委員長決めが行われ、多数決の結果……最初こそ委員長が緑谷、副委員長が八百万に決まったがマスコミが入り込んで大パニックになった際に飯田天哉と八百万百が場を収めたのを見て緑谷が自身ではなく飯田が相応しいとして、委員長が飯田天哉、副委員長が八百万百となった。
そうして……午後のヒーロー基礎学、今回は
そのバス内では当然と言うべきか自分達の将来や個性の話へと繋がる。
圧倒的に派手で強いと言えば爆豪、轟、そして一輪だろうという話になる。
爆豪勝己は爆破……轟は半冷半燃による凍氷と炎熱、そして一輪は雲を自由自在に生み出して雲を媒介にした多種多様な攻撃手段と雲山と言う最強の相棒が居る。
まぁ人気の出やすさで言えば一輪と轟に軍配が上がるだろうと言う結論に落ち着く。
一輪は一見すると寡黙、だが話してみると饒舌であり、意外と誰とでも仲良くなれるタイプの人種である。
轟は寡黙だが天然の気質があり本人にその気はないのだろうが庇護欲を掻き立てる。
爆豪はと言えば個性による派手な戦闘と抜群の戦闘センス、本人の天性のセンスにより素晴らしい才能があるのだが余りあるそれを全て帳消しにするほどの口の悪さが目立つ……
その話の流れを全てぶった斬って峰田が欲望の赴くままに服の上からでもハッキリと主張している一輪の胸を凝視しながら叫ぶ。
「なぁ‼︎ そんな事よりよぉ‼︎ 一輪ちゃんのそのおっきいおっぱいどのくらい払えば揉ませてグェッ⁉︎」
とんでもないセクハラ発言をかました峰田は蛙吹さんと耳郎さんにより即座にお仕置きをされていた。
唐突にセクハラを受けた一輪自身はと言えば……冷え切った眼差しで峰田を見ておりその視線はとても冷ややかである。
なお峰田自身は一輪からの冷ややかな視線を受けてなお叫んでいた。
「あ……あの目……養豚場のブタでもみるかのように冷たい目だ……残酷な目だ……『かわいそうだけど明日の朝にはお肉屋さんの店先にならぶ運命なのね』って感じの‼︎ だけどそれが逆に良い‼︎ 唆られる‼︎」
ハァハァと荒い息をしており血走った眼でそう語る峰田。
何か新しい扉を開いた様だが……それを見て……お嬢様な八百万百ですらそれは必然であり統一された。
女子達の心は一つだった。
この人はもうダメかも知れないと。
ワイワイガヤガヤと盛り上がっているバスの車内……しばらくして相澤先生よりそろそろ着くから静かにしなさいと告げられ静まり返る車内。
バスから降りるとそこにはスペースヒーロー『13号』先生が迎えてくれていた。
そして……USJ内入り口にて、授業が始まる前に13号先生からお小言と称した語りが行われる。
1つ2つ3つ4つ5つ……増えていく。
端的に言えば13号先生の個性であるブラックホールは簡単に人を殺せる個性であり、私達の個性も同じである。
人を簡単に傷つけて簡単に殺せて簡単に人を害する個性であるという事。
一例を挙げるならば一輪の個性や爆豪君の爆破や芦戸三奈の酸や轟焦凍の半燃半凍であろうか……。
お小言が終わり13号先生と相澤先生による施設の説明が行われようとしたまさにその刹那……。
黒い霧が顕現し数多の
侵入者用センサーも当然設置してあるが何故だか機能していない、そういった妨害を行える個性持ちが
その瞬間、相澤先生が叫ぶ。
「一塊になって動くな‼︎ 13号‼︎ 生徒を守れ‼︎」
命を救う筈の学びを得る為の時間に何の皮肉か……
切島がゾロゾロと湧いて来る集団見ながら語る。
「何だありゃ……また入試の時みたいに既に始まってますよパターンか?」
そう呟いて不用意に踏み出そうとした刹那、相澤先生から一喝される。
「動くな‼︎ アレは……
動くな、それを聞いてA組の生徒達はソレを律儀に守る。
ソレと同時に納得もする。
相澤先生は授業を非常に合理的に進める、そもそも救命救助訓練に
相澤先生が指示を出したと同時に……手の装飾品を装着した青年が辺りを見回して怨嗟の混ざった声音で生徒たちにも呟く。
「たく……何処だよ? オールマイトは……せっかくこんなに大衆引き連れて来たのにさ、オールマイト、平和の象徴が居ないなんてさぁ……子供を殺せば来るのかなぁ?」
そう語られる。
しかしながら相澤も数多の戦線を潜り抜けて来たプロヒーロー。
1対多人数、しかも非戦闘員の護衛もするというこの手の戦いも経験したのは1度や2度じゃない。
「13号……生徒を連れて避難開始‼︎ 学校に連絡試せ……センサーの対策も頭に入っている連中だ、電波系統の個性持ちの妨害も考えられる……上鳴、お前も個性使って連絡……雲居は上鳴のヘッドセットが繋がらなかったら即座に其処の隔壁を壊して校舎に戻り緊急事態の報告‼︎」
相澤先生は兄から贈られたゴーグルを装着して
それを見つつ一輪はその指示を踏まえて肯定の言葉を語る。
「了解しました……イレイザーヘッド」
そう呟き……上鳴のヘッドセットでの緊急通信の状態を問おうとした刹那……脳が剥き出しの3m程の筋骨隆々の化け物がその巨体に見合わない速度を以てして地面を蹴り跳躍……一輪と上鳴の眼前に着地すると丸太を思わせる太い腕で命を刈り取る様に……腕で薙ぎ払う動作を取ろうとした。
それを見た一輪は即座に叫ぶ。
「雲山‼︎」
黒い化け物がその人外の膂力を以てして腕を振り抜かれる直前に一輪や13号先生の前に一輪と同サイズで顕現した雲山が黒い腕を掴み取り逆に黒い化け物の鳩尾を殴るが……痛みが無いのか呻く様子どころか痛がる素振りもない。
その違和感に思考すら行う間もなく……霧に覆われた別の、長身痩躯の黒霧と名乗った
「雄英生と言えども金の卵……散らして、嬲り殺す‼︎」
そう叫び飯田や麗日や障子、瀬呂と言った僅かなクラスメイトを残してそれ以外の者達がUSJ内に散り散りに飛ばされる。
無論、一輪も例外では無い。
ワープゲートらしい黒いモヤを潜り抜けると隣には轟焦凍。
そして見回す限り視界内に
状況は考える限り最悪に近かった。
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そんなもん書くなら本編書き進めろ