機動戦士ToLOVEるSEEDー猿山ケンイチの受難ー 作:SS好きのヨーソロー
「っとぉ!!そこの人たち、少し待ってもらおうか!?」
ぐるんっ、と体を大きく捻って地面に着地すると素早く相手と対面する。
後ろにはリトとピンク髪美少女(ララ・サタリン・デビルーク)
目の前には黒服数名
部外者の乱入が実現した瞬間である。
「次から次へと、お前は何者だ」
「猿山!!」
「サルヤマ?それがお前の名前か?」
「いかにも。俺は猿山ケンイチ。そこのオレンジ髪の結城リトの友人だよ。部外者で悪いが、そこのピンク髪の少女を連れて走る姿を見かけてね。
女性を追いかける男衆、となれば気になるのが男の性だろう?
それに、あなた方はかなり強い力を感じるしな」
「ええい、こうも人間が来ると面倒な!ララ様、いい加減家出はおやめください!!」
「やーなもんだ!!」
はい、理由は家出らしい。
いや家出で国脱出ってすごいことするのねそこのお嬢さん
「い、家出ぇ!?」
「どして家出なんてしたのよ君ぃ・・・」
「だってパパの後継者とか跡取りの話とか興味ないもんッ!!」
あぁ、よくある婚姻の話ですね、いや知らんけども。
「ちぃっ、こちらも連れて帰るのが使命なのです。無闇に抵抗しないでいただきたい!」
黒服さん達もカンカンである。次にターゲットになるのは俺たちで。
「お前達も。邪魔をするならば退いてもらうことになるぞ。いっそ、この世からな。」
「おう、こわいこわい。この世からおさらばってよリト」
「は、はぁ!?め、めちゃくちゃな・・・」
「どうする、このピンク少女を売れば俺たちは無事だ。
まあ聞いた話家出ってだけだからなんも問題はないだろうな」
そういうが、リトの顔はやけに悩んでた
「そ、そりゃそうかも知れねえが俺は目の前で女の子が嫌がってんのに黙って見過ごすほうがいやだぜ!!」
・・・ったく。きっとこういうところが主人公たらしめるのだろう。
「リト・・・・・・」
流石に物珍しいのか、ピンク少女も目を見開いている。
「ならば少々痛い目を見てもらうしかあるまい」
そう言いながら、黒服は怪物を用意し始めた。脅しのつもりだろう
「・・・ま、天下のリト様がそう言ってんだ。やっぱ悪いが黒服のにいちゃん達、ここから立ち去ってもらおうか」
そう声を発し、俺は右腕を前に突き出した。
「モビルスーツ!アーマードスタンバイ!!」
MSを鎧のように纏うための、覚悟の叫びを胸に。
「さぁてッ!!初陣はやっぱりこいつで決めてみようか!
GAT-X105ストライクガンダム!!」
身体に光がまとわり、装甲が展開し身を包み込む。
その姿はまさしくガンダムそのもの
「お、お前は・・・その力、人間ではないのか!?」
「人間さ。ちょーっと科学的な力を持ってるがね。
ストライクの試運転、付き合ってもらうぜ!?」
怪物型の攻撃からとりあえず二人を守るために、攻撃を受ける。
「猿山!!」
「問題ねぇよリート、こいつはちょっと変わった装甲を持っていてな」
カチッという音が鳴り、ディアクティブカラーからトリコロールカラー
フェイズシフト装甲を展開する
「なにっ!?こいつ、攻撃が効いてない!!」
「まさか、物理無効化の装甲とか?」
「おー、ララちゃんとか言ったっけ。ご名答!
こいつはフェイズシフト装甲。相移転装甲。
電源を流し続ける代わりに物理の衝撃を相移転させるから物理を無効化できるってわけよ。
まあ、とりあえずバケモノはこいつらから距離を取ってもらおうか!!」
そう言いながら、次は頭部から銃撃を開始する。
75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン
頭部二門の砲塔が弾丸を撃ち続け敵を迎撃する。
イーゲルシュテルンを撃ちながら前に進む。
「さて、ラスト一手!」
そう言いながら、次は腰のマウントラックからナイフが射出される。
対装甲コンバットナイフ・アーマーシュナイダー
電磁波ブレードによりどんな物も切り裂く優れものだ
「アーマーシュナイダー!ラストはこれで決めさせてもらう!!」
ストライクの対装甲コンバットナイフ・アーマーシュナイダー二刀流構えになり敵に走り出す。
「うおおおおりゃぁぁぁぁっ!!!!!!」
まず一撃、腹部に突き刺し、跳躍すると両手でもう片方のナイフを握り、脳天に突き立てる。
ブースターをふかしながら後ろにバックで回避すると爆発音と共に崩壊をしていた。
「な、こいつは・・・っ!!」
「まだ続きをするか!!姫君殿の護衛とて容赦はしないぞ!」
アーマーシュナイダーを再び逆手に構えてファイティングポーズを取る。
いつでもイーゲルシュテルンも発射可能だ。
「くそぉっ!!だめだ、俺たちだけじゃ手に負えん!一時離脱だ!!」
そういうと崩壊した化物を回収し、離脱する黒服達。
それを確認するとともに、己の変身も解除する。
「っふぃぃぃぃ〜〜〜。なんとかなったかなぁ・・・・・・」
額を拭うと汗がついていた。流石にぶっつけ本番のガチ戦闘となるとそうなるのも無理は無いだろう、初陣にしては頑張った方だと褒めて欲しい物だ。
「猿山、よくわかんなかったけどありがとう。助けられちゃったな」
「いいさ、君が女の子のために動くのに心を動かされたってだけ。
で、そこのお嬢さんは大丈夫かい?」
「うん、大丈夫!!
わたしララって言うんだけど、あなたはリトの友達?」
「あぁ、猿山ケンイチ、こいつの中学からのツレだ。
なかなかに大変な目に遭っていたが、無事ならば何よりだ。
じゃあ俺はこのストライクの設定に戻らないといけない。そろそろお暇するよ」
「あ、おい!猿山!」
「こいつについてはいずれ説明はするさ。
けれども女の子を夜風に起きすぎるのも良くないだろ、じゃあそういうことで」
ということで離脱を開始する。
もう一度ストライクを纏えばスラスターを噴き、空中へ舞い上がり何度か地面に足をつけて空中へ飛ぶことの繰り返しをして家の庭に到着する。
そのまま自宅に入れば装着解除。
機体のセッティングに映る。
GAT-X105 ストライク
地球連合軍が採掘資源用中立コロニーヘリオポリスで極秘開発されていたG計画のうちの一機
イージス、デュエル、バスター、ブリッツをZAFTに強奪され、唯一残された最後の一機でSEEDの主人公キラ・ヤマトの前半搭乗機。後半はムウ・ラ・フラガが引き継ぐ。
特筆するはやはり先ほどの戦闘でも役立っていた特殊装甲のフェイズシフト装甲。
こいつのおかげで物理攻撃はかなり軽減される。
もちろんビーム系ダメージも軽減させることができるので、かなり重宝する装甲だ。
格闘戦なんかをするならもってこいの力とも言える。
こいつのおかげで先程のバケモノからの攻撃も軽減できた。
素体のストライクではあったため、ストライカー系列の設定が何もできていないというのが問題だ。
確か、次の原作の時間は次の日の朝。
それもリトがソロでの登校中という話だったし・・・
今は21時、学校は9時くらいにはなるからざっと12時間。うむ、問題なくいけるな。
エナドリを冷蔵庫から取り出し、俺は画面へと向き合うのだった。