今回は平和回です。
こういう回があってもいいよね!
「何読んでるの?」
自室の部屋で本を読んでいると、カップに紅茶をいれてニコが入ってきた。
「その服、いつの間に買ったの?」
「アリスに買っておきなさいって言われたのよ!」
「そうなんだ」
頬を紅くしながらそういうニコはとっても可愛いと改めて思った。
ニコはいつもの服ではなく、薄い生地の服を着ていた。
普段は隠されているニコの腕の肌が出ていた。
普段見ている彼女が、肌を出すとドキドキするね。
「スカーがそんな顔するなんて珍しいわね」
ニコはそう言いながら、カップをテーブルの上に置いて、僕の隣に身体を密着させながら座ってくる。ニコの肌の感触が伝わってきて、更にドキドキとしてしまう。
「ドキドキしてるの?」
「えっ…うん、その…普段のニコと違うから…」
ニコの問いかけに、タジタジになりながらも答える。
そう答える僕を見て、ニコはふふっと笑う。
「スカーにそんな反応を貰えるなんて、アリスに言われて買ったけど良かったわ」
ニコもまた、顔を紅くしてそう言っていた。
お互い様って事か。そう思うとドキドキとしていた気持ちがちょっとだけ収まったのが分かる。
「アリスさんにはお礼を言わないとだね」
「素直に言うのは癪だけど」
僕の言葉に、ニコがそう答えたので僕は苦笑いを浮かべる。
本当に…アリスさんには素直になりきれないよねニコも
「それで感想…まだ貰ってないのだけど…?」
「それってその服に対しての感想?それとも今のニコについての感想?」
ニコにそう聞くと、ニコの顔が更に紅くなっていく。
あれ…?変な事言ったかな
「ど…どっちも言って貰っていい?」
「うん!服も似合ってて可愛いし、そんなニコも可愛いよ」
僕がそう言うと、ニコは僕の胸に顔を埋めてきた。
どうしたのと聞くと
「今の顔…見られたくないから//」
そう返ってくるニコの声は、照れている時の声だった。
恐らく、さっきよりも顔が紅くなっていて、僕に見られたくなくて、胸に顔を埋めてきたんだという事が分かる。本当に可愛いな
「ねぇスカー」
なんて思っていると、胸から顔を話したニコが話かけてきた。
「もっと抱きしめてもいい?」
そう言うニコの顔は真っ赤に染まっていた。
その言葉に、僕はうんと頷き、すぐにニコは抱き着いてきた。
「胸…当たってるよ」
「当ててるの」
しっかりと密着するように抱きしめられているので、ニコの大きい胸が僕に身体に寄って形を変えて、柔らかい感触が襲ってくる。
おかげでこっちもドキドキとしてしまう。
でも……嬉しい。
「私の胸の感触、楽しんでるでしょ…」
「あっ、バレた?」
「バレるも何も、スカーって私の身体のあちこちずっと見てるでしょ」
「言い方ぁ…」
ニコの言葉に、僕はそう返す。
ずっと見てるは言い過ぎだよ。見てないとは言ってないけど。
「言い方も何も事実じゃないの」
「そうだけど……」
ニコに責められるような言い方で言われるけど、事実なので仕方ない。
「私は嬉しいから別に構わないんだけどね」
「ニコ以外にはしてないから安心して」
「当たり前!私以外にしてたら許さないもの」
僕の言葉に、ニコはそう返してきた。
彼女であるニコを裏切るなんてしないよと僕は返しておいた。
「じゃあ、一緒に本を読みましょう。ため込んでいた本があるのよ」
ニコはそう言って、魔法で大量の本を出してきた。
確かに……こんだけの本を読むのは心が折れそうだ。
「何冊あるのこれ?」
「正確には数えてないわ。でも100冊以上はあるんじゃない」
ニコが平然と話す内容に、ゾッとしながらも僕も一日に200冊近く読み込んだ事もあるから、「100冊くらいなら」と思ってしまった。
「それにスカーと一緒なら//」
そして、照れるニコ。
本当に可愛いなニコは。そう思う僕なのであった。
*************
「随分と色々とやったそうじゃないの」
ニコとゆったりとしたあの日から数日。僕とニコはアリスさんの元に居た。
なんで居るかって?そんなのアリスさんから呼ばれたからに決まってるからである。
「アリス!あの時はありがとう!」
「よ、良かったわね…」
ニコの勢いに負けて、アリスさんが後ずさるように返していた。
こんなアリスさんを見たことがなくて僕はびっくりする。
「二人が喜んでいて何よりだわ」
アリスさんはそう言って、カップに手を付けていた。
「スカー。また今度来てあげるわね」
「うん、僕も思ってた事だから嬉しい」
僕とニコは、お互いに顔を見合わせてそう言いあう。
「それじゃあ、早速家に帰って一緒に過ごしましょう」
「うん」
僕とニコのやり取りを見ていたアリスさんはこう答えていた。
「この紅茶…甘過ぎね」
シムランカに行きたい。