俺が執行官……ってコト!?   作:爆死san

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『弱さ』について……

弱さといっても色々あるよね。単純に力の強さだったり、或いは忍耐力だったり、または精神性だったり。でも、そのどれでも変わらない摂理がある。『弱ければ奪われる』──これだけは全てにおいて共通しているんだよ。


はたらく執行官BLACK

 

 

 

 それは戦闘が終わった後の事だった。

 

 その時の任務はスネージナヤの北部で大規模な魔物の群れが集落へ雪崩れ込むのを防ぐというものだった。

 

 当初、俺達の部隊は前線で戦う部隊の後方支援を行う筈だった。

 

 前線に配備された部隊も俺達のような新米とは違う実戦経験のある部隊だと部隊長が言っていたのを覚えている。

 

 俺達が撃つのは、前が撃ち漏らした──謂わば残飯。

 

 前線に配備された部隊はともかく、俺達の方はこれといった脅威はなく、作戦も順調に進むと──皆がそう思っていた。

 

 だが、観測された数を遥かに上回る魔物の侵攻により、前線の部隊は壊滅。

 

 俺達がいた後方だった場所が、突如として最前線へと変わったのだ。

 

 その時は迫る魔物の群れへひたすらに銃弾を撃ち続けたのを覚えている。

 

 反動を受け続けた腕の感覚が無くなる程に、迫る恐怖から逃れるために敵を撃ち続けた。

 

 元々、俺達が高所の丘を陣取っていたおかげで、肉薄されかけるもの、なんとか迎撃に成功した。

 

 そして、動く魔物が一匹も見えなくなると、各々の緊張が解れて変な笑いが出たのを覚えている。

 

 目前にまで迫った恐怖、それを撃ち倒した事への興奮、残弾が無いなど……皆が口々に軽口を言い合っていた。

 

 そんな中、俺も力が抜けてしまって、その場にへたり込んでしまっていた。

 

 その時だった、魔物の死体の山が少し動いたように見えた。

 

 周りがそれに気付いた様子はない、そう見えたのは俺だけだった。

 

 気のせい──最初はそう思って皆の方へ行こうとした。

 

 その時、それと目が合った──血まみれで、でもその瞳には強い敵意が光っていた。

 

 動けなかった、相手は人間ではない筈なのに──面と向かって殺すと言われているような気がしたのを覚えている。

 

 その瞬間、数体の死体が吹き飛び、巨大な質量が此方へと走り出した。

 

 感覚が無い手のせいで、弾が上手く薬室に入らず、何発かがこぼれ落ち、雪の中へ埋もれていく。

 

 その時になって皆も気付き、途端に場は混乱に満ちていく。

 

 そんな中、漸く弾を込め終わり、迫る巨体へと銃口を向ける。

 

 プルプルと震える照準のせいで、初弾は明後日の方へ飛んでいく。

 

 続く二発目はボルトを押し込めず、撃つことすら出来なかった。

 

 カチャカチャという軽い音だけが変に響き、跳ねる心臓がより手を震わせる。

 

 そして、ボルトを膝を使って無理やり押し込むと、既にもう目前へと迫っている。

 

 狙いなんてつける間も無く、ただ前へ向けて撃った。

 

 放たれた銃弾は顔を掠めたのみで、致命傷とはならない。

 

 潰される──脳が予知したかのように、自分の結末を弾き出し、身体はそれに従うかのように一切、動かない。

 

 直後、大質量が衝突し、雪が宙へと舞う。

 

 数秒間、呼吸はおろか、心拍も脈拍も血流さえもが止まっていたようにも思える。

 

 しかし数秒後、舞い上がった雪を被り、途端に我に返る。

 

 生きている……俺は生きている。

 

 その事実を顔に受けた雪の冷たさと共に感じながら、脳裏には疑問が過る。

 

 この魔物は何故、突っ込んできたのか? 

 

 顔に掛かった雪を払い、隣を見る。

 

 そこには仲間が一人いた筈だ。

 

 でも、彼女の姿は見えない。

 

 代わりに雪に埋もれるかのように、倒れている巨体。

 

 微動だにしない姿からして、既に絶命していた。

 

 でも、彼女は其処にはいない……でも、覚束無い足で立ち上がるとすぐに見つけられた。

 

 彼女は潰れた蛙のように、雪原に朱い花を咲かせていた。

 

 信じたくなかった、違うと思いたかった──でも、すぐに分かってしまった。

 

 部隊の腕章の付け方、血で濡れた髪に付いたアクセサリー。

 

 彼女は親の形見だと言っていたか、それを肌身離さず持ち歩いていたのを覚えている。

 

 悲鳴も、絶叫も、嗚咽さえも出てこなかった。

 

 ただ、目の前の光景が脳に焼き付いている。

 

 応急処置なんてしたところで、助からない──そんなのは見た瞬間に理解した。

 

 思考が麻痺した脳内で反芻されるのは、意味なんて無い問いだった

 

 ──俺が当てられたなら、彼女は助かったのか? 

 

 ──俺が当てられなかったから、彼女は死んだのか? 

 

 ──俺が彼女を殺したのか? 

 

 ──俺が弱いせいで仲間を死なせたのか? 

 

 誰かが答えてくれる訳でもない問いが連続再生されたレコードのように繰り返される。

 

 それでも、その答えは常に同じだった。

 

 ──俺が弱いせいで仲間が死んだのだと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 身体に貼り付くような嫌な感じの汗がこめかみから下へと流れていく。

 

 息が詰まっていたのか、えらく息苦しい……さらには、身体には違和感を感じる。

 

 敢えて言うならば、体内の血流が逆流しているかのような──

 

「あら、ようやくお目覚めかしら? 寝坊助さん」

 

 目の前には何処か不機嫌な同僚(サンドローネ)がいる……でも、なんで逆さまなんだ? 

 

 それに周りの景色も天地がひっくり返ったかのように逆さまだ。

 

「目が覚めたようで良かったわ。このまま起きなかったら、このままプロンニアに振り回してもらおうと思っていたのよ」

 

 理解した、天地がひっくり返ったんじゃなくて俺が逆さまなのか……いや、何故に? 

 

「……これってどういう状況?」

 

「それはこっちの台詞よ。なんで執務室に来たら、貴方が寝てるのよ?」

 

 ……ああ、そうだった。彼女に用があって、執務室で待っていたんだった。

 

「……で? 部下から貴方が私を探してるって聞いたけど?」

 

「そうなんだけど……とりあえず下ろしてくれない? なんか気分がふわふわしてきた」

 

「まったく……プロンニア、そいつを離しなさい」

 

 彼女の命令と共に俺を吊り上げていた力が消え、床に敷かれたカーペットが目前へと迫ってくる。

 

「ぐえっ……」

 

 その直後、顔面にカーペットの生地の感触とその下の固い床の感触が同時に顔面に押し付けられた。

 

「……次はもっと丁重な扱いをして欲しいかな?」

 

「フン……そっちこそ人に用があると言っておきながら、ふらふらと何処かへ行くのは控えて貰いたいものね。わざわざ無人の部屋のドアを壊す羽目になったわ」

 

「それは悪い……ちょっと待って?」

 

 このお方、然り気無く俺の部屋のドアを壊したとか言ってなかった? 

 

 いや、確かに用があるって言っておいて部屋にいなかった俺にも非があるんだけど……そこまでする? 

 

 彼女は他人の部屋に入る時、ドアを破壊しなきゃいけないモジュールでも搭載しているのだろうか? 

 

「……プロンニア」

 

 床にへばり付いたかのような俺の姿を余所に、傍らの相棒へ彼女は何かの合図をする。

 

 それを見た彼はその場を離れ、その掌にカップを載せて戻ってくる。

 

「ミントティーよ。飲めば少しはマシになると思うわ」

 

「えっ? ああ……ありがとう」

 

 カップから香る爽やかな香りが少し気怠げな脳をクリアにしていく。

 

 味は甘い方が好みなのは今も変わっていないが、この時ばかりは甘さよりもこの爽やかさがありがたく思える。

 

「『月の狩人』の件、そっちは佳境に入ってるみたいね」

 

「誰かに聞いたの?」

 

「アルレッキーノからよ。彼女は今、特別管区にいるわ。今頃、ドットーレに女皇陛下からの命令書を見せつけてる所でしょうね。まったく……その姿を見れないのが残念でならないわ」

 

 先程と打って変わって、どこか楽しげな様子で自分のティーカップを置いた彼女を見て、思わず苦笑いが浮かぶ。

 

 まあ、最近になって実験設計局の復旧や修繕もようやく落ち着いてきたそうだが……その分のストレスを抱え込んでいるのは考えずとも分かる。

 

 ドットーレといえば、相変わらずの我関せずといった有り様で、諸々の業務は全て彼女にぶん投げていたようだ。

 

 そんな中、彼の本国送還は、やられてばかりだった彼女からすれば、願ったり叶ったりの状況と言えよう。

 

 ……ちなみに、俺もその瞬間を見てみたいと思ったのは内緒である。

 

「それとナシャタウンの貴方の部下から連絡が来てるわよ。例の旅人から貴方に、フラッグシップへ来て欲しいってね」

 

「おっと……思いの外、早かったな」

 

 いや、元から大まかなプランは決めていたのか。

 

 そこにネフェルさんからの情報や、アルベドさん達の実験データも合わせて若干の修正を加えたといった所か。

 

 流石は西風騎士団の大団長と言うべきか、敵であれば脅威だが、今回のように共闘する以上は心強い。

 

「まったく……なんで貴方宛の連絡を私が預からなきゃいけないのかしら?」

 

「どうもその節はご迷惑をおかけしたようで……」

 

「本当よ。貴方の口約束に私を巻き込まないで頂戴」

 

 そう言いながらも、ちゃんと対応してくれる彼女には頭が上がらない。

 

 つまりは流石、ツンデレーネ様、そこに痺れる憧れるというヤツである。

 

「で、話が逸れてしまったけど、貴方が私を探していた用件はなんなの? くだらない用件だったら承知しないわよ?」

 

「あっ、そうそう。次のお茶会なんだけど、コロンビーナも参加させたいんだけど……」

 

「……はぁ?」

 

「いや、コロンビーナも参加させたいんだけど──」

 

「二度も同じことを言わなくたって分かるわよ。というか、貴方ね……あの子と私達の立場を分かっている筈よね?」

 

「いや、まあ……それはそうなんだけど……断れなかったというか……了承せざるを得なかったというか……」

 

「なんでそんな時に限って優柔不断になるのよ……第一、私があの子の為に席を用意する義理があると思ってるの?」

 

「そこをなんとか……この借りは必ず返すからさ」

 

 まさに『お願い、ツンデレーネ様』ってヤツである。

 

「……なら、私から一つ条件を付けるわ」

 

「何なりと」

 

「今回の一件が終わった後、貴方が同伴するという条件下でのみ、あの子が此処の敷居を跨ぐのを許可してあげる。それ以外であの子がいくら懇願しようと通すつもりは無いわ」

 

「……つまりは俺同伴なら通しても良いんだね?」

 

「そうよ、同じことを二度も言わせないで頂戴。第一、勝手に了承したのは貴方なんだから、あの子の事は貴方が責任を持ちなさい」

 

「流石、サンドローネ。話が分かる」

 

「私が許すのはあくまで敷居を跨ぐ事。それ以後の事は預かり知らないわ。 それに前にも言ったけど、途中辞退を許すつもりはないから。……分かってるわね?」

 

「勿論さ」

 

「フン……なら精々、朗報を持ってきて頂戴。でないと、こっちも人手不足の中で貴方を貸してあげた意味が無いもの」

 

 どうやら、いつの間にかサンドローネは執行官のレンタル事業を始めたらしい。

 

 つまり、俺はレンタル執行官ということ……随分と贅沢なレンタルである。

 

「まあ、やれるだけやるさ……薬の礼もあるしね」

 

「……そうね。貴方には貸しが幾つもあるもの。それを清算してもらわないとね」

 

「……うっす」

 

 ごもっとも過ぎる指摘に何も言い返せなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この時間の酒場というのは本来、人で賑わうものである。

 

 それは他の国とナド・クライでも変わらない数少ない共通事項と言えよう。

 

 しかし、その扉を跨ぐといつもの喧しい喧騒はなく、代わりに幾人かの話し声が聞こえる程度である。

 

「おっ、思ったより早かったな」

 

「実験設計局から大急ぎで来たからね……始まってたかな?」

 

「いや、わざわざ此処を貸し切ったんだ。会議は全員が揃ってからの方が良いと思ってな」

 

「それはまた随分と豪快な事をしたね」

 

 確かにナド・クライであれば、モラさえ積めば大抵の事は罷り通ってしまう。

 

 とはいえ、此処を貸し切るのに果たしていくらのモラを注ぎ込んだ事やら……

 

「おほほ! ワタクシからも口添えいたしましたもの。おかげで快く貸して頂けましたわ!」

 

 独特な喋り方をする小柄な女性──ここに来て、これまた大物と出会したものだ。

 

「おや、まさかこのナド・クライで、かのサングマハベイ様とご対面する事になるとは」

 

「あら? あらあら? まさか、新しいファデュイ執行官にも名前を覚えて頂いているなんて……光栄ですわ! 是非、この後に耳寄りな案件がございますの! よろしければ……」

 

「生憎、同僚の銀行家が似たような事をしててね。その手の話はもう間に合ってるんだ」

 

「お、お前……同僚に銀行家もいるのか!?」

 

「そう驚く事もないだろう? そもそも、君達も彼の部下に会った事があるって聞いたけど?」

 

「それって『富者』の……」

 

「そうそう。子は親に似るというヤツなのか、部下に至っても損得勘定ばっかりしてたでしょ?」

 

「あ、アイツか。確かに……最初は『隊長』の部下かと思ったけど……」

 

 確かに直近でカピターノとその部下達との関わっていたのだ。

 

 さぞ、その立ち振舞いに違和感を感じた事だろう。

 

「まあ、基本的に執行官の命令に兵士は絶対服従だからね。各々の性質みたいなのは出てくるよ」

 

 正直なところ、カピターノとクソパンタローネは互いに対極にいるような性質だ。

 

 ナド・クライに来る前に旅人と協力した事がある執行官といえば、主にタルタリヤとアルレッキーノ、最後にカピターノくらいだ。

 

 自身で動く事が多いタルタリヤはともかく、アルレッキーノとカピターノの部下は比較的、好感が持てる者が多いのは事実。

 

 加えて両者も話が通じないという訳でもない為、尚更だろう。

 

「──ファデュイ執行官についての情報を更新しました」

 

 そして、一連のやり取りを見ていた女性──いやロボットがその目を光らせて言う。

 

 そして、その彼女に隠れるように此方を見るもう一人。

 

「い、イネファ……」

 

「アイノ、旅人さん達とのやり取りを記録していましたが、この方の脅威度は記録されたファデュイの兵士とは異なるようです。よって最低限の警戒のみで問題ないと思われます」

 

「で、でも……」

 

 イネファ……ああ、成る程。彼女が前にサンドローネが手に入れようとした……

 

「対面では初めましてかな? そう警戒せずとも、ファデュイとしては君のイネファさんへちょっかいを仕掛けるつもりはもう無いよ。その必要は無くなったからね」

 

「い、イネファに何かするつもりなの?」

 

「それについては旅人の方が詳しいんじゃないかな? 現に君らの介入があったと俺は聞いているしね」

 

「……アイノ、今はこの人を信じても大丈夫。女の子にとっては敵だけど、今は味方だから」

 

「そうそう……いや、ちょっと待った。今、余計な情報があったよね? 女の子の敵の部分、どう考えても要らないし、そもそもが誤解だから」

 

「女の子の敵……このにーちん、女の子に何かするの?」

 

「いや、しないから。ファデュイを信じろとは言わないけど、今の言葉は信じてください……ほら、これあげるから」

 

 そう言って、ポケットからチョコレート菓子を取り出す。

 

 そうすると、さっきの怯えた様子は何処へ行ったのか、目を輝かせながら菓子を見つめる。

 

「わぁ……えっ、これアイノにくれるの!?」

 

「良いよ良いよ。持ってっちゃって」

 

「やった! ありがと、ファデュイのにーちん!」

 

 よし、これで少なくとも……この件で俺の風評被害が広まることはない筈だ。

 

 何度も同じ目に遭えば、流石の俺も学ぶ。

 

 伊達や酔狂で執行官を──しいては大人をやっているのではないのである。

 

 過ちを気に病むのではなく、ただそれを認めて、次の糧にする──それこそが大人の特権なのだ。

 

「……ファデュイ執行官についての情報を更新しました。アイノのお菓子許容量に対しての脅威と認定しました」

 

 ……アレ? 今度はイネファさんから脅威認定されたんだけど。

 

 過ちを糧にするどころか、更に過ちが増えてるのだが……

 

「おや、スカラマシュさん。アイノさんに対してお菓子は確かに有効な一手ではありますが、イネファさんが側にいる時は悪手ですよ」

 

「えっ?」

 

 いや、知らないし……というか、何故にフリンズさんがそんなことを知っているんだ? 

 

「スカラマシュさん。アイノのお菓子摂取量は私が緻密に計算し、計画的に予算も組んでいます。しかし、このような事があってはこれらの意味が無くなってしまいます」

 

「アッハイ」

 

「スカラマシュさんはファデュイ執行官という立場上、許されるかもしれませんが、アイノの健康や今後の為にもこちらを許容はできかねないのです。そちらの方はご理解いただけるでしょうか?」

 

「えっと……はい、すみませんでした」

 

「ご理解いただけて幸いです。では、理解を深めて頂くために何故、お菓子の過剰摂取を許容できかねないのかについて私の分析結果を基にご説明いたします」

 

「……えっ?」

 

 いや、この話ってまだ続くの? 

 

「……こりゃ参ったね」

 

「ああ、こいつは長くなりそうだな……」

 

 頭を抱えるネフェルさんと、溜め息を吐くファルカさん。

 

 どうやら、この二人でも今のイネファさんを止めることは出来ないらしい。

 

 そうして、アイノさんが美味しそうに菓子を頬張る横で、イネファさんから怒涛の勢いの解説を叩き込まれる。

 

 結果的に作戦会議を始められたのは、数十分程が経過した後の事だった。

 

 

 

 





『散兵』について➃……

前にスカラマシュが執務室で居眠りをしてたんだけど……悪夢を見ていたのか、とても苦しそうに魘されていたわ。それに、最近はまるで……とにかく、本当に手が掛かるわ。
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