機動戦士ToLOVEるSEEDー猿山ケンイチの受難ー   作:SS好きのヨーソロー

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PHASE 29 男の戦い、友を守るための剣

 

 

 

 

 

「ね、猿山。アンタも一緒に来ない?」

 

授業が終わり、放課後。

リトがレンくん共々女子生徒たちに誘われて出掛けることを知っていた俺は久しぶりのフリーの時間にワクワクしながら帰る用意をしている中、その出かける女子の1人の籾岡里紗から声をかけられる。

 

「・・・・・・出かけるって、リトたちと出かけるやつだろ?」

「そうそう。結城とレンくんの熱き青春バトルよ!」

むふー、ってなる籾岡。

沢田も少しテンションが高そうだ。

 

「いやー、いいよねこういうの!ジャンプって感じ!」

「おぉ落ち着け落ち着けメタいメタい」

 

ちなみにこの漫画もジャンプなんだぜ????

ちなみにサンライズ要素は機体しかないからほぼ出てこないぞ。

 

「ま、そういうことだしアンタもきなさいよ。ほれほれ、女子からのお誘いなんて滅多にないわよー??」

「あのなぁ。確かに美少女からのお誘いってレアイベントだけども・・・」

 

気がつけばクラスの男たちが睨んでた。

 

「よーし君たち、落ち着け。確かにレアイベントだが俺だ!猿山だ!俺こそ何もないから!?」

「それでも極刑じゃあ!!!!!!」

「なんでお前らそんなファンキーな性格してんだよぉ!!!!!!!!!」

ちなみに普段は俺も混ざる立場とか笑えないよね、クソが。

 

 

 

 

 

ぜぇはぁ、ぜぇはぁと校舎中を爆走した俺は結局窓から飛び降りてブリッツミラコロ作戦で離脱することに成功した。

 

本当なんで毎回ブリッツ使ってんだよ。いやまあ便利すぎるから悪いよな。

 

ニコル・アマルフィくん、ごめんな君の愛機適当に乗り回して。

 

つっても元々地球連合のMSをパクってるだけだし問題ねえか。

なんてことを思いつつ歩いていると籾岡が校門前で手を振ってた。

 

「おっそーい!まったぞー」

「てめ・・・・・・誰のせいだと、思っとるんだ・・・」

「大丈夫かい、猿山ケンイチ」

「大丈夫だ・・・つかフルネーム長えよ。俺のことは適当に呼んでくれ」

「そうか、ならばケンイチと呼ぶよ。ほらお水」

レンくんから新品の水をもらったわけなのでごくごくと飲む。流石に爆走した後の水は美味いな

 

「ほらみたか結城リト!僕は優しさだってあるぞ!」

ふふん、とドヤ顔するレンくん

 

「ぐ、ぐぬぬぬ・・・」

「おー、さっそくバトってますなぁ・・・」

「やってるなー2人とも」

 

楽しそうにする籾岡と沢田

 

「あーもう、リトも対抗しようとすんな、レンくんも煽るな。

 

2人ともいいところがあるんだからそれでいいだろうに・・・」

そういうが2人は結局バチバチと。

 

「・・・籾岡達、あんまり楽しみすぎないでくれよ。

リトは思ったよりも純粋なんだから。レンくんだってみた感じかなり純粋だしな」

純粋すぎるからこそ、平和にいって欲しいもんだが・・・。

 

 

ちょっとだけ反応に困る西蓮寺。

 

・・・西連寺の事情をある程度知ってるからこそ、気まずいったらありゃしない。

 

 

「・・・・・・大変だな、西連寺」

「・・・・・・・・・うん」

いやほんと西連寺の事情も知っとるからこれ板挟みなんだよね俺。ポンポンが鬼クソ痛い。ほんと誰か助けてくれ

 

どうやら籾岡達曰く、ララちゃんに先にキスできた方が勝ちという勝負をさせてるらしい。

 

ほんとお前らなぁ・・・・・・。

 

 

電車の中では女子達が危なくないように壁になってあわよくばキス。を狙ってリトとレンでぶつかるわでもう酷かった。

ちなみに俺?籾岡達のそばでスマホをいじる。

 

って体で周囲を警戒しまくってた。

 

籾岡のケツ触ろうとしたやつの足を踏んだり、沢田のスカートが場所的に盗撮されやすかったんでさっとカバン滑らせたりね。

いやもうそんな犯罪すればわりかし真面目に生きる権利なくなるのが我が国だぞ。お前ら洒落ならんからやめときなさい真面目に。

お前俺みたいに生きる価値のない人間になりたくないだろ。

ほら今でも死を望む声が。辞めておこう、ネットの反応を思い出すと真面目に鬱になりそうだ。

 

 

リトが西連寺とぶつかったところとかもう震えがとまらん。

 

「なに猿山、羨ましい??」

「いやもう死んでもごめんだね。当たって冤罪ふっかけられるなら死んだ方がマシ。むしろ死にてえ」

潔く死にたいよな。というか空気吸ってるだけで吐きそう。

 

 

俺はポケットからミンティアを取り出して食べるのだった。

ふう、清涼感が落ち着く。

「・・・か、考えすぎじゃない??」

そういう沢田。

そういうこともないんだよなぁ。

 

『次はないから、さっさとこの場から失せろ』

 

俺は確実にやらかそうとしていた奴らにそう一言、つぶやいて目を瞑る。そそくさと離脱していたし効果抜群だ。

 

沢田はもちろん、籾岡でさえも様子に気がついていない。

 

ただ急に小走りした男達、としか見えていないようだ。

 

「(なんて思ってるんだろうなぁ・・・、なんだ。ちょっとかっこいいじゃん)」

「(猿山・・・盗撮って意外と気づいたりするもんだよ。

・・・ありがとね、言われたくないだろうから心に秘めとくけど)」

 

 

 

 

男たちは無事その場を離れた。

それでいい。俺もお前も場に上がることは許されちゃい無い。

お気楽に1人で生きてみようぜ、男共。ぼっちでも美味い飯と少しの趣味さえあれば生きれるんだからよ・・・。

 

 

自販機で買ったエナドリを一気に流し込む。

OK、やはりエナドリに限るな、目が覚める感覚だぜ。

俺たちがきたのはカラオケだ。

 

メンツはララちゃん、籾岡、沢田、西連寺、リト、レンくん、そして俺だ。

 

おいおい、すげぇな?4:3とバランスが取れてやがる。

・・・俺は邪魔だから過剰バランス?

 

そうなんだよなぁ・・・・・・。その場にいるだけでも責められそうなもので。

 

さっきのクラスメートの反応など、ネタ気味ではあったけど事実だろう。少なくとも俺の立つ位置では無い。

 

カラオケでは各々楽しそうに歌っている、という感じだ。

いいんじゃないか?楽しそうで。

 

 

「猿山もなんか歌いなよ〜!」

ほれほれ、と選曲の機械を渡してくる籾岡。

 

しっかし、人前でカラオケなんてあんましないんだよな。レパートリーもないし。

 

「・・・・・・マジか」

適当に打ち込んだ画面に感動した。あんなに◯緒だったのにとかme◯eorとかありますやん。mo◯entもあるとにた。映像はもちろんなかった。いいもんね、映像の機体纏えるし

 

「おいお前ら、オタクソング熱唱するけど許せよ」

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで、以上猿山ケンイチで焔◯扉でした」

 

はい、選ばれたのはSEED destinyの名曲の一つでした。

アカツキがよく似合うのよねぇ。

 

「ほえー!この曲知らないけど案外上手いじゃん猿山!」

「上手いじゃん猿山〜!」

籾岡と沢田はテンション高めに盛り上がってくれている。なんだかんだこの子達めちゃくちゃいい子だよな。

 

 

とりあえずバトルの方はなんかめちゃくちゃだった。

マイクぶん投げるレンくんとかね?

弁償する気なんて諸々ないのでSDサイズのブリッツに回収させたのとしっかりゲンコツかましておいた。

「何するんだよ〜!?」

「人様のものを勝手に壊そうとしてはいけません・・・。ここのルールで弁償になるんだから」

 

 

トドメはリトとレンくんでキスかましてた。2人とも本当に何してんだよ。

 

 

 

 

やれやれ、と帰り道。

 

俺たちの前に出たのはスーツ人間の集まりだった。

 

ナンパのように話しかけるスーツの男に食ってかかろうとする籾岡。

 

俺は籾岡の身体を抱きしめると咄嗟に飛び退いた。

俺たちがいたところは腕が素早く突き出されていた。

 

「ちょっ、猿山!?」

「籾岡、怪我ないか」

「う、うん・・・・・・」

顔が赤いが許してくれ。怒らないでくれ泣きそう。

 

俺の腕時計が反応を示している。

 

それはすなわちこの目の前のスーツたちが宇宙人であるということの証明。

 

「リト、レンくん。

君たちはララちゃんが大切なのだろう」

「勿論だとも!」

「お、俺は・・・・・・」

 

「リト、君が西連寺を大切に思うのも知っているが、ララちゃんがどうでも良いというわけではないだろ?」

「・・・・・・あぁ、そうだよ。2人とも怪我して欲しくはねえ」

「そして、無論クラスメートである籾岡達の被害ってのも好ましくないし、お前は女の子に傷ついてほしくないと思っている。違うか?」

 

「・・・違わない」

 

「はははッ!最高だよリト!それでこそ俺の親友だ。

 

 

さぁて!リト!レンくん!男ならやることはわかるな!彼女らを連れて逃げること!俺は時間を稼ぐ!!」

「は、はぁ!?何いって・・・」

「君、正気か?」

 

レンくんが怪訝な顔をする。

レンくんも敵の正体を察したらしい。

 

レンくんの耳に近づくと一言いう

「このMSの力はこういうイレギュラー用の力だ。

レンくん、君は強い男になろうとしたんだろう?

リトは確かに戦闘能力はないが、志は強い男だ。

 

だから、君とリトの2人で守れるはずだ。

 

女の子を守れずしてなんと男と言おうか・・・やれるな?」

 

「・・・死ぬなよ」

「はっ・・・任せておけ」

 

そういうと2人は格好良くも女性陣を避難させていた。

 

「おいおい、ただの地球人が何をできるって??」

スーツの1人がそう述べる。

 

「・・・そうだな。

 

お前らという巨悪を倒すこと。

 

クラスメートの女子達、勇気ある男、そして俺の親友を守るために戦うこと、かな。

 

エールストライク!アーマードスタンバイ!!」

 

初手からAQM/E-X01エールストライカーを纏わせるとエールで加速しビームサーベルを展開する。

 

敵はいつも通り異能召喚空間を展開。

 

数多な機械獣が襲ってくる。

 

「舐めてくれるなよ!この機体ならばオールマイティだ!!」

スラスターを噴き跳躍。飛行しながらイーゲルシュテルンを撃ちながら攻撃を回避すると57mmビームライフルを的確に撃ち込んでいく。

ミサイル攻撃が襲うが砂漠戦のキラを参考に変態機動で回避、盾でミサイルをパリィさせて誘爆など暴れていく。

 

「なっ・・・なんだお前は!!」

「俺は猿山ケンイチ!友人達のために戦う者だ!!」

 

こんなキャラではないと、そんなことは百も承知!!

それでも誰も失わないと決めたからこそッ!!

 

「お前ら地球人なんかに・・・!!」

「覚悟しろ宇宙人!!

 

地球人を舐めるなよッ!!!!!」

そのまま敵に突撃し、ビームサーベルを突き立てる。

 

「っ・・・!貴様」

 

「リト達に手を出そうとしたんだ。

・・・それくらいの覚悟はあるだろう?」

 

シールドで爆風を軽減すると異能召喚空間が消える。

 

 

夕陽に照らされながらも、自分はMSの変身を解除した。

 

「・・・作戦完了、これより帰投する・・・なんてな」

 

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