機動戦士ToLOVEるSEEDー猿山ケンイチの受難ー   作:SS好きのヨーソロー

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PHASE 12 純情休息日、胃薬ください。

 

 

 

 

GAT-X303イージスガンダム、アスラン・ザラの使用した機体で地球連合から奪取した可変モビルスーツだ。

それを戦闘で応用した俺なわけだが、かなりピーキーな性能ではあったのでクセのあるものだった。

あの時は西蓮寺が宇宙人によって手出しされていたのとネットでの俺の評判があれと同じという事実、そして何より親友のリトを侮辱したことに対する苛立ちを覚えすぎていて一種の覚醒をしていたんじゃないかなとは言える。

我ながらよくスキュラを方向転換しながら撃とうと思った。というかそもそもイージスに関しては設計の段階で結構パイロットに性能を求めているってのは気がつかなかったんだろうか。そりゃ連合とザフトの技術の差がやばいってのは仕方がない事実にしてもある意味であの火力はえぐい。よくあれを粗雑なOSで動かそうとしたもんだ。はっきりいうとかなり無茶。

というかあれ、一般コーディでも操作難しいだろ。アスランがおかしいのか?

いやアスランならありえるか。あいつCEで最も自由な男だし。

 

ほんと、我ながらよく戦えたもんだよ。と家でのんびりコーヒーを飲みながら呟く。

主人公のためという理由はあるが、あの時の俺はきっとカッコよかったと思いたい。そこ、現実逃避とか言わないの。

 

 

 

 

そんなどうだって良いことを考えながら携帯を触っていると噂の主人公・・・俺の親友結城リトからメールが来ていた。

内容はララが地球観光したいから俺も来てくれとのこと。

 

なぁリト、それ俺多分確定で邪魔になるんだけど本当に行ってしまってもいいのか??そもそもそれが叩かれる原因になるとか言わないよな???

 

 

 

 

 

「あぁ・・・うん、ファンの方々ごめんなさい命だけは許してくれ」

ゲロ吐きそうな気分になりながら、猿山ケンイチは街中にいました。

いやほんと俺の立場的に断って家で自粛してるかリトたち護衛のための体力作りが筋だとは理解してるんだが本音を漏らすとリトやヒロインたちと出かけるのが楽しそうって思ってしまいました。いやほんとごめんなさい。完全に俺の性格で面白そうと思ったことに首を突っ込みたくなってしまうのは良くないとは理解してるんだけどな。

服装としては水色のタートルネックシャツに白い軍服。

そう、地球連合軍の制服(ムウ・ラ・フラガスタイル)だ。

理由としてはただ単に格好いいから。いやだって嬉しいことにいろんなSEED系列の服が着れるんだぞ

(理由としてはアーマード・ウォッチに登録されていたから)

それを着ないなんてことはもったいない。

ToLOVEるの世界に地球連合、ザフト、オーブなんて無いわけだしコスプレか変わった私服くらいで見逃されるんだから着ないなんて選択肢はないな。

 

ちなみに俺の顔で軍服のせいでクソコラ感がすごくなった。

想像して笑ったやつ。お前サイクロプスの刑な。

 

ちなみに俺も電子レンジ確定だ。鏡で笑っちまった。

まあこの服好きだしいいんですけどね。

んんっ、と身体を伸ばしながら晴天の空を歩く。風も程よく吹き心地の良い陽の光が身体を癒してくれる。

引きこもるってのも悪くは無いが、やっぱり外の空気は吸わないと身体が鈍ってしまいそうになる。

 

晴天の中の散歩ってのはほんと、健康的だと思う。

普段通らない道を歩いてみたり、意味もなく自販機で好きな飲み物を買ったり。

どこかで昼飯を食いにいく、それもまた散歩の醍醐味だ。

 

まあ今回は行く場所は決めている。俺がここに転生してから何故か伺う機会の増えた結城邸だ。

リトからの誘いに普通に応じてしまったが親友からの誘いなのだ、嬉しさや楽しみが勝つのはまあ仕方がないってことで。

 

チャイムを鳴らすと出たのは美柑ちゃんだった。

 

「あ、猿山さん!こんにちわ・・・・・・って、なんか見慣れない服だね」

「よ、こんにちわ美柑ちゃん。まあ趣味っつーか、好きな服だ。お邪魔していいか??」

「どーぞどーぞ。あ、何か飲み物淹れようか??」

「お、マジで?じゃあコーヒーでも頼んでいいかな」

ということで部屋の中で待たせてもらう。ちょうどコーヒーも飲みたかったところなのでありがたい事だ。

 

リビングに腰掛け、美柑ちゃんの淹れてくれたコーヒーを飲みながら身体を伸ばす

バキボキ、と首の骨を鳴らすとびっくりした顔をされた。

「さ、猿山さん・・・すっごい音鳴ってたよ」

「あー・・・・・・ここ最近ずっと身体を動かしてばっかりだったからなぁ。結構それで来てんのかなぁ・・・」

腰もごきごき鳴らせたらまた引かれた

「あんま鳴らしちゃダメだよ・・・?」

「頭じゃ理解はしてんだがなぁ・・・」

 

 

しばらくするとリトも降りてきている。

「悪い、待たせたなケンイチ」

「気にすんなリト。今日はお誘いありがとな、コーヒーもらってるぜ」

「やっほーケンイチ!今日はねー!いろんなとこに行くんだ〜!」

「あっはは、そうだな。色々面白いと思うぜ」

『いつもありがとうございますケンイチ殿。以前のギ・ブリーの際も・・・』

「気にすんなペケ、俺はやらねばならんと思ったことをしたまでさ」

ニコリと微笑みつつそう答える。

俺はリトの安全と共にララちゃんの安全を守りたかっただけだし、西蓮寺に手出ししようとするあいつが許せなかった、あとはやはり親友を侮辱された怒りからの動き。

ただそれだけの話だ。

 

「ね、ほんとケンイチって頼りになるよねー!」

 

自慢げに話してくれるララちゃんに微笑みつつ、準備が終わったのか外に出る俺たち。

 

ララちゃんの格好はなかなかに目立っていた。

まあ可愛らしくていいと思うがなぁ。

というか俺の服も目立つといえば目立つのかね。何も言えんとはこのことだ。

「ケンイチん服はカッコ良くはあるけどなんかそれもそれで目立つよな・・・」

「なはは・・・・・・折角だから着たんだよ」

腕を捲りつつそんなことを言う。程よい天気のおかげで腕まくりの半袖が楽な感じだ。

 

でも確かにララちゃんは色んな人から見られている。

ペケの力を借りて服を読み取るわけだが、スーツの人の服やカウボーイの服、警察官、原始人。挙句の果てにはぬいぐるみ。

おいちょっと待て孫悟空の服はやめなさい

「アウトだよ!!」

リトが思わず突っ込む。

最終血盟騎士団の服を着始めた

「声優ネタじゃねえか!そっちもアウトだわ!!」

思わず俺もツッコミをしてしまった。悪意はない。

 

とりあえずララちゃんは普通の女性ものの服を読み取り、なんとかそれで動くようにしたらしい。

服を着れれば実際に街に繰り出す。

まあちらほらとは目線を感じる。

「結局見られるよな・・・」

「まあ仕方がない、ララちゃんは勿論のこと美柑ちゃんも可愛らしいもんな。リトだって見た目は整っているし、うん?なんか俺だけ疎外感半端ねえな??」

もはや生きるのが辛くなってくる現実である。こいつら顔整いすぎてんだよふざけんな。

「あのなぁ、ケンイチ・・・お前そう言うところほんとにダメだぞ。

別にケンイチだって顔つき悪くねーだろ。」

「そーだよ、猿山さん・・・。猿山さん、大人びてるって言うかさ」

「あっはは!俺は基本おちゃらけてるさ。学校じゃお調子者だしなー?」

「えー?ほんと?そんなイメージないかも」

「逆にそう言われる方が驚くなぁ・・・」

 

和気藹々としつつ、俺たちはゲームセンターへと行った。

ララちゃんはクレーンゲームをやって苦しんでるがそこでリトが一発確保。普通に楽しんでいる感じだった。

 

俺はシューティングゲームがあったのでそれをしてみることに。

形状は簡単なハンドガンタイプで銃を下にやればリロードできるやつだ。

 

敵が現れると素早く銃を構え引き金を引く。

わずかな振動とともに素早く敵は撃ち倒されている。

敵の攻撃を回避しつつ順調にステージをクリアしていく。

しばらくすれば人目が集まっていた。

 

なんだかむず痒さも感じつつ、最終ステージも難なくクリアした。

「お、お前・・・・・・」

「あぁすまん、俺の好きなジャンルだったからつい」

「すげえぜケンイチ!お前初期武器のハンドガンでクリアしてるじゃねえか!!」

「は??」

どうやらこのゲームは他にもショットガン、アサルトライフル、ロケットランチャーなどが使えるらしい。

 

基本初期武器のハンドガンは扱いやすいが威力不足で難しいと言う。

ただマニアいわく敵の頭部や破壊可能部分を的確に撃ち抜けば威力を出せるらしい。つまり俺は的確に撃ち抜いていたとのこと。

ついつい楽しみすぎてしまった。

 

適当にあしらいつつ外に出ると、商店街にてやけに人からの目を感じる。

どうやらペケの限界が来ていたらしい。まあ無理もない。制服状態なんかで日頃から体力なんて消耗してるだろうし仕方がないだろう。

 

『す、すみません・・・』

「無理をするなぺけ、とりあえずはどうにかしてみよう。

 

ララちゃん、さすがに素肌が見えるのは絵面上もよくない。これを着ておいてくれ」

とりあえずは連合の軍服の上着を着せる。

緊急避難場所に選んだのは運悪くも下着店だった

 

美柑ちゃんが服を地に行く、と言って走ったはいいものの運悪く西蓮寺がいたと言う展開。

「(は、春菜ちゃんーーー!?!?!?)」

「(西蓮寺か・・・・・・絵面最悪だなぁ。

俺、リトとララちゃんのデート邪魔してる挙句に男子2人で下着店だろー???)」

 

お互い目が合った。

 

マジでなんか申し訳なくなってきたよ畜生。

 

 

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