個性【煌炎】を持つ少女(淫夢厨)。   作:バリカタァ!(フルフルニィ)

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 UA400超えありがとナス!

 1-Aの座席や出席番号等はぶっちゃけ適当です。
座席:漫画やアニメの方でも定期的に座席が変更されていたから、何処を参考にすれば良いか分からなくなったため、この処置をとりました。

 出席番号:そんなに登場する機会無いから適当でよくね?と思い変更しました。

 *#1 入☆学☆試☆験の後書きに主人公のプロフィールを置いていたのですが、肌色の部分が間違っていたので修正しました。

 お嬢様の話し方が良く分からないため、この作品の八百万の話し方はどこか変かもしれませんがご容赦ください。


#2 入☆学☆式

 「お弁当持った?」

 

 「持ったよ。」

 

 「ハンカチは?」

 

 「持ったに決まってるじゃんアゼルバイジャン。バスに乗り遅れるから確認はこのくらいで良いでしょ。おばあちゃん。」

 

 「孫の高校生活の始まりなんだから心配するに決まってるでしょ?」

 

 「ハイハイ。それじゃ、行ってきます!」

 

 「ハイ。いってらっしゃーい!」

 

 私は祖母――火ノ原(ひのはら)炎花(えんか)に見送られながら登校を始めた。私の家は静岡にあるからバスを5~6本乗り継ぐだけで目的地――雄英高校に着くのだ。

 早くつきはするけど、登校している間って以外と暇なのよね。皆は学生時代何してた?私は、前世だと英単語帳を読んで暗記していたけど、今は違う。今はヒーロー(特に炎熱系)の動画を見るのが中学時代からの日課だ。

 一番多いのはNO.2ヒーローのエンデヴァー。理由としては単純、日本にいるヒーローの中では彼が一番炎の扱いに長けているからだ。技は見て盗めとも言うしね。ちなみに二番目はエンデヴァーのサイドキックのバーニン。彼女は炎熱系の女性ヒーローの中でも取り上げられる事が多いからね。

 

 と……エンデヴァーの(ヴィラン)確保動画がラストスパートに差し迫ろうという所でバスが目的地に到着した。

 

 雄英高校――No.1ヒーローオールマイト並びにNo.2ヒーローエンデヴァーを筆頭に多数のスーパーヒーローを輩出した実績を持つ、ヒーローを目指す日本全国の中学生の憧れの的となっている名門中の名門。

 

 私は今、その学校の目の前に立っている。それだけでなんか感慨深くなってきた。アーナキソ。

 

 「はぇ~すっごいおっきい…。」

 

 校内の掲示板に張り出されていた組み分けを確認し、自分の教室――1-Aに向かうと、高さ4mはあろうかというデカすぎる扉が設置されていた。

 

 これ大丈夫か?異形型の個性の人に配慮した結果だと思うけど…普通の体格の人だと開けなさそう。えっ?お前も無理だろだって?私は一応鍛えてるからね。どこぞのサーフ系ボディービルダーみたいに下半身が貧弱にならないように全身余すところなく鍛えてるから、だからヘーキヘーキ。

 

 少し緊張しながら扉に手をかけると――意外とすんなり開いた。なんだこれは……たまげたなあ。何かかしら特殊な素材でも使ってるのかな。

 雄英の技術力にたまげつつドアを開けると――二人の男子が言い争っていた。

 

 「君!!なんだその服装は!!ヒーローを目指すものとして恥ずかしいと思わないのか!?」

 

 「あぁ!?うるせえな!コロすぞ!!」

 

 「君ィ!!なんだその言葉遣いは⁉まるで(ヴィラン)じゃないか!?」

 

 えぇ....(困惑)なぁにこれぇ。扉を開けると、メガネをかけた如何にも真面目そうな男子と制服を着崩し、不良然とした格好の金髪の男子が言い争っていた。ん?あの金髪の方何処かで見たことがあるようなないような。

 

 「むっ!君そこで何をしているんだ?」

 

 「ふぁっ!?」

 

 言い争いをしているメガネの男子が私めがけて話しかけてきた。この状況で他の人にまで話広げるか?

 

 「え~と、私このクラスなんだけど。」

 

 「そうか!それは失礼した。君の名前を教えてくれないか?」

 

 「私は火ノ原(ひのはら)燈華(とうか)。よろしくね。」

 

 「火ノ原君か…君の席はそこ、爆轟君の後ろの席だ。」

 

 ウ…ウソやろ、こ… こんなことが、こ… こんなことが許されていいのか⁉絶対騒がしいやつじゃないですかやだー。

 

 「ありがとうナス!君の名前は何て言うの?」

 

 「ナッナス?俺は飯田天哉だ。よろしく頼む。」

 

 「うん、よろしく。」

 

 飯田君と話し終えてから自分の席はへと向かう。いや~入学早々問題児の近くの席とか、頭にきますよ(怒)早速私にがんを飛ばしてきてるしさ~。どうしよう。私も秘技メヂカラを使うか?

 

 いや、やめておこう。さっきよりも人が集まってきた状態でメヂカラを使おうものなら(元ネタはばれないけど)社会的に死亡する可能性しかない。

 

 「お友達ごっこがしたいなら他所にいけ。」

 

 そんな言葉と共に……扉の向こうに、寝袋に入って10秒メシのゼリーを『ヂュッ!』と飲み干す不審者が現れた。なんだこのおっさん⁉

 

 「ここはヒーロー科だぞ。」

 

 (((((何かいるぅ!!?)))))

 

 「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性に欠くね」

 

 そう言いながら不審者は教卓に移動する。

 

 「担任の相澤消太だ、よろしくね」

 

 (((((担任!!?)))))

 

 再び全員の心の声が一致した。国内最高峰の雄英ヒーロー科の先生がこんな不審者一歩手前な人物とは俄には信じられなかった。そうしている間にも相澤は話を続けた。

 

 そして言った。

 

 「早速だが、全員体操服(コレ)に着替えてグラウンドにでろ。」

 

 

 

 

 

 ☆☆☆

 

 「「「個性把握テストぉ!?」」」

 

 いきなり着替えさせられてグラウンドに連れ出されて、担任だという相澤消太先生に告げられたのがそんな内容だった。一日目からそんなことさせんの? こ…こんなことが許されていいのか?

 

 「入学式は!? ガイダンスは!?」

 

 同じことを思ったようで、目の前にいる茶髪の少女――麗日さんがまくしたてるように聞くが、返ってくる言葉は無情なものだった。

 

 「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ」

 

 「……!?」

 

「雄英は『自由』な校風が売り文句。そしてそれは『先生側』もまた然り」

 

 相澤先生はそう言ってこの国の文部科学省がいかに怠慢かを説いていく。画一的な授業では現代の『個性』豊かな生徒達を成長させることができない。そう結論づけて、雄英では個性をフル活用した身体テストを行なっているとのことだった。

 

 「まずはデモンストレーションだ。爆豪、中学の時ソフトボール投げ何mだった?」

 

 「67m」

 

 それだけでも、男子中学生の平均を大きく上回る数値である。相澤は勝己にソフトボールを投げ渡した。

 

 「じゃあ『個性』を使ってみろ。円から出なきゃ何してもいい、早よ。思いっきりな」

 

 言われた通りに私にがんを飛ばしていた少年――爆豪は軽めの肩周りのストレッチをし、準備を整え、右腕を振りかぶる。

 

 「死ねェ!!!」

 

 はえ~すっごい。物騒な言葉と共にボールは勢いゆく飛んでゆき、すっかり見えなくなってしまった。手元の端末を確認していた相澤はそれを生徒に見せながら話を再開した。

 

 「まず自分の『最大限』を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」

 

 相澤がかざした端末の数値は705.2m、『個性』なくしてはあり得ない距離を示していた。

 

 「なんだこれ!!すげー!!! 」

 

 「705mってマジかよ」

 

 「『個性』思いっきり使えるんだ!! さすがヒーロー科!!」

 

 「面白そう!!」

 

 「……面白そうか……、ヒーローになる為の3年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?」

 

 「!?」

 

 興奮気味に生徒達は感想を言うが、相澤の冷や水を浴びせるような言葉に全員に緊張が走る。そして、さらに衝撃を与える言葉を続けた。

 

 「よし。トータル成績最下位のものは見込み無しと判断し、除籍処分としよう」

 

 「はあああ!?」

 

 (ふぁっ!?)

 

 「生徒の如何は 先生(おれたち)の『自由』。ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ」

 

 ……なんか凄いことになったお。(語彙力喪失)

 

 

 ◇第1種目 50m走

 

 『エンジン』という個性を持つ飯田の独壇場かと思いきや、その他にもかなり早い人は多くいた。蛙っぽい見た目の女の子や、爆豪は、爆風で加速してたし、地面を凍らせてスケートみたいに滑走した男子――苗字同じ多分エンデヴァーの息子だよな?もいた。

 

 私は、普通に走った。このくらいの距離なら……瞬発力の問題だ。『個性』使っても使わなくても大して変わらないと思うし……正直なところ、炎の勢いが強すぎるとコースアウトする可能性もあるからだ。私の個性は火力が結構強いけど、それより炎の範囲が広すぎるからこういう短い距離だと使い勝手が悪いんだよね。

 

 しかし、飯田や爆豪と比べればそんなでもないタイムだと思うんだが……何でか皆、私の方を見てざわついている。何か、気になる点でもあったんだかな?

 

 「お、おい見てたか瀬呂、今の……」

 

 「あ、ああ見てたぜ上鳴……すげえよ、もうそれしか言う事が無い……!、まさか火ノ原があんなに凄いものを持っていたなんて……!」

 

 「よ、予想以上だ……あふぅ……この学校入ってよかった。」

 

 「おい、そのへんにしとけ、先生こっち見てんぞ。女子も何人かゴミを見る目になってる」

 

 「そんなこと言ったってよお……しょうがねえじゃねえかよ、あんなもん見せられたらよ。」

 

 

 ◇第2種目 握力

 

 腕が6本ある覆面男子――障子とやらが540㎏という大記録を出していた(3本腕全部で握って)。コレは純然たるパワー系種目だからね、炎をだしても意味が無い。という訳で本気でやります。

 

 「ふんッ!!!」

 

 「……火ノ原、110kgw。」

 

 障子程とは言わないまでも圧倒的なその記録に、ほとんど全員戦慄していた。

 

 『マジかよ』『さっきは普通だったのに……どこにそんな力が』『いや、普通ではなかったけどよ』『た、確かにそれはそうか……』『男子サイテー』……何かちょいちょい関係なさそうなセリフが聞こえてくるな。

 

 「ほい……次君の番でしょ。え~と。」

 

 「切島だ。よろしくな!」

 

 「切島か、よろしく。」

 

 「さっきの記録すげえな火ノ原!増強型の個性なのか?」

 

 「いや、バリバリ素の力だよ。」

 

 「素の力であれなのか!?」

 

 「うん。子どもの頃から握力だけは強いんだよ。」

 

 私は小さい頃から何故か握力が異様に強く、成長すればするほどどんどん強くなっていったんだ。(自分でも若干引いてる。)

 

 ちなみにこの種目、最高成績は……八百万という女子だった。

 

 しかし、計器を握るのではなく、『個性』で作った万力できりきりと圧迫して……1.2tという記録をたたき出していた。おい、いいのかあれ? 握力じゃないじゃんアゼルバイジャン。

 

 ……いいそうです。個性で出したものだから。マジかよ、自由だな。

 

 

 

 ◇第3種目 立ち幅跳び

 

 ……一瞬程度なら問題ないだろう。

 

 脚の周りに炎を圧縮して解き放ち、ジェット噴射の要領で跳躍する。……記録は17.4mか。

 まぁ、抑えたにしては上出来かな。

 

 「わあ~すっごい綺麗!」

 

 他の皆は私が出した金色の炎に感嘆しているみたいだ。……ん?心なしか轟君がこちらを睨んでいた様な気がするけど…気のせいか。

 

 

 ◇第4種目 ソフトボール投げ

 

 この種目は私の本領発揮ができる貴重な種目だ。故に本気を出す!!

 

 「オルルアァッ!!!」

 

 右腕に圧縮した炎を腕を振りぬくのと同時に解き放つ。

 

 「……火ノ原、900m」

 

 やったぜ。私が放り投げたボールは爆豪の705.2mを越えた。そのせいか、爆豪が(ヴィラン)顔負けの悪人顔でこちらを睨んできた。いやー自分でもこんなに飛ぶとは思ってなかったわー。

 

 そしてそのしばらく後のこと。

 

 「SMAAASH!!」

 

 特徴的な掛け声と共に、あの童貞――じゃなくて緑髪の少年……緑谷出久が投げたボールが、700mを超える大記録をたたき出していた。はえ~すっごい。

 

 さっきまで、どの種目でも振るわない成績だったはずだけど、ここに来て……

 

 いや、それだけのパワーがあることは、あの入試の日にも見て知っていた。おそらくだけど……その反動が凄まじいために、そう軽々しく使えないんであろうことも。

 

 さっき、2投目を投げる前に相澤先生……改め、抹消ヒーロー『イレイザーヘッド』と話していたようだったけど……それが何か関係しているんだろうか?

 

 「先生! まだ……動けます!」

 

 「……コイツ……」

 

 緑谷の言葉を聞いた相澤先生が少し驚きながら言葉を漏らす、私も彼がこんな事できるとは思ってなかったしね。驚くのもしょうがないじゃんアゼルバイジャン。

 

 まっ、緑谷の贈る賛辞の言葉は、『やりますねぇ!!!』以外存在しないだろう。

 

 

 

 緑谷がそんなデカすぎる存在感を出した後はこれといった問題もなくテストは続いていった。

 

 テスト終了後、相澤先生の口から除名は噓、合理的虚偽と説明された時には皆驚いていた。当たり前じゃんアゼルバイジャン。八百万さんが普通に考えたら分かるに決まってるじゃんアゼルバイジャン。みたいなこと言ってたけど、あんな迫真の演技で言われたら分かる訳ないダルオォッ!?

 

 

 

 ☆☆☆

 

 テスト終了後、教室に戻り帰宅準備を進めていると――

 

 「ねえねえ火ノ原さん。ちょっと良い?」

 

 そう私に質問してきたのは、ピンク色の髪と肌、黒い目と角を備えた少女――芦戸さんだった。

 

 「ん?どうしたの?」

 

 「火ノ原さんの個性ってどういう個性なの?」

 

 「そうですねぇ…やっぱり私は王道を征く…炎熱系ですかね。」

 

 私の答えを聞いた瞬間、芦戸さんは子供のような無邪気な笑みを浮かべながら他の女子達を含めて話だした。

 

 「やったー!やっぱり私の予想が当たったぁ!」

 

 「予想?」

 

 「あぁごめんごめん。こっちの話。さっきから私達のクラスの皆の個性の的中させるチャレンジをしてたんだ。」

 

 そう私の疑問に答えるのは、三白眼が特徴的な耳たぶがイヤホンのようになっている女子――耳郎さんだ。

 

 「はえ~そうだったんんだ。」

 

 「そうそう。それでなんだけど、私達も答え知りたいから教えてくれない?えーと。」

 

 「燈華かヒノ、好きに呼んで良いよ。」

 

 「ケロ、私は蛙吹梅雨、梅雨ちゃんと呼んでね燈華ちゃん」

 

 私の斜め後ろから話しかけてきた蛙っぽい女子――梅雨ちゃんは自己紹介しながらそう語りかけてきた。

 

 「うん。よろしくね梅雨ちゃん、芦戸さん、耳郎ちゃん。」

 

 「ケロ。」

 

 「よろしくね!」

 

 「よろしく。……何で私だけちゃん付け何だろう。」

 

 「それと、私の個性の話だったよね。私の個性は【煌炎】って言うんだ。」

 

 梅雨ちゃんにお礼を言いながらサラッと2人に回答を教える。

 

 「コーエン?どう書くの?」

 

 「え~と、煌めく炎って書くんだよ。」

 

 「なんかいかつい名前だね。」

 

 「3人の個性は何て言うの?」

 

 「ハイハイ!まずは私から、私の個性は【酸】って言って、能力は体から溶解液を出すって感じかな。」

 

 「私は【イヤホンジャック】。見ての通り、耳から生えてるコレで高周波を出したりできるよ。」

 

 「ケロ、私の個性は【蛙】。名前通りに蛙っぽい事なら大体できるわ。」

 

 「私達もお話に加わってよろしいでしょうか?」

 

 そう尋ねてきたのは、黒髪ポニーテールの胸部装甲が凄い女子――八百万さんだった。……近くで見れば見るほどでかい。八百万さんは巨乳、はっきり分かんだね。

 

 「俺らも混ぜてくれよ!」

 

 「さっきのテストの振り返りってことでさ、皆で意見交換しねえ?」

 

 そう言うのは金髪の若干アホそうな男子と赤髪のつり目の男子それに続いて他の女子や男子達も会話に参加してきた。

 

 ……何か良いな……これ。前世の頃は教室の隅で1人悲しく小説を読んでいて、三者面談の時に物静かで真面目な子って言われた()が皆の輪の中に入ってるのって良いな……。

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