合い、命を助けようと協力した時間は終わりを迎える。

 

 去っていく船に包帯を巻いた腕で手を振る者、敬礼をする者、教えてもらった名前を胸に刻み別れていった。

 

 その誰もが、戦争に巻き込まれながらも友達を助けようと奮闘し、地球軍に所属していたコーディネイターの少年のことを忘れなかった。

 

 

 

 

 

「へェ?」

「社長なんかあった?」

 

 アズラエルの私室、いつも通りめんどくさい仕事をこなしながら届いたメールを確認していたところ、何とも言えない声にユウキが反応した。

 

「どうもネ、戦争が始まるみたいですヨ」

「ずっとやってんじゃん」

 

 それ送ってきたやつバカなの? と遠慮も何もない返事をするユウキ、手にはアイスが握られており硬いのかスプーンで採掘していた。

 

 仮にも年上でかつ目上の人物にする態度ではないが、慣れたものか気にすることなく話をつづけた。

 

「それに伴い、あの三人を使いたいとの言われましてネ。どうデス? 薬による調整はやめましたが、戦えますカ?」

 

 新たなる戦火のために用意していたものを使うべきだと言うのだ。以前のアズラエルなら喜んで了承していたが、今は違う。

 

 彼の本職は商人、価値のあるものにお金をつぎ込み更なる利益を獲るのが仕事だ。そのために必要なのは情報、そして戦闘に関しては目の前にプロフェッショナルがいる。

 

「普通に強いけど。薬のみにしたのが間違いだな。たぶん今の十分の一くらいで止めて、後はしごきまくった方がより強くなった」

 

 アズラエルの言う通り薬物の調整は取りやめ、ユウキによるシミュレーション訓練が始まったのだが、初日に終わるころには三人ともボロボロだった。

 

 はじめは疲労による害の方が大きかったが、指導者の生意気な態度が気に食わなかったのか負けず嫌いが発動。コイツに一泡吹かせてやる、と意気込みメキメキと実力を伸ばしていった。

 

 研究者は泣いた。バカは指を差して笑った。アズラエルは冷静に損得の勘定を始めた。

 

「じゃあ死ぬことはありませんネ」

「よっぽどなことがなければ」

 

 そう答えれば珍しく悩むアズラエル、何考えてんだろと思いながらも溶け始めたアイスを食べる。

 

「失礼します。アズラエル理事長、報告がってユウキ⁉ それボクが貰ったアイスなんですけど⁉」

「めっちゃ美味い」

「味の感想は聞いてませんって! というか返してください!」

「うまうま」

「なんで食べ進めるんですか⁉」

 

 ナチュラルに翻弄されるコーディネイター。引き取った際、秘書のような仕事をさせてみれば普通に優秀。さらにはユウキのツッコミ役として、三人のフォロー役として思った以上に働いている。

 

 あとやり取りが見てておもしろい。

 

 というわけで傍に置いている。他のブルコスには言っていない。ちょっとした悪戯心なのだが、誰の影響だろうか。

 

「ハイハイそこまで、キミはどうしまス?」

「そういやどこ行くん?」

 

 アイスを食べながらも器用にイスなどを使って逃げるユウキ、行先というか戦う相手を聞いていない。

 

「オーブですヨ。マスドライバーとモルゲンレーテ社の回収をしたいみたいですネ」

 

 そこは故郷であり、現在仲間たちがたどり着いている世界でも有数の力を持った中立国。

 

 流石に動きが止まり、考え込むユウキ。事情は知っているがゆえにニコルも複雑な表情をしている。そして対照的に、おもしろそうに悪い笑みを浮かべるアズラエル。

 

 自分の故郷を攻めろ、そう言われて目の前の少年はどうするのか興味はその一点に絞られている。

 

「………………………………社長、俺の機体が欲しい」

 

 考えこまれて出てきた言葉。ニヤリと笑い、融資者への要望を応える。

 

「もちろん、良いのがありますヨ」

 

 あるモビルスーツ格納庫、そこでは新たなる地球軍の量産型モビルスーツ『ストライクダガー』、そしてカラミィティ(災厄)フォビドゥン(禁忌)レイダー(襲撃)、の三機が収納されている。その奥に並ぶ新たな機体。

 

 序列第一位である、悪魔の名を関する白い機体が目覚めの時を待っていた。




 ちょっとだけ平和、な時間でした。でもすぐに仲良しは無理、でもそんなのお構いなしに治療します。それが医者のお仕事だからね。ブラック・ジャックと血界戦線で学んだ。

 そして新機体、お察しのあれです。が、これどーだろなークロスオーバータグとか入れといた方がいいのかなー。どうですかね? 追記しておくと以前のSはまた別です。


 おまけ ~たねさんぽ~

 スパコ「ユウキが逆ナンパされてる!」
 紅髪「どこどこ⁉」
 鷹「フォーメーションB!」

 スパコ「自分たちは遊びだったってこと⁉」
 紅髪「あんなこともしておいて⁉」
 鷹「ごめんね子猫ちゃん、その子俺たちのなんだ………………」

 バカ「………………………………そこの道曲がって、オートタクシーに乗ったら着きます。………………で、なんなのお前ら?」

 ※フレイはバカを貶めるなら茶番にも参加します。ラクスならもっとえぐい事してるかも。

 以前貰ったネタでした。


 いつも感想や誤字報告ありがとうございます。ここすきとかしてもらえると読み返した時に嬉しいのでしていただけたり? してください(土下座)
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