スーパーコーディネーターの悪友   作:アオノクロ

73 / 101
 スクライドめっちゃおもしろいんですけどぉ‼(魂の叫び)

 まだ数話ですが、すでに他のアニメの1クール見終えたくらいの満足感! こういったアニメとかマンガもっと見たいですね。書けばいいのか。

 こういうの他に何があるかなって探したんですけど、あんまないですね。拳を交わせばダチ、はヤンキーものですし、近いものだとはじめの一歩やGガンとかかな? おバカ系の主人公って普通に冷静だったり理知的だったりしてるんですよね。最近だとなにがあるんでしょう。

 Q.フレイパパは生存√あったの? A.あると言えばあるし、ないと言えばない。宇宙にいる間にフレイが頻繁に顔出してバカやキラと顔合わせて交流深められたらワンチャン、くらい。それでも前話になる可能性は消えない。

 とりあえずでロマンデッキ作ったんですよ、思ってたより回りましたアレフヘブン。

 レスバ回です。どうぞ



それぞれの理由

 NJCによる核動力、それは既存のバッテリー動力によるモビルスーツの戦闘を、永続させることができるエネルギー。

 

 フリーダムが開発された時、ジンに試作型の装備を付けて試したところ、常に動力を繋げていないとロクに戦えないという結果が出たエネルギー効率の悪い装備がある。

 

 フリーダムとジャスティスの専用装備であるミーティア、これもまたモビルスーツのエネルギーを使用することから、核動力の機体以外には使うことができない。

 

 エネルギーをほぼ気にせず戦えるNJCとエネルギー残量を気にしなければいけない既存のモビルスーツ、一概に決めることはできないが、やはりNJC搭載モビルスーツが有利なのには変わりないだろう。

 

 ではそんなNJCを搭載された機体同士が戦えばどうなるのか?

 

 少なくとも、腕が互角ならばモビルスーツのエネルギーの前に、パイロットの体力が尽きるだろう。

 

 逆に言えば、決着がつくのは先に体力の切れた方になる。

 

 つまるところ、

 

「ここで! アナタを止める!」

「キミに、キミだけでできるかな⁉」

 

 最新鋭の技術を使おうと、その勝敗は人としての能力が決めるのだ。

 

 

 

 

 

「はぁ!」

 

 ミーティアの持つ火力、それら全てをプロヴィデンスへと叩き込む。

 

「甘いな」

 

 しかしその攻撃を難なく躱し、搭載されているドラグーンを展開。仕返しとばかりにビームの雨を降らせる。

 

 スペック上だけならば、ミーティアを装備したフリーダムの方が圧倒的に上である。

 

 搭載されている火力も加速力も、下手な戦艦を超えている。

 

 ただ、本来の目的は高機動による接近、そして大火力を撃ち込んでからの離脱という一撃離脱の戦法である。

 

 足を止めて自分よりも小回りの利く相手とのタイマンはむしろ、足枷となる。

 

「クソッ!」

 

 ミーティアのビームサーベルとしても扱える持ち手の部分を撃ち抜かれ、誘爆する前にパージする。

 

 加速して移動しようにも、下手をすると自らビームの網に突撃するかもしれない。そう考えるともはや的を広げているだけの重荷にしかなっていない。

 

 そんな背部のミーティアを、プロヴィデンスのビームが貫いた。

 

「終わりかね、皆が望んだスーパーコーディネイターよ」

「なにを!」

 

 爆炎の中から通常のシールドとビームライフルを持って現れたフリーダム、翼を広げ降りかかるビームをすき間を抜いて躱していく。

 

 常人なら、いや能力のあるコーディネイターですらとっくに撃ち落とされてもおかしくない猛攻を紙一重で躱し続けるキラ。

 

「そうだろう! キミは皆が望む存在! この程度で終わるわけがない!」

「くぅ!」

 

 慣れてきたのか攻撃の合間に反撃もするようになった。

 

 だがそれでも制圧力はプロヴィデンスの方が高く、キラは勝っている機動力で生き抜いているに過ぎない。

 

「誰しもが思うだろう! キミのようになりたいと‼」

 

 ついに攻撃のすき間を抜き、ビームサーベルを降りかぶるフリーダム。だが、その攻撃を難なくシールドで受けとめるプロヴィデンス。

 

「他者より強く、他者より先へ、他者より上へ! 競い、妬み、憎んで、その身を食い合う!」

 

 せっかく距離を詰めるもまたもドラグーンの飽和攻撃により距離を取るフリーダム、それを今度は逆に責めるように追いかけていくプロヴィデンス。

 

「その結果がキミや私だ…………だから知る! 自ら育てた闇に食われて、人は滅ぶとな‼」

 

 下手をすれば自滅をするような猛攻にキラも追い詰められ、ドラグーンから放たれたビームがついに、フリーダムの左足を捕えた。

 

「人の夢! 人の望み! 人の業! その果てが、結末が、この世界なのだよ‼」

 

 

 

 

 キラもその身で分かっていることだが、ナチュラルとコーディネイターの確執はかなり根深い。

 

 通常の戦争が交渉の最後の手段、もしくは生存をかけた最後の賭けとなっていたのは昔のことだ。

 

 ジョージ・グレンの提唱したコーディネイターとは、新たな可能性を持った人類との調整者である。

 

 つまり、仲たがいする者の間に立ち、仲を取り持つために優秀な能力を不自然に手に入れた者。

 

 それが優秀な能力を手に入れるという一点のみが注目を浴び、人類を導く新たな人類と言い出す者が現れるようになった。

 

 コーディネイターという存在がない時代からもあった戦争の原因、それは、

 

 人を見下す優越感、人を見上げる劣等感。

 

 ただそれだけに過ぎない。

 

 自分たちの方が優秀だから上に立ち管理しようという意見、遺伝子を弄り不自然な産まれの化け物に任せてたまるかという意見。

 

 そこに人々が望んだものは何なのか、既に人類は忘れている。

 

 

 

「キミもその眼で見ただろう。

「ラクス・クラインの言葉で人は止まらなかった。

「他者ではなく、自分の見たいものしか見ず、聞きたいものしか聞かない。

「どこまでも、どこまでも自分勝手で救い難い生き物、それが人なのだよ。

「自分の不幸を他者のせいだと喚き、他人の幸運を妬み破壊しようとする。

「もう誰にも止められないはしないさ! この宇宙を覆う憎しみの渦はな!

「そうだろう! どの人類よりも優秀にコーディネイトされたキラ・ヤマト君‼

「この世界において、あってはならない存在なのだよキミは。

「平和を願う? 良いだろう、キミのその優秀な能力を持って為すがいい!

「それができる力を! キミは持っているのだからな!

「だが止まらぬよ! 破滅への最後の扉はとうに開かれた!

「正義と信じ、解らぬと逃げ、知らず、変わらず! その果ての終焉だ!

「もはや止める術はない!

「人は滅ぶべくして、滅ぶのだよ‼」

 

 

 

 ほんの数分、それすらも経ったのか怪しい瞬きに近い、永遠にも感じる濃密な時間。

 

 攻撃をよけ、反撃し、その間に差し込まれる悪意。

 

 それらは間違いなくキラの心を蝕んでいた。

 

 コクピットで息を切らし、下がりそうになる顔を無理やりあげて光のない眼で前を見る。

 

 いやでも相手の言葉が分かってしまう。

 

 見たくない、いや知ることのなかった現実という名の悪夢。

 

 世界がそうだというのではなく、その悪意には自分も巻き込まれているという覆せない事実。

 

 戦争に巻き込まれ、かろうじて保っていた少年の心は限りなくすり減り、赤子の手でも折れそうなほどに衰弱していた。

 

 なぜ戦っているのだろう、その言葉がキラの心に浮かび上がってきた。

 

 戦って戦って戦って、それでも終わらなくて止められなくて、なんで……………………。

 

「なんで……………………」

 

 動きの止まったフリーダム、本来ならば止まることのなかったその機体は、操縦者の感情を揺らす出来事もなく沈黙する。

 

「……………………終わるのか、キミも終わってしまうのか」

 

 プロヴィデンスがドラグーンを戻し、手に装備しているビームライフルを構えた。

 

 エネルギーが収束し銃口が輝く。

 

 その様子をコクピットから見ていたキラは、無意識に手を伸ばした。

 

「あ…………」

 

 脳裏に浮かぶのはいつかの思い出。

 

 日が暮れて夕方になり、走ろうとした相手に手を振った。

 

「また明日な」

 

 そう言って走っていく相手が、そうだ。

 

「ボクがそれでも戦うのは…………!」

 

 伸ばした手をレバーに戻し、フットペダルを踏み込む。光を取り戻したその眼に映るのは、モニター画面を覆う歪んで見えるほどに近いビームの光。

 

 間に合わない?

 

 それがどうした。

 

 戦いなんてどうでもいいと、いつの日か紅髪の少女にこぼした本音。

 

「それでもボクには! 一緒にいたい友だちがいるんだ‼」

 

 真っすぐに自分を貫こうとビームが迫り、

 

 

 

 

 爆発した。

 

 最後の最後に足掻こうとしていたが間に合わなかった。

 

「…………ダメなのか」

 

 勝ったはずだというのに悲壮感の漂う言葉、何をするでもなくただ晴れていく爆炎を見つめていた。

 

 その中には、

 

 

 

「なに寝ぼけてんだ、さっさと起きろバカ」

 

 

 

 

 フリーダムをかばうように左肩の歪な形の盾を構えて間に割り込む、セレニティの姿があった。

 

「…………ふ、ふふ、はっはっはっはっはっはっは‼」

 

 喉が張り裂けそうになるほど、人生でも初となるほどの大声でクルーゼは笑った。

 

 

 

 

 

「…………ユウキにバカって言われたくなんだけど」

「じゃあ大バカだ」

「これ訴えたら勝てるかな」

「お前コーディネイターじゃん、調停できるんじゃね?」

「そういう意味じゃないけど」

 

 敵の目前にして、たった今死にかけていた少年は気楽に話す。

 

 恐いものなど何もない。

 

「俺たちで、って言ってたのに忘れたのはバカだろ」

 

 何せ隣には、

 

「…………ユウキもだからこれでお相子だね」

「言ってろバーカ」

 

 頼りになる友人がいるのだから。

 

「ここからが本番というわけだな…………キラ・ヤマト、ユウキ・イチノセ!」

 

 戻していたドラグーン全てを展開し、ビームライフルを構えるプロヴィデンス。

 

「帰ってやることたくさんあんだよ」

「そうだね、そのためにも」

 

 左肩から剝がれて別れていくシールドは、翼を広げいつでも動けるように構えるフリーダムとビームライフルを構えたセレニティを舞うように囲っていく。

 

「行くぞキラ」

「行こうユウキ」

 

 明日のため、少年たちは進んで行く。




 ただボコボコにされたキラ、相手がユウキなら何でも言うけどそれ以外にはあまり言えません。普通の少年なので。

 それよりもクルーゼ名言多すぎ問題。というか何しゃべらせてもいいから止まらんのよ。その結果キラメンタルに大ダメージですが。原作と違いメンタルが安定していた結果、フレイ撃墜という起爆剤もなくユウキもいないと普通に負けてました。原作より弱くはなってませんけどクルーゼが強くなってます。敵側にバフかける変な作者は自分です。なんなら最後もやる気が下がったと思ったらぐぐーんとあがってます。なんだこの白仮面。

 ふと思いましたがこの作品かばって守るシーン多いですな。あと煙の中から現れるのも、好きなので仕方ない。

 …………アスランの方書きたいけどそれほど変化ないんですよね。パトリック変化ないしあっても原作通りにしかならないし、どうしよ。

 おまけ ~もしこの作品が放送されてたら~

 歌姫「これまでのガンダムシリーズからデザインが一新されたせいなのか、薄い本がたくさん出ましたわね」
 スパコ「………」
 歌姫「R18イラストもこれまで以上です」
 スパコ「……………」
 歌姫「さまざまなカップリングも多いです。ディアトールとかお姉さま方の嗜みも多いですわね」
 冷汗ダラダラスパコ「………………………」
 ハイライトオフ歌姫「ただ…………1番人気がTSキラとユウキなのはいかがなものでしょうか???」
 逃走するスパコ「」

※書いといてなんだけどキラのヒロイン適性がデカすぎてTSしなくてほんと良かったと思う。感想見るとニコル、ラクス、ときて根強いナタル希望の方がいらっしゃいますね。初期からいる歌姫さんの本番はたぶん自由から…………。

 前回人妻とNTRの違いについてありがとうございました。聞いといてなんですが感想の大半がこれについてでした。皆さんもっと作品呼んで???


 いつも感想や誤字報告ありがとうございます。ここすきとかしてもらえると読み返した時に嬉しいのでしていただけたり? してください(土下座)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。