機動戦士ToLOVEるSEEDー猿山ケンイチの受難ー   作:SS好きのヨーソロー

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PHASE 24 花園へようこそ、言葉にしないと伝わらないもの

 

 

 

 

臨海学校、最終の宿泊日。

ここまで校長先生が色々引っ掻き回してくれたわけで俺たち男子生徒としては思い出を作れていないという想いのもと、オペレーション・不法侵入を実行していた最中、指導部の鳴岩に見つかって追いかけられていた。

 

 

 

 

 

ブリッツの透明化を用いて早めに離脱した俺だがララちゃんに遭遇しなぜか女子部屋に行くことに。

いやあのララちゃん、普通にそれは俺が死ぬ。

だってほら見てよ籾岡たちの顔。えっ、て顔してる

 

「えー、ララちぃまじで言ってんの????」

「ダメー??楽しいと思うなぁ。リトも呼んできたらいいのに」

「俺とリトが死ぬ。・・・・・・仕方がない」

すぐさま携帯でリトにメールを送る。

『おいお前どうせ事故って西蓮寺の部屋だろ。俺もララちゃんに見つかってそっちに連行される』

『えっ、マジかよ』

『どうせお前西蓮寺に助けられて入ってんだろ。話合わせるからそこから出してもらえ。心臓に悪いだろうし』

ということでいざ部屋に。

 

 

 

 

 

「あ、リト〜!!きてたんだ!」

「結城ィ!?ま、まさか春菜を襲いに・・・」

「ち、違うよ里紗ー!え、えっと・・・」

「はぁ・・・どうせさっきの騒ぎで鳴岩に見つかりかけたんだろ?

んで西蓮寺が優しくも君を庇ってくれた・・・と推察する」

「そういうこと・・・お前は・・・あぁ、そう言うことか」

「そういうこと。ニコルの作戦だな」

「ごめんどう言うこと?」

「いやなんでもない」

 

ここで理解できるやつはSEED FREEDAMを見に行ったやつだ。マジでおすすめだぞ、我慢してdestinyまで見終えた後のアレは完走した我々への褒美だと思ってる。

 

 

 

 

 

「・・・ていうか、ララちぃなんで猿山連れてきたのさー。嫌ってわけじゃないけどぉ」

「そーそー、変なことしないでよねー?」

2人とも俺を嫌い、とまではいかないがやはり女好きのお調子者だから不安がってますね。そりゃそうだ。

しかもなんだかんだ籾岡も沢田も可愛いもんなぁ。

そりゃ俺だけじゃなくて他からも見られるだろうさ。

「しねえよ流石に。確かに襲いたくなるくらい可愛いんだろうけど四対一じゃ流石に負けるし前科持ちにはなりたくねえよ。まだ俺シャバにいたいわ」

すでに前科というか、存罪とか猥褻物陳列罪とか言われそうだけど。

まだ基本的人権があると信じている。きっとそうだろう。だといいなぁ。

まだね、人権があるとラーメンとか食いにいけますから。

可愛いからって襲ってラーメン食えなくなるとか死ですから。家系が食えない世界に未来はない。

 

「っ・・・あんた、ほんと何?」

赤い顔でにらむ籾岡。いや怖いて怖いて

「・・・・・・猿山、なんか口上手くなったよね」

メガネをいじいじする沢田。

 

一体何この子たち怖いて。

 

「お前は相変わらずだよなケンイチ・・・どうせ頭の中ラーメンだろ」

「よくわかったな親友。家系食いに行きたい。というか相変わらずってお前には言われたくないぞ俺」

 

 

「あははっ!やっぱりケンイチ面白い〜!!」

「ま、いいけどさー??せーっかく恋愛話したいのに言いずらいしー」

 

なんていう籾岡。

「いいよねー恋バナ、猿山ん部屋はそういうのやらないの??」

沢田が聞いてくる。

「んー、そうだな。クラスの誰が可愛いかとか女子ランキング表とか作ってそうな気がするけどなぁ」

 

あとでぜひクラスメートの前島とかに聞いてみたいもんだ。

「うわー、男子やってそー」

やれやれという感じで呆れてる。けどわりかし真面目にやってそうだなあいつら。

「というか、ララちぃ可愛いのにさー、結城相手ってなかなかだよねー。結城って絶対女の子慣れしてないし。」

「あはは、確かに頼りなさそー」

「お前は本人がある前でやめてくれないかな・・・??」

でかいため息を吐くリト。今の俺たちは言われるだけの立場だから何も言えない。

 

 

 

 

 

西蓮寺が何か言いかけた時、ララちゃんが「そんなことないよ!」と言ってみせた。

 

「リト、すーっごく頼りになるの!優しいしいざって時は守ってくれるし!私は宇宙で一番信頼してる!

それでねー、ケンイチも頼りになるんだ!

絶対あたしとリトを守ってくれるの!

えーっと、こういうのを騎士様っていうんだっけ・・・??

とにかくね、2人ともとっても信頼できるんだ」

 

「おー!いうねぇララちぃ!」

目を輝かせる籾岡。

 

 

 

 

 

余計な一言かもしれんが、俺も迎撃しておこう。

「籾岡、俺が言っても信頼ならんと思うがこいつはなかなかにいい男だぜ。

俺は中学も同じなんだが、無実の花壇荒らしの疑いをかけられていた。

 

そんでこいつはそこからまあいじめ、っつーかそういうクソみてえな扱いを受けたのに花壇を直してみせたんだぜ」

 

そう、俺とリトの通っていた中学の時の話。

あの時たまたま花壇に来たリトは荒らされた現場に立ったせいで無実の罪を背負ってしまった。

なのに、それなのにこいつは花壇を手入れし始めたのだ。

悪く言われれば嫌にもなるだろうに。それなのにこの男は花壇を直してみせた。

 

「・・・そんなことがあったんだ」

「あぁ。こいつは確かに女性慣れしていないしウブなところが頼りないかもしれないがな、言い切れるぜ。

こいつは誰よりも優しいし、誰よりも強い心を持ってるってな」

リトの肩に手を置きそう述べる。

だからこそ、この男を俺は信用できるのだった。

 

「・・・・・・あんたら、仲良いよねぇ」

「当然。中学からの付き合いだがな、仲良いのは自信を持って言い切れるぜ。なぁリト?」

「あぁ。・・・ケンイチもすごい頼りになるんだ。確かに普段はおふざけだけどさ。絶対一線は超えないしこの前なんて階段から落下した先輩のために身体張ってたんだからな」

そう自信満々に語るがリトだって関係者だ。お前が無関係とは言わせない

 

「リト。出開先輩の話ならばお前だって関係者だろう。」

「けどお前が指示出したからで・・・」

「あーもういいわかったわかった。あんたらほんと仲良いのね・・・」

 

問答に流石に籾岡も苦笑いしかできなくなったようだ。

「あんたら似たもの同士だねー」

沢田ですら苦笑いし上記を述べるレベルだ。

 

まあ俺もリトもそう言われて不快になるタイプでなかったのが幸いしたな。

 

似たもの通し気楽に話を聞いていると、道を突き破るようなにけたたましいベルの音が鳴り響く。

 

どうやら骨川先生がボタンを間違えて押されたようだ。

目の悪さもここまで来ると大丈夫か心配になるがまあいい。

 

このトラブルを活用させてもらおう。

 

今のうちに離脱を決める俺とリト。

 

リトに何か言いたげな西蓮寺。リトは気がついている感じではない。

 

 

 

 

 

 

「なぁ、西蓮寺。・・・リトのことが大切なら、それこそきちんと言葉にしてやってくれ。

言葉にしないと伝わらないことってあると思うんだ。

 

・・・俺はあんたの気持ちを尊重したいしな」

顔を赤くする彼女にその一言だけ伝えるとリトに声をかける。

 

「さて、外にでりゃバレるのは必然だからな。行くぞ

あ、西蓮寺。適当に誤魔化しといてくれ」

 

そう言うと俺はリトを抱えそのまま窓から飛び降りる。

 

「ちょっ、ケンイチ!?」

「しっかり掴まっておけよ!ディン!アーマードスタンバイ!」

そう言うとAMF-101 ディン、ザフトの制空戦闘用MSに変身する。

 

このAMFとはエアリアル・マニューバ・ファイター=空中機動戦闘機の訳であり、背面に付属の頭部用フェイスガードを付けることによって空気抵抗を減らし飛行することが可能となるのだ。

6枚の主翼を用いて飛行すると簡単に自室の窓に侵入することが可能となった。

「さてと、やっぱり便利ブリッツ先輩

ブリッツ、アーマードスタンバイからのミラコロっと」

 

当然のように姿を消すとさも当然にそこにいたかのように侵入する。

 

「あ、猿山!お前掴まったのかと思ってたぜ!」

「おっす。いや俺だけ逸れたからめんどくせぇと思ってその辺でのんびりしてた。

お前ら何してんの?」

「クラスの誰が可愛いか女子ランキング」

「・・・・・・楽しそうね、うん」

マジでやってるとは思わなんだ。

 

「結城はまあこいつは火炙りとして猿山は誰がいいとかあるか?」

「あの当然のように俺を火炙りはやめてくれませんかね??」

「黙れ裏切り者ォ!」

「言い方が完全にカガリ・ユラ・アスハなんだよなぁ」

 

ちなみに他の奴らはぽかんとしてた。知ってたよこんちきしょう。

 

「あ、あと俺の答えは美少女多すぎて選べません。れーろれろれろ」

「気持ち悪いぞお前」

「勝手にランキングしてる奴らに言われたくねえよくそ」

 

本当この臨海学校めちゃくちゃだよ。

 

そう呟きながら寝るのだった。

 

 

 

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