最近Xで運命や自由の感想見るんですが、こうして盛り上がれるって事はそれだけ人気って事なんだろうな、と思いました。リアルタイム視聴者の1人として嬉しいです。
種シリーズの個人的な感想を言うと、強引だろうが勢いだろうが自由で突き抜けて行ったので満足。終わりよければすべてよし
アニメってそんなもんでいいんですよ。楽しんであーだこーだ言いあって、こうして皆さんと楽しめているキッカケなので好きです。
あ、議長って事あるごとにタリアと会おうとしてるんですよね。何だこのおっぱい星人
夕焼けに照らされる豪華な建物のバルコニー。
それなりのスペースがあるというのに、ひとつの机にたった6人だけが座っている。
語り合うはこれまでの戦績を称賛する言葉、そして指導者としての未来の行く先。
憂いを帯びながらも未来を思う自分たちのトップの姿に、シンたちは心が惹かれていった。
なお視線の先はオレンジ色のグフである。
途中で口を挟んでしまったシンの「知っているつもりだった戦争の辛さを改めて知った。だから巻き込まれた人たちを助けるためにも、大切な人たちを守るためにも、もっと強くなりたい」という意見に優しく頷く。
「君はどう思うかな? アスラン」
次にデュランダルが会話を振ったのは前大戦の活躍者であり、ザフトへと復帰したアスラン・ザラ。戦争を体験し、一度離れ、そしてまた戻ってきた男がどう考えるのか。隣に座るルナマリアたちも興味を持った。
「…………力なんてものは、あるだけではどうしようもありません」
出されたのは先ほどのシンとは真逆とはいかなくとも、対となる言葉。
「平和というものは果てもないほどに難しく…………平和のために戦い、その戦いで恨みをもち、殺し殺され戦い続けた先に平和があるのか………………………………自分には分かりません」
かつての友人と刃を向けあった時、自分は撃つと宣言した。しかし相手は戦うことを拒否した。いや今なら分かるが戦うことではなく、争うことを嫌だと言った。
お互いの友人が死んだと思った時、お互いに殺し合って生き残り、そのことを後悔した。
戦うことしかできなかった自分よりも、争いを拒否した友人、平和にしようと進んで行く彼女がとても眩しい。
そう、あの夕日のよう「おっ、なにしてんだ?」
テラスの外側から見知った顔が生えてきた。
全員が驚く中で何事もなかったかのように柵を乗り越え、ズラの手元にあったお茶をひと息で飲み干す。あまりに行動が自然すぎて誰も止める間もなかった。
「ごちそうさま、んじゃ」
そしてまた柵を飛び越えようとするバカ、その前に一撃入れてやろうと立ち上がるアスランだが、
「ちょっといいかね、ユウキ・イチノセ君」
それよりも早くデュランダル議長が声をかけた。
「君は戦争について…………いや平和にするために、どうすればいいと思う?」
相手はミネルバに乗ることになったザフト外部の人間。普段の態度とは裏腹に高いモビルスーツの操縦技術を持っている。
すなわち、力を持っている側の人間である。
「君の活躍は聞いている。その力を持つものとして、前線に立つ戦争の悲惨さを目のあたりにする人間として、どう考えているのかよければ聞いてみたいのだが」
他に聞くことがあるのでは? と思うが、同時に全員が興味を持ったのも事実だ。
強くなりたいとシンが願うきっかけのひとつであり、アスランのいう戦い続ける人間。
戦場において真面目に働く姿も知っている。ならばこの手の質問には真剣に答えるだろう、そう全員が思っていた。
「さぁ? それ考えるのはそっちの仕事だろ? 俺はそれに文句を言うのが仕事」
のだが、裏切られた。
ユウキの事をよく知るアスランやシンだけでなく、ふざけた側面の方ばかり知るタリアやルナマリアも驚いた。
「ユウキ!」
「かまわんよ。して、その理由とは?」
分かっているとはいえ流石に失礼な態度過ぎる。咎めようと声をあげたアスランを、デュランダルが制した。
「おいおい、俺はただのパイロットだぜ? 議長相手に平和だのなんだの、言えることなんてねぇよ」
嘘だ。
全員が確信した。
普段の悪ふざけをしているところだけを見るなら信じるかもしれないが、この場にいる誰もがユウキの聡明なところを知っている。アスランの影響でバカだと艦内では称されているが、それをそのままに受け止めるクルーはいない。
「人はなぜ争い続けるのか。いつになれば、どうすれば平和になるのか」
もちろんデュランダルも気づいていた。
「そんなことを考えたことがないと?」
柔和な雰囲気を保っているが、相手を探ろうと貫く視線はさらにするどくなっている。
「そーさなー」
手すりに腰掛けブラブラと身体を揺らすユウキ。それなりの高さがあるが心配する者はおらず、何を言うのかそれだけが気になっている。
「アンタの言う平和、ってのがなんなのか。それを教えてくれたらいいぜ」
考えてみるよ、とパイロットでしかないバカは、平和を願うトップに笑う。
片や鋭い視線を飛ばし、片や笑いがらも流すことなく受けとめる。
戦場にも似たピリついた空気がバルコニーを覆う。
「いたぞあそこだ!」
「逃がすな!」
空気を切り裂く慌ただしい声、真面目な警備の声のみが聞こえるが理由が分かるのは何故だろう。
「やべっもう来やがった、んじゃ!」
「このヤロウ!」
「勝手に入りやがって!」
「ラクス様に会おうなんざ百万年はやいんだよ!」
手すりからヒラリと飛び降りるバカ。追われている理由も判明した。
「えぇー……そんなにファンだったの…………」
気の抜けたルナマリアの声が呟かれるが、気の抜けた雰囲気の中では咎める者もおらず。タリアですらも意外だったと内心で記憶した。
「…………すいません議長、後で自分から言っておきますので」
「いや構わないよ。……………まぁ急にあのような質問をされて戸惑うの仕方ない。彼もまた、ラクス・クラインに惹かれる普通の青年だという事だな」
アスランの謝罪を軽く受け止めると、ふっと息を吐いて普段の柔和な態度に戻るデュランダル。やりにくい、しかし手はあるかと頭の中で静かに策略を練り始める。
気が抜けたのか、ミネルバでの日常へと話題が移り穏やかな茶会へとなった。
「………………………………」
しかしその中で、ひとり表情を曇らせていたことに隣に座るレイだけが気が付いていた。
夜、ミネルバのパイロットたちはデュランダルの気遣いによりこのままホテルへ泊まる事になった。
浮かない顔だったシンをゆっくり休めばいいと気づかうレイ。
ルナマリアも喜んであてがわれた部屋へと向かった。
「ときに、アークエンジェルの行き先は知らないかね」
日も暮れた後、デュランダルに呼ばれたアスランは聞かれた。
「いえ…………自分も連絡を取りたいとは思っているのですが、どうすることも」
「そうか……いや済まない。もし彼らの力も借りることができれば、そう思っていてね」
アスランの言葉は事実である。ユウキはたまにアズラエル宛の報告書を送っているが、それはザフトを通じてであり、もちろん中身は検問されている。
その事実を踏まえた上でも、そもそも連絡先が不明なのでアークエンジェルへの連絡手段はない。
カガリもいるだろうが、キラたちと一緒なら心配ないだろう。それ故積極的に連絡を取ろうとしていないが、デュランダルの心のうちは不明である。
「もーアスランったら」
デュランダルとの会話が終わるまで近くにいたミーアは、アスランの部屋に行こうとしていた。
本来ならそのまま着いていくつもりだったのだが、終わるやいなすぐ様消えていった。フロントに部屋を聞き、着替えを持って向かおうとしていたのだが、
「あ、ニコル」
「ラクス様…………アスランですか?」
出会ったのはマネージャーであり友人とも言えるニコル。同じホテルに泊まっているのだから会うのもおかしくないのだが、後ろにもう1人いた。
「そうだけど、そっちの方は?」
ザフトの兵士、ではなさそうでありお偉いさんにしては若い。しかしニコルが一緒なのだ、警戒することもない。
この判断が彼女、ミーア・キャンベルにとっていい事だったのか、それは未来にならないと分からない。
しかし間違いなく、運命の転換点となった事は疑いようのない事実である。
「顔見知りと出会いましてね。ファンらしいので少しだけ」
「どーもはじめまして」
年相応の精悍な顔つき、明るく活発的な青年は笑顔で手を差し出した。
「
差し出された握り返すとアイドルの笑みを浮かべるミーア。
「嬉しいです! あの、ニコルとはどのような関係なんですか?」
聞かれた質問に少しだけ考えると、青年は答えた。
「んー……秘密の関係? とか?」
「時間あれば話しませんか? すぐそこでいいので、少しだけでも」
乙女心が言っている。
いつもより気持ち明るい表情になった異性関係をいっさい匂わせないニコル。これに触れないことなんてできない。
主人公とラスボスの邂逅、実態はアイドルファンとアイドルPの出会い。
皆さんご期待のミーアとの出会いです。どうなるでしょうかね。ニコルちゃんも一緒
前作の中華娘みたいに大きな感情を持ちながらもそれを表に出さないのも趣ですが、好意があるのには変わりないわけでふとした拍子に年相応の喜びの感情なんかが見えるのもまたおかし。
いつも感想や誤字報告、ここすき等ありがとうございます。励みになっています。
まったく、言ってくれれば通しましたよ。───────そうですね、ボクからは何も言わないので、ちゃんとユウキが見てあげてください。
────突然目の間にアイドル目当ての侵入者が現れたマネージャー