春姫さんは九尾の人柱力   作:寝心地

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第15話

ベルはLv4になった、ひとまず一件落着と言って良い状態になった数日後

 

【ヘスティア・ファミリア】にギルドから招集が掛かった

 

内容は祈祷の間に来る様にと言う事だった

 

「どう思う?」

 

手紙を囲むファミリアのメンバーの中でヴェルフが口を開く

 

「異端児の件…………と言うには遅すぎます。既に多くの人に周知されてしまったのですから」

 

「ヘスティア様どうしましょう?」

 

全員の視線がヘスティアに集まるとヘスティアは目を開き答える

 

「ギルドからの呼び出しなら行かない手は無いよ、祈祷の間って事はウラノスからの説明があるだろうし明日にでも皆で行ってみよう」

 

翌日 ギルド 祈祷の間

 

『来たか、ヘスティアとその子供達よ』

 

ウラノスは集まった【ヘスティア・ファミリア】に声を掛ける、ヘスティア達はウラノスの他にタケミカヅチがいる事を疑問に思う

 

「何でタケがここに?」

 

「俺もウラノスに呼び出されてな、俺の場合はお前達と違って俺だけだが」

 

ヘスティアはタケミカヅチの言葉を聞きながら深くは考えずウラノスの方を向く

 

「ふぅん、それでウラノス、今日僕達を呼んだ理由はなんだい?」

 

ヘスティアが単刀直入に問うとウラノスは春姫をじっと見る

 

『人柱力、サンジョウノ・春姫を狙う存在が現れた』

 

「「「「ッ!!」」」」

 

ウラノスの言葉に全員が息を呑む

 

「どういう事だいウラノス?」

 

「それは俺が説明しよう」

 

背後から声がかかり振り返るとそこにはヘルメスが立っていた

 

「ヘルメス…………」

 

「そう警戒しないでくれヘスティア、今回俺ではなく極東に行っていた俺の子供達から連絡を受けた、一尾〜八尾までを封印していた石像に謎の6人組が接近、外道魔像と言う石像を召喚後『次は九尾だ』と言い残しその場を去る。記録によるとその6人は紫色に無数の円の瞳を持っていたという」

 

「ッ!!確かな情報なのか!!」

 

ヘルメスの説明にタケミカヅチはヘルメスに掴みかかる様に尋ねる

 

「確かな情報だタケミカヅチ」

 

ヘルメスがそう言うとタケミカヅチは顔を真っ青にしながら両手に力を込める

 

「何だ?その目に何かあるのか?」

 

ヴェルフが問い掛けるとタケミカヅチは意を決する様に話す

 

「俺の予想が正しければその目の名前は【輪廻眼】、極東では嘗て三大瞳術と言われた滅んだ筈の力だ」

 

「滅んだ?」

 

ヘスティアは滅んだ筈の力が発見された事に首を傾げ思わず呟く

 

「嘗て神々が地上に降りる前、極東では3つの一族が力を持っていた、三大瞳術の1つ【白眼】を持つ日向一族、同じく【写輪眼】を持つうちは一族、そして特異な魔力を持つ千手一族。最もこれらも神力の台頭と共に廃れ滅んで行ったがな」

 

「え?輪廻眼は?」

 

「輪廻眼は特殊な条件が揃えば誰でも開眼できる、謂わば一族に縛られない瞳術だった、故に特定の一族でなくとも開眼自体はできるのだ、っと話が逸れたな。輪廻眼の厄介さはあらゆる魔力を操る事が出来る他に六道の術を使える事だ」

 

「六道って、タケ達の転生の法理だったっけ?」

 

「ああ、地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道合わせて六道だが輪廻眼の場合はこれに更に外道も加わる」

 

「どんな力が宿るのですか?」

 

「分かりやすく言えば地獄道は魂の吸収、餓鬼道は魔法の無効化、畜生道は無尽蔵の召喚魔法、修羅道は兵器の召喚、人間道は対象の記憶の読み取り、天道は引力と斥力の操作、外道は死者蘇生や生者の命を奪う等命に干渉する術だ」

 

「そんな力を持った人達が6人も、それも春姫さんを狙って…………」

 

ベルが思わずと言った風に口を開くと自然と全員の視線が春姫に集まる

 

春姫自身も不安そうな顔を浮かべる中ヘスティアはウラノスに告げる

 

「ウラノス、それを教えた上で僕達に何をさせたい?」

 

『異端児達からの情報でダンジョン下層の未開拓領域、そこに【真実の滝】と言う空間がある事が分かった。そこに向かい九尾のコントロールを頼みたい、【ロキ・ファミリア】や【フレイヤ・ファミリア】にも事情は説明し敵の情報も渡した。彼女達と連携を取り謎の襲撃者からオラリオを守ってくれ』

 

「………………………………春姫君、君はどうしたい?」

 

「……………………やります。この不肖の身に出来ることがあるなら」

 

春姫はそう言うとヘスティアは同意し【ヘスティア・ファミリア】は準備に入った




次は1月の上旬中には投稿したいと思います。スケジュールの都合上何時になるかは未定です。
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