機動戦士ToLOVEるSEEDー猿山ケンイチの受難ー   作:SS好きのヨーソロー

20 / 31
PHASE 19 臨海学校編、胃薬ください・・・

 

 

 

学校に到着するとすでにバスの方が止まっていた。

こうなんというか。いやワクワクするよな。今からこんなイベントとなれば興奮するのもわからなくもない。というか久しぶりのこういうイベントなので俺自身がワクワクしている。

 

「やぁ猿山、結城。おはよう」

にこやかに挨拶をするのはテニス部顧問佐清先生だ。

「佐清先生、おはようございます」

「あぁ。・・・今日から臨海学校。しっかり楽しんでくるんだぞ」

「えぇ。・・・しかし俺らに話しかけるの珍しいっすね、ちょっとびっくりしました」

 

担任の骨川先生ならわかるが、わざわざどうしたのだろう。

「あははっ、お前たちも大切な生徒だ。それに俺個人としても感謝しているからな」

「感謝って・・・例のあれですか?」

「あぁ、そうだとも。君たちのおかげで何も問題になっていなかった、それを感謝しないわけにはいかないしな」

という先生だが、リトは特に意識していなくて頭を傾げてた。

 

「けど、当たり前のことだしな・・・」

「そういうことです。俺はリトがこう動いたから賛同したまでにすぎない。

それに俺は基本お調子者です、どっちかというと問題起こす方でしょーが」

「ふふ、そうだな。猿山はいつも騒がしいが本当の問題は起こしてないだろう?」

そう返されると少し難しいところだが・・・。

 

 

そこに珍しく籾岡里紗、沢田未央が援護に入る。

「そーそー猿山、あんたちょっとかっこよかったわよ。見直しちゃったわ〜」

「ありがとねん、猿山〜」

「籾岡に沢田・・・。礼ならリトにいってやってくれ。」

「いやいや、ケンイチこそだろ」

「いーや、リトだろ」

 

 

 

「あはは・・・なんかお互い仲良いんだね」

それを微笑ましそうに見る西蓮寺

 

「トーゼンよ、俺とこいつは中学ん時からの関係だし?」

「よくサッカーとかドッジとかしてたよな」

「窓ガラス割ってよく怒られてたねぇ・・・」

俺とリトが思い出を語り、西蓮寺が黒歴史を遠慮なくばら撒く。

待って西蓮寺。その話は忘れて

 

「えぇ!?何してんのさ!」

「いやリトからのパスで華麗に蹴ったら思いっきり窓ガラスに直撃してさー・・・」

 

なんて思い出を語るとそろそろ出発の時間だった。

「では女テニも猿山たちも、気をつけて行ってきなさい」

ということでバスは臨海学校に向けて出発するのだった。

バスの移動ともなり、席は自由に決めれる。

俺はもちろん親友の結城リトと同じ場所。なんでって???お前親友と何気ない話をするのが1番楽しいんだぞ、知らねえのか?

リトに関わるな、とキレられてもおかしくないがここの俺は基本問題は起こさないと誓っているから許して欲しい。

まあ最悪切腹だ切腹

 

 

 

それはそれとして、旅行は楽しみたいのが本音。

「おいリトポテチあけようぜ」

「お、さんきゅ。俺も別味持ってきてんだ。食べ比べだな」

 

「お・・・うまいな。やっぱ安定のうすしおだよなー」

「おう。でもたまにコンソメ食いたくなるんだよ」

「いやー、わかるぜリト。そうだ、今度美柑ちゃん誘ってみんなで自家製ポテチとか作らないか?楽しいぜ??」

「いいなそれ、スパイス混合とか」

「おめーサイゼのドリンクバー混ぜ混ぜマンかよ」

 

なんていうくだらないことを言いつつもバスは目的地まで順調に進んでいく。しばらく進むと風景も変わり、海が見えてくるのだった。

 

 

旅館に着くと、美人の女将が出迎えてくれる。と言うか女将方々別嬪さん多いな??

 

「高美ちゃ〜〜ん!!!会いたかったよ〜!!!」

 そういいながら女将に飛び込みグーパンをくらう校長先生。何をしとんだあの人は。いやマジで

 

女将は慣れたように大広間へと生徒を案内していた。

いやもうなんかうちの校長先生がいつもすんません。ご迷惑をおかけしております・・・。

 

「さぁ〜って!!臨海学校開演!!三日間大いに楽しんでください!!

 

夜には早速一大イベント、肝試し大会が開催でーーーっす!!

 

楽しみだねぇ!!高美ちゅわーーーん!!!!」

「うるさいっ!」

「ごふぇっ!!!!!」

女将の綺麗なアッパーがクリーンヒットしてた。ありゃもう手慣れているというか毎回あぁなってるんだなってことが察せられる。本当すみません女将。ご迷惑をおかけします。

 

「なあケンイチ。これもはや校長先生が女将に会いに来る目的のための臨海学校じゃないか??」

「いうなリト。俺だってそう思ってしまっているんだよ・・・・・・・・

いやもうほんとその通りなんじゃないか?

まあ楽しけりゃ何でもいいけどよう」

 

本当にこの学校の校長は自由が過ぎるぜ。と思いつつ荷物を部屋へと運び込むのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「おー、なかなかに風情ある建物じゃないか。良いねこういうの。テンションが上がる」

 

こういう施設の部屋の窓の良さとは語りきれない。

「おいリト。俺らいい場所っぽいな。ちょうど窓からの景色が絶景だぜ」

そう告げ、リトに窓を指さす。運が良かったのか俺たちの部屋はちょうど海が見渡せるところの真ん中であった。

「おっ、本当だ。滅茶苦茶景色良いな。」

「だろ。ほんじゃリトそこに立てよ」

「お、おう?」

リトを窓の近くに立たせるとピースさせて写真を撮る

 

「わっ、なんだったんだよケンイチ」

「わりぃわりぃ。思い出作りだよ思い出作り。お前さん折角なら美柑ちゃんに見せてやりゃいいし」

「ああ、そういうことか・・・・・・ならケンイチも撮ってやるよ。今度部屋側写そうぜ」

「良い良い。俺はいいって。お前俺の写真なぞ要らんだろうが。あれか。呪物のよりどころにでもされるんか俺は」

俺の写真とか使い道が藁人形とかナイフ突き立てるとかそういうもやは呪物みたいな使い道しかないんよな。わしゃ特級呪物かて。泣くぞこら

いやまあ同人誌とかpi〇ivとかの俺は竿役だからわりかし間違いじゃないのがつらい所ではあるけども。

 

「はいはい、そういうの良いから。じゃあ撮るぞー」

 

俺の発言を無視したリトが写真を撮る。まあせっかく撮るならピースの一つや二つ取るのも良いだろう。

 

 

そんなことで写真を撮りつつ、男達はニヤニヤしていた。さては風呂の覗きだろう。

 

「・・・ったく。お前ら、あまり女子達に不快になりすぎることはするなよ?」

「わかってるけどさ、なんか楽しいじゃねえか!楽園!!」

 

「はいはい・・・まあ気持ちは分からんでもないしな。じゃあお前ら。約束な?

最悪見るのはまあ許す。許すというかやるのは自己判断だし。

ただ映像記録には絶対に残すな。あと見たことを女子達に悟られるな。あとは女子から制裁があればしっかりと受け入れろ、だな」

 

「へいへい、なんか猿山きちっとするようになったよなー?」

「そりゃお前盗撮で捕まったバカ(弄光)がいるからな。

 

さて、俺も確かに移動疲れがある。風呂に入りに行くならさっさと行ってしまおうぜ。リトも行くぞ」

 

「おう、ちょっと待ってくれ」

とのことで大浴場に向かう。

 

 

 

途中、リトが苦笑いをしながら俺に話しかけてきた。

「でもなんか、ケンイチならこういうのにノリそうなキャラだよな」

「いやぁ、ふざけるのは好きだしクラスメートは美女が多いから見れるもんなら眼福なんだけどなぁ。まがりにもクラスメートだからな。下心を抱く前に多分罪悪感で死ねる。

お前女子の立場なってみ?裸見られた上にゲロ吐かれるんだぞ。クソ喰らえでしかないだろ」

「おぉう・・・マジでお前追い込みすぎるなよ」

 

心配する顔でさらに言い聞かせるリト。相変わらず俺のことをなんだと思っているのやら。

 

でも実際浴場に来るとテンションが上がる。というのも久しぶりの湯船だからだ。

 

シャワーで体を洗い、浴槽に浸かる。程よく熱い湯が身体を癒していく。

 

足から首元にかけて流れる熱は身体の中身もあっためるようなものだ。

 

「っ・・・ふぅ・・・・・・、癒されるなぁ」

湯に浸かりそんなことを言えば横のリトも流石に苦笑いだった。

「おっさんくさいぞ・・・」

「うるせぇ、風呂ってのは命の洗濯っていう奴らしいぜ。こういうのを癒しっつーんだよな」

そう言いながら首と腰の骨をごきごきと鳴らす。凝っている証拠でしかないだろう。これは。

 

「我ながら音やばいな」

「わかってんならやるなよ・・・・・・」

 

早速あいつらは覗きを実行しようとやっていた。

「・・・あれ、お前も来るのか?」

「どうせ見つかったら連帯責任だ。

ならばもういっそのこと楽しんだほうがいいからな。

猿山ケンイチ、これより極秘ミッションを開始する。オペレーション・覗きを開始する!」

「せっかくカッコよくいうなら覗きの所もどうにかできなかったかな・・・」

結局リトもきてた。お前さんもバカ仲間でよかったよ。

 

俺はもう一つやりたいことがある。

それは情報収集だ。

この壁くらいになると問題なく声が聞こえる。

西蓮寺やララちゃんのおっぱいの話は正直興味ない。

それよりもやはり原作と変わらずに肝試しではペアになるものがゴールすれば付き合えるとの法則。

また、場合によってお化けの妨害(ここはおそらく旅館の方々だろうか?)があってクリア者はほぼいない、とのこと。だからこそのジンクスなのだろう。

情報収集はできた。あとは・・・

 

 

「・・・すまないな校長先生」

そう呟くと崖の一部の石を女子風呂に投げ込む、と言っても女子に当たらないように風呂の竹壁に向けてだ。

竹壁に向けて当たればそちらに目が行く。

となれば

 

「きゃーーーー!!!校長先生!!」

 

覗きにきていたバカがそのまま処される現場の完成だ。

いやお前本当に居たのかよ。大人がそこにいるのはアウトですって。

 

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「なんか俺たちああなるって考えたら馬鹿らしいな。湯冷めするしさっさと入り直そうぜ」

さて、これで男子たちが反省することになるし、俺は俺で気軽に風呂を楽しめる。と言うのも基本的にシャワーバァカだったし、たまにはこう言うことがあっても許されるだろう。

 

 

ということでせっかくだしサウナを堪能することにする。

サウナはいいね、汗を流しつつ気持ち良いのでさっきの思考をまとめることができる。

しかしサウナもついているとは。変態クソ教師だが校長には感謝だな。

 

 

 

「なぁケンイチ、お前さっき何か投げ込んだだろ」

横のリトは汗を拭いながらそんなことを述べていた。

「ありゃ、・・・わかった??いやぁ、校長先生のことだからわんちゃん潜り込んでるだろ、と思ってたんだけど予想通りだった。いや予想外れて欲しかったけどな??」

校長、普通に犯罪です。アウトです

 

「・・・うちの学校やばすぎないか?」

「いうな。俺もそう思う」

そんな感じでサウナから上がればコーヒー牛乳を飲み、そのまま肝試しだ。

 

自業自得とはいえ校長先生の顔面やばいな。蜂の巣に刺されたんかってぐらいの腫れ具合だ。すまん同情はするけど救えはしないぞ。

 

「おいリト、念のため電話でも持っておこうぜ。流石に学校のイベントだからなんもねえとは思うけど万が一があるからな」

「まあいいけどよ・・・」

 

さてはて、運命のくじ引き。

 

俺の引いたくじ引きは五番!!!!!!!!!

 

はい!!!!!!!!!!!!!!!

 

西蓮寺春菜です!!!!!!!!!

 

 

結局どう動けばいいかわからないからこうするしかなかったんですね(白目)

 

「あ・・・猿山くん、よろしく」

「おう、西蓮寺か。よろしく頼む」

 

頼むから絶望顔するなよリト。俺も胃が痛いんだよ。

 

どうなるんでしょうね、これ?

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。