ニコルとイザークですが、ニコルは現在プラントです。立ち位置はいずれ
元クルーゼ隊メンバーはヤキンドゥーエの後で交流とかあってたまにゲームしたり、仕事で出会ってます。相性が良かったのでバカとオカッパは結構仲がいいです。この辺は本編で書きたいですね。またどっかで番外編でも挟みましょうか。
「とっておきの秘策がある!」
「そんなものが!?」
自信満々なユウキの言葉に惹かれるシン。
その隣でアスランは碌なものじゃないだろうなと確信していた。
だが同時に、
「…………必要なものは」
「あのメテオブレイカー借りるぞ」
有効な作戦であるとも信用していた。
「行くぞ!」
ユウキの合図にと共に散開する3人。相対するジンも迎え撃とうとするが、
「…………は?」
振り返るとそのまま真っすぐに去っていった。
「こ、この!」
「はん」
追いかけようとしたジンの一機をユウキは簡単な牽制射撃で怯ませる。
着弾した場所は先ほどまでアスランが触っていたメテオブレイカーの近く。この計画の主犯であるサトーは歯を食いしばると、ユウキたちではなくメテオブレイカーを破壊しようと近づいた。
「ユウキさん、良いんですか? まだメテオブレイカーは残ってますけど」
「ミネルバの艦砲といっても必ず破壊できるとは限らない、確実性を取るなら起動すべきだった」
真っすぐにミネルバへと帰投する途中、2人は聞かされた通り真っすぐに逃げ出したのだが、それでも戦うべきではなかったのかと疑問を口にする。
「うん? まぁ大丈夫だろ、社長もなんかやってるっぽいし」
「社長?」
シンが首をひねるが、その疑問はすぐに解決することができた。
大気圏突入状態となったミネルバ、そのブリッジでタリアは船を移ったデュランダルからの言葉を思い出していた。
『そういえば、かのブルーピリオドの盟主、ムルタ・アズラエルが協力してくれるらしい。指定時間が来たらユニウスセブンから離れるように言われている。何をするのかは不明だが気を付けてくれ』
あくまで環境復興支援団体、もちろん裏ではいろいろとしているだろうがそれでも行動するなら災害後の復興支援だろう。いったい何をするつもりなのか不安はあるが、それでもいま自分のできることをするしかない。
「インパルス! ザク! ゲイツ! 着艦しました‼」
「収容してる時間はないわね、議長の言っていた時間よ! 距離を取って!」
メイリンの言葉で意識を切り替えると離れるように指示を飛ばす。
何をするにせよ、ミネルバのタンホイザーでユニウスセブンをできるだけ小さく砕く予定に変更はない。
距離を取りながらもいつでも撃てるよう準備をしていると、それは光った。
「誤差修正、ターゲット確認。撃ちます!」
台と一体化している砲にエネルギーが注がれ、起動音と共に砲口が輝きだし光が溜まると、雲を突き抜け宇宙の果てへと飛び出していった。
「当たれェー‼」
「? なんの」
残っていたメテオブレイカーを破壊し、最後まで邪魔をさせまいと残っていたサトーたち。
謎の光に包まれ何が起きたのかも自分の理念が達成されたのかも不明なまま、あっけない最後を迎えた。
この日、世界中に火の雨が降り注いだ。
世界中でシェルターへの避難勧告が出されたが、時間も場所も足りず被害は甚大なものであった。
それでもユニウスセブンそのものが落下するよりは被害は小さく、またブルーピリオドやオーブ、プラントを始め、避難勧告と迅速な救助活動により本来よりも被害は減ったと言える。
しかしこの事件を新たな戦争の火種にする連中がいることを、世界中で確信している人物たちもいた。
そのひとりは海へ降り立ったミネルバの中で、はしゃぐコーディネイターのクルーを優しく眺めている。
「アズラエル理事! あれはいったい!」
『カグツチ、ですカ? あれは隕石や巨大な構造物が地球へ落下する際に対処するための』
「そういうことではなくてだ!」
『ハッキリと言ってもらわないと伝わりませんヨ? まぁザフトの船で大っぴらに話すものではないですけド』
「うぐっ、そ、それは」
『では、こちらは復興で忙しいので、オーブに戻ったらまた連絡してくださイ』
「あ、ちょ、アズラエル理事!」
与えられたミネルバの部屋で携帯端末に向かって叫んでいたカガリ、しかし相手は世界でもトップの交渉の達人。ぬらりくらりと躱され、仕事が忙しいと切られてしまう。
理由が理由なので再びつなげるわけにもいかず、うなだれて机に額をつけるカガリ。
その横に湯気の立つ飲み物が優しく置かれた。
「……うぁ、ありがとうアスラン」
「いいってことよ」
「はぁー………………ってユウキ!」
ひと口飲んで息を整えて、やっと飲み物を差し出したのが自分の恋人兼護衛ではなく、弟の悪友であることにようやく気が付いたカガリ。
悪戯が成功した時のやってやったぜ、という顔に思わず拳が出そうになるがぐっと押さえた。
こういう時にそばにいるのは話があるのだろうと察している。
「………………お前は、知ってたのか?」
「アレか? まぁな」
「そうか……………」
自分には知らされていなかった謎の兵器、もちろん親しい間柄と言えど別の陣営であるブルーピリオドに文句を言う権利はカガリにはない。
こともなく、モルゲンレーテ社との共同開発なのでちゃんと言える。というかカガリに伝えていない秘密などありすぎるほどにある。ただそれは少女への責任を少しでも軽くしようという思いやりであり、反乱を企てたりなどではない。むしろオーブやカガリのためになら捕まっても構わない連中が集まっているのがオーブである。
「カガリだって国の事全てを把握するのは無理だって分かってんだろ」
「それはな………………でも」
アスランに支えられ、アズラエルに政治家として揉まれ、少女は成長しているがそれでもまだ少女なのだ。周りはそれを分かっているが、なにより本人が痛感している。カグツチについてもその情報を知らされてなかったのは、信頼がないのだろうかと不安に思うことも多く。
国を背負うには、いまだその背中は小さい。
「お前が政治家に向いてないのはキラも分かってるだろ。………………そんなんでも婚約者いるのは笑うけど」
オーブの代表であることが決定した時、双子の弟は素で「いや無理でしょ」と言ってしまい拳を貰った。それを見て笑ったバカも殴られた。お詫びに、という理由なのか暇さえあればテストパイロットとして呼び出されるが、その理由は兄妹を支えるためだとは本人も気が付いている。
会えば国のトップとかやめときなよ、流石カガリ様だ、と敬意も何もない言葉と一緒に拳が飛び交う仲。成長していく少女を誰もが応援している。
「………………お前もいるだろ」
力なくも笑いながら言えばコーヒーを飲んだ時と同じ顔をするユウキ。仕返しができたと少し元気になるカガリを見て益々苦くなるユウキ。声が出てしまうほどにカガリは笑ってしまった。
「俺は断ったしもう終わったろ」
「こちらとしては大歓迎だが?」
「あんな偶然の玉突き事故の結果とか知るかっ」
「ラクスもいるしな」
「あれ怒られた理由は未だに納得できねぇんだけど」
しばしの間、一国の代表でもエースパイロットとしての肩書もなく友人との談笑に花が咲く。
話し終えて部屋を出るユウキは部屋の主に捨て台詞を吐いて扉を閉める。
「………………すまない」
「まったくだ、お前の仕事だぞズラ」
「…………ズラじゃない、アスラン・ザラだ」
笑いあう2人の戦友、彼らを乗せてミネルバはオーブへと向かう。
「さて? この映像をどうしたいのか、皆さんにお聞きしたいですねェ」
アズラエルの持つ隠れ家のひとつ。日の光が届かない部屋で多数のモニターに照らされて腕を組みながら、そのひとつに映る映像を睨みつけるアズラエル。
そこではユニウスセブンに爆薬らしきものを仕掛ける黒色のジンが映し出されていた。
「プラント、デュランダル議長はすでに物資援助の公約、そして実働に動いてまス。こちらとしても迅速に動かなければ世論を持っていかれますヨ?」
『しかしだなアズラエル』
「言いたいことがあればおっしゃってくださいイ。
ねェ? 威圧を込めて視線を向ければくぐもった声を出して黙り込む老人。
ここにいるのは世界全ての経済に関わっていると言っても過言ではない集団、ロゴスのトップたち。現在では軍事産業に力を入れているが、それでも他の分野全てに手を伸ばしている巨大な資本そのものと言える。
その代表としてアズラエルがいるのだが、今回は世界中のブレイク・ザ・ワールドの被害について打ち合わせをする予定だった。
もたらされた映像、これは被害を受けた地球の人々にとって蓄積されたストレスの向かう先になりかねない。
先に待つのは新たな戦争、復興に尽力すべき時期にそんな無駄なことをする気はアズラエルにはない。
だが、同時に無視はできない。
このタイミングで、と思うしこのタイミングでしか、とも思う。
「裏でプラントに確認を取る。その上で判断を下す、で良いですネ?」
疑問形はあるがその言葉強さは断定だった。
言いたいことはあるだろうが、それでも復興を優先すべきだというのは共通していたのだろう。話はすぐにそちらへ移った。
その会話をひっそりと眺める男は膝に抱えた猫を撫でると、新たに通信をつなぐ。
『…………お待たせしましたロード・ジブリール』
通信の相手は黒い地球軍の制服を着た仮面の男。その表情は読めないが、どことなくめんどくさいという雰囲気が漂っている。
「仕事だ、ネオ・ロアノーク」
それに気づいてか、気付かずか、口角をあげるジブリール。
「戦争の時間だ。お前の生まれた理由を見せつけて来い」
人の悪意は人から芽吹く。
紫唇の口調分らん。敬語だとアズにゃんと被るし。
見得張った小物にするか、そこそこの悪役にするか悩みます。
あと結構本編端折りながら書いてるのでここはもしや? と思う方もいるらしいですが、伏線の可能性とただの作者ポカの可能性が半々であります。ユルシテ
いつも感想や誤字報告、ここすきなどありがとうございます。
カグツチ
ブルーピリオドとモルゲンレーテの共同開発。見た目はデュナメスの超超高度射撃銃のゴツイ感じ。雑に言うと動力にNJCを使ったすっごいアグニ。弱点は移動とセッティングに時間がかかるのでほぼ拠点防衛用。使用目的は本編で言った通り。あとプラントとかへの威圧。え? 使われる心当たりがあるんです? なんで? なアズにゃん。実は後日カガリへ報告する予定だった。忙しいし兵器研究などは良い顔をしないので事後報告してアズラエルが口八丁で丸め込んでる。その一つだったのだが、報告前にお披露目となった。 飛距離と正確性に力を注いでいるため、実はそこまで威力はない。アニメの赤くなった状態の岩やモビルスーツくらいしか打ち抜けない。戦艦に至っては着陸地点を逸らせるだろうけどよほどのことがなければ普通に降りれる。
当てるのめっちゃ難しい。 ───実際に扱ったスパコ
見せ札、としてはかなり有能なので結構気に入ってます。 ───出資者
何も聞いてないぞ! ───ある国の代表
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