スーパーコーディネーターの悪友   作:アオノクロ

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 感想でも言われてましたけどやっぱジェネシスはアカンよね。ハンターの会長vsメルエム感があります。人の悪意こわ、戸締りしといたらFF外から失礼される世の中です。カオスすぎない?

 クルーゼはまぁ、クルーゼしてます。

 Q.バカは何してんの? A.異性との友人付き合いは知ってますが、その他は知らないので割と悩んでます。とりあえず母親と同じようなことしたらいいかな、みたいな。

 ヘンテコデッキ作りたいなーあーとりあえずイナバギーゼ&ロマイオンで速攻したい。

 なんで2回も出撃したんだろと思った回です。どうぞ


 分かる方だけでいいんですが、途中である曲をイメージして書いたシーンがあります。良かったら聞きながらお読みください。


ユウキの鼓動

「なぁ、明日はなにするよ」

「カガリの部屋に置いておいた投射機バレてたよ」

「あーあの暗くするとじわじわ禿げたアスランが浮かび上がるやつな」

「あれ以来たまに思い出し笑いするってさ。震えながら怒ってきたよ」

「ならどうにかしねぇとな」

「そうだね」

「じゃ、行くか」

 

 向かうのは戦場、しかし2人の会話は明日なにして遊ぶのかというお気楽なもの。

 

 何も変わらない。いつも通り今日を過ごして明日を迎える。

 

 エターナルのカタパルトが開き、黒い機体が照らされていく。

 

 

 

 

 放たれたジェネシスの2射目、それは地球軍の月面基地へ直撃した。

 

 増援を要請されていた結果、基地に残っていたものは少なかった、というのは不幸中の幸いだろうか。

 

 これで勢いも落ちる、

 

「憎きコーディネイターの攻撃によって死んだ仲間のためにも、プラントを滅ぼすのだ‼」

 

 ことはなく、

 

 燃えあがる感情、そこにくべる燃料にしかならなかった。

 

「次の準備だ、急げ!」

 

 そして未だ止まらない地球軍の艦隊を確認することもなく、パトリック・ザラはジェネシスの発射準備を命令した。

 

「撃てぇ!」

「とめろぉ‼」

「このヤロウよくも!」

「お前たちさえいなければ‼」

 

 お互いに勢いは増すばかり、その根幹となるものが何なのか分からないままに引き金を引きつづける。

 

『ナタル艦長、そちらもお願いしますよ』

「…………レイダー、フォビドゥン、カラミティ、出撃!」

「あいあい」

「めんどくさ」

「やる気でねぇなー」

 

 黒い天使から出撃する3機のガンダム。この戦場においても上位の機体とパイロットだが、やる気においてはこれ以上なく地をはいつくばっていた。

 

「気を抜くな! ローエングリン、撃ぇー‼」

 

 味方の艦隊から出撃していくあるマークの描かれたメビウス部隊。

 

 やる気はないと言えど実力は上位、近づいてくるジンなどを蹴散らしていく。

 

「アイツらを止めろォ‼」

 

 後方に回されていたはずのイザークは部隊を引き連れて前に出ていた。

 

 叫ぶ勢いと共に打ち出される核ミサイルを撃ち落としていく。

 

「くっ、まだか! 早く、はやくこい‼」

 

 激化していく1秒が1分に、1分が1時間にも感じる戦場の中で彼らが待っていたものは、

 

 

 

 

 

 

 

『地球軍のみなさん、そしてザフトのみなさん。どうかこれ以上の戦闘はおやめください』

 

 

 

「またかっ!」

「今さら何を!」

 

 両陣営のトップが歯をかみしめた。

 

 

 

『お互いがお互いに傷つけ、やり返し、また命が消えていく。そんな行為をまだ続けようというのですか』

 

「やはり…………」

「またこの声…………」

 

 戦場に響き渡る少女の声、止まることはなくとも意識はそがれ動きが鈍っていく。

 

 そんな彼らの視線の先にはたった3隻の艦隊。

 

 ほんの少し前にも表れた、ザフトでも地球軍でもない第3の陣営。

 

「遅い!」

 

 汗を流しながらも笑みを浮かべて襲い来るストライクダガーを撃破するイザーク。

 

「はん、ノロマ」

「あとでいじろうぜ」

「なにサボってんだよアイツ」

 

 おざなりだった動きに力が満ちるシャニ、クロト、オルガの3人。

 

「来たか…………」

 

 より真剣な顔でモニターに映る仲間の船を見つめるナタル。

 

「…………アークエンジェル」

 

 地球軍戦艦のブリッジに座る男は、懐かしいものを見るかのように白い船を見た。

 

 

 

『お互いに、何かを守ろうと武器を手に取っていたはずです。そして今、もう1度胸を張ってその通りだと、家族に、友人に、大切な人たちに言えますか?』

 

「それは…………」

「アイツらがいなかったらまだ生きて…………!」

 

『その大切なものを失った人もいるかと思います。だからこそ、憎しみに飲み込まれる前に踏みとどまって欲しいのです。同じような、悲しい人が生まれないためにも』

 

「なら俺の感情は! どうしろっていうんだ!」

「で、でも相手は」

 

『誰しも怖いのです。分からないから、相手がどうするのか、不安になって武器を取るしかない。それは仕方のない事です。ナチュラルでもコーディネイターでも、人である以上恐怖は心に存在するのですから』

 

「そうだよ、だってコーディネイターだから…………!」

「ナチュラルにビビるわけねぇだろ‼」

 

『しかし、同じようにそれを乗り越えるためのものも、誰もが持っています。そうでしょう? 戦場に出てくるのにも、誰かを守ろうと行動するのにも必要で、いま皆さんはこの場にいるのですから』

 

「? ……………なにを」

 

 

 

 

 

 目をつむる少女が思い出すのは故郷と戦争してるはずの船に拾われてた時の事、知り合いも誰もいない不安の中で敵意を見せないよう、向けられないようにお淑やかな少女であったときの事。

 

「俺は天才だから、人ひとりくらい連れて抜け出せる」

 

 恐かった。

 

 それでも優しい人ばかりで友人もできた。

 

 そんな中で助けようと、手を差し出してくれた少年がいる。

 

『誰しも最初に踏み出す時、必要となる勇気。大切なものを守ろうと踏み出した1歩を、相手へと歩み寄るために、もう1度踏み出してはくれませんか?』

 

 自分の手を引いて、新しい世界へ連れ出してくれた少年、胸が高鳴り、心臓が熱く脈を打った。

 

 たぶんこれは憧れなのだろう。

 

 あんな風に自分も生きたいと、そう思ったのだから。

 

 

 

「減らず口を、撃て! 撃ってくる前に、撃つのだ‼」

「小娘の言葉に惑わされるな! 進化した人類の、新たな世界を造るのだ‼」

 

 鳴りやんだ戦場に、再び音と光が鳴り始める。

 

 少女の言葉では、世界は止まらなかった。

 

 

 

 

 

「…………ラクス様」

「……………………えぇ、これが最善でした。でもできなかった」

 

 失敗した、それでも少女は顔を伏せることなく前を向く。

 

 勇気を振り絞り、たったひと言を伝えた。

 

「お願いします、助けてください」

「おっけーまかせろ」

 

 3隻のカタパルトが展開されていく。

 

 勇気の鼓動が脈を打つ。

 

 

 

「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます‼」

「アスラン・ザラ、ジャスティス、出る‼」

 

 エターナルから自由と正義の名を冠する機体が現れ、白い流星を身にまとう。

 

「カガリ・ユラ・アスハ、ストライクルージュ、出るぞ!」

 

 クサナギから予備パーツによって構成された赤いストライクが現れ、その後ろをM1アストレイが続く。

 

「…………ホントにいいのかよ」

「いまは少しでも人手が欲しいだろ、無茶はしないさ」

「まったく、ディアッカ・エルスマン、バスター行くぞ!」

「トール・ケーニヒ、ストライク、出ます!」

 

 アークエンジェルからバスター、そして赤い翼を持つエールストライクが現れる。

 

「まったく、無茶をいうなぁ。俺を何でもできるって勘違いしていないか?」

 

 以前から話はあった。大部分が破損して、修理が間に合うか分からないストライクの代わりに乗らないかと。結局間に合いはしたが、新たなパイロットも決まり、自分へと譲られた。

 

「ま、弟分の頼みを聞くのも兄貴の役目だってね。ムウ・ラ・フラガ、バエル、出るぞ‼」

 

 2振りの剣、そして悪魔を冠する白い機体が白き天使より現れる。

 

 

 

 エターナル出港時から格納庫にあり、ずっと動くことはなかった。

 

 あらゆる情報に根を張り、専用艦を用意してのモビルスーツ運用の計画を知った時、ある人物が潜り込ませたもの。

 

 この世界において特異点となりえる人物の願いを込めて作られた、自由(フリーダム)正義(ジャスティス)にならぶNJCを搭載された三機目の機体。

 

 それは周りから見ればもっとも遠く、それでいて本人がもっとも望むあり方。

 

「ユウキ・イチノセ、セレニティ、出撃する‼」

 

 アンバランスな風貌の黒い機体はエターナルから飛び出すと、宇宙の暗闇へと静かに溶けていった。

 

 それは誰しもが願う平穏(セレニティ)のため。

 

 飛び出していく仲間を見て、少女は唄う。

 

『我々は独自の意思を持って行動します。目的は核ミサイルからプラントの防衛、そしてジェネシスの破壊。皆さんの……………勇気を願います』

 

 ラクス・クラインは仲間たちと共に、勇気の光を灯す。




 >勇気の鼓動が脈を打つ。

 この辺りでデジモンの「Brave Heart」をイメージしてました。知らない方は普通にseedの曲「Realize」当時のOPでもいいと思います。

 歌詞入れようかとも考えましたが、普通に聞いてもらえればいっかーってやめました。 

 そんではい、最終決戦前にて乗り換えです。以前作中で「S」が頭文字の機体を出したら感想でめっちゃいい案出されたのでそちらにしました。

 機体スペックはまぁまた後日で。

 ラクスの心情初公開ですね、原作の平和の歌が勇気の光になった理由です。憧れなのでね、惚れるとかは違うらしいです()まぁユウキを漢字で書くとどうなのかは知らないのですが

 展開的に週末に投稿したかったな‼()

 おまけ ~初期案~

 開発A「ストライク……ナチュラルにしては良いものを造りやがる…………真似しよ」
 開発B「バックパックを換装する魔法使いのような装備で、ウィザードシステムと名付けよう」
 開発C「ひとまずあのストライクと同じものが付けられるようにしておくか」

 白仮面「可能性を意味する名前、希望を芽吹く種(SEED)と名付けよう。あ、こっそりNJCつけといてね」

※パーフェクトストライク(核動力)みたいなのを予定していました。後のザクの種となる機体です。運命のモデルにもなります。ただね、Serenity(平穏)が作者に刺さりすぎました。こっちもこっちでDestiny(運命)と語感似てるしいいかなって。

 すいません使います!(事後承諾)


 いつも感想や誤字報告ありがとうございます。ここすきとかしてもらえると読み返した時に嬉しいのでしていただけたり? してください(土下座)
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