スーパーコーディネーターの悪友   作:アオノクロ

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 前回はC.E.への信頼が高かったですね。ここまでマイナス方面で信頼があるガンダム世界もなかなかないと思います。

 あと覚悟決まったナタルさんはつよいぞぉ、でも虫見つけてきゃ! って飛び上がったりする。その辺は変わらない。

 Q.他のカップルは? A.ちゃんとイチャついてます。描写してないだけでカットされました。なんならバルトフェルドとアイシャもイチャついてます。バカとの時間がなかったら歌姫から八つ当たりがありました。


 どれだけ頑張っても勝つためのデッキを組むのが精神的に辛いです。ファンデッキネタデッキ、謎のピン刺しカードとおもしろさを求めるの大好き。デッキビルダーの知り合いふやしたいんだけどなぁ。

 みんな好きなミーティア初登場回です。どうぞ


生まれてきた理由

「とめろぉ! プラントをやらせるなぁ‼」

 

 プラントの直前で繰り広げられる防衛戦。

 

 地球軍の艦隊から飛び出してくるストライクダガー、それに止めるためにジンやシグー、そしてイザークの駆るデュエル。

 

 質としてはやはりザフトが優勢、しかしそれを覆す力が今の地球軍には存在する。

 

「ピースメーカー隊、発進」

 

 あるマークが描かれているミサイルを抱えたメビウスが次々と発進していく。

 

 思い出すのはこの戦争が激化したきっかけ。

 

「青き清浄なる世界のためにぃ!」

 

 必死の形相で撃ち落とそうとするイザークやザフトのモビルスーツだが、それでも数発が潜り抜けようとした時、

 

 

 

 2つの星が流れ込んだ。

 

「このぉー‼」

「やらせるかっ‼」

 

 フリーダムとジャスティス、本体とその専用装備であるミーティア。装備されている火器全てが火を噴き、プラントへ向かう核ミサイルすべてが撃ち落とされた。

 

「フリーダム…………ジャスティス………………」

 

 ザフトから脱走したはずの2機がプラントを守護するために動いた。

 

 驚きもあるが同時に、そうだろうなという納得もしている自分がいる。

 

「バスターは…………いないか、だがいるんだろうディアッカ」

 

 センサーを起動し見渡すも友の姿はない。だがいるという確信がある。

 

『地球軍、ザフトのみなさん。こちらはラクス・クライン、そして志を共にするものたちです』

「ラクス様?」

「生きていたのか…………」

 

 膠着した戦場にある少女の声が響き渡る。各モニターには、ザフト、オーブ、地球軍それぞれの陣営の船が共にこの戦場へ向かっていた。

 

 その名前にザフトをはじめ、地球軍の動きが固まる。激化し始めた戦場で膠着状態が生まれ、さらに少女の声が響き渡る。

 

『地球軍の皆さん、あなた方は何をしているのかお分かりですか? この戦争が激化するきっかけとなったものを、再び使おうとするのですか? それよりも、その力を正しく使う方法をご存じのはずです。どうか、このままお下がりください』

「ラクス様!」

「裏切ったというのはやはり違ったのか…………」

 

 その放送を聞いていたザフトの一部はラクスの言葉に安堵した。裏切りではなく、こうして自分たちの平和を願う意思は変わらなかったのだと。

 

「くっ、有名人だろうと所詮はザフトの人間! プラントもろとも撃ち落としてしまえ‼」

 

 地球軍のある艦長の指示に動き出すストライクダガー、エターナルに襲いかかるも白い流星に割り込まれ手足を失った。

 

「なっ、白い悪魔⁉」

 

 エターナルを守るように立ちはだかるはバエル、ザフトにとっては忌々しい地球軍のモビルスーツ。ある盟主によるプロパガンダで、コーディネイターを超えるナチュラルの純白な象徴として地球軍からしても英雄の機体だが、同時に裏切ったとも認識されている。

 

「う、宇宙の化け物に与する裏切り者め!」

「しかし第8艦隊はあの機体のおかげで」

「あの白い悪魔も仲間にしたとは…………流石ラクス様だ」

「だがナチュラルと一緒だぞ⁉」

 

 動揺が兵士の中で広がり、困惑が戦場を乱していく。

 

 これでひとまずは、そう誰かが思った時、

 

「ふん! あんな裏切り者の小娘が今さら何を‼ ジェネシスを起動しろ‼」

「あぁ…………平和を願う少女か…………コーディネイターでなければ、娘の友だちになって欲しかったものだ。艦長、攻撃の再開を」

 

 憎しみの火が消えることはなかった。

 

 

 

「まだ続けるのか⁉」

 

 再びメビウスが出撃されていくのを見て機体を操作するキラ。愕然としながらもその手元はなだらかに、向かってくる敵を、発射される核を無力化していく。

 

「チィ!」

 

 同じく舌打ちをしてミーティアの巨大ビームサーベルを操り無力化をするアスラン。理解できない、とは思いつつも熟練の戦士のように的確に動いてく。

 

「…………やはりダメなのでしょうか」

 

 指示が飛び交うブリッジにて、止められなかったと嘆くラクス。どうにかしたい、だがそれだけではできない。

 

 矛盾しているようだが、平和を願うだけでは実現は不可能。どうしても力が必要となってくる。

 

 それでも顔を下ろさないのは、

 

「一緒に…………!」

 

 前を向き、どうするべきかを考える。戦場の素人ではあるが、自分にもできることはあるのだと、その力を発揮する時を見定めようとして。

 

 

 

 しかし、思いやる力を踏みにじるのはいつだって純粋な暴力である。

 

「これは………………! フリーダム! ジャスティス! 下がれ‼ ジェネシスが発射される‼」

「「!」」

 

 

 

「全員下がれ‼ なにか来る!」

 

 

 

 突然の忠告、それは友人からのものだった。

 

 疑うこともせず全員が移動する。

 

「はて、何をしているのd」

 

 ザフトの動きを見て訝しんでいたある船の艦長、その最後の言葉は言い切ることなくそこで命と共に終わった。

 

「な⁉」

「うわっ‼」

「きゃあ!」

 

 眩しい光が戦場を包み込み、道中に存在していたもの全てを飲み込んだ。

 

 

 

 

 

『あれはたとえるのなら、ガンマ線レーザー砲です』

 

 1度引き下がり、エリカ・シモンズから説明を受ける3隻同盟のメンバー。その内容は核の力を使った核ミサイル以上の兵器について。もし地球に撃たれたとしたら、そこに存在していた命は全て滅びてしまう。そんな兵器だと説明を受けたものはみな重苦しい空気に飲み込まれていた。

 

「…………撃ってくると思いますか?」

「撃つだろ」

 

 マリューの疑問に軽く答えたのはユウキ、全員の注目が集まるも態度は何も変わらない。

 

 エターナルのブリッジ、ラクスの隣で黙って話を聞いていたユウキは明日の天気でも話すかのように軽い。

 

「どんなものだって理由があって、存在する意味がある。兵器にだって、その生まれた理由のままに使われるのが道理だ」

 

 生まれた理由、その言葉に反応するのは聞いていた友人。

 

 望まれたままに数多の命を犠牲に生まれた人類の最高傑作。それがどんな目的で生まれたのかは知らない。

 

「でもさ、それをどうにかできるのは人間だろ」

 

 前を向いたままに手を隣に伸ばす。ちょうど隣に座っていた少女の頭に、てのひらが置かれた。

 

「目的があって生まれて、けどそれをまた別の目的に使うことだってできる」

 

 実際にそれをよくしている人間の言葉だ。聞いていた者たちが笑ったり顔をしかめている。

 

創世記(ジェネシス)ねぇ…………そんなもん使ってもな。平和なんてたいそうなもんは無理でも、いっときの平穏くらいはどうにかできるだろ」

 

 ゆっくり、そして大きく手を動かすと置かれていた少女の頭も同じように揺れる。

 

「つーわけで、守りながらもブッ壊しに行こうかアレ。そのあとはどうすっか…………謝っておけばいいだろ」

 

 な? と振り向かれたのは恐らくいるだろう、製作者の息子。目を細めながらも力強く頷いた。

 

「それに同じこと考えてるのは俺たちだけじゃないはずだし」

 

 微笑むのはマリュー、頼りになる仲間がまだいるのだと改めて思いだし、身体に力がみなぎる。

 

「というわけだけど、どうする?」

 

 そう聞かれたのは誰だろうか、投げ出された言葉を最初に拾ったのはやはりというべきか、

 

「…………ユウキが真面目なこと言うなんてね。明日は槍でも振るのかな」

「お前あとで殴るからな」

「やってみなよ」

 

 そう言いながらファイティングポーズをとるバカ2人。片方は地獄を生き抜いたコーディネイターにも勝るナチュラル、片方は人類最高峰の才能を与えられたコーディネイターである。

 

「はいはい、それはあとにしなさい…………そうね。明日のためにも、がんばりましょう」

「不可能、ってわけでもないしな。いっちょやってみますか」

 

 おざなりに止めるマリュー、そして隣にいたムウもまたやってやると軽い態度で答える。

 

「…………何が正義なのか、それはまだ分からないが新たな犠牲者出る前に止めるべきだと、俺は思う」

「あぁ、そのためにも」

 

 分からないなりに動こうと意気込むアスランにカガリも頷く。

 

「進みましょう。今ある命を、ほんの少しでも助けるために」

 

 

 

 

 

『貴艦らには露払いをしてもらう』

「…………分かりました」

 

 増援として艦隊の一隻としてプラントへ向かうドミニオン。そのブリッジでナタルはすました顔で了承する。

 

 短い付き合いではあるが艦長が、そして裏切ったとされるアークエンジェルのクルーたちがどのような人間なのか理解しているドミニオンのクルー。このまま壊滅しかけている部隊と合流するのだろうか、そんなもやもやとした感情が広まっている。

 

「浮足立つな、我々は我々の任務を遂行するだけだ」

 

 そんな彼らを叱責するナタル。

 

 強い眼でいるであろう仲間の姿を見据えて進んで行く。

 

 

 

 

「サザーランド大佐、準備が整い次第攻撃の再開を」

「ナチュラルめ、次の一撃で消し飛ばしてくれよう」

 

 

 

 

 

「さぁ、来るがいい。数多の命の上に造られし才能と、環境で磨かれた天然の希望たちよ。わたしはここにいる」

 

 それぞれの思いを胸に、文字通りどちらかが滅びかねない絶滅戦争、その始まりはジェネシスの2射目によって火蓋が切られた。




 気合入れて行ったらヤバいもんお出しにされて肩透かし、なので気合い入れ直し。なんかあっさりしすぎ問題も、でも原作もこんなもんです。

 ただそんな中でもひとりだけいい空気吸ってるやつがいますね。うっきうきで照射されたジェネシスをバックにプロヴィデンスに乗ってるの。

 なんか原作よりラクス弱ってる気がします。弱ってるというか気が弱くなっているというか、いや原作が覚悟ガンギマリすぎてるだけな気もするけども。気が緩みやすいというバフなのかデバフなのか分からない変化です。

 おまけ ~この後~

 歌姫「ブリッジで暴れないでくださいね」
 正座するスパコとバカ「」


 クルーA「叱られてるな、ウチのエースたち」
 クルーB「ユウキに至ってはかなり失礼なことしてたしな」
 クルーC「あんな笑顔で、よほどお怒りのようだ」

※真相はね、どうだろね。なお現在は歌姫結構なチャンスです。この後は元副艦長合流するし運命突入するとね、たぶん増えます。油断、慢心ダメ絶対。

 いつも感想や誤字報告ありがとうございます。ここすきとかしてもらえると読み返した時に嬉しいのでしていただけたり? してください(土下座)
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