来年もよろしくお願いします。
今日はモンドに来ていた。
今回はニコにも話をしているので大丈夫だ。
「スカーさん、これ依頼されていた物だよ」
「ありがとうバーバラ」
目の前にいるバーバラから彼女特性のドリンクを受け取り、彼女に感謝の言葉を伝える。
彼女の特性ドリンクはよく効くので月一回のペースで貰っているのだ。
「そういえばスカーさん」
「どうかしたの?」
「大分前の話なんだけどね、旅人がスカーさんに会いたいって言ってたよ」
「僕も彼女に会いたいんだよねー行き違いになるのか全然会えないんだよね…」
彼女がスメールに居る時に限って、ニコの実験に付き合ってたり、フォンテーヌに居る時にはモンド。ナタの時には稲妻と何故か会えないのだ。ここまで来たら何かの運命だと思ってしまうが
「そうなの?スカーさんなら会えそうな感じがするのに」
「どういう感じなんだそれは…」
「うーん、私にもよく分からない」
それじゃ分かりようがないな…。
バーバラは可愛いから許してあげよう
「その内、旅人とは会えると思うから…特には気にしてないかな」
「そうなの?スカーさんがそういうなら私も気にしないようにするね」
「うん、いつもありがとうね、そろそろ行くね」
とだけ言って、バーバラに手を振る。
そんな彼女は可愛かった。まぁ、僕には可愛い彼女が居るから惚れる事なんてない話であるが
*****
「私の実験に付き合って?」
家に帰ると、ニコがそう声をかけてきた。
「今度はなんの実験?」
「ふふふ、それは内緒…大丈夫よ、生命の危機に繋がるような事はしないから」
とニコは言っているが怖い。
こういう事を言う彼女は、求婚を求めてくるアリスさんより違うベクトルで怖い
「そこのソファに寝て」
と彼女が指を出す先には、何も変哲もないソファだった。
彼女の言う通りに、ソファに横になると、すぐさまニコが上に乗ってきた。
「さてと…実験というのは嘘…君に聞きたい事があってこうしたの…」
そして、彼女の魔法によってソファに括りつけられた。
動くことも出来ないようになってしまった。
「モンドのバーバラちゃんっているじゃない?」
「うん、いるね」
「どうやら、可愛いって思ってるとか…」
完全に図星を突かれて、心臓がギュッとなった。
「ふ~ん、君の反応的に本当に可愛いって思ってるんだね」
と言う彼女の顔は、今にも何か毒でも盛ろうとする魔女みたいだった。
いや、魔女だけどさ
「君は私の恋人でしょ…?それなのに、他の女の子に手を出そうとするのはどうなのかしら…?」
「可愛いとは思ったけど…手は出してない」
「手を出したとか出してないとかどうでもいいの…君が私以外の物になるのが嫌なの…」
「僕は、ニコ以外に好きな女の子は居ないから!」
「そう言ってくれるのは嬉しいんけど、ちょっとお灸はしておかないといけないよね」
と言うニコは、魔法で何かを取り出してきた。
「ニコ…それは何…?」
「えっ?惚れ薬に決まってるでしょ?アリスに貰ったの」
と言う彼女は、丁寧に取り出して、僕の口の中に入れようとしてくる。
「なんで口を閉じてしまうの…?」
ニコニ聞かれるが、ここで口を開けてしまったら惚れ薬をそのまま入れられてしまうだろう。
それだけは避けないといけないので、開ける事が出来ないのだ
「はぁ…開けないなら私にだって作戦はあるのよ…こうやってね」
と言って、彼女は僕の身体を擽り始めた。
「ふふふ、我慢してるのね…どこまで我慢できるか勝負しましょう」
とニコから勝負を仕掛けられるが、あっけなく負けてしまった。
「惚れ薬の効力はどれくらいあるか見てみたいわね」
「ニコ…」
「ふふふ。これで私の物だね」
今年はこの作品で更新終了です。