アズラエルがドミニオンに乗り込む際の付き添いの軍人はもう帰ってます。アズラエルが追い返しました。
ところでどなたかTS秘書ニコルちゃん描いたりしませんかね? きっと皆さん見たいと思うんですよ。作者? 作者はちょっと絵を描いたりはね、ほら誰か描きましょうよ()
Q.バカってホントに気がついてないの? A.ガチで気がついてません。何なら全員が心配してたってことを分かってるのにバカは分かってません。にぶちんです。ふぁいと
謎にモチベだだ下がり、一度離れるのも手だろうか。
巻き込み事故に近い戦闘回です。どうぞ
「なんで艦長あんな怒ってんの?」
「どうせユウキが何かしたんだろ」
「だろうな」
シャニの疑問にクロトが投げやりに答えると、オルガも同意する。何も知らないままに出撃する三人のブーステッドマン、向かい合うのはフリーダムとジャスティス、そしてバエル。
見慣れた相手だが、油断も遠慮もしない。力量を分かっているからこその判断である。薬に浸けられていた頃にはできなかったことだ。
そこから抜け出すきっかけになった相手には感謝はあるが、それ以上に恨みもある。
「今日こそ恨みを晴らしてやるぞユウキィ!」
二手に分かれるフォビドゥンとレイダー、カラミティの砲撃から戦闘が始まった。
「病み上がりだし帰ってもいいか」
「リハビリにはちょうどいいだろ」
「ユウキがちゃんとしてたらそもそも戦わなくて済んだと思うよ」
「お前が核心をつくからこうなったんだぞ」
「自覚あるんじゃん」
やる気のなさとは関係なく、鋭い動きで相手をするジャスティス。撃たれた腕も治ってはいるが、この戦闘のきっかけがきっかけなので帰って休みたいと思っている。
責任転嫁する言葉を聞きながらも、カラミティを牽制するように撃ち、フォビドゥンに防がれる。
地球での戦闘データは見たがその時よりも強くなっていた。その要因は、
「前より強くなってる! ユウキのせいでしょ‼」
「なんだテメェら訓練でもしてたのか! ちょっと悪戯しただけでそこまでか!」
「お前から落とすぞユウキ‼」
勝手に分かっていた。
殺気こそないものの、全力で行われる三対三のモビルスーツ戦。機体スペックもパイロットの腕もそこまで差はなく、連携の練度もまたそこまで開いていなかった。
「ミサイル装填、撃て!」
「そんな明後日の方向に撃ってどうするんです?」
「なにか?」
「イエナニモ」
ドミニオンのブリッジではナタルによる指示が飛び交う。つい先ほどまで取り乱していた人物とは思えないほどに的確な指示、それは熟練と言えるアークエンジェルに常に有利を取っていた。
「やるわね、ナタル!」
きっかけは何であれ、知り尽くしているからこその演武ともいえる掛け合い。しかし新造艦であるドミニオンの知識、という差が徐々に表れ始めていた。
『マリュー! 俺も加勢するぞ‼』
「ダメです!」
出撃はして周囲の警戒をしていたムウが叫ぶが、マリューは断る。
「きっかけはどうあれ、これは超えなければいけないものです!」
別に誰かが決めたわけではない。
しかし今、三対三のモビルスーツと兄弟艦のみが戦っている。
お互いにストライクダガーやクサナギなど余力はあったうえでだ。全力ではない、それはつまるところ、
「拮抗しているからこそ、まだ道は残っています!」
もしこれがお互いに全力全開の戦闘ならば、被害は大きくすれ違ったまま別れてしまう。
そうならないためにも、知っているからこそ、どうにか落としどころを見つけようとしているのだ。
「ほかの船が来る可能性もあります! 引き続き警戒を!」
『…………くっ、分かった』
愛するものを、生きていてくれて嬉しい弟分を、かつての仲間を、争う姿を見て今にも飛び出したい。そんな気持ちを抑えながら命じられたとおりに周囲の警戒を続ける。
そしてその判断は後に正解だったと身に染みることとなる。
「ふむ、これはどういう状況だろうか」
静かに忍び寄ったのはザフトの三隻、それらを指揮するクルーゼは到着して頭を悩ませていた。
足つきと黒い、恐らく兄弟艦が戦闘状態でありモビルスーツも出撃している。この場にいないエターナルは恐らくコロニーの中だろう、しかしオーブの船は戦闘には参加せず警戒をしている。
「仲間割れ? それにしては戦闘に参加しない理由が…………」
「ここで悩んでいても仕方ないか。イザーク、付いてこい状況を確認しに行く」
「はっ!」
アデスも頭を悩ますが、どうにも分からない。確認をしないことにはどうしようもないと、偵察に向かうことにした。
イザークのみを引き連れて残りは待機、そして、
「…………キミも来るか」
「え?」
手土産を持ってクルーゼは向かう。
頼りっぱなしにしていた少女ではなく、自分の勘を信じて。
それに気が付いたのは二人。
「! まさか!」
「どうしたんだよおっさん」
「おっさんじゃない! ザフトがいる!」
「はぁ⁉」
未だに知らない自分の因縁を持つものと、
「…………誰だ?」
「ユウキ?」
「止まるなユウキ! 戦闘中だぞ‼」
「覚えがある、誰だ」
不思議な勘を持つ少年。
満身創痍、とは言わないもののお互いにダメージはある状態。だというのに急に動くのを止めたユウキを心配し、カバーする二人。
「なんで止まってんの?」
「知らねぇ寝てんじゃね?」
「隙だらけだな! 滅殺‼」
バエルの背後から、レイダーの鉄球が飛んでくる。
誰もが一撃が入ったと、思ったのが、
「悪い、後にしてくれ」
振り向くこともせずに機体を横に移動させて躱した。
自分を超えて飛んでいく鉄球を繋ぐロープをソードで切り裂き、コロニーへと戻っていくバエル。
取り残され、呆然とする五機をナタルはモニターで確認していた。
「…………どうします、艦長さん」
アズラエルの言葉でアークエンジェルとの戦闘による被害、そして出撃したガンダムのエネルギーを確認した。
アークエンジェルの主砲であるゴットフリートは破壊できたものの、それ以外では同じくらいの損傷。三機のエネルギーも余裕があるわけではなく、ストライクダガーは出しても減るだけだろう。向こうには他の艦、そして機体も残っている。
「現状、アークエンジェルの撃墜は不可能と判断します」
「…………それで?」
「増援を待つのが最適解かと思われますが、味方が増えても相手の情報を網羅したわけでもありません。場合によっては更なる被害の可能性も、撤退を視野に入れるべきです」
「……続けて」
「しかし本艦の命令はアークエンジェルの捜索、そして撃墜。ならば」
ナタルの口からは、初めから決めていたかのように、滞ることなく言葉が続く。
「少しでも情報を手に入れるために、追跡任務へと変更することを進言いたします」
言葉を聞いていたクルーたち、言葉こそ口にしないが、どことなく空気が変わった。
「如何でしょうか、オブザーバーとして乗艦されたムルタ・アズラエル理事」
「…………く、クク、アーッハッハッハッハ! なかなかにバカなことを言いますねェ‼」
顔に手をやって大きな声で笑いだすアズラエル。どう判断するのかとクルーたちが緊張し始めた。
「サイッコーですね艦長さん、いいでしょう。ボクの権限を持って任務を捜索、撃墜から追跡による情報収集へと変更しまス」
「了解しました、全機帰投! 信号弾!」
「は、はい!」
ナタルの指示によって慌ててコンソールを叩き、信号弾を打ち上げる。
「えー終わり?」
「ユウキもいねぇしいいだろ」
「俺のハンマーどうしてくれんだよ!」
撤退の信号弾を見て、口々に文句を言いながらもあっさりと帰っていく三人。キラとアスランもその様子を見ると、息を吐き肩の力を抜いた。
「あ、そうだ」
「え」
キラの前にフォビドゥンが戻ってきた。緊張が解けたばかりだが、とっさにレバーを握りなおしたのは流石というべきか。
「これ、返しといて邪魔だった」
「あ、うん」
腰につけていたバエル・ソードを取り出しフリーダムへ渡すシャニ。戸惑いながらも受け取るのを見ると、そのままドミニオンへと戻っていった。
「どういうことなんだ…………」
「…………きっとナタルさんも一緒なんだよ」
何故か間違えて届いてしまった報告書を読み上げたアークエンジェルの艦長も、同じようにブリッジで肩をなでおろした。
緊迫した空気も溶けて、笑みを浮かべるクルーたちに機体の撤収命令を出した時だった。
「ディアッカ? 少佐は? どうしたの?」
『それがザフトがいるって行っちまった! 俺も向かうから、ってユウキ⁉』
オペレーターであるミリアリアがディアッカと話していた時、白い機体がアークエンジェル前を通りコロニー内部へと向かっていった。
戦いはまだ、終わりそうにない。
おかえりシリアス。たぶん原作種で一番重い回に突入します。一気に情報浴びせて来たけどどんだけキラいじめるんだよ。たぶんジョージ・グレンもこうなるとは思って無かったんやろなぁ………………そりゃ絶望仮面も生まれるか。
ディアッカとイザークのやり取り入れるか悩む。違う点はあるけどそこまでだし、おまけにでもするかな。
あ、前回のナタルのセリフ、濁点ついてるのはワザとです。最初はミスでしたけど、こっちの方が良いなって変えました。誤字報告してくださった方、ありがとうございます。ワザとです。
おまけ ~本音~
全員「「「「「生きててよかった」」」」」
バカ「?」
※理由は過去です。両親はこんな状況になってないのでまだ教えられてない部分。
いつも感想や誤字報告ありがとうございます。ここすきとかしてもらえると読み返した時に嬉しいのでしていただけたり? してください(土下座)